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2015/05/09

『宝塚夜話・第三十四夜 < 私の見た柚希・夢咲コンビを振り返ってみた⑤>』

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宝塚歌劇星組、柚希礼音(ゆずき・れおん)、夢咲ねね(ゆめさき・ねね)さんのトップコンビ6年間を振り返る企画、いよいよ最終回となりそうです。

私が観たものだけですので、全てというわけにはまいりませんでしたが、こうして“振り返り”の文を書いていると、そのときの会場の雰囲気、また会場外の季節や空気の冷たさ、あたたかさなども思い出されます。宝塚好きの皆さんもそんなことありませんか。

では、
2013年2月東京宝塚劇場「眠らない男 ナポレオン -愛と栄光の涯に-」です。
これは宝塚歌劇団が全力で柚希・夢咲コンビのために作り上げた作品でした。
作・演出に小池修一郎氏、音楽に、あのロミオとジュリエットのジュラール・プレスギュルヴィック氏を迎え、柚希さんの集大成として舞台に掛ける・・そんな意気込みが十分に感じられました。

もちろん、作品は壮大で、歴史上のシーンが絵画のように再現され、ナポレオンの波乱の人生が柚希、夢咲コンビを中心に重厚に描かれていていました。
あれも、これも、あのエピソードも盛り込みたい、ということがあったのでしょう、数々のシーンを捨てたのであろうに、実際の舞台は息もつかせぬギュウギュウな状態で、まったく余白のないというか、観ているこちらもほっとするようなゆるいシーンが無く、へとへとになりました(^^;)
でも、作品としては今後宝塚での再演の可能性も含め、お二人の代表作になったのではないでしょうか。

私が行けなかった柚希さんの武道館コンサート(チケットなんかどこにもない(^_^;)すごい人気でした)については残念ながら書くことができませんが、真矢みきさん以来の快挙でした。


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次に私が観たのは、2014年5月東急シアターオーブ「太陽王 ~ル・ロワ・ソレイユ~」でした。
こちらも柚希さんの魅力を作品全体に感じさせるものでした。
ただし、前作から大作というか、大河的なものが続いて、・・ちょっと疲れました。
もっと軽い作品も見たい、なんて(*^_^*)ぜいたくなことも思ってしまいました。
でも、これも異色な作風で、柚希さんの中でも、宝塚の歴史の中でも足跡を残した作品でした。

さらに2014年9月東京宝塚劇場「The Lost Glory -美しき幻影-/パッショネイト宝塚!」、前半のお芝居は、驚きの主演・轟悠(とどろき・ゆう)ということで、柚希さんは、このシェイクスピアの「オセロー」をモチーフにしたお芝居のイアーゴーに該当する役どころでした。
これはいいっ!と思いました。柚希さんの特徴的な部分ばかりを強調した作品が続く中、ここで柚希さんは悪役となり、しかも人間の虚栄心や、心の奥底、裏側にある、ある意味切ないような心の襞のようなところまで表現できる役を得て、さらに芸の奥の部分に踏み込んだように感じました。
ショーの方は、ラテン・ショーで、黒塗り化粧となったのですが、あのノバ・ボサ・・を思い起こすような熱い舞台でした。柚希さんの退団が翌年に迫り、熱狂の舞台の中にも、何かたしかめるようなしっかりとした個々のシーンの作り込みを感じました。

そして、いよいよラスト、サヨナラ公演2015年4月東京宝塚劇場「黒豹の如く/Dear DIAMOND !! -101カラットの永遠の輝き-」がスタート。
このブログでも感想を書いていますが、一応ここでもちょっとふれます。
黒豹・・は、大御所、柴田先生の作品でサヨナラ公演となったわけです。でも、柚希さんの今までをダイジェストで振り返るような部分が逆に「そんなことわかってるし、今さら強調しなくてもファンはもういいんだけど・・」っていう感じでした。
滅多にこんなこと書かないのですが、かつて雪組の水夏希(みず・なつき)さんのサヨナラ公演でも大御所の正塚先生の作品「ロジェ」がワースト作品(・・と、私は感じた)となってしまい、がっかりしたことを思い出しました。

そこで一気にしぼんでしまった心は、二幕のショーが始まってもふくらむ余裕はほとんどありませんでした。
これも水さんの「ロックオン」のときのように、「せっかくのサヨナラ公演が・・」という気持ちをショーまで引き摺ってしまい、それなりに柚希さんの魅力が出ていたと思いますが、逆に派手過ぎて黄金コンビの“しっとり”としたシーンがもっとほしかった、などと思ってしまったのでした。
私の知り合いも、一度見て、もう一回チケットを取っていたのに売り払ってしまいました。
その気持ちもわかります。

・・寂しい終わり方になってしまいそうで申し訳ありません。
でも、お二人の残した数々の名作、名演は宝塚の歴史に、そして私達ファンの心にずっと残り続けるでしょう(゚ー゚*)。oO
柚希さん、夢咲さん、今までありがとうございました。たくさんの良い思い出ができました。明日10日(日)が千秋楽ですね、思いっきり演じてください。応援しています。


【Now Playing】 永六輔その新世界 / 桂米団治他 ( TBSラジオ )

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