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2016/01/20

【1/2】「舞音 -MANON-(Musical) / GOLDEN JAZZ(グランド・カーニバル)」を見ました

20160119_manon01

宝塚歌劇・月組東京宝塚劇場公演『舞音 -MANON-(Musical) / GOLDEN JAZZ(グランド・カーニバル)』を見ました。
9月に卒業を発表したトップスター・龍真咲(りゅう・まさき)さん率いる月組のミュージカルとショー二本立てという私の好きな構成の宝塚らしい公演となっています。
少し長くなりそうな気がするので2回に分け、今回はミュージカルの方の感想から。

まず、ミュージカルの「舞音」は、アベ・プレヴォの文学「マノン・レスコー」を宝塚座付きの植田景子先生が脚本・演出をされ、作り上げたものです。
私はこのブログでも何度か書いていますが、植田先生のファンでして、いつもその取り上げてくる“テーマ”がズシンと心に響くのです。
でも今回は元々ある文学作品を脚本化されたものということで、どう受け止めればよいのか戸惑いました。

自由奔放に生きる美少女マノン(愛希れいか/まなき・れいか)と、あっという間に恋に落ち、愛に翻弄され、人生も転落していくエリート青年(龍真咲)。
この文学作品をより舞台化によってイメージを膨らませようとしているのか(実際に宝塚には珍しい霧の中にいるような幻想的な舞台美術も取り入れて不思議な妖しい雰囲気が漂っていた)、それともこの文学作品を通して植田先生が今回もテーマを隠し持っているのか・・。
一回見ただけではとうとうわかりませんでした。
テーマがあったとしたら・・人の運命というものは、人の愛というものは、ふとした瞬間、きっかけで思いもよらなかった方向に進み出し、それはもう止まらない・・そんなことかな、などとも思ったのですが、それもまだ読みが浅すぎるように感じます。
もう一度見る機会があるので、また書いてみますね。


20160119_manon02

主演・龍さんは、もうトップも長く、自分のやり方で解釈をし、演じていて確固たる土台のようなものの上に立っているように見えました。さすがです。
マノンを演じた愛希さんは、この不思議で妖しい女性を他組のトップ娘役ではなかなか表現し得ない独特の魅力を感じさせてくれて、彼女も“愛希流”の何かをもう掴んでいるようですね。これも素晴らしかった。

今回から二番手として正式に認められた珠城りょう(たまき・りょう)さんは、愛希さんの兄の役を演じましたが、大きな役で、悪としての自分と、その中で自身の生き方への確信がまだ持てないような難しいキャラクターでした。正直言って“もう一つ”何かが足りないような気がしました。でも、二番手一作目、「バンディート」を演じた珠城さんはこれから実力を遺憾なく発揮されることでしょう。

美弥るりか(みや・るりか)さんは、龍さんの“心の中”を表現するように常に龍さんの背後からロミ・ジュリの「愛」や「死」のように浮遊するかの如く存在する難しい役。
“割を食った”と思う方もいらっしゃるかと思いますが、いやいやどうして、美弥さん以外に今の月組でこれほど鮮やかにこの役をこなせる人はいないでしょう。ただ感心いたしました。プロですね、このタカラジェンヌは。

凪七瑠海(なぎな・るうみ)さんは、龍さんと同じ軍人で、龍さんの心配をしながら、物語進行の“芯”となる役でした。私の感じたところですが、今までよりもその人の心の表現がうまくされていたと思います。何かふっきれたような感じもしました。

その他、瞳花ゆりの(とうか・ゆりの)さんの“謎の組織の女”も実力どおりの見事さで演じられていました。専科の星条海斗(せいじょう・かいと)さんもさすがだなぁ、月組でまだまだ目を光らせていてほしかった。

早乙女わかば(さおとめ・わかば)さんも相変わらず娘役のお手本のような気品と美しさを見せつつ、お芝居に深みも増して龍さんの婚約者で、そして龍さんに離れられてしまう役を気丈な感じを漂わせて魅せてくれました。

海乃美月(うみの・みつき)さんは、いつもながら芝居のうまさには舌を巻きます。
この人には、雪組の咲妃(さきひ)さんや、宙組の実咲(みさき)さんとはまた異なる独特の演じ方があります。表情の使い方も他にはないものを感じました。台詞もハッキリと聞こえてこれまた良し!です。

そして今回から朝美絢(あさみ・じゅん)さん、暁千星(あかつき・ちせい)さんがかなり中心に近いところの役を得ていました。朝美さん及第点、暁さんはもうひとつ台詞回しが甘いような感じがいたしました。ごめんなさい、すぐに良くなると思いますけど。

他にも月組には、宇月颯(うづき・はやて)さん、紫門ゆりや(しもん・ゆりや)さん、煌月爽矢(あきづき・さや)さんなど、いつでも主役を演じられるくらいの実力者がいて、あらためてちょっと男役を集めすぎだよ・・と思いました。
美弥さんが月組に来たまでは良かったかと思いますが、一時は沙央くらま(さおう・くらま)さん、そして凪七瑠海さんまで取ったのは・・何か意図が読めません。・・もっとほかに何か方法は無かったのかなぁ・・。

今回はミュージカルの方の感想で終わりますが、次回はショーの感想を書いてみようと思います。
このミュージカルは一回見ただけの感想ですが、まだ“未消化”な仕上がりのような気がしているのです。もう一回見るチャンスがあるので再度頭の中をリフレッシュして見てみたいと思います。今のところ70点くらいに見えてしまって・・植田先生、未熟者でまだ良さが沁みてきておりません・・…σ(^_^;)


【Now Playing】 Woman / John Lennon ( Rock )

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