【はっPのアナログ探訪_0080: ハッピー・クリスマス-戦争は終わった(Happy Xmas (War Is Over)) / JOHN & YOKO and the PLASTIC ONO BAND with THE HARLEM COMMUNITY CHOIR ( Single )】
ジョン・レノンの命日は12月8日、日本時間では9日だったのですが、そのニュースを聞いたときには実感がまるでありませんでした。
ジョンのミュージシャンとしての長い沈黙のあと「ダブル・ファンタジー」というアルバムが出て、いよいよジョンが活動を始めた・・と思っていましたが、まだアルバムも買っていなかったのです。
中学時代の一緒にロックをよく聞いた友人からその夜に電話が掛かってきて、長い間ジョンについて話をした記憶があるのですが、そのときもまだジョンが亡くなってしまったという気持ちになれずにいました。
そして「ダブル・ファンタジー」をその後に買い、徐々に感覚が戻ってくるような感じで少しずつ「なんてことになったんだ」という気持ちが湧いてきたのでした。
このシングル盤「ハッピー・クリスマス」は、1971年頃のリリースだったのでしょうか、発売の時期が微妙にクリスマスからタイミングが外れて、当時はあまり売れなかったようですね。
翌年に英国でヒットしたりしています。
私は初めてこの曲を聞いた瞬間に心を“わしづかみ”にされたように感じました。
胸がいっぱいになり、スレイベルの音と、たっぷりとためたスネアの音、サビに入るときの雪崩を打つようなドラムのフィルイン、ヨーコと子供達のコーラスにぐっときたものです。録音の良い、悪いなんて全く関係ない、素晴らしい楽曲と演奏です。
子供だった私も涙がとまらなくなりました。
ジャケットには、ジョンの似顔絵とサイン、そしてヨーコが書いたのでしょう「イマジンで示した切なき平和への願いを今また、クリスマス・ソングに託して・・・世界に限りなき平和を・・・」と記されています。
クリスマスがやって来ます。
この曲がラジオから流れてくると、また胸がジンとしてくるのです。
ジョン・レノンを大好きな気持ちは今もまったく変りません。
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