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2016/01/31

映画「ニューヨーク眺めのいい部屋売ります」を見ました

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映画『ニューヨーク眺めのいい部屋売ります(5 flights up)/2014年アメリカ 監督:リチャード・ロンクレイン 主演:モーガン・フリーマン、ダイアン・キートン』を見ました。
いつもの如く、千葉劇場で見たのですが、驚きました。
上映開始二日目、朝一番の回だったのですが、“満席”です。最前列の席まで空いている席はひとつも無し!'(*゚▽゚*)'千葉劇場で初めての経験でした。
それほど期待度の高い映画ってことでしょう。お客さんはこの物語の主演二人のようにリタイア後の老夫婦が多かったです。内容的にも興味津々だったのではないでしょうか。

物語はブルックリンに住む黒人男性アレックス(モーガン・フリーマン)と、白人女性ルース(ダイアン・キートン)の老夫婦が40年住まったブルックリンを一望できる眺めを持つアパートメント最上階(5階)の部屋を売ろうとするところから始まります。
屋上に菜園もあるそのアパートメントは、住まい始めた頃からは周囲の様子も変って、今となっては老夫婦にとって素敵な環境なのですが、・・・エレベーターが無いことが老い始めた二人、そして飼っている老犬にも負担となりつつあったのです。

そこで、内覧会を行って現在の住まいを売り、エレベーター付きの家に移り住もうとするわけですが、内覧会に集まってくる人たちのそれぞれの個性が際立ち、また仲介を頼んだリリー(シンシア・ニクソン)の“超やり手”ぶりがまたこの物語のテンポをリズミカルにして、そのドタバタぶりに振り回されるモーガン・フリーマンとダイアン・キートンの夫婦の動揺する様子が面白いのです。


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そして、アメリカ30州で黒人と白人の結婚が禁止されていた時代に結婚した主人公夫婦の『愛』はあまりにも素敵で胸がジーンとしてしまいます。
二人の若い頃を演じたコーリー・ジャクソン(アレックス)とクレア・ヴァン・ダー・ブーム(ルース)の若々しい二人の出会いの頃の“みずみずしさ”と若さゆえの勢い余った行動なども胸を熱くさせてくれました。これも物語全体に厚みと深さを増していたように思います。

とにかく主演二人の夫婦ぶりは、あまりにもしっくりときていて、その円熟した演技に魅了されました。
それに、ニューヨーク、ブルックリンの古く美しい街並みなどがより郷愁のようなものを誘うのでした。

お客さんが満員になるのもうなずけます。
これはいい映画でした。
決して大作ではなく、舞台もブルックリン、ニューヨークの限られた場所、キャストも少数精鋭、“こぢんまり”とした映画なのに、その精神世界は広く豊かなものでした。

これは“おすすめ”です。


【Now Playing】 あなたに今夜はワインをふりかけ / 沢田研二 ( 歌謡曲 )

2016/01/30

天使と悪魔

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あまりこういう題材でブログを書くことはないのですが、大きな話題になっていて、うちの妻も長女も話題にしているので私も思っていることを書いてみます。

人には心の中に「天使」と「悪魔」がいて、よく昔の漫画にあったみたいに、天使と悪魔が「だめだよそんなことしちゃ」と「いいからやっちまえ、だまっていればわからないんだよ」と頭上で言い合いをして(^_^;)、最終的に天使か悪魔かどちらかのアドバイスを選択するのですが・・・。

私の中にも、もちろんその天使と悪魔がいて、自分が自覚しているところでは天使60%、悪魔40%くらいの比率で存在しているような気がします。
他者から見ると天使75%、悪魔25%くらいに見えているかもしれません。なので、よく“そそのかそう”とする人に出くわしたり、強気に出られて強引に物事を承諾させられそうになります。
本来の「6対4」の比率で人に見えるように接していれば、ひどい目に遭わされることがもっと少なかったかも・・と思うこともあります。

本題です。タレントのベ〇キ〇さんとゲ〇の〇み〇女の川〇なんとかいう人の話題です。
ベ〇キ〇さんは、たぶん傍で見ている私達からすると天使90%、悪魔10%くらいに見えていたんじゃないかと思います。
でも、今回の騒動では天使5%、悪魔95%くらいの言われ方をされています。
世の中を“なめた”ような悪魔が、頭上で必死に囁いたのかもしれません。

心の中の天使の声にもっと耳を傾ける必要があったのだと思います。私も今後いっそう注意して天使のささやきを傾聴したいと思いました。他人事ではありません。

天使は、二人がそういう関係になろうとしたときに色々と気を揉んで忠告してくれたかと思いますが、よからぬことに“うつつを抜かしている”うかれた人間は悪魔の一方的ひとり勝ちに加担することになってしまったのでしょう。

相手方の人はあまり存知上げませんが、「ゲ〇の〇み〇女」というグループ名を去年最初に耳にしたときに「二度と聞きたくないグループ名だ」と思いました。音楽を仕事にしようという者が自らの名に付けるようなものじゃないと思いました。
音楽は紅白で聞きました。音楽かどうかもわかりませんでした。
そして今回の人物の名前も何と読むのかわかりませんでしたが、こちらは「天使」と「悪魔」に相談する以前の人だと感じました。
逡巡することなどないような人ではないかと思いました。実家にそういう関係の相手を連れて行く・・っていう時点でそういう人なんだなと思いました。

他人が何言ってんだ、お前なんか言う筋合いの人間じゃないっ!って言われるのもわかっていますが、現在の二人の状況が二人の決断したことへの世の回答であるわけで、そういうことです。

で、今当事者達を罵っている人も心の中に天使と悪魔がいて、いつ同じようなことになるかもわからないわけで、天使の言い分をよく聞いた方がいいぞ、きっと。・・というお話をしたかったのです。鬼の首取ったみたいに非難していると自分もそうなっちゃうかもしれません。

うまく書けなかったかもしれませんが、きょうはこのへんで。


【Now Playing】 Shiny Stockings / Shigeo Maruyama ( Jazz Vocals )

2016/01/29

【はっPのアナログ探訪_0085: ナウ・アンド・ゼン(Now And Then) / カーペンターズ(Carpenters) ( LP )】

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久しぶりのアナログ探訪、今回はカーペンターズの大ヒットアルバム「ナウ・アンド・ゼン」です。

冒頭の「シング」もヒットしました。日本武道館公演も実現し、「シング」は日本語版まで出たと思います。

カレンの歌声は今聞いても美しく、光り輝いています。ドラムも演奏するカレンのリズムは非常にキレが良くて、しかも弾むような感じが特徴でした。躍動感に溢れていました。


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このアルバムはカレンとリチャードの二人でセルフ・プロデュースされたものだと思いますが、彼らの理想とするアメリカの若者のちょっとノスタルジックな雰囲気も感じさせる良い曲が収録されていて、サウンドも澄んだ青空と平和な様子が存分に表現されていると感じました。

「ジャンバラヤ」が今掛っていますが、懐かしい・・(T_T)、こんな陽気な曲を聞いているのに、当時はまだまだ子供だった私と彼女との思い出がよみがえり、涙してしまいました。
手をつないでローラースケートをしていた姿がフィルムのように浮かび上がってきました。

「アイ・キャント・メイク・ミュージック」のストリングスの音もさわやかで、ハモニカのソロがあまりにもノスタルジックです。なんて素敵な世界なんでしょう。


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そしてB面に入ると、あの名曲「イエスタデイ・ワンス・モア」から始まります。
この曲がこのアルバム全体を表現するような形になっていますが、もちろんカーペンターズといえばこの曲、という人もいるくらいの大名曲です。
後にリミックスされたものとは異なる控えめなサウンドアレンジがしみじみと心に響きます。
この曲でも、あの頃彼女と出かけた遊園地や、サイクリングの様子、一緒に食べたアイスクリームなどのことが思い出されて・・歳取ったんですね、こんなんばっか思い出して。

