【はっPのアナログ探訪_0085: ナウ・アンド・ゼン(Now And Then) / カーペンターズ(Carpenters) ( LP )】
久しぶりのアナログ探訪、今回はカーペンターズの大ヒットアルバム「ナウ・アンド・ゼン」です。
冒頭の「シング」もヒットしました。日本武道館公演も実現し、「シング」は日本語版まで出たと思います。
カレンの歌声は今聞いても美しく、光り輝いています。ドラムも演奏するカレンのリズムは非常にキレが良くて、しかも弾むような感じが特徴でした。躍動感に溢れていました。
このアルバムはカレンとリチャードの二人でセルフ・プロデュースされたものだと思いますが、彼らの理想とするアメリカの若者のちょっとノスタルジックな雰囲気も感じさせる良い曲が収録されていて、サウンドも澄んだ青空と平和な様子が存分に表現されていると感じました。
「ジャンバラヤ」が今掛っていますが、懐かしい・・(T_T)、こんな陽気な曲を聞いているのに、当時はまだまだ子供だった私と彼女との思い出がよみがえり、涙してしまいました。
手をつないでローラースケートをしていた姿がフィルムのように浮かび上がってきました。
「アイ・キャント・メイク・ミュージック」のストリングスの音もさわやかで、ハモニカのソロがあまりにもノスタルジックです。なんて素敵な世界なんでしょう。
そしてB面に入ると、あの名曲「イエスタデイ・ワンス・モア」から始まります。
この曲がこのアルバム全体を表現するような形になっていますが、もちろんカーペンターズといえばこの曲、という人もいるくらいの大名曲です。
後にリミックスされたものとは異なる控えめなサウンドアレンジがしみじみと心に響きます。
この曲でも、あの頃彼女と出かけた遊園地や、サイクリングの様子、一緒に食べたアイスクリームなどのことが思い出されて・・歳取ったんですね、こんなんばっか思い出して。
このアルバムのハイライトは「イエスタデイ・・」のあとのメドレーです。
当時のラジオ番組のムードを彷彿とさせるDJまで登場しての盛り上げ方です。
アメリカ人が好きな、良い音楽、素敵なムード、懐かしい想い出のようなものが一気にやって来る、そんな感じです。
「FUN,FUN,FUN」「DA DO RON RON」などを聞いて体が動かない人はいないでしょう。
いいアルバムだなぁ、売れたはずだよ。
最後はビートルズのサージェント・ペパーズ・・みたいに「イエスタデイ・ワンス・モア」のリプライズが演奏されて終了。
カーペンターズの良き楽曲アルバムが閉じられた・・そんな気持ちになりました。
いいアルバムでした。
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