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2015/01/31

北翔さんの「風の次郎吉」、花組は熱く燃えていた

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日本青年館で行われていた専科の北翔海莉(ほくしょう・かいり)さん率いる花組東京特別公演『風の次郎吉 -大江戸夜飛翔 OH! Edo Night Show-』、すでに千秋楽も終えていますが、観劇できたのでその感想を書いてみます。

時代劇って、テレビドラマなどではその番組は激減し、衰退の一途という感じがしますが、宝塚ではそんなこと全く無し!(*゚▽゚)ノ
専科の北翔海莉さん率いる花組の精鋭メンバーが炸裂しました、というか全員大爆発で楽しい舞台を繰り広げていました。

全曲ロックでドライブしながら時代劇が何の違和感もなく、そして座長の北翔さんはどんどん若返るかのようなキラキラした主役、鼠小僧次郎吉を務めました。
アップテンポのロックにのせて全員で踊るシーンは圧巻!会場内は興奮のるつぼ、拍手の音があまりに大きくて耳が痛くなるくらい(#^.^#)の盛り上がりようでした。

一番感じたことは、冒頭、仙名彩世(せんな・あやせ)さん演じる「手妻の幸」が手品で次から次へと箱の中から綺麗な布を出して喝采を受けるところがあったのですが、その手品の如く仙名さんの潜在していた魅力が、先にも書きましたが大爆発っ!!'(*゚▽゚*)'
歌える、泣かせる、笑わせる、アクションシーンもOK、という、ただただ感心するばかりの舞台でした。

そして、「目明かしのあやめ」を演じた桜咲彩花(おうさき・あやか)さんも男勝りの目明かし姿、そして鳶の次郎吉(役:北翔海莉)に恋心を抱く“乙女”な様子、時に可愛らしい女の子になって、これまた魅力大爆発(*^^*)、娘役主演的な立場を務めた仙名さん、桜咲さんには脱帽の名演技に大拍手です。

さらに北翔さんと並び、準主演ともいえる「遠山金四郎景元」を演じた瀬戸かずや(せと・かずや)さんも、実にカッコイイ金さんを、舞台上の娘役達のあこがれの男として、そして客席の女性達の“ハートマーク”視線の行き先として光り輝いて表現していました。
ここでも潜在していた瀬戸さんの男役としての“色気”があふれんばかりで、私もうっとりでした。


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今回は私も長い宝塚観劇で初の経験でしたが、出演者全員が光り輝いて、持ち味を出し、全員が全員主役級に引けを取らないくらいの個性と魅力を発揮していたと思います。

専科・夏美よう(なつみ・よう)さんの次郎吉育ての親の、渋く深い名演、紫峰七海(しほう・ななみ)さんの舞台全体を見渡す落ち着いた演技と憎いほどの悪役ぶり、郭に売られながらも希望を捨てない花咲を演じた花野じゅりあ(はなの・じゅりあ)さんの久しぶりの女っぽい円熟の演技、男勝りの堀田けいを演じた華耀きらり(かよう・きらり)さんの生真面目で愉快で、そして瀬戸さん演ずる金さんに一目惚れしてしまった瞬間からの演技に会場全員が“大受け”'(*゚▽゚*)'、お客さん全員が華耀さんに“持って行かれ”た瞬間には「こんな楽しい瞬間が宝塚にあるんだ」とあらためて感じました。

書き切れないけど、悪役・石川一馬を演じた鳳真由(おおとり・まゆ)さんも実に上手い、悪役の“決めぜりふ”「おぬしも悪・・」と言い始めた瞬間に観客全員は先に頭の中でそのせりふを思い浮かべ、もう大笑い・・(#^.^#)客席と舞台が一体になって物語は進められました。

お琴の師匠・鞠花ゆめ(まりか・ゆめ)さんも絶妙の間で観客の視線を一身に浴び、お調子者の三助・天真みちる(てんま・みちる)さんも鼠小僧に化けて、そのドジぶりに観客も沸き、かぐ庵のみやを演じた華雅りりか(かが・りりか)さんもおもしろシーン満載でした。

そして花組の超イケメン男役コンビ、水美舞斗(みなみ・まいと)さんと、柚香光(ゆずか・れい)さんは、優しい心根の誠実な男と、惚れた女のためには人をも殺める“キレる”黒っぽい役という対照的な役で花組の豪華な男役陣の素晴らしい演技と舞台所作を見せてくれて、もう最高!( ´ ▽ ` )ノ

もう一人、私イチ押しの若手男役・綺城ひか理(あやき・ひかり※千葉市出身)さんも、次郎吉の父(夏美よう)の容態を心配しながら、町の人たちと共に生き生きとした人びとの様子を描いて、もちろん皆で歌とダンスも楽しませてくれて・・、ようするに今回の舞台は全員が輝いているという特異なものでした。

皆さんの表情も、全員が輝いているという素敵な舞台で、感激しました。

笑って、悪に怒って、愉快なエピソードに舞台と観客が一緒に盛り上がって、そしてラスト近辺、仙名彩世さんの過去の出来事での憎しみと、そして亡き父への思い、初めて知った真実に崩れ落ち、泣き濡れるシーンでは観客席は涙の洪水・・、私もオペラグラスの目をあてる部分に涙がたまる・・(^^;)という経験を久しぶりにしました。

スクリーン上に投影される映像の斬新さ、そして休憩時間までもスクリーンを使ったお客様へのサービスなど、様々な面でも今回の公演は光りました。

脚本・演出、スタッフが良いのはもちろんでしょうが、何と言っても専科からの主演・北翔海莉さんの舞台に対する真摯で情熱を持った姿勢、さらに組子全員に対する愛情が、日頃割と“おっとり”している花組をロックンロールな情熱のほとばしるメンバーに仕立て上げたのではないかと本当に私は思いました。
この北翔さんが星組トップスターになると、星組生達はまたひとつ演者としての大きなものを貰えるのではないか、と期待も膨らみました。

100点満点の“1000点”!☆!☆
素晴らしい舞台でした。


【Now Playing】 Sweet And Lovely / The Gerry Mulligan Sextet ( Jazz )

【ビートルズひとり雑談・第十四談 ビートルズ来日直前「少年サンデーのソノシート販売リストにビートルズの曲が・・」 】

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何回かご紹介したビートルズ来日直前の少年サンデーの記事でしたが、今回は同じ号に載っていた、たぶんソノシートの販売リストです。通信販売ではないでしょうか。
ビートルズナンバーも多く見られます。
たぶんインストゥルメンタルが入っていたのではないかと推測しますが、著作権関係などはクリアされていなかったのかも。

ヘルプ、恋を抱きしめよう、アイ・フィール・ファイン、ヤアヤアヤア、プリーズ・ミスター・ポストマン、ツイスト・アンド・シャウト、シー・ラブズ・ユー、抱きしめたい、プリーズ・プリーズ・ミー、ロックンロール・ミュージック、ノー・リプライ、恋する二人などのビートルズ曲が見受けられます。

今でもほぼ毎日ビートルズの曲を聞いている私からすると上記の曲目を見ても時代感がわかないのですが、他の曲を見てみると時代がしのばれます。

涙の太陽、涙くんさよなら、夢みるシャンソン人形、愛なき世界!'(*゚▽゚*)'、007ゴールドフィンガー、シャレード、ハイそれまでよ、アカシアの雨がやむとき、宇宙少年ソラン、オバケのQ太郎、遊星少年パピイ、・・・こりゃすごいラインナップです(*^^*)

オリジナルが入っていたものもあったのでしょうか。
今見てみると、とても興味深いのですが、誰かこの頃買っていた人いないかなぁ(#^.^#)、でも買っていたとすると・・今お幾つくらいの方でしょうか。
ご自身で購入していたとすると、60代後半から70代にかけてくらいの年齢にあたると思われます。
見ているとみんな欲しくなるんですけど!f(^^;


【Now Playing】 In Your Arms / Kina Grannis ( Pops )