このアルバムのハイライトは「イエスタデイ・・」のあとのメドレーです。
当時のラジオ番組のムードを彷彿とさせるDJまで登場しての盛り上げ方です。
アメリカ人が好きな、良い音楽、素敵なムード、懐かしい想い出のようなものが一気にやって来る、そんな感じです。

「FUN,FUN,FUN」「DA DO RON RON」などを聞いて体が動かない人はいないでしょう。
いいアルバムだなぁ、売れたはずだよ。


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最後はビートルズのサージェント・ペパーズ・・みたいに「イエスタデイ・ワンス・モア」のリプライズが演奏されて終了。
カーペンターズの良き楽曲アルバムが閉じられた・・そんな気持ちになりました。
いいアルバムでした。

2016/01/28

ウォーキングにはビートルズ!(^_^)

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このところ運動不足を感じ、1月に入ってからけっこう歩いています。
休日であれば隣の市にあるシネマコンプレックスまで映画を見に、片道5キロ以上を歩いて出掛け、もちろん帰りも歩きです。
特に出掛ける用が無くても休日は6キロ以上歩くことにしました。

平日は仕事から帰り、天気さえ良ければ夕食までに3キロほど歩いています。
一時期、仕事で大量の重い物を持って腰を痛め、杖を突くような状態であったことを思えば大分良くなりました。歩けること自体に感謝です。

ただ1時間以上を歩いているのもつまらないので、 iPod で音楽その他を聞いているのですが、音楽に関しては Jazz はあまりリズムが合わないようです。
やはり、アップテンポなロックが弾みが付くようでピッタリなような気がします。

昨日はビートルズのアメリカ・キャピトル盤「SECOND ALBUM」を聞きながら早足で3キロほど歩きました。
これが“合います”ねぇ(*^_^*)

ロール・オーバー・ベートーベンから入り、いきなりいいテンポで歩けます。
“ハンドクラップ”が応援を受けているようです…σ(^_^;)こりゃ調子いい!

サンキュー・ガールも楽しくてズンズン進みました。

マネーでは上り坂をものともせずに上れましたよ(^-^)/☆、あのドライブ感がまた身体に勢いをつけてくれました。

ロング・トール・サリーは、リンゴのちょっと“しゃくる”ようなリズムがまた脚を高く上げさせてくれるようでさらにウォーキングにマッチ!!'(*゚▽゚*)'ラストのリンゴ“乱れ打ち”がこれまた背中を押してくれるようです。

アイ・コール・ユア・ネームのカウベルの音がまたリズム良く歩みを支えてくれます(^_^)
とどめのシー・ラブズ・ユーでゴール(#^.^#)
グングン走るこの曲のリズムは最高っ!d(^_^o)

というわけで、ウォーキングにはアーリー・ビートルズ・・っていうお話でした(^_^)


【Now Playing】 She Loves You / The Beatles ( Rock )

2016/01/27

「日本人はどう住まうべきか?」を読みました

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『日本人はどう住まうべきか?/養老孟司・隈研吾著(新潮文庫)』を読みました。

私もそうだったのですが、東日本大震災を境にものの考え方が大きく変りました。
人生観も、そしてこの本に書かれているような「どこにどう住まうか」ということについてもそれまでとは考え方の基盤のようなところまで変ってしまった気がします。

津波被害を完全に予測して対策するのは不可能、そして原発問題も土建問題もつまるところは戦争のツケである・・というこの本での両人の話は、やはり私の今までの考え方から大きく別の方向を向かせられたように思います。

現代人の幸福を実現する住まいのあり方を解剖学者と建築家が論じた“対談集”という形の本でしたが、非常に興味深いものでした。

今や大手企業に勤める建築家はサラリーマンと化し、スーパーやコンビニと同じ発想で、ありとあらゆるケースをルールで縛って均一にしたがる・・「現場がない人」となっている・・という話もその興味深い話のひとつでした。

ようするに矛盾する部分は全部、現場に押し付けている・・それがサラリーマン化した建築家の「現場がない人」化だというお話でした。
現場単体で赤字を出したらもう出世ができなくなる、だから建築から文化が消えていくいとうのです。

アフリカのサバンナでの土と動物の糞で固めてできた家の話も興味深いものでした。
その狭い小屋?の中には7、8人で多いと感じるくらいなのに、30人から40人がいて、それがなぜ可能かというと、小屋の中にこそ「公共」があり、セックスは外でする・・屋外の生活がすごく豊かでそこに文化がある・・なんて話も飛び出してきました。
もう、なんていうんでしょう、目からウロコなんてものを通り越してものの見方が激変してしまいました。
逆転した考え方なんてもんじゃありません。
プライバシーを守るために家を作るんじゃなくて、「家は公共」だっていう・・。
そう思うと、プライバシーを考え過ぎた家ってものが、とても“貧しいもの”とまで感じられてくるから不思議です。

岡山の高齢者だけの限界集落についてもふれていましたが、75歳以上の人だけが住んでいる集落がそこには750もあるというお話でした。
年寄りばっかりでかわいそう、みたいなマスコミや周囲の意見があるが、70代のおばあさんが三人で段々畑を作って、それでイモを収穫して子供に送ってやると言っている・・限界集落を問題視する前に、どうしてそういう生き方を奨励しないのか!などという展開になるのでした。
みんな貧乏で同じように平に暮らしているってすごく楽だ、なんていう話も妙に説得力がありました。
そこは“住みやすい場所”なんじゃないの?!ってわけです。

この本はいったん自分の凝り固まった既存の考え方を振り払って読んでみると、非常に面白い本です。
逆に、“コテコテの公務員”や、生真面目、出世一直線のサラリーマンには向かない本であると思いますので、購入・購読には注意が必要です(^_^;)

以上、この本の読後感でした。


【Now Playing】 日本列島くらしのたより / 福井県鯖江市・藤田順一氏 ( NHK-AM )

2016/01/25

【2/2】久留里(くるり)に行って来た

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久留里探訪第二回目です(#^.^#)
当日は雪が予想され、寒い一日でした。結局雪は降らなかったのですが、散策を終えた“達人”率いる一行は、割烹旅館『山徳』へ。

入ってびっくり、老舗のムードを玄関を入ったところから“ずず~ん”と感じさせてくれました。
「いいところじゃないですか!」と思わず心の中でつぶやきました。


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館主・山田さんがお出迎えしてくれて、ささずずずずずぃ~っと中へ、ということで上がらせてもらいました(゚ー゚*)。oO


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この旅館は新垣結衣さんの映画ロケでも使われたとのことでした。
中は別世界の静寂につつまれていました。長ぁ~い廊下を歩きながら中庭を見ているだけで落ち着きます。


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通された部屋で一行の昼食?宴会?が始まりました。
もう、ま~ったりしちゃいました( ´ ▽ ` )ノ
料理もめっちゃおいしいですぅ~っ!!しあわせ(*^_^*)。


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麦酒で乾杯しますか、ということになりましたが、地元のスパークリングの日本酒がありましたので、これで乾杯っ!これはいいですねぇ、軽くてシャンパンみたいな感じで楽しく口火を切ることができました。


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料理は丁寧につくられているとすぐに感じました。
ひとつひとつが味わい深く、みんなで「昼間っからこんなんでいいのかね(^_^;)」なんて口々に言っていたのですが、「たまにはいいの、いいの」ってわけで超ゆったり、まったりの昼食となりました。


