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2015/02/01

初めて「新人公演」を観ました

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宝塚歌劇・宙組新人公演を観ました。宝塚の「新人公演」を観劇したのは初めてのことです。うれしかった・・(#^.^#)

宝塚歌劇団は、本場宝塚大劇場と東京宝塚劇場で行われる約一ヶ月の公演が本公演として基本的に各組入れ替わりで行います。
そして両専用劇場での長い一ヶ月の公演中、一日だけ入団七年目までの生徒だけで、本公演と全く同じ演目を行うのですが、同じ劇場、舞台装置、セット、衣装、オーケストラ、本公演と変わらぬ環境が若手を待ち構えています。
なので、懸命に稽古して臨み、若手らしく生き生きとした演技で緊張感ある舞台が繰り広げられます。

そして、本公演での重要な役どころを得た新人は将来有望というわけで、主役などに抜擢されれば嬉しい反面、大変な責任と緊張を伴いながら舞台を務めることになります。

今回の主演男役は桜木(さくらぎ・みなと)さん。2009年初舞台の期待の若手男役です。
まだまだ可愛い感じの男役ですが、とても“華”のある美しさと、よく通る甘い声にも魅力を感じました。
本公演でも良い役を得ていて、今回の新人公演はご本人も精一杯、力いっぱい演じ、期待に違わぬ熱演だったと思います。

私自身が新人公演観劇初体験ということもあったので、ちょっとその雰囲気などにもふれつつ書いてみたいと思います。

会場内は、開演前からいつもの公演よりも落ち着いた静かな印象でした。
・・言い方がまずいかもしれませんが、まるで試験会場のような、静かだけど緊張感が客席全体に張り詰めている、そんな感じなのです。
また、新人公演に来るということは、入団以来、若手も若手の“ひよこ”のような時から生徒に期待して応援している人もたくさんいらしていると思います。我が子を見守るような感じの方も多いのではないでしょうか。
立ち見も出る満員であるのに、劇場内のざわざわとした感じがなくて、空気がいつもと異なるものでした。

新人公演の内容について、私が感じたそのままを書かせてもらうと、「セリフ」がとてもはっきりしていて聞きやすく、ストーリーに入り込みやすいと思いました。
歌も丁寧に歌われていて、いつもよりペースは“緩め”に感じましたが、観劇するこちら側としては、“ノリ”やすいとも思いました。
ただし、あまり「間」を取り過ぎるために、後半がダレてきたという印象も受けました。

でも、でも、宙組・若手組子の物怖じしない演技と歌はなかなか良いと思いました。好感が持てました。


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主演娘役は、本公演でも主要な役を演じている怜美うらら(れいみ・うらら)さん。
本役の実咲凜音(みさき・りおん)さんとはまた異なったスケール感のあるソフィアを演じていました。
ただ、銀橋(客席に半円形に突き出したエプロンステージ)をソロで歌いながら渡る見せ場で、声が三回“ひっくり返る”というハプニングがありました。
以前、現在トップの凰稀かなめ(おうき・かなめ)さんが二番手だった頃、相手娘役を演じた怜美さん、そのときにも、私が観た回ではソロ歌唱の時に声がひっくり返ったことがありました。
緊張すると、それが原因で声がひっくり返ってしまうのかもしれませんが、本人も客席も動揺し、なんとも言えない空気が漂いました。
銀橋歌唱後半、なんとか立て直せるかと思いきや、そのあと音程がにわかに狂い始め、見ているこちらもドキドキでした。
怜美さんと言えども、新人公演独特の雰囲気は、大きなプレッシャーを感じるのでしょう。

そして我らが和希そら(かずき・そら)さん。本役・緒月遠麻(おづき・とおま)さんのアンカーストレムを演じ、セリフの滑舌も良く、声質も男役らしく、しかもよく聞き取れ、さすがという感じ。
さらに舞台での立ち姿、立ち位置も新人公演らしからぬものを感じました。
感情の表現も一歩抜きんでていたと思います。
剣を使った“殺陣”については、本公演に出演されている先輩方でも、あれほど見事に出来る人はほとんどいないのではないか、と感じました。とにかく速いっ、そして舞台で正面を見ているのに、周囲、後ろから来る相手をドンピシャのタイミングで受け、立ち回りするのには舌を巻きました。

本役・朝夏まなとさんのリリホルンを演じた留依蒔世(るい・まきせ)さん、本役・七海ひろき(ななみ・ひろき)さんのニルスを演じた瑠風輝(るかぜ・ひかる)さん、その他大きな役を得た方々もなかなか落ち着いた演技と歌を見せてくれました。

無事たった一回の公演を終え、最後の舞台挨拶で桜木さんが「今回もいろいろありましたが・・」と、おっしゃっていて「どのシーンだろう」と思い返すと、・・主役グスタフの桜木さんが、幼い頃からの親友アンカーストレム・和希そらさんに引導を渡す最重要シーンでセリフの間が“放送事故”的に長かったのを思い出しました。
あれは、・・セリフが出てこなかったのですね、きっと。
その場面で二回、舞台が止まった感じがしました(^^;)、舞台上の二人の間にものすごい緊張感が漂っていました。
でも、これが新人公演。凰稀さんに「失敗してもいい、楽しんで来い」と言われたという桜木さん(挨拶時にその話を披露)、いろいろあったけど、とても良かったですよ。

最後に
新人公演は、宝塚歌劇の持つ良いシステムだと思いました。
この大きな舞台で本公演で先輩方が演じている役を経験することは、大きな経験、宝となること間違いないです。
そして、見ているこちら側も、「よし、これからは、あの子を応援しよう。」などと思うことも間違いなし(*゚▽゚)ノです。


【Now Playing】 永六輔その新世界 / 外山恵理他 ( TBSラジオ )

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