2015/01/27

宝塚歌劇・宙組東京公演『白夜の誓い -グスタフⅢ世、誇り高き王の戦い-(ミュージカル) /PHOENIX宝塚!! -蘇る愛-(グランド・ショー)』二回目の観劇について感想を。

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宙組トップスター・凰稀かなめ(おうき・かなめ)さんのサヨナラ公演、今回二回目の観劇をしましたので、その感想を書いてみます。前回よりは自分が素直に感じたことを中心に書いてみたいと思います。・・だいじょうぶかな、言い過ぎないように注意せねば(^_^)

ミュージカル・白夜の誓いは、前回が75点くらいだとすると95点くらいにがっしりと作り込まれてきた印象でした。トップ・凰稀さんはグスタフⅢ世をより内面的な部分を深く掘り下げてきたと感じました。それは鬼気迫るくらいの迫力でした。もちろん凰稀さんらしく、静かにクールに燃えている感じ。
それと、マントを羽織ったら凰稀さんにかなう“さばき”を見せる男役はいないでしょうね、いやこれはカッコイイ!!(*゚▽゚)ノ

それに続くように緒月遠麻(おづき・とおま)さんの元帥・アンカーストレム、圧政に苦しむ農夫であり、山賊でもあるニルスを演じた七海ひろき(ななみ・ひろき)さん、お二人は前回よりも力強く、演技にも重みと迫力が増し、相乗効果で組子全員がこの作品を全力で磨き上げている印象でした。
がっしりと骨組みをした作品に仕上がってきたと思います。

凰稀さんとトップコンビを組む娘役の実咲凜音(みさき・りおん)さんは、今回の舞台では今までにない演じ方をしていると思います。
今までの実咲さんの演じ方というのは、花組にいて、壮一帆(そう・かずほ)さんや愛音羽麗(あいね・はれい)さんと組んだ頃などからそうでしたが、台本を読み、演じてみて、その役の像を作り上げた上でその像に入り込むような印象でした。
つまり、役を自分の個性の側に持ってきて、自分らしい魅力を発揮するのでなく、作り上げた役の像に自分から入っていくので、その都度、公演ごとに別人のようなキャラクターを生み出していました。
それがまた実咲さんの演技の魅力であると私は感じていましたが、今回は、舞台上で役に成りきったときの実咲さん自身の感情を大切に、一気に自分の元々ある個性を役のソフィアに乗せたという印象です。
だから、今までの実咲さんとは異なる部分での、割と感情が客席に直接伝わってくる感じでした。


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しかも、凰稀さんからは最近発売された宙組本でも書かれていましたが、実咲さんに対して「ついてきてほしい」ではなく、常に「一緒に並んでほしい」という、学年差も経験値の差も有る中で非常に厳しいリクエストをしてきたようで、今回の実咲さんの張り詰めた舞台の様子は、見ているこちらの心臓が張り裂けそうなくらいの緊張感が漂っていました。
これも今後トップ娘役を続けるための勉強、試練かもしれません。
千秋楽までその緊張の糸を張り詰めるのは大変だと思いますが、ラストまで頑張ってほしいです。

打って変わって、娘役二番手と言ってもいい存在の怜美うらら(れいみ・うらら)さんは、凰稀さんのグスタフⅢ世が「最も愛した人」と自ら妃である実咲ソフィアに告げてしまうほどの美しい未亡人を悠々と演じていて、本妻よりも主役凰稀さんに気にいられているのではないか、と舞台上の役と現実が私の頭の中で“一緒くた”になり、実咲さん、たいへんだったなぁと個人的に感じてしまうのですが・・・(凰稀さん、ほんとうは怜美さんと組みたかったのではないのか・・ロバート・キャパで組んだ頃は非常に二人の息が合っているように見えたし・・)、ええいっ、そんなこと考えちゃいかん!!(。>д<)私らしくないっ!

以上、書いてきましたように、ミュージカル・白夜の誓いは、完成形に近づいています。
そして、実咲さんのソフィアがロシアのエカテリーナ(役:純矢ちとせ/じゅんや・ちとせ)と互いの立場について舞台上二人で語る部分には客席のあちこちで泣いている人が・・素晴らしい演技でした。

ショーについては、実咲さんは極度の100%緊張状態から一部開放され、次期トップスターであり、相手役である朝夏まなと(あさか・まなと)さんとも組むシーンがあったりして、ちょっと慎重に、そしてちょっとリラックスして華やかに舞台を駆けめぐりました。

凰稀さんも緒月さんも、そして卒業が決まっている風羽玲亜(かざはね・れいあ)さんも大きくフィーチャリングされ、素晴らしい舞台を見せてくれました。
ミュージカルも満点でしたが、今回、ショーも満点でした(#^.^#)
あんまりいいと、・・泣いちゃうんだよねぇ(T_T)・・宙組の皆さん、ありがとうございます!宙組らしいスピーディーで華麗で、スケールの大きな、良い舞台でした。

まだ、この公演については観劇できるチャンスがありそうなので、今回のように一部個人的感情を露わにせず、次回は冷静にまた観劇記を書いてみたいと思います。


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写真は、次回新トップコンビとなる朝夏まなとさんと、実咲凜音さんのお披露目公演『TOP HAT』のチラシです。
愛し合う大人のトップコンビの予感がいたします。実咲さんもニコニコしていて、それがうれしいっ(゚ー゚*)。oO


【Now Playing】 ニュース / NHK ( AMラジオ )

ピース・又吉さんの「火花」を読みました

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文芸雑誌「文学界」に掲載され、話題を呼んだお笑いのピース・又吉直樹さん著作の「火花」を読んでみました。
文芸誌の「文学界」自体が1万冊売れるとたいへんなヒットらしいのですが、今回は又吉さんの力作が読めるということで増刷を重ね、何と4万部を売った(・・まだ売っている最中・・(#^.^#))とのこと。すごい。

実際に読み始めて、芸能人の著作という意識はすぐに消えました。純粋に小説を楽しむことができます。いつもの読書と全く変わらず。
以前から、又吉さんの本に関するラジオ番組を聞いたり、又吉さんの本に関する著作も読み親しんでいましたので、素直な気持ちで読みましたよ。

なかなか売れない漫才コンビの一人が、別の年長の漫才コンビの一人と花火大会の中での営業中に知り合うところから物語りが始まります。
主人公・徳永は、その花火大会で知り合った、漫才業界では先輩格の神谷さんの笑いに対する“尖った”思想というか、「漫才感」に心奪われ、いきなり弟子にしてください、とお願い、即座に了承されて、当初は関西と関東に分かれてはいるものの、メールや電話などで師弟関係を徐々にというか、奇妙に築き上げていきます。

やがて、その師匠は関西では“にっちもさっちも”いかず、東京に出て来て、二人の関係は互いに相方というものが存在するものの、どんどん「密」な、そして「濃厚」な関係に進展していきます。

公園のベンチで二人が語っていると、そこに泣いている赤ちゃんとお母さんがいて、それをあやすのに、赤ちゃんに対して“ネタ”を次から次へと繰り出して無反応・・そんな変な状況をつくりだす先輩・師匠にもあれこれ言いながらついて行く主人公・徳永。

二人の関係、そして「笑い」に対する感じ方、考え方は、同じ漫才の世界に過す仲間や後輩とも世界観が異なり、どんどん特殊化・異端化する師匠と、そこまで突き詰められず、ある程度の妥協により、何とか食っていくことだけは出来るようになる主人公。

先輩の彼女と互いの相方も加わって、人生の悲哀、そして「漫才」「笑い」というものを少年時代から仕事にしたいと考えてはいたものの、その「笑い」が永久の課題となり、“謎”となり、“足かせ”となり、人生の底に落ちていく二人。その落ち方も二人それぞれに違う世界へ・・。

おもしろかったです。正直な感想。
芸能人の著作という意識はすぐに消えた、と書きましたが、又吉さん独自の笑いに対する考え方の表現は独特のもの。
頭の中でその独特な表現をぐるぐると回転させながら私も考え、又吉さんの意識の時空をさまようように浮遊し、楽しむこともできました。