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前回ご紹介した藤平酒店の「福祝」の純米“どぶろく”もご主人が用意してくれたので、こいつもいっちゃましたよ'(*゚▽゚*)'発泡しているので開栓注意です。
ガラスの盃に注ぐとふわぁっと“にごり”が浮き上がってきて、いやこりゃまったウマイ!(^-^)/☆
べとべとせず、さっぱりなのに、濁り酒独特の甘さもひろがり、料理に箸も進みました。


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次々と料理も運ばれて、「もうあかん、食べられない」となったときに、とどめのウナギが!!( ̄O ̄;)
食べられないかも・・などといいつつ完食・・…σ(^_^;)うなぎもウマイよ、すっごい満足感。で、さらに豪華なデザートも登場で、山徳さん、おそれいりました<(_ _)>


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ご主人と達人の若い頃のお話などを聞きつつ大満足の昼食を終えようとしたときに、写真の祝儀袋に入ったものをいただきました。
館主・山田さんからの「ご縁がありますように」という5円ならぬ50円玉の縁起物でした。しかもただの50円玉じゃありません。「あれっ?50円玉ってこんなに大きくて立派だったっけ」と思ったのですが、見てみると「昭和39年」のものでした。
これがまたうれしかったですねぇ'(*゚▽゚*)'縁起がよさそうで皆、ニコニコです。


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そして帰りは高速バスでJR蘇我駅まで帰ってきたのですが、お腹一杯なのに、ここはまたまた内緒の焼き鳥屋さん。
蘇我駅から歩いていけるのですが、お客さんが増えちゃうといけないので今回は詳細は載せません。いずれまた。

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写真は私達がまったりした二階の席。そして、階下も吹き抜けになっていて、焼いているところも見えるようになっています。


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麦酒と日本酒を軽くやって、楽しい久留里ツアーの打ち上げまでやっちゃいました(^_^)
ねぎまとかしらなどをやっつけて、あとはアスパラや、野菜サラダなどをやりつつ一日を振り返りました。
次回は女性同行になると思います、久留里ツアー!行けなかったところも制覇目指して頑張ろうと思っていますよd(^_^o)


【Now Playing】 今晩は吉永小百合です / 吉永小百合 ( TBSラジオ )

2016/01/24

【1/2】久留里(くるり)に行って来た

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久し振りにこのブログに度々登場する“達人”とお出掛けしてきました。
JR内房線の木更津駅から久留里線に乗り換え、下りたのが「JR久留里駅」です。
今回は二回に分けてご紹介してみようと思います。


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久留里線で乗った車両は一両編成。ドアはボタンを押して自分で開け、降りるときは先頭のドアしか開きません。
SUICA用の改札は無く、駅員さんがモバイル端末でカード処理してくれました。

久留里は千葉県君津市内陸部にあります。
房総半島のほぼ中央部、小櫃(おびつ)川の中流に位置し、江戸時代に久留里藩の城下町として栄え、近年は名水の里としても知られているとのこと。2008年には環境省から平成の名水百選にも選定されています。知らなかったぁ・・。


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さすが名水の地。駅を出るといきなり「水くみ広場」があり、ポリタンクに名水をつめている人がいました。


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水くみ広場のお隣では骨董市が開かれていました。
初めて久留里を訪れたのですが、こんな奥地に立派な街があり、人も訪れているのに驚きました。そして、この骨董市で古銭を商っていたのが、達人の同級生であり、今回昼食をお世話になった割烹旅館「山徳」の館主・山田弘一さんでした。


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よく時代劇などで見る江戸時代の「一分銀」も売っていました。
意外ときれいな状態なんですね。今の時代に換算してもけっこう高額なものです。
当日も古銭はけっこう売れたようです。子供がお父さんにねだって買っていったというのもあったとのこと。なんか頼もしいというか、古銭から江戸の探求までいってほしいなんて思ってしまいました。


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明治中期に上総地方で開発された、足場を設置して地下300~700メートルまで掘り下げるときれいな地下水脈に達して自噴するという「上総堀り井戸」。
街のあちこちに井戸があり、道路に面して開放されていました。「水に浮く街」っていうくらい水の豊富な街なんですね。


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そしてここは今回ちらっと入って行っただけでしたが、狭くて不思議な商店街通路を入って行くと、あるあるB級グルメ的なお店が並んでいて、・・次回はこちらを探訪・探求しようと思いました。超ディープ・ゾーンって感じです。次回が楽しみ。


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こちらは創業400年の吉崎酒造。寛永元年創業で千葉県最古の蔵なんだそうです。
久留里は水の里であるだけに酒蔵もたくさんあるようです。


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すぐ近くの藤平酒造さんで試飲もしました。
造り手三人だけで手造りする少量仕込みの「福祝」は看板酒のようですね。


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無濾過生搾りの18度っていうのと、通常の水を加えたものを飲んでみました。
無濾過の方はいきなり“ガツン”ときましたが、ふくよかでふわっとくる風味も持ち合わせ、なかなかの美味しいお酒でした。
通常の福祝もすっきりとした中に味わいがあり、これもいい感じに造られていました。
日本酒でつくった梅酒やゆず酒なども試飲しましたが、どれも深みと甘味があってさすがだと思いました。

というわけで、いつもなら長距離を歩いたりする達人との旅なのですが、今回は雪も予想されていたため、久留里城登城などは寒さもきつく断念し、次回ご紹介する割烹旅館「山徳」へ我々一行は向かいました。
では、続きは次回に。(゚ー゚*)。oO


【Now Playing】 Jinrikisha / Joe Henderson ( Jazz )

2016/01/23

「ここだけの話」を読んだ

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『ここだけの話/椎名誠著(PHP文庫)』を読みました。単行本から15年を経て文庫化されたものです。

この本を書いた当時の椎名さんは50代半ば、元気一杯怖いものなしの状態かと思ったら、意外とそうではなくて、懐古的です。
小さい頃の様子(千葉市の幕張にいた)なども、他の椎名さんの著作ではけっこう苦々しい想い出を語ったりしているのに、懐かしい友達のニックネームまであげてちょっとうれしそうに思い出しています。
こういう部分を読むと“ほっ”とします。

椎名さんが当時の幕張の海を思い出している部分もありました。
今は千葉ロッテの本拠地「QVCマリンスタジアム」や、幕張メッセなどがある一帯です。
「アサリ、ハマグリが無尽蔵に獲れた」と書かれていて、私の記憶の中にも遠浅の幕張の海岸で潮干狩りが出来たことが残っています。

「我々地元の子はアサリなんかバカにして獲らず、高給な赤貝やトリ貝、マテ貝を獲った」と言っています。
それに、「潜っていってハマグリも獲った。」「南風の強い日には、波打ち際にカレイが岸の方に頭を向け、じっとして並んでいる。そこへ銛(もり)を持って行き、スキーのストックのように突いていくと逃げ遅れたカレイがそこに刺さる」なんてことも書いてありました。
今の埋め立てられ、人工的な印象の都市となった幕張からは想像も出来ません。

カレイだけでなく、アカエイもカレイと同じように波打ち際にやって来るとも書かれていて、私が小さい頃潮干狩りに出掛けたときに、そのアカエイがくるくると足にシッポを巻き付けてきて、潮干狩り用の砂をほじくる道具で捕まえたことを思い出しました。
よく毒トゲに刺されなかったものだと思いましたが、この記憶は椎名さんと共通です。

