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2014/10/11

点と点が線になる・井沢元彦さんの歴史本を読んだ

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『点と点が線になる 日本史集中講義/井沢元彦著(祥伝社黄金文庫)』を読みました。
色々な本との併読でしたが、気分転換的に合間合間に読めました。

著者の井沢さんが何度も言っているのは、歴史を「点」で考える学者・専門家が多すぎるというか、そういう人ばかりで、この本の副題となっている「線になる」考察が足らないということでした。

秀吉の朝鮮出兵についても、世界史をみればその理由がわかってくる、と言っています。
戦乱の時代を終わらせるには、強力な軍隊が必要だが、優れた軍事指導者、英雄がいないと乱世は収まりがつかない。
でも、その英雄の活動によって乱世が終焉をむかえると、戦争が仕事の武士の仕事がなくなってしまう、失業状態から解決を図ろうとすると、・・他国を侵略して仕事をつくるのだ、だから出兵という方法に出た、という考えができるのだというのです。

こんな調子で徳川の長い時代をいろいろと考察しているのですが、これは面白く読めました。
この部分がかなりのページを割いて力が入っていた部分でしたが、ちょっと読んでみようという方にはおすすめの項目です。

またラスト、近現代史のところでは、かつて教科書に当然のように書かれていた朝鮮戦争のきっかけのとろが、日本のある歴史学者(この本には名前も載っている)ひとりのせいで、大きな過ちが50年も続いていたことが書かれていました。・・最近では、朝〇新聞が同様のことをして顰蹙を買いました。

南京大虐殺という事象についても、事実と歴史的証拠から考察を進めていて、なんでこんなことに今なっているのか、と強く感じました。

また、米国との関係では、ペリー来航の前段があったこと、そのときの日本の対応で強気に出た米国は、いまだに日本に対しての出方がその頃と同じで強く出ると怖じ気づく日本という感覚は変わっていないのだ、ということも書かれていました。

東京大空襲や広島、長崎の原爆投下などについても冷静に検証しています。
私が上記のことを言ったり、書いたりするとものすごい反応をして私にくってかかる人が今までにあまりにも多かったので、ここでは書くのをやめておきますが、史実を事実として冷静に検証することが大事だ、とだけ書いておきます。

息抜き的に読もうとした本でしたが、力のこもった本でした。
私としては、“とてもおすすめ”したいものでした(゚ー゚*)。oO


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