日本酒は新時代にあるらしい(゚ー゚*)。oO
『めざせ!日本酒の達人 -新時代の味と出会う- /山同敦子著(ちくま新書)』を読みました。
あまり日本酒に対しての知識もなく、ただ時々飲む機会があったり、居酒屋でこの寒い季節、燗酒をちびりちびりと“オトナ”の飲み方をする達人のような先輩を羨ましく思ったりしていた私、思わずこの本を手に取り、ちょっと楽しみながら勉強してみようかと読み始めたわけです。
「本醸造」や「生もと(※もとの字は機種依存文字のためひらがなです)」「山廃」「吟醸」「大吟醸」「純米」「純米吟醸」など、お酒のラベルに書かれている言葉自体は見知っていましたが、どういうものなのかは、はっきり言うとほとんどわかっていなかったと、あらためて勉強させてもらいました。
著者はそれらのお酒の作り方から、さらに一般的にどの種類のお酒が「淡麗」→「濃醇」の“味わい”のどの位置に属するのか、また「華やか」→「穏やか」の“香り”のどの位置に属するのか、などをとてもわかりやすく書いていて、今まで以上にお酒に興味を持つことになりました。
この本の副題にあるように、日本酒は新時代を迎えているようで、今や“甘口”がトレンドとなっているというのも、やや意外で、逆にとても興味を持ちました。
デザートワインのように甘くて、シェリーのようなお酒も女性に人気があるとのことで、アイスクリームにかけても美味しいという・・驚きのお酒の紹介もありました。
お酒の糖度と香りの感じ方、表現の仕方なども書かれていて、それを読んでいるだけでお酒が飲みたくなりました(*^_^*)
また、海に近い土地の酒は、やはり魚介類とあわせてみると美味しいとか、料理によって軽快なものから、どっしりとしたお酒まで、どうあわせていくか、など、読んでいるだけで・・ああその組み合わせは美味しいだろうな・・(*´▽`)と、うっとりしてしまいます。
著者が力説しているように、今や日本酒はブームになりつつあるのかもしれません。
この本には、日本中の“気鋭の造り手”とその人達の最も自分らしい酒の紹介、さらに著者からのコメントも添えられていて、ガイドブック的にも使えるようになっています。
さて、私も季節や料理、そしてその日の気分にあわせてお酒を選ぶ“オトナ”を目指して品揃えのよい酒屋さん、または居酒屋に出向いてみようかと(゚ー゚*)。oO思っているところです。
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