この本で椎名さんは日本中の海岸がコンクリート化されてきて、東京湾では川崎から木更津までの海岸線で自然のかたちで地面が露出しているのは0.3%しかない、あとは全部人工化されていると書いていて、・・それは悲しいことだと昔の記憶をよみがえらせつつ、しかも残念だ・・と思いました。
消波ブロックを置くと海流が変わり、自然の形態が壊れ、今まで砂を浜に向かって運んでいたものが逆に砂州を海に流してしまうことになっている、“護岸”するのでなく、自然の海岸線を削って変形させ、破壊していくのだ、とも書かれていて、そういうことを考えていると、「どうしたらいいのだろう」とやるせなくなりました。

その他「西瓜と蚊帳と暑い夏」など、想い出たっぷりで、年配者にはあの風化しかけていた記憶を呼び起こさせてくれる懐かしい話がいくつもありました。
昔の幕張の記憶のある方にも読んでいただきたい楽しい本でした。

【Now Playing】 ラジオ深夜便 / 北川フラム ( NHK-AM )

2016/01/22

【2/2】「舞音 -MANON-(Musical) / GOLDEN JAZZ(グランド・カーニバル)」を見ました

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前回は月組東京公演の前半「ミュージカル・舞音」について感想を書きましたが、今回は後半のショー「GOLDEN JAZZ(グランド・カーニバル)」についてです。

月組は組替えで主力の男役が他組からやって来たりもしていますが、ショーの印象というのは組独特の特徴があり、それは今も残っていると感じます。
全体にシャープでキラキラした印象。綺麗で流れるような展開も変らないと思います。
今回のゴールデン・ジャズも同様で、しかもさらに従来よりもパワーアップしたように感じました。

今回のトピックスとしては、珠城りょう(たまき・りょう)さんがピンクの羽根を背負って二番手としてのお墨付きをもらいました。
そんなことからか、ステージでの姿もどこか骨太で力強さを感じました。
珠城さんが銀橋(客席に張り出したオーケストラ・ピット前のエプロン・ステージのこと)を渡る様子というものは、今までも感じていましたが、なかなかの見栄えがあります。
今回もますますそんな印象を持ちました。

前回にも書きましたが、月組の男役陣はかなり豪華な顔ぶれとなっており、主演の龍真咲(りゅう・まさき)さん、珠城りょうさん、凪七瑠海(なぎな・るうみ)さん、美弥るりか(みや・るりか)さん、宇月颯(うづき・はやて)さん、紫門ゆりや(しもん・ゆりや)さん、煌月爽矢(あきづき・さや)さん、朝美絢(あさみ・じゅん)さん、暁千星(あかつき・ちせい)さん・・まだまだ枚挙に暇がないのに、専科からは星条海斗(せいじょう・かいと)さんが参加!まったく隙がありません。

今回のジャズをテーマにした演目も月組にはピッタリでした。
スタンダードの名曲に乗せて月組の麗しいステージが次々と繰り広げられる様子には、新年早々いきなり高得点のショーが見られて幸せ'(*゚▽゚*)'な気分いっぱいでした。

龍さんの歌唱は前回のコンサートでも感じましたが、非常に綺麗でうまいのに、喉に負荷が掛っているような苦しさを感じさせず、安心して聞いていられます。
これも龍さんの魅力のひとつではないかとあらためて思いました。

凪七さん、美弥さんの単独でのステージは、やはりさすがだと思いました。
ちょっとそこいらにいる主要男役とはちがう・・そんな感じです。お二人とも独自の世界を持っているし、それを表現する能力をお持ちで、やっぱり素晴らしい。・・トップになってほしい・・。

早乙女わかば(さおとめ・わかば)さん、海乃美月(うみの・みつき)さんの両主要娘役も月組の綺麗な舞台をますます素敵なものにしていました。このお二人も素晴らしい。


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そして今回の呼び物とでも言えばよいのか、主演娘役の愛希れいか(まなき・れいか)さんのアフリカンな、というかワイルドなダンスシーン。
とても良かったです(゚ー゚*)。oO
観客も何が始まったのだ、と、どよめきのようなものがあってから、あとは息を呑みながら見ている感じでした。圧巻です。愛希さんの娘役としての立ち位置はどの組の娘役とも異なる独自なものになりました。これはとてもいいことだと思いました。

客席降りもあり、マギー(星条海斗)さんとハイタッチ出来たうえに…σ(^_^;)、凪七瑠海さん、早乙女わかばさんが50センチ~1メートルくらいの距離でダンスしているのをドキドキしながら手拍子を打ち、最高にうれしかった*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*

以上、月組のショーについての感想でした。
見どころいっぱいでしたよ(#^.^#)


【Now Playing】 ラジオ深夜便 / 迎 康子 ( NHK-AM )

2016/01/20

【1/2】「舞音 -MANON-(Musical) / GOLDEN JAZZ(グランド・カーニバル)」を見ました

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宝塚歌劇・月組東京宝塚劇場公演『舞音 -MANON-(Musical) / GOLDEN JAZZ(グランド・カーニバル)』を見ました。
9月に卒業を発表したトップスター・龍真咲(りゅう・まさき)さん率いる月組のミュージカルとショー二本立てという私の好きな構成の宝塚らしい公演となっています。
少し長くなりそうな気がするので2回に分け、今回はミュージカルの方の感想から。

まず、ミュージカルの「舞音」は、アベ・プレヴォの文学「マノン・レスコー」を宝塚座付きの植田景子先生が脚本・演出をされ、作り上げたものです。
私はこのブログでも何度か書いていますが、植田先生のファンでして、いつもその取り上げてくる“テーマ”がズシンと心に響くのです。
でも今回は元々ある文学作品を脚本化されたものということで、どう受け止めればよいのか戸惑いました。

自由奔放に生きる美少女マノン(愛希れいか/まなき・れいか)と、あっという間に恋に落ち、愛に翻弄され、人生も転落していくエリート青年(龍真咲)。
この文学作品をより舞台化によってイメージを膨らませようとしているのか(実際に宝塚には珍しい霧の中にいるような幻想的な舞台美術も取り入れて不思議な妖しい雰囲気が漂っていた)、それともこの文学作品を通して植田先生が今回もテーマを隠し持っているのか・・。
一回見ただけではとうとうわかりませんでした。
テーマがあったとしたら・・人の運命というものは、人の愛というものは、ふとした瞬間、きっかけで思いもよらなかった方向に進み出し、それはもう止まらない・・そんなことかな、などとも思ったのですが、それもまだ読みが浅すぎるように感じます。
もう一度見る機会があるので、また書いてみますね。


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主演・龍さんは、もうトップも長く、自分のやり方で解釈をし、演じていて確固たる土台のようなものの上に立っているように見えました。さすがです。
マノンを演じた愛希さんは、この不思議で妖しい女性を他組のトップ娘役ではなかなか表現し得ない独特の魅力を感じさせてくれて、彼女も“愛希流”の何かをもう掴んでいるようですね。これも素晴らしかった。

今回から二番手として正式に認められた珠城りょう(たまき・りょう)さんは、愛希さんの兄の役を演じましたが、大きな役で、悪としての自分と、その中で自身の生き方への確信がまだ持てないような難しいキャラクターでした。正直言って“もう一つ”何かが足りないような気がしました。でも、二番手一作目、「バンディート」を演じた珠城さんはこれから実力を遺憾なく発揮されることでしょう。

美弥るりか(みや・るりか)さんは、龍さんの“心の中”を表現するように常に龍さんの背後からロミ・ジュリの「愛」や「死」のように浮遊するかの如く存在する難しい役。
“割を食った”と思う方もいらっしゃるかと思いますが、いやいやどうして、美弥さん以外に今の月組でこれほど鮮やかにこの役をこなせる人はいないでしょう。ただ感心いたしました。プロですね、このタカラジェンヌは。

