【はっPのアナログ探訪_0064: ジョンとヨーコのバラード(The Ballad Of John And Yoko) / The Beatles ( Single )】
今回はビートルズのシングル盤「ジョンとヨーコのバラード/オールド・ブラウン・シュー」のカップリングです。
ファンの方はご存知の方もいらっしゃると思いますが、ジャケット写真を見るとビートルズの4人が演奏しているものを使っていますが、この曲はジョンとポールの二人だけで演奏し、録音されています。
それに、このシングル盤は初めてビートルズのシングル盤が最初からステレオミックスで製作されたもの、つまりビートルズのメンバー達が意識して作った初のステレオ・シングルなのです。でも、二人で作ったものなんですけどね。
ジョージはアメリカに行っていたらしく、リンゴは映画「マジック・クリスチャン」の撮影に入っていたとのことで、早く発表したいとあせるジョンがポールと二人で“珍しく”(^-^)仲良く演奏した模様です。
ドラムを叩くポールにジョンが、「リンゴ、テンポを上げてっ」なんて言うと、ポールが「OKジョージ!」なんて掛け合いながら楽しそうな演奏だったようです。
ポールはビートルズ解散後のソロ活動ではドラムも本職顔負けの腕前を見せてくれるのですが、この曲でもその片鱗を感じさせてくれます。
ハイハットの8ビートがちょっと起伏無くベタな感じがしないでもないし、オカズがコケ気味なところもありますが、なかなかのドラミングです。ポール、かっこいい!!
全体の印象はジョンのボーカルの“しゃべっている”ような軽い感じと、ギターのサウンドも爽やかな感じで、曲全体が流れるような軽やかさを感じさせます。
ただ、ベースはブンブンいわせて、すんごいものがあります。二人だけだったので、ここぞという感じでポールがやったのではないでしょうか(^^;)
初めて聞いた頃に感じたのは、ビートルズ・サウンドっぽいのに、ビートルズ・サウンドでない・・(-_-)・・そんな印象でした。二人だけの製作という知識は当時ありませんでしたが、何かを感じたのでしょうね。
もひとつ、B面の「オールド・ブラウン・シュー」では、リンゴの一糸乱れぬ強烈高速ビートが圧巻です。
ビートルズ後期のリンゴのドラム名演は数々ありますが、このドラムは素晴らしいと思うなあ(゚ー゚*)。oO
もちろん、リンゴは私が一番好きなドラマーです。
今回はビートルズ初のオリジナル・ステレオ・シングル盤のご紹介でした。
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