又吉ファンでなくとも、楽しめる小説であると感じました。
あとは“好き嫌い”だけですね(*^^*)


【Now Playing】 ラジオ深夜便・レシートは幸福(しあわせ)な人生への招待状 / 平林亮子・公認会計士 ( NHK-AM )

2015/01/25

ビートルズ草創期から解散後まで、語り明かしている本、読みました。

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『ビートルズの真実 The True Story of The Beatles /里中哲彦・遠山修司著(中公文庫) 』を読みました。
573ページに渡る大長編でした。

とにかくビートルズの四人(・・ピート・ベストを含めると五人?)の生まれたところから、家族、親類も含め、彼等に関わった周囲の人達についても、実際にお話を聞きに行ったりしてかなり詳しく当時の様子を再現するかの如く書かれていました。
メンバーそれぞれの生い立ちと家庭環境や家族・生活の状況、ジョンがつくったビートルズの前身バンド、クオリーメンのその時分の様子や、ハンブルクでの下積み時代など、実際に周囲にいた人がどう関わっていたのか、心情を含め、まるで見て来たように書かれているので、驚いてしまいます。

読んでいると、なるほどそうだったのか、・・と思わず頷いてしまうのですが、でもメチャメチャ詳しく説明する遠山さんは1970年生まれ、ビートルズの解散時に生まれているのです。
どうしてこんなに確信を持って語れるのか・・と読み始めてすぐに思ったのですが、290ページまで使って、やっとビートルズをメジャー・デビューに導いたマネージャーとなる、ブライアン・エプスタインが現われるのです。
300ページ近くまで来て、まだレコード・デビューまでたどり着きません。
ここまで読むのは、メンバーの家族も含めた人間関係やいろいろな“もめごと”などについて語られ、いささか疲れました。だってビートルズの音楽の話題そのものにはあまりふれてこないので、興味が尽きそうになったのです。
著者にとっては、前半の部分が著者自らが当時の関係者に接触し、実際に過去を語ってもらい、知り合いになり、一番思い入れが強い部分なので、聞き取ってきたことをまとめていく段階で、見て来たような記述になったのではないでしょうか。

ブライアン・エプスタインがマネージャーとなり、次々と手を打ち、やがてパーロフォンと契約し、プロデューサーのジョージ・マーチンと出会ってからは一気に売れっ子になり、夢のような展開、そして全米制覇、さらにツアーの中止からレコーディングに音楽的活路を見いだす部分までは怒濤の展開で進められていました。
むしろこっちの方が私としては読みたかったのですが、たぶん、下積み時代のビートルズとそれに関連する人についてがこの本の一番得意とする分野なのだと思います。

四人の人物像についても語られていますが、特にオノ・ヨーコが現われてからのジョンについては、かなりひどい人という印象で書かれているように感じましたし、ヨーコについても、ジョンが一方的に惚れたのではなく、奥さんのいるジョン宅に手紙を出し続け、「会わなければ死んでしまう」などと、妙な作戦に出たり、わざと会ってくれたときに指輪などを忘れて、もう一度会えるきっかけを作ったりして、ヨーコはとんだ“くわせもの”だと決めつけてもいます。

でも、私が思うに、人が人に惚れたときにはいくらヨーコが年上だとはいえ、それはそれ、子供じみたことをすることもあると思います。時分の胸に手をあててみても、そうは考えられないのかな、とも思いました。
ジョンにしても、下積み時代に喉から手が出るほど欲しかった富と名声、その他考えられるもの全てを手に入れたのに、「そこには何も無かった」・・そんな時に出会ったある意味、人生を方向付けてくれそうな女性に特別な感情を抱くのは不思議ではないと思います。

おまけに、・・「ヨーコは、ジョンに対しては家庭生活上の影響としては良いものがあったのかもしれないが、音楽的には何一つ良い影響を与えなかった。ビートルズ解散後はジョンはシャウトする曲を歌わなくなった。」とも書かれています。

そんな単純なものではないと思うんだけどなぁ。それにヨーコがいなかったら、ジョンは解散後の70年代前半くらいに飲んだくれて、またはドラッグに溺れて、そして悪い友人達にそそのかされ、騙されて、野垂れ死んでいたのではないかと、私は思いますよ。

ヨーコ抜きで、かつてのビートルズ前半のようなシャウトする曲を作ったり、歌ったり、また著者はジョンの解散後の曲は暗いものばかりであまり聞きたくないということも書いていますが、明るい曲を書く理由が無ければジョンだってそんな曲書くわけがないと思うんだよね。

イマジンはほとんどヨーコの影響で書かれたもので(ま、そうかもしれないよ・・)、「所有(財産)の無い世界を想像してごらん」などと言っておきながら、自分は邸宅や財産をいくつも所有している、矛盾してるじゃないかとも書かれていました。
曲は「作品」であって、ジョンやヨーコの発想を発表しているもので、実生活や自己の信念の発表の場ではないし、そうしろというのであれば、それは子供じみていると私は思いました。

最後までジョンのビートルズ解散後の作品やヨーコについては、ほとんど良いことが書かれていませんでした。
でも、あの残された作品は、やはりジョンそのものであり、ジョンの生き方であり、歴史だから・・もうちょっと書き方があるとも思いました。

ジョージについても、解散後に一番の大活躍をしたにも関わらず、“女ぐせ”が悪く、人間的に問題があるような書きっぷりで、作品についてもあまり評価されていない印象でした。ちょっと可哀想な気もしました。
だって、仮にここに書かれていることの70パーセントが真実であったとしても、ジョージはビートルズ時代にはジョンとポールのあまたある名作の手伝いを、ギタリストとして我慢して我慢して務め(どんな人でもそういう気持ちになると思いますよ)、自分の作品にバンドとして取り組んでもらえる機会がものすごく少なかったわけです。
複雑な精神状況になるのは当然ではないかと思います。

ビートルズの周囲の人については、人生の機微などを含め理解ある記述になっていて、人情味ある良書であると感じました。でもビートルズ達・本人については厳しさが目立ったというのが私の読後の感想です。

ただ、この本に書かれていることは、様々な本を読んでもなかなかここまで語られていることは少なく、ビートルズ四人のバンドの歴史の中での雰囲気はかなり伝わってくるものだと思います。
初歩的・基本的なビートルズの知識が既にある人には面白く、知識・資料的な側面からも面白いものだと思います。
書店で見かけたら、ビートルズ・ファンのあなた、手に取ってみてください。
ただし、どんな本でも“鵜呑み”にして読んではいけませんよ。(^_^)


【Now Playing】 オトナのJAZZ TIME / 島崎保彦・阿里耶 ( ラジオ日本 )

2015/01/20

【ビートルズひとり雑談・第十三談 ビートルズ来日直前「少年サンデー」の特集記事・意外にキチンと書かれているビートルズデビューまでの様子 】

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この記事ではブライアン・エプスタインがレコード店にビートルズのレコードについて問い合わせがあるのに、そのグループを知らず、自らビートルズを見に行って、マネージャーになろうとするところ、であるとか、

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ここでは“EMIレコード部長”と肩書きが書かれているプロデューサーのジョージ・マーチンがビートルズをテストし、ドラムについて“足りない”と発言し、三人がリンゴの姿を思い浮かべた・・などと、当時はたぶん子供ばかりが見ていたのではないかと思われる少年サンデーの記事にしては、前にも書きましたが、かなり力が入っている記事になっていると感じました。

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前回ブログのビートルズへのアンケート記事の一部にも写っていたのですが、そのドラムセットに座り、ジョン、ポール、ジョージと一緒にいるのは説明ではブライアン・エプスタインであると書かれていますが、これは・・1964年のツアー中にリンゴが病気で出演出来ず、オランダとオーストラリアでリンゴの代役を務めた、ドラムのジミー・ニコルではないかと思われます。
ということで、(^^;)実に貴重な写真まで掲載されていたのでした。

侮れない当時の少年マンガ雑誌、三回目のご紹介でした。

次回は、まだ少年サンデーの切り抜きもあるし、その他昔の新聞や雑誌の切り抜きもファイルされていたので、その時の気分でf(^^;何かしらご紹介したいと思います。
それではまた(^_^)/~~


