【1/2】久留里(くるり)に行って来た
久し振りにこのブログに度々登場する“達人”とお出掛けしてきました。
JR内房線の木更津駅から久留里線に乗り換え、下りたのが「JR久留里駅」です。
今回は二回に分けてご紹介してみようと思います。
久留里線で乗った車両は一両編成。ドアはボタンを押して自分で開け、降りるときは先頭のドアしか開きません。
SUICA用の改札は無く、駅員さんがモバイル端末でカード処理してくれました。
久留里は千葉県君津市内陸部にあります。
房総半島のほぼ中央部、小櫃(おびつ)川の中流に位置し、江戸時代に久留里藩の城下町として栄え、近年は名水の里としても知られているとのこと。2008年には環境省から平成の名水百選にも選定されています。知らなかったぁ・・。
さすが名水の地。駅を出るといきなり「水くみ広場」があり、ポリタンクに名水をつめている人がいました。
水くみ広場のお隣では骨董市が開かれていました。
初めて久留里を訪れたのですが、こんな奥地に立派な街があり、人も訪れているのに驚きました。そして、この骨董市で古銭を商っていたのが、達人の同級生であり、今回昼食をお世話になった割烹旅館「山徳」の館主・山田弘一さんでした。
よく時代劇などで見る江戸時代の「一分銀」も売っていました。
意外ときれいな状態なんですね。今の時代に換算してもけっこう高額なものです。
当日も古銭はけっこう売れたようです。子供がお父さんにねだって買っていったというのもあったとのこと。なんか頼もしいというか、古銭から江戸の探求までいってほしいなんて思ってしまいました。
明治中期に上総地方で開発された、足場を設置して地下300~700メートルまで掘り下げるときれいな地下水脈に達して自噴するという「上総堀り井戸」。
街のあちこちに井戸があり、道路に面して開放されていました。「水に浮く街」っていうくらい水の豊富な街なんですね。
そしてここは今回ちらっと入って行っただけでしたが、狭くて不思議な商店街通路を入って行くと、あるあるB級グルメ的なお店が並んでいて、・・次回はこちらを探訪・探求しようと思いました。超ディープ・ゾーンって感じです。次回が楽しみ。
こちらは創業400年の吉崎酒造。寛永元年創業で千葉県最古の蔵なんだそうです。
久留里は水の里であるだけに酒蔵もたくさんあるようです。
すぐ近くの藤平酒造さんで試飲もしました。
造り手三人だけで手造りする少量仕込みの「福祝」は看板酒のようですね。
無濾過生搾りの18度っていうのと、通常の水を加えたものを飲んでみました。
無濾過の方はいきなり“ガツン”ときましたが、ふくよかでふわっとくる風味も持ち合わせ、なかなかの美味しいお酒でした。
通常の福祝もすっきりとした中に味わいがあり、これもいい感じに造られていました。
日本酒でつくった梅酒やゆず酒なども試飲しましたが、どれも深みと甘味があってさすがだと思いました。
というわけで、いつもなら長距離を歩いたりする達人との旅なのですが、今回は雪も予想されていたため、久留里城登城などは寒さもきつく断念し、次回ご紹介する割烹旅館「山徳」へ我々一行は向かいました。
では、続きは次回に。(゚ー゚*)。oO
【Now Playing】 Jinrikisha / Joe Henderson ( Jazz )
« 「ここだけの話」を読んだ | トップページ | 【2/2】久留里(くるり)に行って来た »
「旅行・地域」カテゴリの記事
- ブログ版、出雲・松江の旅まとめ その3(2023.11.24)
- ブログ版、出雲・松江の旅まとめ その2(2023.11.23)
- ブログ版、出雲・松江の旅まとめ その1(2023.11.22)
- 「日本列島なぞふしぎ旅 -中国・四国編-/山本鉱太郎」という本を読んだ。(2023.11.16)
- 「居酒屋へ行こう。/太田和彦」を読みました。(2023.10.21)
「お酒」カテゴリの記事
- 「居酒屋へ行こう。/太田和彦」を読みました。(2023.10.21)
- 伊集院静さんの「大人の男の遊び方」を読みました。(2023.08.14)
- 「予約一名、角野卓造でございます。【京都編】」を読みました。(2023.07.11)
- 「飲むぞ今夜も、旅の空/太田和彦」を読みました。(2023.02.18)
- 「私の酒 -『酒』と作家たちⅡ-/浦西和彦・編」を読みました。(2022.11.20)
「様々な交流」カテゴリの記事
- 「宮本貴奈トリオ with エリック・ミヤシロ ~Special JAZZ Concert~」に行ってきました。(2023.10.01)
- 伊集院静さんの「大人の男の遊び方」を読みました。(2023.08.14)
- 「造形あそび4人展」に出かけた。(2023.07.05)
- 横芝光町のギャラリー『笑虎』が閉められることになった。(2023.06.17)
- 諸橋昭夫先生が亡くなられたことを知りました。(2023.04.27)
コメント