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2015/10/20

模倣・・オマージュ・・パクり・・むずかしい。

20151019_radio_nippon01

この前の土曜夜、ラジオ日本の「大人の JazzTime 」を聞いていたのですが、その中で掛ったウィンギー・マノーンという方の「ジャンピー・ナーヴス」という曲。
この曲、実は・・と紹介されたのですが、聞いてみると、グレン・ミラーの「イン・ザ・ムード」に“瓜二つ”。

「イン・ザ・ムード」の“パクり”かと思いきや、この「ジャンピー・ナーヴス」の方が三ヶ月先に世に出ているのです。
番組の中では、その三ヶ月の間にアレンジャーがうまく作り上げたのが「イン・ザ・ムード」ではないかと話されていました。
いわゆる“パクり”っていうわけですが、近頃は音楽だけでなく、ロゴやその他のデザインの模倣が問題となっています。

それが作者が意識してのパロディーであったり、オマージュであったり、というパターンもありますが、誰でもネットで様々な検索が出来るようになった今、とてもデリケートな問題になってきました。いや、デリケートというよりも、ヒステリックに、エキセントリックなまでの人達が取り上げ、大騒ぎになります。

古くはジョージ・ハリスンの「マイ・スウィート・ロード」の盗作訴訟や、ジョン・レノンの「カム・トゥゲザー」も色々と厄介なことになりました。

他にも、あの「ハッピー・クリスマス」も元歌のようなものがあるみたいだし・・。

でも、特に音楽に関しては難しいですよね。
そう言われれば、そう聞こえなくもない。とか、いや元歌と言われるものよりも明らかにこっちの方が素晴らしい曲だ。というのもあります。

山本リンダの「どうにもとまらない(作曲:都倉俊一)」は、ビートルズの「キャント・バイ・ミー・ラブ」だし、スパイダースの「エレクトリックおばあちゃん」は、ジャン&ディーンの「パサディナのおばあちゃん」が完全に下敷きになっているけど、これはどう判断したらいいんだろう。

最近、うまくパクってれば、それはそれでいいんじゃないの、という気持ちと、素知らぬ様子でパクっているような人に対しては、「それはないんじゃないの」という気持ちが交錯していて、こんなことを書いてしまいました。

まだまだずっと、はっきりとした結論が出せないままになるのだろうな、と思っているところです。


【Now Playing】 ラジオ深夜便 / 遠藤ふき子他 ( NHK-AM )

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