凪七瑠海(なぎな・るうみ)さんは、龍さんと同じ軍人で、龍さんの心配をしながら、物語進行の“芯”となる役でした。私の感じたところですが、今までよりもその人の心の表現がうまくされていたと思います。何かふっきれたような感じもしました。

その他、瞳花ゆりの(とうか・ゆりの)さんの“謎の組織の女”も実力どおりの見事さで演じられていました。専科の星条海斗(せいじょう・かいと)さんもさすがだなぁ、月組でまだまだ目を光らせていてほしかった。

早乙女わかば(さおとめ・わかば)さんも相変わらず娘役のお手本のような気品と美しさを見せつつ、お芝居に深みも増して龍さんの婚約者で、そして龍さんに離れられてしまう役を気丈な感じを漂わせて魅せてくれました。

海乃美月(うみの・みつき)さんは、いつもながら芝居のうまさには舌を巻きます。
この人には、雪組の咲妃(さきひ)さんや、宙組の実咲(みさき)さんとはまた異なる独特の演じ方があります。表情の使い方も他にはないものを感じました。台詞もハッキリと聞こえてこれまた良し!です。

そして今回から朝美絢(あさみ・じゅん)さん、暁千星(あかつき・ちせい)さんがかなり中心に近いところの役を得ていました。朝美さん及第点、暁さんはもうひとつ台詞回しが甘いような感じがいたしました。ごめんなさい、すぐに良くなると思いますけど。

他にも月組には、宇月颯(うづき・はやて)さん、紫門ゆりや(しもん・ゆりや)さん、煌月爽矢(あきづき・さや)さんなど、いつでも主役を演じられるくらいの実力者がいて、あらためてちょっと男役を集めすぎだよ・・と思いました。
美弥さんが月組に来たまでは良かったかと思いますが、一時は沙央くらま(さおう・くらま)さん、そして凪七瑠海さんまで取ったのは・・何か意図が読めません。・・もっとほかに何か方法は無かったのかなぁ・・。

今回はミュージカルの方の感想で終わりますが、次回はショーの感想を書いてみようと思います。
このミュージカルは一回見ただけの感想ですが、まだ“未消化”な仕上がりのような気がしているのです。もう一回見るチャンスがあるので再度頭の中をリフレッシュして見てみたいと思います。今のところ70点くらいに見えてしまって・・植田先生、未熟者でまだ良さが沁みてきておりません・・…σ(^_^;)


【Now Playing】 Woman / John Lennon ( Rock )

2016/01/17

「日本全国ソウルフードを食べにいく」を読んだ

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『日本全国ソウルフードを食べにいく/飯窪敏彦:写真・文(文春文庫)』を読みました。
これは楽しい本でした(^-^)

北は帯広の「豚丼」から始まり、日本全国のいわゆる“ソウルフード”的なものを求めて著者は探訪します。

写真付きで、見ているだけで“よだれ”ものですが(^^;)、知らない食べものばかりで驚きました。
根室の「エスカロップ」なんて知っていますか?
たけのこの微塵切りの入ったバターライスにトンカツがのって、デミグラスソースがかかった料理なのです。ケチャップライスを使った「赤エスカ」とバターライスの「白エスカ」があるんだそうで・・なんか美味しそうですよねぇ(#^.^#)

仙台が冷やし中華発祥の地であることも知りました。
冷房がない昭和十二年に中華料理の夏場売り上げ減少の対策として生まれたらしいです。「涼拌麺(リャンパンメン)」って呼んだのだそうですよ・・。一説には東京だか横浜が発祥であると私は聞いたことがあるのですが、こちら仙台の説も有力みたいです。
本場の冷やし中華食べてみたいっ!(゚ー゚*)。oO
名古屋の小倉あんトーストや、あんかけスパゲッティも参戦d(^_^o)
名古屋はこういうものの宝庫だね(^o^)


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写真は岡山の「ドミグラスソースカツ丼」。
左側はドビソースと呼ばれるケチャップ、ソース、辛子、胡椒、味醂に豚骨、鰹節で取ったラーメンスープを入れているんだそうですよ。知らなんだぁ~(^_^;)


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こちらの写真は、福岡の「博多うどん」です。
生粋の博多っ子は大のうどん好きなんて書かれていましたが、そうなんですか・・。
釜揚げ牧のうどん・空港店の「おぼろこんぶうどん」、かろのうろん(角のうどん・・っていうことらしい・・)の「肉うろん」、因幡うどんソラリアステージ店の「梅あおさうどん」、みやけうどんの「丸天うどん」の“麺麺”です''(^_^)素晴らしいラインナップ!

その他「飲んだあとはハンバーガーなのだ」の、佐世保バーガーや、鹿児島のカンナ削りのかき氷「白熊」、沖縄の「ぜんざい(山盛りの氷の下に金時豆と白玉が入っているという)」、「ソーキそば」などなどなどなど・・・…(^_^;)一生掛けて食べに行きたいと本気で思ってしまいました。

読んでいるだけでお腹一杯な感じになる“おいしい本”、満腹でぇ~っす!( ´ ▽ ` )ノ


【Now Playing】 大人のジャズタイム / 島崎保彦・阿里耶 ( ラジオ日本 )

2016/01/16

「ぼくたち日本の味方です」を読んだが・・

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『ぼくたち日本の味方です/内田樹・高橋源一郎著(文春文庫)』を読みました。
この本は自民から民主に政権交代があった頃、東日本大震災のあった頃、それに伴う原子力発電所の大きな事故が発生した頃、大阪都構想が話題になった頃、尖閣諸島沖で中国漁船衝突事件が発生した頃・・、そうそう、いろいろな事が次から次へと起こり、人々が今まで持っていた概念、信念のようなもの、虚像みたいなものが崩壊した時代と言ってもいいかもしれません。

私もその頃から自分の持つ考え方の基盤のようなものが崩れ落ちたような気がします。

例えば原発の事故が発生したときも、正確なというか、正直な報道などはされなかったし、政府の対応にも驚きました。
国民のことなんか考えている人は少ないのだとあらためて感じましたし、人は「嘘」と薄々わかっているのに、突っ込まずになんとなく見過ごしてしまう。
きっと、戦争に向かって行った時にも誰かの思惑に薄々気づいているのに漏斗に水が入っていくように事態は進んでしまったのだろうな、と思いました。

この本は対談形式で進められたものをまとめたものでしたが、次々と起こる様々な事象に批評・論評がなされ、私にはちょっと“斜に構えた”ポーズのようなものが馴染めず、最後まで入り込むことが出来ませんでした。

いろいろなことに“おろおろ”している人や、組織、マスコミ、世間に対して“おちょくり過ぎ”な気がして、途中でイヤになってしまいました。
それに、私が勉強不足なのかもしれませんが、使っている表現や言葉が今ひとつ分かり難いのです。ちょっとインテリぶっている感じがまた鼻につきました。ごめんなさい。

今起こっている難しい事象に冷静かつ沈着、正しいであろう判断の出来ないやつは置いていく・・みたいに読め、“置いてきぼり”にされた自分の身の置き場に困りました。

それでも、大阪の橋本徹氏のことを「有権者の知性を低く見積もっている」「石原慎太郎も河村たかしも同じで、そこには共感できない」という部分には私も同感しました。

『「本音」の言語をしゃべって人気者になったけど、そこでの「本音」とは、人を低く見積もって出てくるもので、絶対理想を語らない』・・この部分にもまったくそうだと思いました。

