今年も先生の個展へ
このブログで度々ご紹介している私の中学時代の担任で美術の先生。
今年も個展を横芝光町で開催するとのお葉書をいただいて、土曜午前、日曜早朝から深夜まで仕事があったのですが、合間を縫って土曜日の午後に出掛けました。
久しぶりにお目にかかって一昨年の大病からだいぶよくなられた先生の笑顔にほっとしました。
先生が聞きたいとおっしゃっていた「哀愁の街に霧が降る」という1956年のヒット曲のCD化盤を手渡し、喜ばれる表情にとてもうれしくなりました。
「笑虎」というギャラリーは長屋門を利用した日本家屋を移築して営まれているちょっと変わったところですが、とても風情があって毎年行くのが楽しみです。ここを建てた大工の棟梁がハーモニカ上手で、過去の先生の個展開催中に棟梁のハーモニカライブが開かれたこともありました。
さて、今回の先生の作品。
「水すまし」というタイトルの愉快で不思議な作品。
落ちていた木の根っこでしょうか、それを着色し、「ぼくの心臓」と題したおもしろ作品。
もともと笑虎にあった器展示用のガラスを組み込んだ素晴らしい展示台に乗った焼物作品。器を下から見たところも鑑賞できるのです。面白い!
薬局から貰ってきた元々は薬が入っていたという器に着色したものを用いたこの楽しい作品も心なごみました。
先生は洋品店からもらってきた古いマネキンまで作品にして、その過程もお話してくれて、楽しい時間を過せました。
こちらは先生にも申し上げたのですが、今までにない作風で、先生も「おもしろかったので、今後もこういうものを描くかもしれない」と、おっしゃっていました。
そしてこちらは喫茶室のある方の部屋に展示されていた作品。
ムードがあります。
先生の好きなジャズのライブ風景を描いた作品も多数でした。
これも雰囲気ある作品。気にいりました。
赤と黒を背景にしたこちらもあまり今までにない作品でした。カッコイイです。
こちらは130号はある大作。喫茶室内に展示され、室内の照明ともマッチしていました。
来年は30回目、30年という記念の年になるので、私も何かお役に立ちたいと思っています。
ギャラリーをあとにして、翌日の早朝からの仕事にモードを切り替え、無事日曜深夜にその仕事も終え、帰宅後はバタンと倒れ、眠りに落ち・・やっと今先生のことを書いたところです。
【Now Playing】 Old Folks / Per Danielsson Trio ( Jazz )
« 日本酒は新時代にあるらしい(゚ー゚*)。oO | トップページ | 【簡単・3分宝塚講座 Vol.27(宝塚は見てみたいものの、いつ見ればいいの?!)】 »
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 「日本人と日本文化/対談:司馬遼太郎_ドナルド・キーン」を読みました。(2024.10.17)
- 「物情騒然。人生は五十一から/小林信彦」を読みました。(2024.09.13)
- 2024九月会展@画廊ジュライ(2024.09.10)
- 「本はこれから/池澤夏樹・編」を読みました。(2024.09.05)
- 俳句を詠んでみる_0189【 夏の日 快癒願う みみずく 見つけ 】(2024.08.11)
「様々な交流」カテゴリの記事
- 俳句を詠んでみる_0257【 秋の日の床屋 三っつの浮説 聞く 】(2024.10.20)
- 「大人の達人/村松友視」を読みました。(2024.09.28)
- 俳句を詠んでみる_0233【 秋の宵 安否の電話 待ち遠し 】(2024.09.24)
- 俳句を詠んでみる_0223【 秋暑し 喫茶ブーケで一休み 】(2024.09.14)
- 2024九月会展@画廊ジュライ(2024.09.10)
コメント
« 日本酒は新時代にあるらしい(゚ー゚*)。oO | トップページ | 【簡単・3分宝塚講座 Vol.27(宝塚は見てみたいものの、いつ見ればいいの?!)】 »
みいさん、コメントありがとうございます(*^_^*)
ほんとうに近くだったら先生の楽しい作品をお見せできたのに、と思います。
自分が先生と同じ歳になったときに、こんな感性でものを見つめたり、意欲をもって何か自分を表現するようなことができるのか、とも思いました。
毎年、ここで先生の作品に出会うと心あらたにして、また来年の開催までがんばろうと思うのです。
投稿: はっP | 2014/12/16 21:50
こんばんは
いつ拝見させていただいても素敵な作品ばかりですね。
何度も鑑賞させていただきました^^。
近くだとすぐ観に行くんだけどなあ(笑)
先生の感性の豊かさ若さにびっくりです。
体調良くなられたようでよかったです^^。
今回も楽しくて素敵な作品の紹介ありがとうございました!
はっPさんもお忙しいでしょうけれどお体大切に!
投稿: みい | 2014/12/15 19:31