【Now Playing】 Octopus's Garden / The Beatles ( Rock )

2015/01/19

宝塚歌劇・花組東京国際フォーラム公演『 ミュージカル・Ernest in Love (アーネスト・イン・ラブ)』を見て来ました。

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表題の花組東京国際フォーラム公演を観てまいりました。
この公演は、花組の新トップ娘役が花乃まりあ(かの・まりあ)さんに決まり、いよいよ明日海りお(あすみ・りお)さんとの新トップコンビの東京お披露目となるものです。

原作はオスカー・ワイルド、イギリス貴族の厳格そうで、でもその窮屈さからその身を解き放ち、“いつわり、架空”のもう一人の自分を作り、なりすまし、そこで出会った女性との面白可笑しい恋の物語です。
そこに加わる主人公アーネスト(役:明日海りお)の出生の秘密が、また物語を愉快に感動的に盛り上げます。

いきなり舞台上、上手奥には、小編成のオーケストラが居て優雅な演奏でこれからの期待を盛り上げる演奏が始まります。
指揮者もダンスさながらの身振りで楽しい雰囲気満点。
開幕の演奏が終わると、オーケストラの周囲には、上部から降りてきたケージが取り囲み、舞台上にオーケストラの素敵な演奏スペースが設えられました。これもいいなぁと思いました。

そして、明日海さんにぴったり、そして現在の花組にもしっくりと来る、優雅でやわらかな歌とダンスが始まり、もう“うっとり”でした。私が最も好きなタイプのミュージカルです。

明日海さんの真面目だが、どこかちょっとゆるい、出生について謎を抱える主人公アーネストのキャラクターは、観客席の皆さんも完全に「まあ、みりおちゃん(明日海さんの愛称)たら、素敵なうえにちょっとおっちょこちょいなのが可愛いわぁ・・」(*^_^*)というような圧倒的“みりお贔屓”の中、華麗に、楽しく、愉快に演技も歌も(歌もとてもよく声が出ていて、しかも伸びが良く、きれいな声質でした)ステージ上に花が咲くように繰り広げられました。

相手娘役の花乃さんも、とても歌が良く、軽々と歌っているのに、よく“通り”、愛らしい部分と、現代娘らしいハキハキとして、はつらつとした部分も魅力的な、いい娘役でした。想像通りの元気で可愛らしい娘役です。
明日海さんにも合っていたと思います。これからが楽しみです。


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そして、準主役となった芹香斗亜(せりか・とあ)さんも、“もりもり”とキュウリのサンドイッチを食べつつ(^^;)、明日海さんと多くの舞台上でのやり取りも力いっぱいの熱演で、ちょっといい加減だけど、恋に落ちたら一直線な憎めない貴族を素敵に演じていました。とても良かったですよ、お世辞は抜きです。

そして星組から組替えで来た娘役の城妃美伶(しろき・みれい)さんは、芹香さんの相手娘役として、実に可愛く、そして元気に、楽しく、表情豊かに、舞台を花乃さんと共に満開の花を咲かせるように演じ、歌っていました。これも文句なしの良さでした。
特に花乃さんとの仲良くなったり、罵り合ったり、よりを戻して協力して明日海さんと芹香さんをとっちめたり、(#^.^#)舞台の愉快な部分での一番の盛り上がりを見せるところでも大活躍で、客席は爆笑に・・。

組長の高翔みず希(たかしょう・みずき)さんの気品があって、ちょっと愉快な舞台進行も花組らしい優雅さが漂い、悠真倫(ゆうま・りん)さんのブラックネル婦人はこの物語の“芯”ともなる大事な役で、実に見事に、重々しい演技と、その中で台詞も間合いも、身振りも、全てが巧みで・・素晴らしかった!'(*゚▽゚*)'

城妃さんの家庭教師役で、独特のキャラクターを持つプリズムを演じた芽吹幸奈(めぶき・ゆきな)さんも、この物語にスパイスを効かせていました。心憎い演技のうまさです。

もう、このミュージカルは最初から最後まで音楽もストーリーも、演技も楽しめる素敵な演目でした。

明日海さんが、一番肝心なところで、名前を間違えたり、過去形で言わねばならないところを現在形で言ってしまい、「そうじゃない」「ちがった」と付け加えながら訂正したりするドタバタもありましたが、もうねぇ、私の周りのお客さまったら、「きょうは良かったわぁ、運がいいのよ、みりおちゃんの台詞間違えに出会えるなんて、“ツイてる”って感じ」f(^^;・・と、全然気にするところもありませんでした。
明日海りおファンは皆、絶対の応援体勢ですね、盤石です(*^^*)

ま、いろいろドタバタもありましたけど、私も明日海・花乃コンビ、そして芹香さん、城妃さんのコンビ、花組のふんわりとやさしく美しいミュージカルに文句はありません(#^.^#)
とにかく、明日海さんというこんな美しい男役がいるのか、という存在に溺れてきました。
花組、大劇場、東京宝塚劇場での本公演トップお披露目がまたものすごく楽しみになりました。花組、いいねぇ!!'(*゚▽゚*)'


【Now Playing】 百年目 / 桂米朝 ( 落語 )

2015/01/18

【ビートルズひとり雑談・第十二談 ビートルズ来日直前「少年サンデー」の特集記事・今度は4人の紹介 】

前回から続きましてビートルズ来日前の少年サンデー記事本文の方のご紹介です。

ここでは、4人それぞれのアンケートに対する回答によってそれぞれの個性が伝えられています。


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ジョンについて見てみると・・・
[好きなこと]は、かわいい子ネコ(ひょっとしてオネエチャンのことかも・・(^_^;))、柔らかいジュウタン、絵をかくこと、となっています。
[性格]のところには、すごく頭がいいいが、ケンカっ早い、とも書かれています。・・当たっているかも(^^;)
[現在の希望]には、長編ですごいミュージカルを書くこと。お金も持ちになって有名になることと書かれていましたが、・・・なっちゃいましたねd(^_^o)

ポールの欄では、
[好きなこと]には、田舎道をバイクで走ること、木にとまった小鳥を見ること(ブラックバード?(゚ー゚*)。oO)そしてバイクから落っこちて、ひざこぞうをすりむくこと、となっています。
[性格]ちゃめっけたっぷりで陽気。ハキハキと行動。となっています。武道館公演中止もハキハキと決めましたっけ・・(^^;)


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ジョージの欄
[性格]無口でいつもひとりっきりでいて、陰気な感じ・・( ̄O ̄;)。めったに笑わない。人見知りなところがある。と書かれていますが、少年誌にこんなにまで書くとは・・(^_^;)
[現在の希望]いかしたギターをデザインして(マジカルのサイケ・ストラト・・d(^_^o))、自分で演奏すること。そして人に親切にしたい。と書かれています。その後のビートルズでもナンバーワンといえる交友関係がその親切の結果かも(*^_^*)

リンゴの欄
[嫌いなもの]にんじん、たまねぎ、ドナルドダック。となっています(^o^)
[現在の希望]身長が176センチになりたい。ほかの三人と同じくらいに。となっていて、おもしろい(#^.^#)※おまけに、リンゴの欄のイラストにはリンゴがにんじんとタマネギを見て「シェー」をしている様子が描かれています。さすが少年サンデー。
そして、来日してほんとにビートルズがヒルトンホテルで「シェー」をしている写真が撮られたりするから何が起こるかわからないf(^^;

四人のキャッチフレーズなど一覧表も付けられていて、マンガ少年向けとは思えない力の入れようですが、あのミュージックライフ誌の星加ルミ子さんも1965年にロンドンのEMIスタジオでビートルズに会った人として紹介されています。
そして、写真には、リンゴからもらったドラム・スティック、ジョンからもらったタバコ、ポールからもらった二シリング硬貨、そしてジョージからもらったピックの写真も載せられています。

いやいや実に面白い記事です。
まだまだありますので、徐々に公開いたしますね。
本日はこれまで!(^_^)


