【はっPのアナログ探訪_0035: OUTLANDOS D'AMOUR / The Police ( LP )】
久しぶりのアナログ探訪は、ポリスのデビューアルバムを聞いてみることにしました。
時代は New Wave や Punk などが台頭していた頃でしょうか、一部ではこのポリスもその仲間に加えられていたような記憶もあります。
でも、ポリスはそれらとは全く異なるものでした。演奏はある意味“老獪”に感じるくらいの渋さで、スチュワート・コープランドのドラムは今までほとんど聞いたことのない、レゲエっぽいのにロック・ロールしている、そしてすごいスピード感!ムチがしなるような躍動感にあふれていました。
今アナログ盤で聞いてもその印象はちっとも変わりません。
ギターはジャジーだし、独特の音色と雰囲気のベースはあのスティングです。
どこの国の何て言う音楽なのだ、という当時聞いたときの興奮も蘇ってきます'(*゚▽゚*)'
三人で驚くほどのグルーブを生み出していくカッコイイバンド、(゚ー゚*)。oO 今、目の前のスピーカーから音が飛びだしてくるのですが、やはり素晴らしい(#^.^#)
録音されている音は非常に“乾いて”いますねぇd(^_^o)
ドラムのスネアやタムタムなどもほとんど残響音が無い感じ。
スティングのボーカルも意外なほどエコーが掛っていないのです、さらにギターに関しても当時の印象だとリヴァーブが深く掛っていたように感じていたのですが、今聞くとアンプに内蔵されているもので少し掛けているくらいにしか聞こえません。
あの頃のあまりの衝撃に、全体が響き渡って聞こえていたのかもしれません。
B面一曲目の「Can't Stand Losing You」などでは、ますますレゲエっぽさが際立ってきて、ドラムを叩く私としてはとても勉強になりました。
いつも自分が叩いてるロックなリズムとは異なり、“逆”から入ってくるような取っ掛かりの難しいリズムが魅力いっぱいに聞こえてきます。そして“空かす”ようなフィル・インがこれまた心地よい(^-^)
他のロックな感じの曲にしても、ハイハットのタイトにペダルを踏み込んだくっきりとしたリズムを叩いたかと思うと、ペダルを思いっきりルーズにして“ダル”な感じにしたり、トップシンバルの使い方もベルの部分を使ってリズムを際立たせたり、いやもうカッコイイ!!(*^_^*)
今回はドラマーとしての感想が多くを占めてしまいましたが、たった三人で強烈なグルーブを生み出すこのグループ、当時“ただ者ではない”と感じたことはその後の活躍で間違いではなかったことが確かめられました。
今聞いても素晴らしいポリスのデビューアルバムを聞いてみました。
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