「あんたら結局金が欲しいんでしょ」というのが人を低く見積もった結論のような気がします。
でもねぇ、金は欲しいけど、そうじゃないんだ人は。
理想を語らなければ最終的には人はついてこないのに、「自分の周りはバカばっか、金のことしか考えていない」と思っているから「都構想」というシステムは考えつくけど、その先の理想にはたどり着かない。私は前回の投票で都構想が否決された時にそう思いました。システムだけのために人は想いを熱くできないんだと思います。

性悪説にもとづいて動くから自分に反対する人を徹底的にやっつける、・・そんなことしたって意味もなく、先がないことがきっとわからないのだとも思いました。

イヤな本でしたが、でも気づかされたことはいくつかありました。
ラジオで聞く高橋源一郎さんのお話などは、非常におもしろく感じていたのですが、この対談本は性に合いませんでした。そういうこともあるでしょ。


【Now Playing】 Stupendous / Charlie Parker ( Jazz )

2016/01/15

初めてのディズニーと宝塚のコラボ

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宝塚歌劇・星組東京国際フォーラム公演『Love & Dream(Dramatic Revue)』を見て来ました。

今回はなんと、ザ・ウォルト・ディズニー・カンパニーとタカラヅカのコラボレーションが実現。ありそうでなかったディズニーと宝塚の“愛と夢のタッグ”(#^.^#)、いや、こりゃ良かったよ(^-^)/☆

第一部はオール・ディズニー・ソングで、ディズニー関連の素敵な楽曲、誰もが口ずさめるお馴染みの曲、とても懐かしいスタンダード化した名曲、などなどが星組38名の精鋭部隊により流れるように、そして熱く、優しく、歌い、踊られました。

トップスターが北翔海莉(ほくしょう・かいり)さんと妃海風(ひなみ・ふう)さんになって、星組の印象はかなり変りました。
独特の持ち味を持つ主要スターの単独バズーカ砲でドカン・ドカンと重厚に、圧倒的に舞台を繰り広げてきた星組が、今は、上から下まで全員が光り輝きながらマシンガンを撃つような潮が満ちてくるような形で舞台を展開します。
ほんとうに上級生から下級生まで全員が自信を持って舞台に立っている感じがしました。

そして、宝塚の衣装、キャラクター、舞台・装置、歌、ダンス全てが想像以上にディズニーとの良い相性を見せてくれました。
綺麗だし、楽しいし、キラキラと輝いているし、ディズニーの名曲がどれも映えました。
北翔さん、妃海さんの歌唱力、脇を固める十輝いりす(とき・いりす)さん、七海ひろき(ななみ・ひろき)さんの二人の並びも豪華に感じました。あれ?!これって宙組で見た並び・・(*^_^*)などとも思いましたが、十輝さん、七海さん共に今や星組になくてはならないスターになっていて、随所に素晴らしい歌唱とダンスを見せてくれました。
特に、かいちゃん(七海さんの愛称)のステージでの立ち姿は素敵だなあ'(*゚▽゚*)'大好きっ!!

美稀千種(みき・ちぐさ)さん、十碧れいや(とあ・れいや)さん、麻央侑希(まお・ゆうき)さんも大活躍でした。綺咲愛里(きさき・あいり)さんもすっかり娘役の中心的存在となってきました。それに相変わらず可愛いっ!!(#^.^#)

第一部のハイライトは妃海さんが連続でソロ歌唱する中で歌った「レット・イット・ゴー~ありのままで~」でした。素晴らしい熱唱!
歌唱力ある妃海さんの本領発揮です。見ていて、オペラグラスが曇りだして「なんだどうした」と思ったら、私の涙がレンズを曇らせていたのでした。圧巻の大感動でした。

第二部では、宝塚を見たことのある人なら知っている、聞いたことのある曲がオンパレード!
妃海さんを中心とする若手娘役達の前に北翔さんが娘役の衣装を着て現われ、宝塚歴史クイズみたいなものをアドリブで出すコーナーでは会場は大爆笑の渦にd(^_^o)
いや、おもしろかった(^-^)
「ノバ・ボサ・ノバ」の作者は?と北翔さんが訪ねると、娘役さんが「斎藤先生っ!!」と元気よく答えて、「あんたバッカじゃないの、恥ずかしい、袖からハケてあっち行きなさい」と爆笑の北翔リアクション。おまけに、「その初演のトップスターは誰?」と聞かれた別の娘役さんは自身満々に「轟悠さんっ!!」と答えて(^^;)、「あんた顔は可愛くていいけど、勉強不足っ!帰んなさい」とやってまたまたウケてました。楽しいコーナーでした。

こちら二部での圧巻は、そのノバ・ボサ・ノバの歌曲のメドレー最後で見せた北翔さんの観客席が思わず唸ってしまった圧倒的な歌唱でした。曲の最後で歌声をものすごく息長く伸ばしたところでは万雷の拍手が・・!!'(*゚▽゚*)'
こちらも北翔さんの他組トップではここまで出来ないだろうと思われる歌唱力で怒濤の終演となりました。

北翔さんが今まで本公演以外で主演を務めてきた月組や、花組の公演でも感じてきたのですが、彼女は組子全員を“やる気”にさせ、全ての場面で各々に輝きを持たせ、それぞれが自信を持って舞台に立っている、といったことを実現しています。
これが今まで私が見たことのないトップスターとしての北翔さんの姿です。
次の星組本公演も楽しみです。
北翔さん、妃海さん、がんばれっ!・・かいちゃん(七海さん)もね( ´ ▽ ` )ノ


【Now Playing】 ニュース / NHK ( AMラジオ )

2016/01/12

Blog版『PEN散歩』・・寒くてまだちょっと寂しい庭だが

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facebookの方ではまだまだ冬まっただ中の庭の様子をご紹介いたしましたが、こちらでも同日の別写真で PEN散歩。
一枚目の写真は“赤”が鮮やかだったので撮ってみました。


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二枚目は、鉢に植えられて、健気に咲いているところを。


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三枚目は“わびさび”の世界っぽく・・(-_-)


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最後はこれまた鉢の中で元気に咲いているところを。


【Now Playing】 Quiet Joy / Jennifer Lee ( Jazz )

2016/01/11

映画「母と暮らせば」を見ました

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『母と暮らせば/山田洋次監督 主演:吉永小百合、二宮和也、黒木華』を見ました。
テレビなどでもCMが流れているのでご存知の方も多いかと思いますが、長崎に原爆が落とされてその時の唯一の家族である次男を失った母(吉永小百合)と命を落とした次男(二宮和也)、そして次男(二宮和也)の婚約者であった女性(黒木華)を中心とした物語でした。

次男を演じた二宮さんは、原爆で亡くなったあと、三年後に母親である吉永さんの目の前にひょっこり現われて、二人の会話というか、吉永さんがもう幸せなんて無いと生活している中で幽霊である次男・二宮さんと想い出を語りつつ、現在の状況を互いに受け止め、あきらめにも似た感情に包まれつつも生きて行く姿が描かれていました。

そして、二宮さんと婚約していた黒木華さんは、吉永さんを義母同様に大切に、吉永さんを励まし、家のことなども手伝い、その姿はあまりにも健気で可憐でした。
吉永さん、二宮さんの二人がこの世とあの世の別世界に居る身でありながら黒木さんにいい人を見つけてもらい幸せになってもらおうという結論を苦悩の末に導き出すのですが、いやだと言っていた黒木さんもひとりの女性、やがて誠実でやさしい教員の同僚と婚約・・今までそれを願っていた吉永さんが突如、うちの子だけなぜ不幸になってあの娘だけ幸せになるのか、というあまりにも人間的な部分を見せ、それまでと逆に二宮さんが諭す場面などは涙なくして見られませんでした。