【Now Playing】 In My Life / The Beatles ( Rock )

【ビートルズひとり雑談・第十一談 ビートルズ来日直前「少年サンデー」の特集記事 】

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私がビートルズのレコードを自分で買って聞き始めたときには、もうビートルズは解散していました。
その時点で知っていた曲は、「オブ・ラ・ディ・オ・ブラ・ダ」と「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」、「ヘイ・ジュード」に「レット・イット・ビー」の4曲だけでした。

でも、聞き始めてすぐに“大興奮&夢中”になり、いろいろとビートルズに関する切り抜きなども始めました。
我が家には、小学校近くの文房具屋さんが古本の少年サンデーなどの少年マンガ雑誌を15円で売っていたものを買ったものが何冊も有り、その中にビートルズ来日直前の1966年の少年サンデーもあったのを思い出し、当時あわててその記事を切り抜いて、保存しておりました。
そのファイルを私の部屋にある高い棚で見つけました。

いくつか記事がファイルされておりましたので、順次ご紹介してみたいと思います。

まずはカラーページの記事。表紙を開いてすぐのページであったと記憶します。
ビートルズの放送スタジオのような場所での演奏シーンと、たぶんバハマでくつろぐ4人、また、「ア・ハード・デイズ・ナイト」での4人の演奏シーンの写真が掲載されています。

「世界の若者をシビレさせる“エレキの王者”(^_^;)ビートルズが6月28日、日本にくる!!」と書かれています。実際には台風の影響で29日に来日したんでしたっけ(゚ー゚*)。oO
ビートルズの公演日程も書かれていて、それはもう今見ると逆に興奮いたします'(*゚▽゚*)'


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そして、映画「ヘルプ!」の写真でしょう、4人が戦車の上で手を振っている写真が・・。
「ユナイト映画『ヘルプ』で、戦車にのり、大活躍した、ビートルズ。」とも書かれています。
もちろん私はまだ「ヘルプ」も見ておりませんでしたので、「戦争映画にでも出演したのか」…σ(^_^;)と、思っていたビートルズ・ファン初心者でした。

「協力・ユナイテッド・アーチスト」と、記事の最後に書かれているこのカラー写真のページからは、当時の少年達にもビートルズが興味の対象になっていたのかもしれないということが想像されます。
よくとっておいたなぁと、しみじみ見てしまいましたが、次回はもっと面白い記事がありましたので、それをご紹介いたしますねd(^_^o)


【Now Playing】 ラジオ深夜便 / 世良公則他 ( NHK-AM )

2015/01/16

『宝塚夜話・第二十八夜 < 人それぞれの観劇視点、目から“ウロコ”なんてことも・・ >』

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このブログ、以前は年末に当時の職場の女性二人、そして同業他社のマダムも一緒に「宝塚歌劇の今年」を振り返ったりする企画を一週間に渡って繰り広げたりもいたしました(*^_^*)
これがおもしろく、インターネットラジオのインタビューを受けたときも、その企画があまりにも面白そう(^-^)/☆と、話題のひとつにふれていただきました。

その前年は、同業他社のマダムはまだ加わっておらず、私含め三人でやったのですが、マダムが加わった年は、その年の各演目への感想、採点に独自の視点を感じ、何だか内容に厚みを増したように感じました。

マダムは現在体調不良とのことで、お会いしたいのですが、最近はなかなかお会い出来ず、ご快復の暁にはぜひまた楽しい“ヅカトーク”に花を咲かせたいものですd(^_^o)もちろん、“ヅカトーク”に欠かせないお酒の女神も一緒にね!'(*゚▽゚*)'

そのマダムの当時の各演目への感想を思い起こしてみると、当時も感じていたのですが、マダムのコメントが光っています。
独自の観劇視点にハッとしたこと数度でした。

雪組の当時のトップスター、音月桂(おとづき・けい)さんが「ロミオとジュリエット」でデビューしたあの公演へのコメントで、「音月・ロミオの“繊細さ”が、前年の星組・柚希礼音(ゆずき・れおん)さんのものより出ていて良かった」というのが思い出されます。
トップ娘役も決定せず、世間的には、やや批判的だった雪組・ロミジュリへの感想が前年柚希さんよりも良かったというのは、柚希ファンであるにもかかわらず自分の意見をスパッと切れ込みよく発言されていて、自分の中で真に感じたことを素直に言葉にされているのが「すごいっ」と実は感心というか、尊敬の念まで抱いてしまいました。

「愛のプレリュード・花組」では、「これぞ宝塚というものが、それまでは自分の中で受け入れられなかったが、この作品で宝塚らしい演目に対して素直にいいと言えるようになった」という素晴らしい感想が。真飛聖(まとぶ・せい)さんも、これを聞いたら喜ぶこと間違いないです。
自分の気持ちの中にあったものを素直に表現された上で、新たな感覚でミュージカルを見ることができたことを喜ばれていて、「自分にはこういうことが言えるのか、表現できるだろうか」と、私、反省しきりでした。

「月組・バラの国の王子」では、「“ヅカっぽく”なく、美しい。聡明なベルをまりも(蒼乃夕妃・あおのゆき)さんが見事にはまって演じていた」と、高評価されました。
これも私は軽いショックを受けて聞いていたのです。
あのベルに目を向けるなんて、素人じゃできませんぜ!( ̄O ̄;)
たしかに、あの演目のまりもさんは、いつもとちがう感じでした。そして、優しくて軽やかで、でもしっかりとした意志を感じさせる、実は見どころある役どころだったんですよね、さすがだなぁ、マダムの視点。


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「ONE・月組<ショー>」では、「クラシカルで、しかもポップ、宝塚らしいショー」と、良い評価でした。
私も美しい、良いショーだと感じましたが、当時の月組のショーは他組と比べると圧力が客席に伝わりにくいような印象があって、“クラシカル”だとか“ポップ”で“宝塚らしい”という的確な見方をしている人ってあまりいなかったように思います。
恥ずかしながら、私もなるべく人の意見などに引っ張られないように心がけていても、自分の思ったとおり、ブログ上ではストレートに表現できていない、と、ここでも反省…σ(^_^;)

「星組・ノバ・ボサ・ノバ<ショー>」については、大劇場から東京宝塚劇場、名古屋中日劇場と追いかけたマダム。「最後まで“アツかった”」と絶賛でした。
都合8回観たその情熱は“熱く”、燃え上がると一気に行く姿勢も、上記で繰り広げてきたマダム像がまたひとつ別の面を感じさせて、またもや「やるなぁ」と感心してしまったのでした。

「宙組・美しき生涯」、マダムは、「ゆうひ(大空祐飛・おおぞらゆうひ)さんの真骨頂!牢獄のシーン、良かった」と、宝塚の中での大空さんの存在感にふれるような鋭くも温かいお言葉、私も完全に同感でした。堂々の名作、名演については、観劇した作品同様、堂々の感想でした。

「宙組・ルナロッサ<ショー>」、これが一番マダムの本領発揮のコメントで、私にもお酒の女神の心にも残る印象的なものでした。
「地味だがエキゾチックなショーで◎(※二重丸!!)」そして公演中も何度もマダムの絶賛の言葉を聞きました。
たしかに、このショーは大人を“ゾクッ”とさせる、演出が独特でした。
でも、マダムからのコメントを聞かねばそこに気付かなかったのです。
私とお酒の女神は顔を見合わせ、「やはり独自の見方がすごいっ!」と頷き合ったのでした。

「月組・ダンス・ロマネスク<ショー>」
ここでもマダムは、私共とはちょっと異なるアングルからのコメントでした。
席の関係からか「全体が見渡せず、乗り切れなかった。」という、ようするにフォーメーションなどにも気を配るマニアックで大人な観劇感からくる感想なのでした。
これも私にはなかなかそこまで気が回らない視点でした。
ただ、ただ感心するばかり(^_^;)

