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2015/11/28

「ローマに消えた男」を見た

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『ローマに消えた男(Viva la liberta)/2013年・伊仏映画 監督:ロベルト・アンドー、主演:トニ・セルヴィッロ』を見ました。例によって千葉劇場で上映されているものです。

物語はイタリア最大野党を率いる政治家エンリコ(主演のトニ・セルヴィッロが演じる)が、重要な国政選挙を前に突然失踪するところから始まります。もう、その様子は悩みの深淵にいる感じで、「こりゃ最初から“重い”映画なのか」と、警戒モードに。

「戦いの前にひとりになる時間がほしい」という書き置きを残し、腹心の部下アンドレ(役・ヴァレリオ・マスタンドレア・・この人がストーリーを運ぶキー・パースンとなる)は、急病で入院とウソをつき、エンリコの妻に相談。
エンリコには、双子の兄ジョヴァンニ(トニ・セルヴィッロのひとり二役!!)がいて、その姿は瓜二つ、哲学者であるが精神を病み、施設を退院したばかり・・。

そして腹心アンドレはその双子のジョヴァンニを“替え玉”にしようと考えるのでした。

一方姿をくらました本物の政治家のエンリコはフランスに25年前の恋人を訪ね、恋人は夫も子いたが、そこにかくまってもらうことに、そして心の安定を取り戻して行きます。

見事アンドレの画策どおり“替え玉”として公の舞台に登場したジョヴァンニは画策の張本人アンドレはおろか周囲の人々があっと驚く機知とユーモアに富んだ言葉と表情、表現、行動で大衆はもちろん、メディアまでも魅了します。


20151128_viva_la_liberta02

最初は重い話かなぁ・・と思っていたのに、ストーリー展開は“軽快”そのものです。食い入るように見入ってしまいました。

政治家エンリコは、かくまってくれた恋人が映画関係の仕事をしていてそれを見学に行き、そこで小道具さんが倒れ、代わりに“小道具さん”になって仕事をし(^_^)、若い娘と胸ときめくひとときまで過すことになり、どんどん人としてのやわらかさを取り戻して行き、見ているこちらもその姿に心が温まったり、元恋人との関係にキュンとなったりもしました。

替え玉政治家のジョヴァンニは、大統領から求められた密談の部屋でもウイットに富んだ言動で大統領を感服させ、さらに女性首相との会談では二人だけとなった部屋で互いに裸足になりダンスを踊る・・というシーンが腹心アンドレが鍵穴から覗いたという設定で繰り広げられます。この時点でアンドレも映画を見ているこちらもその魅力に引き込まれていきます。このあたりが一番わくわくしてしまいました。

さらに替え玉政治家のジョヴァンニは、多くの聴衆の前でブレヒトの詩を引用した素晴らしい演説を披露し、国民を魅了していきます。私も感動的過ぎるその演説に涙しそうになったくらい・・。

隠遁と替え玉のひとり二役のトニの演技にすっかり魅了されてしまうがままに物語は進んでいくのですが、・・ラストは突然不安感が漂うような・・、そこは映画館で見てくださいねd(^_^o)
この映画も私のお気に入り映画になりました。


【Now Playing】 Lady Madonna / The Beatles ( Rock )

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