ドラムのお手本
先日のラジオ日本「ザ・ビートルズ10」の中で司会のカンケさんが、「日本を代表するドラマー“村上ポンタ秀一”さんが“ドラムを叩く人の中でこれはすごい、というドラムを叩くのはリンゴ・スターと森高千里だ”と言っていた”というお話をしていました。
びっくりです。
学生時代からドラムを叩いてきた私も全く同じなのです。
リンゴはとにかく私がドラムを叩くきっかけとなった魅力あるドラムを叩くドラマー。
アイデアが素晴らしく、またムチのようにしなるアップ・テンポの曲での右腕でのシンバル・ワーク。
とにかくリズム、音色、フィル・イン、何をとっても私のお手本でした。
私の、誰にも教わらなかった自己流のドラムは、ビートルズでのリンゴのプレイをレコードで聞いて「こう叩いているのだろう」と、勝手に真似してきたものです。よく、そんなんでバンドなんかやっていたと思いますが…σ(^_^;)
写真は我が社のミュージシャンズ・クラブに入って叩いていた頃の懐かしいもの。
友達が撮って残してくれていたものです。残念ながら自分がステージ側にいるのでバンド演奏の写真はほとんどない。
そして、森高千里さん。
彼女がドラムを叩いている曲は多いのですが、どれを聞いても「何も足さない、何も引かない」、シンプルで、これ以上何も必要ない、そんなドラミングです。
一打一打を丁寧に。
スネア、ハイハット、バスドラ、タムタム、どれもひとつひとつがはっきりとストロークされ、カッコをつけない真摯な演奏が心を打ちます。
「これでいいんだよな」と、いつも思い、自らの余分な装飾の入ったドラム、不要なフィルインを恥じるのです。
最近、また電話でバンドへのお誘いをいただき、ライブハウスでどうだ・・という話になっていますが、ブランクも出来てしまったので迷っているところです。
もう一度、リンゴと森高さんのドラムを聞き直して考えてみようと思います。
【Now Playing】 クリスマス・イブ / 山下達郎 ( J-Pop )
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