【はっPのアナログ探訪_0023: 外道拾得LIVE / 外道 (LP)】
日本のハードなロックバンド、「外道」をご存知の方がどれほどいらっしゃるのか・・。
ギター、ベース、ドラムのたった三人で重戦車のようなハードなサウンドのロックを展開し、加納秀人氏が弾くストラトキャスターが繰り出す、迫力あるギターサウンド、インプロビゼイションがこのバンド最大の魅力であったと思います。
そして、ベースの青木正行氏の演奏もグイグイと強烈だが、MCも脅かされているように感じるくらいの怖いものでした( ̄O ̄;)
ドラムの中野良一氏はツー・バスドラムで“ドコドコ”とリズムが刻まれ、和太鼓の乱れ打ちのようなドラムソロも圧巻でした。
「ビュンビュン」という曲が始まると、暴速族のみなさんが熱狂し、たしか町田警察署の前で外道はコンサートを行い、集まった暴走族に「みんな、おまわりさんの言うこと、よく聞くんだよ」と語りかけると、「はぁ~い(#^.^#)」という元気な暴走族の皆さんのお返事があったりして、なんだかなぁ~(^_^;)と思いましたが、実に不思議なバンドでした。
この京都のライブハウス「拾得」でのライブは、その外道の魅力が炸裂しております。
演奏は大迫力、心臓が飛び出すくらいのギター、ベース、ドラムのど迫力演奏に気絶寸前ですΣ( ̄□ ̄;)
写真にある歌詞カードのようなものは、このレコードを聞いて私が作った自作歌詞カードです。まだジャケットの中に残っていました、・・恥ずかしい(^^;)、当時よっぽど好きだったんでしょうね。
そして、このレコードには、歌詞、MC中に放送禁止用語が乱発&頻発して、『ピーッ』っていう音があちこちに入っていて、初めて聞いたときには、あまりのピーの多さに「なんでライブレコードにするであろうに遠慮無く禁止用語を乱発するのか、と思いましたが、外道の普段のライブはいつもこうだったんでしょう、逆に言うと、外道の魅力は禁止用語を含めたものであって、その魅力がパッケージされたと思えば、それはそれで良いのでは、などと思い直しました(*^_^*)
時代の流行などには関係なく、自らが信じるロックの道(外道)をひた走ったバンドでした。
日本のロックの歴史を語るには、欠かせないのがこの外道ではないかと私は思います。
CD化された音源も出ているとは思いますが、やはりレコードで、この「拾得ライブ」か、ファーストアルバムの「外道」で、そのロックの熱きサウンドを堪能していただきたいと思います。
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