また教員である黒木さんが生徒の女の子(本田望結・ほんだみゆ)さんを連れて復員局に出向き、母が亡くなり、妹二人のめんどうを見、その子の父の最後の状況を聞きに行くシーンにはもう涙がいくらあってもたらないくらいに泣きました。
父の最後の地とその状況をお爺ちゃんに言われたからと、必死に泣かずに聞き、こらえる幼い本田さん、そしてそれを見て思わず抱きしめ、大泣きする先生の黒木さん、・・もういけません、声をあげて泣いてしまいました。
本田さん迫真の演技、山田監督も「すごい子を見つけた」と驚いていたようですが、素晴らしいのひと言でした。


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その他のキャストも見事というに尽きますが、この物語は、原爆投下の一瞬のその時まで家族があり、それぞれの生活をしていた無辜の民(死者7万4千人と言われている)を溶かし、焼き殺したその事実がさらに亡くなられた方の家族、恋人など何十万何百万という人々の未来を破壊し、それがどんなにひどいことなのかを吉永、二宮親子の何でもない親子の会話から感じさせる静かで悲しいものとなっていました。

親子の会話にはユーモアもあり、まるで二人が恋人でもあるかのような錯覚を覚えるシーンもあるのですが、それがさらに哀しさを増すのです。

吉永さんは、現在も原爆について語り継ぐ活動をされていますが、人が人に対してあのような核兵器を使ってはならない、どんな理由があってもそれはいけない、と私はずっと思ってきました。そしてそういうことにふれる機会があったときには、そう発言してきました。
でも、今まで仕事を一緒にしていた者とそんな話になったとき、例えば部下から「そんなこと言ってちゃ駄目ですよ。原爆が落とされなかったら私達はこんな生活できていませんよ。むしろアメリカが落としてくれてよかったのかもしれないですよ。」と言われたり、「原爆投下が悪いというのか、日本人だって戦争で人を殺したじゃないのっ」と、年下の上司から食ってかかるられたこともありました。
悪いけど、どちらも一人の人間としてどうかと思いました。
いかなる理由があっても、人が人に原爆を落とす決断は間違っています。
自分の今の状況でもし同様のことがあったら、という想像力が欠如しているのだと思います。ただの歴史上の教科書に書いてあった覚えなければならいない項目としてだけとらえているんじゃないのかと思いました。情けない。

この映画を見て感じることは微妙に人によって異なるかもしれません。
でも、戦争を二度としてはいけない。
二度とあの兵器が人に対して使われることがあってはいけないと感じなければ・・この映画を見た意味はないのです。


【Now Playing】 オールナイトニッポンMUSIC10 / 森山良子 ( ニッポン放送 )

2016/01/10

妻と落語会に行ってきた

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きょうは午前中からお昼にかけて妻と千葉市文化センターで行われた新春落語会に出掛けました。
“前座の前座”に千葉大・落研の学生さんが登場しましたが、いやどうしてなかなか、けっこう笑いを取り、しかも明るく、物怖じしない、・・やるなぁ最近の若い人は、と、いきなり感心いたしました。

古今亭今いちさん、桂歌助師匠、色物は、めおと楽団ジキジキ(初めて見たが場数を踏んできたことがよくわかる圧倒的な盛り上げ方が素晴らしかった)、トリは三遊亭鳳楽師匠でした。

私もけっこう落語好きなので、演目は知っているものばかりでしたが、でも演者によってその様相はまったく異なるんですよね(^-^)、だから落語は面白い。

噺家の方も、“まくら”をしゃべりながらお客さんの様子をうかがい、演目を舞台上で決めているのだと思いますが、その日のお客さんにウケるように絶妙な出し物をチョイスしているような気がしました。

それから、お正月らしく、歌助師匠は「噺」を終えてから目出度い踊りまで披露してくれました。こういうのは落語会ならではだと思います。お客さんもとても喜んでいました。

テレビなどでお笑い番組を見るのもいいですが、こうして木戸銭を払い、“小屋”に幽閉されて、じっくりと出し物を楽しむ(テレビみたいにひとネタ5分なんて瞬間芸的なものではないよ)。これが“大人の楽しみ方”ではないかと、あらためて思いました。

久し振りに東京の寄席にも行ってみようか、なんて気持ちにもなりました。
「今年は何度か寄席に行こう」という小さな目標が出来ました(*^_^*)


【Now Playing】 Come Together / The Beatles ( Rock )

2016/01/09

「くじらの朝帰り」を読んだ

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『くじらの朝がえり/椎名誠著(文藝春秋)』を読みました。
15年前の本ですが、相変わらず面白かった(^-^)

えっ、と思ったところは『新潟はイタリアだ』って椎名さんが言い出したところ。
同名の柳生直子氏の本を読んで椎名さんが同感した部分でした。

新潟は地中海を背景にしたイタリアのようにずいぶん独自のうまい海産物を沢山もっている。桜鱒、糸魚、以下、岩ガキ、のど黒、南蛮エビ、ヒラメ、雲丹、本ズワイ、柳カレイ。野菜も山菜も茸も豊富。米はコシヒカリだし、日本酒は本場!日本初の地ビールも新潟。

国産マカロニ第一号を送り出したのも新潟の加茂市だそう。
日本の某高官がパスタの本場、イタリーを訪ね、マカロニを食べたところ、あまりに美味、そしてお土産に。・・包みを開けたら<メイド・イン・ジャパン>と書かれていた(^^;)なんて笑い話もあるくらい。

柳生さんの本には地図を見比べると、イタリアと新潟の形が似ているとまで書かれ、「なるほど」と椎名さん納得!(#^.^#)楽しい部分でした。

椎名さんが、駅弁の話をしていた部分も面白かった。
狭い弁当箱の中にチマチマといろいろいなものがオールスターのように並んでいるとうれしいのが日本の駅弁。
みたいな話から、韓国では、「包む」と「かき混ぜる」が基本。焼き肉みたいに葉っぱでくるんでワシワシ食べる、そして大急ぎで食べるときはかき混ぜる。ご飯ものはなんでもかき混ぜてしまうことが多いという話にd(^_^o)

日本は先ほどの「チマチマ」のほか、「のせる」のも基本だと。
マグロでも、トンカツでも、天ぷらでも、鰻でも・・(*^_^*)とにかくご飯の上にのせてしまえば立派な「どんぶり」に!そしてみんな安心d(^_^o)
寿司だってご飯の上になにかのせて完結してるって話でした。

欧米は挟む文化だろうか、ともおっしゃっています。
「あの人たちはパンとパンの間になにか挟んでしまえばとにかく安心しているような気がする」・・ちと乱暴かもしれませんが(^_^)そんな気がしないでもない。

そんな面白話ばかりの本で、年末年始休み明けのキツい一週間を少しばかり楽しくさせてくれた本でした。


【Now Playing】 文芸選評 / 鈴木章和、金井直己、松本慶子 ( NHK-AM )

2016/01/06

【はっPのアナログ探訪_0084: ヴィーナス(Venus) / ザ・ショッキング・ブルー(The Shocking Blue) ( Single )】

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今回のアナログ探訪はシングル盤、ショッキング・ブルーのヴィーナスです。
泣く子も黙る大ヒット曲、そして日本人には長山洋子さんのカヴァーでもご存知の方が多いかもしれません。長山さんがまだアイドルで、演歌歌手になる前のこと。

そちらのバージョンでは、ディスコティックに曲調を変えていました(*^_^*)
長山さん、演歌歌手になってからも時々和服からセクシーなミニスカート姿でこの歌を歌ったりしますが、今の方がより“カッコイイ女”になっていてビックリしますd(^_^o)

