【2/2】1966 QUARTETのコンサートに行ってきました
前回のコンサート前のロビーでのビートルズ関係資料展示のご紹介を経て、いよいよ1966カルテットのコンサート本編について感想を。
今回のコンサートは『The World Lover Legend Big 3』というタイトルで、クイーン、マイケル・ジャクソン、ビートルズの伝説のアーティスト・ビッグ3の曲をカルテットで三部構成で演奏するというものでした。
第一部のテーマ、クイーンでは、ウィー・ウィル・ロック・ユー、ボーン・トゥ・ラブ・ユー、伝説のチャンピオン、バイシクル・レース、ドント・ストップ・ミー・ナウが演奏されました。
2~3曲目、客席が“温まって来る”と、カルテットの演奏も“乗って”きました。
想像はつくけど、クイーンは弦楽が“合い”ますね(*^_^*)
どちらかというと、勢いのあるロックな曲目が多いのですが、実にピッタリとマッチしていました。
そして1966カルテットは、演奏力、客席を自分達の世界に“持って行く”技術なども兼ね備えるなかなかのグループだと感じました。
この時点で、早くもいいコンサートの予感がしてまいりました。
第二部は、マイケル・ジャクソンのコーナーです。
スムーズ・クリミナル、スリラー、ビート・イット、バッド、ビリー・ジーンなど、お馴染みの曲ばかりが並び、体が思わず動いてしまうくらいの躍動感でした。
メンバー四人も衣装を替え、デザイン学校の学生にデザインしてもらった“カッコイイ”衣装で客席にも降り、会場内を盛り上げました。クラシックの楽器を演奏するカルテットですが、ここではキュートで、しかもダンス向きのハードな面も見せてくれました。
そして、第二部ラストでは、プロダンサーの PInO さんがステージに登場し、フランスで開催されたダンスバトル最高峰のコンテストで優勝したその見事なダンスをカルテットの演奏をバックに披露!!(゚ー゚*)。oO
まるでマイケルなダンス、そしてステージ上手から下手に一気にムーン・ウォークで移動すると客席からは「おおぉぉっっ!!」と、驚きの歓声が'(*゚▽゚*)'
大興奮の素晴らしい第二部でした。
そして、第三部はもちろん、1966カルテットの本領発揮、ビートルズ・コーナーです。
幕が開くと、そこには地元の「大宮少年少女合唱団」が並んでいて、またも客席から「わぁっ」と声があがりました。小さな子も含め、可愛らしい合唱団です。
実は私の長女もこの合唱団に中学時代まで入っていたことがありました。
「歌が与えてくる感動」は、その頃にずいぶんと感じましたが、ここでまた再会することに。
イエスタデイを合唱団単独で歌い(小さな子も含めて皆英語で歌って、さらに驚きが増しました)、それだけでも客席は胸がいっぱいになったのですが、次は1966カルテットも入ってオブ・ラ・ディ・オブ・ラ・ダの合唱です。
楽しい合唱と演奏になりました。最後に「やっ!」と皆でポーズを取ると、拍手はなりやまず、何度も挨拶して上手に・・。
カルテットの皆さんも「小さな子が英語でイエスタデイを歌うなんて・・」と、ふるえるように感動していました。
もう、このあたりで素晴らしいコンサートになったな、と思ったのですが、さらにヘルプ、ハード・デイズ・ナイト、愛こそはすべて、レット・イット・ビー、ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード、ヘイ・ジュード、サージェント・ペパーズ・ロンリーハーツ・クラブ・バンド、ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス、ハロー・グッドバイが演奏され、「愛こそはすべて」などは、「こんなにメロディアスな曲だったんだ」と思うくらいの表現力豊な演奏にただただ感動の嵐が私の胸中を吹き荒れました。
「ザ・ロング・アンド・・」では涙が自然とこぼれ・・、「来てよかった」と思いました。
リーダーの松浦梨沙さんの曲間のトーク、仲間との絶妙なボケと突っ込みのやり取りも楽しかったのですが、この日の企画が盛りだくさんでカルテットの四人の方々も特別な盛り上がりを感じたとおっしゃっていました。
客席もそれを感じて素晴らしい盛り上がりをみせたと思います。
とてもいいコンサートでした(^-^)
【Now Playing】 Another One Bites The Dust / Queen ( Rock )
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