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2015/07/19

【はっPのアナログ探訪_0045: アイルランドに平和を(Give Ireland Back To The Irish) / Wings ( Single )】

20150719_wings01

今回のアナログ探訪は、ポールマッカートニーがリンダとのソロ活動からウイングスというバンドをつくり、バンドとしてのアルバム「ワイルド・ライフ」を発表したのち、シングル第一弾となったものです。

でも、このシングルは1972年1月30日にロンドンで起こった市内をデモ中のアイルランド人に対し、イギリス軍が銃撃、14人の死者を出した「血の日曜日事件」への抗議として書かれたものでした。

イギリスではEMIの反対を押し切ってシングル発売。
当然の如く、全英で放送禁止となってしまいました。
なので、英国では16位、関心の薄い米国でも21位までしか到達しませんでした。でも、アイルランドではもちろん1位!、なんとスペインでも1位を獲得しています。

私の持っているシングル盤は、定価が700円となっていますから、当時のものではなく、後々のプレス、販売されたものです。バンド名も「ポールマッカートニーとウイングス」となっていて、ほんとうは「ウイングス」と、ポールの名前が冠されていなかったはずです。


20150719_wings02

この曲については、中学時代に同級生の家で聞かせてもらったことがありました。
私の知っていたビートルズ解散後のポール単独シングル「アナザー・デイ」の爽やかな印象とは異なり、「バンドっぽいなぁ」という印象でした。

今あらためてアナログ盤で聞いてみても、“バンドっぽい”と感じるのは同じです。
しかも録音はかなりワイルド。音質もそんなに良くはありません。
でも、うねるようなギターサウンド、ねばるドラムのリズム、シャウトするポール、バンドとしてのグルーブ感のようなものが感じられます。

ウイングスは、このあと対象的に甘くて牧歌的で、童謡のような「メアリーの子羊」をシングルとして発表するのですが、いったいどういうバンドなんだろう、と当時のポール・ファンは戸惑ったんじゃないかな、などと今にして思いますが、いかがだったのでしょうか。

今回はポールの意外な政治的メッセージソングを探訪してみました。

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