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2015/06/28

椎名誠さんのエッセイ集「ネコの亡命」を読んだ

20150627_nekono_boumei01

『ネコの亡命/椎名誠著(文春文庫)』を読みました。古本屋で100円で購入、初出が1993年ですから、二十年以上前のものです。
だから椎名さん、元気でガンガン攻めまくる文章です(^^)、この頃は“こわいもんなし”って感じです。

タイトルの「ネコの亡命」は、モンゴルでは生活の役に立たないネコが邪険にされているので「陸続きの国外に亡命もできるなぁ」などとふと考えたところが書かれている・・それだけで全編とは何の関係もないのです(^_^;)椎名さんらしくてこれもいい。

今もそうですが、椎名さんはエラそうにするオヤジが大嫌い。
当時の飛行機でファーストクラスに乗ったときの前の席のオヤジがCAに次から次へと命令口調で注文を出し、奴隷のように指示を出す姿に怒りますd(^_^o)いつもの椎名節が読んでいるこちらには心地よい。
そう言えば、昨日私も市の美術館にドラッカーのコレクション展を見に行ったのですが、NHKで放送してしまったためか、普段美術館を訪れないような人も多数詰めかけ、ここでもやはり“エラそう”なオヤジ(じじい)が、「展示室の順序はどうなっとるんだ!」と係員を脅かしていました。
「見りゃすぐわかるだろう、とっとと行けっ!お前が皆の邪魔をしているのだ」と私も椎名誠的に言いたくなりましたが…σ(^_^;)、そこはもちろん黙っておきました。

もひとつ椎名さんが大っ嫌いなのが、都会に来て格好つけている若者(馬鹿者)。
そんな若者(男)が、彼女をフランス料理店でくどいているのを打ち合わせで来ていた椎名さんが聞きつけ・・・

「僕は外車しか乗ったことがない、日本車の名前なんか言われてもひとつもわからないんだ。特にイタリア車がいい。BMWも乗ってみたけどダメだね。あっ、クルマは何台も乗ってきたけど、今はみんな実家に置いてある。」

・・(^_^;)さらに、「今まで何千冊本を読んできたかわからない。三日間徹夜で夢中になって読んだこともあるんだ。でも、全部今は実家に置いてきたので、ほとんど本は読んでいない。」
・・「実家に行って見てみたいもんだ」と、椎名さんの“三角目”でのコヤツへの睨みは厳しく、それを読んでいる私はクスクス笑ってしまうのでした。

この本では特に北海道の余市に隠れ家を買った椎名さんが、地元の魚屋が選んでくれた東京では味わえない珍しい魚の数々とその食し方などにもふれていて、そちらは想像するだけでおいしそう'(*゚▽゚*)'

また、モンゴルで映画撮影をしたときのスタッフ達との生活についてもふれられていて、都会暮らし、そうでなくとも日本でのある意味快適な暮らしに慣れてしまった日本人には考えられないゲルでの生活の様子、生きて行くうえで欠かせない馬との関わり、なども書かれていて、こちらも内容豊富、興味満点なものでした。

椎名さんの最も“イキのいい”時代の強力エッセイ、楽しかったです。


【Now Playing】 日曜テキトォールノ / 高田純次他 ( AM-文化放送 )

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