「宙組・クラシコ・イタリアーノ」
マダムは、ここでまたズバッとひと言。
「美しき生涯の作り込まれた大空祐飛(おおぞら・ゆうひ)さんの方が良かった。」と。
あの、完成仕切ったような舞台を見てただ「ははぁ~っ!!」と感心していた私にとっても、なるほどそういうふうに見てみると・・と思わせてくれたのです。
ただ、私には大空さんの作品の中では、いったん作り込んで、本番でわざとちょっとゆるい感じにしたのが心憎く、ラストの野々すみ花(のの・すみか)さんとのキュンとするシーンを含めて一番想い出に残る大空作品だったんですけどね・・(*^_^*)

「宙組・ヴァレンチノ」
「満点に限りなく近い。大空祐飛(おおぞら・ゆうひ)さんのユーモラスな演技もできるところ、そして美しさに感心。」と、けっこうメロメロな感じが私を喜ばせてくれましたd(^_^o)
当時、大震災の影響で、本公演後わずか一週間の稽古で本番に臨んだこの公演は、私にも印象に残る名作でした。


「月組・アリスの恋人」
「楽しかった(*^^*)、月組若手に感心した。ヅカファンとして一歩深まったように思う。」との感想。マダムは常に様々な方向から宝塚を感じている印象があります。私も目から鱗が落ちることいったい何回あったでしょうか?!(゚ー゚*)。oO

・・どうでしたでしょうか、今回は過去に私もマダムも観た宝塚の演目の感想について当時を思い起こして振り返ってみました'(*゚▽゚*)'
こうして数年前の様々なミュージカル、ショーを思い返してみると、これまた楽しい(^-^)/☆
まだ早いけど、今年の年末はマダムと女神と私で、ぜひあの年末宝塚座談会を復活させたいと思っています。

というわけで、マダムの一日も早い体調回復をお祈り申し上げて今回の楽しい“振り返り”企画をおひらきにいたします(^_^)/~~


【Now Playing】 Miss You / The Rolling Stones ( Rock )

2015/01/12

久しぶりに落語を聞きに出掛けた

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昨日の日曜日は、妻と珍しく落語を聞きに出掛けました。
といっても、新聞やさんからお客様に格安で落語会を開いてくれるという案内があって、千葉でやるということなので、これなら妻も躊躇せずに行けるということになったのです。

会場は500人くらい入る規模でしたが、ほぼ満員。しかも、60代から70代くらいの人達が90パーセントくらいでしょうか。
50代がちらほらいるかな?、そして40代はたぶんいないだろうというような客席の状況でした。
まあ、若い人が新聞も取らないという事態なので、元々案内が行っていないということもあるのでしょうが、それにしても落語を聞こうという若い人はいないのか、千葉には・・・。


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最初は、千葉大の落研の方が口火を切りましたが、会場の孫を見守るような温かい雰囲気で無事笑いの中に話し切りました。
そして、前座の古今亭今いち・・イマイチ(^_^;)・・大丈夫、内容は“イマイチ”ではありませんでした。

そして春風亭柳好さんの「長屋の花見」は、知っている人も多いのかもしれませんが、見事にわかっちゃいるけど笑わせてくれました。
年寄りだから何でも可笑しいのではなくて、ほんとに私も妻も大笑いさせてもらいました。

中入り後の当日急遽代役で登場した漫才の「宮田陽・昇(みやた/よう・しょう)」というコンビは初めて見たのですが、それがねぇ・・ものすっごく可笑しいんです。
テレビなどに出れば間違いなく爆笑ネタをいくつも持っている感じでしたが、こんな人達が埋もれているのでしょうか、代役にもかかわらず、当日一番の大爆笑をとっていましたd(^_^o)

トリは、桂伸治さん。“まくら”にたっぷりと時間をかけて、客席をくすぐりまくり、温まったところで、ネタに入りました。

私自身は、落語をよくUSENの落語チャンネルで聞いているのですが、妻は久しぶりに落語に接し、けっこうよろこんでくれたので、誘った私もほっとしました。
心があたたかくなったところで、そのまま蕎麦屋にいって、あさりカレー南蛮などを食べてお腹もあったかくなって帰ってきました(*^_^*)

若い人はもっと落語を聞くと豊かな心持ちになりますよ、ほんと。


【Now Playing】 Dear Prudence / The Beatles ( Rock )

2015/01/11

あの『建もの探訪』の25周年スペシャル版BOOKを見ました、読みました

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『渡辺篤史の建もの探訪BOOK・25周年スペシャル版/朝日新聞出版社』が本屋で目にとまり、読んで(見て)みることにしました。
あの有名番組、放送25年で渡辺さんが訪問したお宅は1,250軒だそうです。
そのうち、2009年から2014年に放送された中で「こころに残る家のかたち」をテーマに写真付きで素晴らしく、そして奇想天外な家が紹介されていました。


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家の中に入ると木の櫓(やぐら)がそびえ立ち、その櫓の中に素通しでいろいろな部屋があったりする、子供の頃夢に見たような家や、屋根が無く、家の中心に外側に開いたコンクリートの大きな柱が有り、その柱の中に土を詰め込み、大きく開いた上部が(天井が)土の庭になっているという不思議な家もありました。
コンクリートの大樹が家の中心にあるっていう感じです。面白い。

屋内に庭がある、というか、土が露出し、屋外のようなダイニングで、大きなガラス戸を開けると外とつながり、どこからどこまでが屋内かわからないような家(この放送は私も見ました)は、実際に住んでみたらどんなことになるかわかりませんが、この番組で色々な家を見るたびに結構私は衝撃を受けてきました。

渡辺さんの名調子については、“褒めすぎ”だとか、“お世辞が過ぎる”などと言う人が私の周りにけっこういて、・・でも私はお世辞でも何でもないと、いつも思っていました。
この本の中で“語りおろし”として渡辺さんのこの番組出演時のことについて一文を書かれていた荒木飛呂彦さんもおっしゃっていますが、「あの褒め言葉は誠実で優しい人柄が、住んでいる人たちの魅力を引き出し、そして見ている私達に安心感をもたらしてくれる」のだと思います。それにそのたびによく言葉を聞いていると、マンネリかと思いきや、実に様々な表現を使っていることがわかります。
最初から、「また褒めてる」と思いながら見ている人にはわからないと思うけど。


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渡辺さんは、“オーディオ好き”、“ジャズ好き”でも有名ですが、この本の終盤で、一関市のジャズ喫茶「ベイシー」を訪れています。
蔵を改造して造られているベイシー、そのオーディオの凄さ、アナログオンリーで盤を掛けているマスターの菅原正二さんその人についても日本だけでなく、海外でも有名ですが、渡辺さんと菅原さんのお話もとても楽しく読みました(*^_^*)

ぱらぱらとページをめくってながめているだけでも面白いこの本、今も机の上に置いて、珈琲などを淹れてきては、時々その文と写真を楽しんでいます。


【Now Playing】 Whisper Not / Ray Bryant ( Jazz )

2015/01/10

宝塚歌劇・宙組東京公演『白夜の誓い -グスタフⅢ世、誇り高き王の戦い-(ミュージカル) /PHOENIX宝塚!! -蘇る愛-(グランド・ショー)』を観てまいりました。

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表題の宝塚・宙組公演を見ましたので、観劇記を。
今回の公演は、男役トップスター凰稀かなめ(おうき・かなめ)さんのサヨナラ公演です。
18世紀、スウェーデンに絢爛たるロココ文化を花開かせた国王グスタフⅢ世の激動の生涯を描いています。もちろんグスタフⅢ世役は凰稀さん。

凰稀さんのグスタフが国王になる前、パリ遊学中に国王が亡くなります。
そのときに、凰稀さんにはエグモント伯爵の未亡人イザベル(役:怜美うらら/れいみ・うらら)という聡明な女性が大きな存在となっていて、要するに愛し合っていたのです。

で、国王の訃報を受け、スウェーデンに戻ると悪臣クランツ(役:寿つかさ/ことぶき・つかさ)が圧政を敷き、凰稀さんの身分をも剥奪しようと悪巧み・・。
しかも、ロシアの息が掛ったデンマークの王女ソフィア(役:実咲凜音/みさき・りおん)と無理矢理結婚させる算段が仕掛けられていて、それに応じざるを得ない状態の凰稀さん。
凰稀さんが実咲さんのデンマーク王女ソフィアにこの結婚を望んでいるのかと問うと、「もちろん望んでいない、国のため」だとの返事・・(T_T)。
・・これで凰稀さんと実咲さんのトップコンビで“ラブラブ”なお二人というのは、せいぜい全国ツアーの「うたかたの恋」くらいなもので、またも本公演ではトップ同士の愛のシーンは見ることが出来なくなったわけです。
それがつくづく残念です。

物語は、凰稀さんの美学というか、作者の美学なのかわかりませんが、自らの信じる争いの無い、血を見ることのない国に向けての理想に向かって突き進む展開となり、まさに“孤高の人”という感じでした。それが気高く、品が有り、クールな凰稀さんにピッタリとくるので、物語としては素直な宝塚らしいものになりました。
また、実咲さん扮する妃ソフィアは、その凰稀さんの姿にやがて惹かれていき、ロシアとの戦を選んだ凰稀さんの身を案じて祈りの日々を送ります。それを知ることになった凰稀さんも実咲ソフィアを憎からず思うことになるのですが、それでもフランスで生活することが政情から困難となったかつての愛する人イザベルを凰稀国王はスウェーデンに呼び寄せ、こともあろうに、妃である実咲さんに「今までで一番愛した人」だと紹介するのです。
心澄み渡る実咲さんは、怜美イザベルと会い、「凰稀国王が愛しただけあって美しい人・・」と手を取るのです。
サヨナラ公演でこんなんありかっ!!(T_T)

凰稀さんの宝塚同期の緒月遠麻(おづき・とおま)さんとの軍の扱いについての“諍い”から、物語は悲劇に突き進むのですが、まあなんとも・・凰稀美学が貫き通された、クールで美しいミュージカルでした。
もちろん、次期トップの朝夏まなと(あさか・まなと)さんも、自分の身内の安泰と引き替えに凰稀さんを陥れるようなことをして、でもそれを知った凰稀さんからもう一度命を与えられたように手厚い処遇を受けて改心する・・という難役をうまくこなして実力どおりのものを発揮していました。

全体には、とても良い作品でしたが、それでも実咲さんはとうとう凰稀さんとの“いいシーン”なくしてコンビが終焉を迎えてしまって・・それが何だか心の中に妙に残ってしまったのでした。


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そして、ショーの方は、宙組らしい綺麗で、迫力ある、スケールの大きなショーになっていました。
凰稀さんの早替わりなど、観客を楽しませるようなシーンもあったし、ちょっと中性的な魅力もある凰稀さんを意識させるような衣装でのシーンも良かったし、大空祐飛(おおぞら・ゆうひ)さんがトップの時代から、宙組のショーは汗臭くないが、まるで体育会系のように圧力あるショーを見せてくれて、今回もインパクトある華麗で圧倒的なショーでした。

余談ですが、私のイチ押し、和希そら(かずき・そら)さんが、ついに本公演の銀橋で七海ひろき(ななみ・ひろき)さんや、愛月ひかる(あいづき・ひかる)さんらと共に男役五人で歌い踊ってくれました。・・それを見て・・泣いてしまった(T_T)、がんばってたぞ、それに堂々として観客へのアピールも抜群だった。
さらにフィナーレでは、大階段を桜木みなと(さくらぎ・みなと)さん、怜美うららさんと共に三人で歌いながら降りてきてくれました。
そらさん、素晴らしいっ!!今回セリフのキレも良かったし、これからも応援しますよっ!'(*゚▽゚*)'

今回の宙組公演については、まだ観劇予定がありますので、個々の組子達の様子や、各シーンなどについても書ければと思っています。
とりあえず緊急報告はここまで、読んでいただいた方、ありがとうございました。


【Now Playing】 浮き雲と三輪車 / Tico Moon ( Instrumental Music )

2015/01/07

『宝塚夜話・第二十七夜 < 娘役の充実ぶりが良い >』

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写真は、月組娘役トップの愛希れいか(まなき・れいか)さん【右】と、宙組娘役トップの実咲凜音(みさき・りおん)さん【左】です。
二人は同期で2009年初舞台、まだまだ若手ですが、しっかりしてますよねぇ(^_^;)
愛希さんは、元々男役でデビューしていたのを途中から娘役に転向。その初期こそちょっと男役っぽさが残っていましたが、今や男役トップスターの龍真咲(りゅう・まさき)さんとショーのラストでデュエット・ダンスをするときなどは、“堂々のトップ娘役”という印象です。
キリッとした立ち姿が麗しく、龍さんと並ぶと非常に美しい絵に描いたような男女となります(゚ー゚*)。oO
早くも素敵なトップ娘役になりました。もう、アリスを演じていた頃の“可愛い”印象だけではありません。

そして実咲凜音さんも、花組時代に壮一帆(そう・かずほ)さんや、愛音羽麗(あいね・はれい)さんと組んでの主役としての公演を経て宙組に組替え。
宙組のトップ娘役として凰稀かなめ(おうき・かなめ)さんと組んで数々の舞台を見せてくれましたが、なかなかトップ男役との愛あふれるような演目には恵まれず、それでも期待どおりの演技巧者ぶりを見せてくれ、歌もなかなかのものです。
この人もインタビューなどで、しっかりした受け答えを明るくこなし、若さに似合わぬ落ち着きぶりに、「しっかりしているなぁ」といつも思います。

宙組には、怜美うらら(れいみ・うらら)さんという、実質二番手娘役が存在していますが、こちらも大人の女性の魅力をたたえています。
この方も本公演以外で主役を演じていますし、舞台度胸もかなりなものと感じました。
与えられた役を見事に“怜美流”に、美しい姿で見せてくれます。

次は、星組、夢咲ねね(ゆめさき・ねね)さん。
6年間もの長きに渡り、男役トップスターの柚希礼音(ゆずき・れおん)さんを支え、そして互いに研鑽を重ね、柚希さんと共に現在の宝塚を代表するトップコンビとなりました。
トップになったばかりの頃は、おばさまファンなどは、「ねねちゃんは二年くらいで次の娘役トップに交代ね、ちえちゃん(柚希さんのこと)には、次の相手役で更に飛躍してもらわないと・・」などという声も聞こえましたが、いやいやどうして、柚希さんがナポレオン・ボナパルトを演じた時には、夢咲さんもジョセフィーヌを大人の女として演じ、素晴らしいものでした。
この人も“しっかりしてるトップ”になりました。
次の娘役トップが決まっている、妃海風(ひなみ・ふう)さんも、若いに似合わず大変な度胸の持ち主で、専科の轟悠(とどろき・ゆう)さんと日本青年館で堂々の主演娘役を既につとめたことがあります。
この人も“しっかり者”で、しかも“元気はつらつ”です。

雪組のトップ娘役、咲妃みゆ(さきひ・みゆ)さんは、今、本場宝塚大劇場で、早霧せいな(さぎり・せいな)さん演じるルパン三世を向こうに回して、マリー・アントワネットを演じている真っ最中(゚ー゚*)。oO
既に昨年の日生劇場で早霧・咲妃の“幸せコンビ”としてプレお披露目をしています。
咲妃さんは、舞台だけを見ていると、とても若いのに、大女優の風格があります。とにかく、芝居がうまいっ!
そして、ショーなどでもキレの良い動きを見せ、“大物”で“しっかり者”の感があります。ステージを降りたときの初々しい、ちょっとドタバタした感じのギャップがこれまた良いのです(^_^)、この子もしっかり者です。早霧さんは安心していいと思いますd(^_^o)

花組は、真飛聖(まとぶ・せい)さん、蘭寿とむ(らんじゅ・とむ)さん、そして明日海りお(あすみ・りお)さんの三人の男役トップスターの相手娘役をつとめた蘭乃はな(らんの・はな)さんがついこの間までのトップ娘役。
エリザベート公演を最後に退団されましたが、当初、一見頼りなさそうに見えるような気もしたのですが、“大化け”して、娘役トップとしては、長きに渡った在任期間でした。
この人も意外と言ってはなんですが、タイプの異なる“しっかり者”でした。
そして、その後釜は、花乃まりあ(かの・まりあ)さん、私も観劇予定しているのですが、東京国際フォーラム公演「アーネスト・イン・ラブ」で明日海さんとのコンビをお披露目予定です。
宙組時代の「the WILD Meets the WILD」で現代の娘役らしい、素晴らしく活発な舞台さばきと歌唱を見せてくれたのをネットの動画で見せていただきました。この人も期待十分、間違いなく“しっかり者”の娘役として明日海さんを支えることでしょう。

というわけで、現在の宝塚歌劇は娘役の充実ぶりが目立ちます。
華麗なる男役トップスターだけでなく、娘役の層の厚さも見どころです、私も楽しみ'(*゚▽゚*)'

新年第一回目の観劇は宙組東京公演の予定です。
観劇記には、もちろん娘役の皆さんの様子も書くつもりでおりますので、お楽しみに!!(^-^)/☆


【Now Playing】 ラジオ深夜便 / 法政大学総長・田中優子他 ( NHK-AM )

2015/01/04

万城目学さんの初エッセイ集を読んだ

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『ザ・万歩計/万城目学著(文春文庫)』を読みました。
初エッセイ集となっていましたが、読み始めると、“ストーリーもの”っぽい章があったりして、エッセイを読んでいるような気持ちになかなかなれず、時として取り上げる話題に「?」・・。
この世で最もおもしろい歌の一つとしてマークしている楽曲が「やぎさんゆうびん」・・???。
そこから持ってくる地方のラジオ曲の話題も、普通の人の世間話的でピンと来ませんでした。気にするほどのことでもない話題でした。

加茂川沿いの桜が初めて意識した桜並木・・二十歳になるそれまでに意識しないってのは・・どういうこと?。
数学の試験でbと6を間違えたことと、最後に加茂川付近を自転車で疾走する話の結び付きがわからない・・(´・_・`)

いきなり「将来モンゴル人になりたいと思っていた」という話題で始まる章もあり、唐突すぎる。
エッセイを読むときの私の感覚と、とうとうマッチせず読了 (・_・;

読んでいても話の組み立てというか、家に入ったら全部柱が見えているような建物のようで、すぐに造りがわかってしまうような文に、エッセイの中の言葉の波に漂うように読んで行く私のゆっくりなスピード感とも反りが合う部分がありませんでした。

ちょっと私には苦手なタイプだったようです。

※これは2014年末に書いたものですが、晦日にアップするのもなんだなと思ったので、2015年に入ってすこし経ってからアップされるようにしておきます。


【Now Playing】 Cruel Game / Destruments ( Organic Soul )

2015/01/03

「本屋の雑誌」とりかかっています

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年末に船橋に出掛けた際に駅近くの「ときわ書房」で見つけた『本屋の雑誌/別冊本の雑誌⑰(本の雑誌社)』、400ページもあるうえに、1ページの文字量は通常の2倍くらいあるので、ものすごいボリュームです(^_^;)

本好き、本屋好きの人間にとっては、こたえられない本です。年末年始にゆっくりと楽しもうかと買い求めました。

これには、かつて私が学生時代に購読していた頃の「本の雑誌」で一時話題になった「青木まりこ現象」(※後述)というかなり古い記事の掲載もあり、驚き!

私がよく行く「三省堂書店有楽町店」の店員さんの文が、「このお客が近くのカレー屋さんの何を食べてから来たのか」までわかるという話・・(^^;)。
さらにこの人はスタンド・スパゲティーの“B級の一級”店(^^;、「ジャポネ」の「インディアン(カレーがかけてあるスパゲティー)」を食べてきたな、というのまで当てているd(^_^o)・・そんな激オモシロなお話も満載。

先ほどの“青木まりこ”現象とは、書店に行くと何故か“便意”をもよおすという読者(青木まりこさん)からの葉書が反響を呼び、俺も、オレも、僕も、私も、・・となり、「青木まりこ現象特集」が組まれたわけですが、その様子も見事に掲載されていました(^_^;)、実は私も“青木まりこ現象”自覚者です…σ(^_^;)

さらに、梶井基次郎の「檸檬」という短い小説、これは丸善書店のレモンの画集の上に本物のレモンを置いて、「爆弾だ」と呟いて立ち去る話なのですが、実際にお茶の水の丸善や、京都の丸善に取材に行き、今でも毎年いくつものレモンが、画集の上にではなく、「檸檬」の本にのせてある、という現象が続いているという取材記事もありました(*^_^*)


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その他書店の話題が満載で、うれしいやらたいへんやらで読んでいるところです。
本の中盤にあった「実録・店長の星」は、かなりの大長編で、都会の割と大きな書店から郊外の全然売れていない本屋に店長として人事異動があった人の実録が載っていて、もう本屋さんがどれだけ大変か、そして自分の他社員は一人しかおらず、あとはアルバイトで、店の中はほこりだらけ、すっかり日に焼けた本ばかりの在庫を抱えているという悲惨な状況からの“必死のがんばり”をご本人が書いたものでした。
我が事のように手に汗して読みましたが、結末は・・ぜひ買ってよんでください(^_^)

まだ半分ほどしか読んでおりませんが、「しょうが・チャイ」などを飲みつつ、ほっこりと楽しんでおります(゚ー゚*)。oO
年末に体調をくずしてから、なかなか完全に体調が戻らず、家で本を読んだりして安静にしつつ、快復を待っているところです。


【Now Playing】 ニュース / NHK ( AMラジオ )

2015/01/01

今年の『 blog“オトナ”の手帳 』は?!

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ブログをいつもご覧いただいている皆さま、今年もどうぞよろしくお願いいたします<(_ _)>
facebookではご挨拶いたしましたが、こちら blog単体 では新年初めてですね(*^_^*)
私事で、公にはおめでとうとは申し上げられませんが、今年も懲りずに時々はこのブログを覗いてみてください。

現在、メインとなっている宝塚歌劇関係の書き込みについては、相変わらず「観劇記」へのアクセス数がアップ当日には700~1,000アクセスに達しています。今年も観劇できた公演については引き続き観劇記を続けてまいります。
がんばります!(^-^)/

それに加えて宝塚歌劇について別の側面からも「宝塚夜話」と題してすでに何度かアップしておりますが、そちらも続けていこうと思っています。
こちらの掲載記事については、数ヶ月に渡って安定してアクセスが有り、アクセス解析によると、閲覧時間が平均5分~7分と、じっくりお読みいただいているようで、これもたいへんうれしいことです(#^.^#)

続いてビートルズ関連についてですが、こちらも今年はポールの来日も予想され、相変わらず話題が尽きないところです。
様々な出版物や、ビートルズに関わる素晴らしい方々との“出会い”やイベント等についても私の感想や感動の様子を報告してまいります。

その他、意外と反響がある書籍の「読後感」ですが、けっこう出版社がツイッターで紹介してくださったり、著者本人からコメントをいただくこともあります。驚いたり、子供のように喜んだりしているのですが、これも続けようと思います。自分の読書記録にもなりますしね。

あとは、ロック、ジャズを中心とした音楽関係全般のこと、そして楽しいお出掛けの様子や、様々な方との愉しいお付き合いの様子、併せて美味しいもの、お酒の話、なども書いていこうと思います。

昨年の11月でこのブログを書き始めて10年経ちました。アクセス数も現在70万アクセスを越えております。数年前までは3~4万アクセスでしたから、ここ数年の伸びは自分でも驚いています。
それを励みに、今年も相も変わらず戯言を書きますが、どうか長い目で見てやってください。

それでは、皆さまにとってこの新しい年が良い年になりますようにお祈りして、今年最初の書き込みとさせていただきます。

年始休みがまだ三日有る方も多いことと存じますが、どうか良い年始でありますように!(゚ー゚*)。oO


【Now Playing】 Blues March / Roger Guer in-Benny Golson ( Jazz )

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