そして本家こちらのレコード盤。イントロのショッキングなギター・カッティングだけでもう“シビれまくり”です(^^;)
ドラムもいいねぇ、乾いた音でスタタカ、トントンと“キレ”が良すぎるっ!!
さらにボーカルが入ってくると、このハスキーな声がまたトドメを刺してくれます(*^_^*)


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もちろん曲は、テンポの良い大名曲のポップ・チューンd(^_^o)
こりゃもう、文句をつけるところなど一箇所もありやしません。

キーボードもちょっと妖しい雰囲気が出ててニクい演出です。

小さい頃兄がこのレコードを掛けるのを聞いていて、「このボーカル、藤圭子が歌っても“イケる”んじゃないか」などと思いましたが、どうでしょう、今想像しても面白かったかも・・なんて思います。

思わず体が動いてしまう、ナイスなヒット曲、何回も何回も聞いてしまいました(#^.^#)

2016/01/05

写実画の魅力に引き込まれる

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私が運営している千葉市を紹介する facebook page の方では既に何度かご紹介したことのある千葉市緑区あすみが丘にある「ホキ美術館」、何度も訪れているのですが、その魅力が薄れることはありません。

すでにご存知の方もいらっしゃると思いますが、ここは世界でも珍しい『写実絵画』専門の美術館です。
創設者保木将夫氏個人の収集した作品が展示されています。個人と言えどもその規模は通常の美術館に見劣りするどころか、はるかに凌ぐ内容と言っても過言ではないと思います。


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美術館の建物そのものが芸術の域に達していますが、ただただ驚くばかりです。

写実絵画のために設計された、ピクチャーレールのない展示室、天井に埋め込まれたLEDとハロゲンの照明、歩いても疲れにくい緩衝材入りの床のつくり、珍しい絵画をゆっくりと楽しんで鑑賞できる素晴らしい環境です。


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今年も新年の企画があって妻と出掛けました。
チケットを買って、入館すると、いきなり創設者の保木氏が椅子に腰掛けて新年早々楽しげに入館してくる来館者をやさしい眼差しで見ているのに驚きました。

気づいた私(中に保木氏ご本人の写実画も有り、過去に見たことがあるのですぐにわかりました)は、妻にそっと伝えると、いったん中に入った妻は後戻りして保木氏に挨拶に向かいました。こんな素敵なコレクションを一般に見せていただいてありがとう、と伝えたとのこと。


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今回のブログに掲載しているのは、ミュージアム・ショップで買い求めた「ポストカード」です。もちろん、館内所蔵の作品です。

最初に私が訪れたときには、「写実絵画って、写真みたいなものじゃないの・・それが鑑賞に堪えるの」なんて思いつつ行ったわけですが、それが大きな間違いであることは入って何作品かを見てすぐに気づきました。


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写実絵画からこちらに伝わってくるインパクトは、ただものではありません。
写真でもない、通常の美術館で見る油絵やその他の絵画作品でもない、視覚だけでなく、何か人の思いに直接迫り来るような不思議な説得力が私にとって何よりの魅力となりました。


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現在は企画展開催中で、展示内容も大幅に変更されているので、再訪される方もきっと満足されるのではないかと思います。

美術館が佇んでいる静かな環境も魅力のひとつかと思います。
その自然の景色を楽しみながらのティータイムやランチ、ディナータイムも楽しめる場が用意されています。

またしばらくしたら訪れることになると思います。
「ホキ美術館」、心安らぐ良い場所です。


【Now Playing】 Sister Morphine / The Rolling Stones ( Rock )

2016/01/04

1953年の本「風俗時評」を読んだ

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『風俗時評/花森安治著(中公文庫)』を読みました。
著者花森安治さんは、あの「暮らしの手帖」を大橋鎭子氏と共に設立した方。

暮らしの手帖と言えば、読者の絶大な支持のあった「商品テスト」がありました。
家電品や日用品を家庭でふつうに使う仕方で試す企画でした。
消費社会の到来という状況にうろたえる人たちへのメッセージ的なものだったのかもしれません。
でも、それをすれば広告を出してくれるスポンサーにおべっかを使うわけにはいかないので、広告を断るしかなくなり・・かなり腰の据わった雑誌だったと思われます。

この「風俗時評」では、服装に黒の流行があればそれにひと言もの申し、サラリーマンの制服である背広に対しても“一くさり”。
七五三の親馬鹿ぶりについてもガツンと釘を刺し、酒飲みの電車の中での醜態にもグサッという切れ味で思うところを語っています。

60年以上も前の本なのに、今読んでもその精神は深くこちらに伝わってきました。

特に心に残ったのは、世の中をリードする立場や地位にいる人たちの鼻持ちならない様子についても怒りをこめて書かれている部分でした。
思い上がった特権意識、一般国民というものを虫けらのように考えて、自分だけは何か高い台の上にいるような意識、気持、こういうものがバカなことを考えさせるのだとおっしゃていて、・・今現在もまさにそんな状態であると私は思いました。

バカなことを次から次へと考え、実施していく・・。

武器を持たぬ私達下々は、“風刺”という頭の中にある武器を使っていくしかないのですけれど・・。


【Now Playing】 ラジオ深夜便 / 堀内孝雄 ( NHK-AM )

2016/01/03

米国人からみた“赤提灯の魅力”を読んでみた

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『日本の居酒屋文化/マイク・モラスキー著(光文社新書)』を読みました。
著者が<第三の場>と呼んでいる“居酒屋”。
パリのカフェや、イギリスのパブ、ドイツのビヤガーデンとも異なる魅力ある場所について大学教授のマイク・モラスキーさん(1976年初来日)が探求しています。

第三の場を簡単にいうと、とりたてて行く必要はないが、常連客にとって非常に居心地がよいゆえに行きたくなる場所。
会員制にはなっておらず、予約するような場所でもない。
いつでもひとりでふらっと立ち寄って、店主やほかの常連客に歓迎される。
そして帰りたいと思ったら、いつでも帰ればよい。
第一の場である家庭とも、第二の場所である職場とも著しく違うもの・・と、おっしゃっています。

たしかに居酒屋の理想って、そんな所ですよねぇ(゚ー゚*)。oO

大学教授らしく、酒場の種類と特徴を、立ち呑み屋、大衆酒場、焼き鳥屋、モツ焼き屋、串カツ・串揚げ、炉端焼き、郷土料理、おでん屋などなどに分類して、そりゃもう詳しく解析しています。
日本人でもここまで突っ込んで居酒屋関係を探求している人はいないでしょう。

屋台や角打ち、和風バーやスナック、小料理、蕎麦屋、寿司屋などについても、その場のあり方について解説が入り、街という空間にどういう風に存在しているのが居酒屋か、なんてことにもかなり深く分け入っているのです。

何といっても、居酒屋の居心地のよさは、その場での人間関係の微妙な“ゆるさ”にあるようにこの本を読んでいて感じました。

最終的には、自分で穴場を“嗅ぎつける”ところまでいくのですが、いやはや外国籍の人にこれほど教えてもらうとは思いませんでした(^^;)
・・実際、読んでいて外国の方の文とは思えなかったのですが・・。

いい本を読みました。
私のリタイア後の居酒屋ライフの参考になったと思います。


【Now Playing】 歌が聴きたい / 保科有里他 ( TBSラジオ )

2016/01/02

家族と初詣に行ってきました

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妻と帰省している長男、そして長女は元旦に義母達と一緒に遠くの神社で初詣を済ませていたのですが、私は元旦に荷物が届くことになっていて留守番。
というわけで、近くの神社に二日の今日、家族四人揃って出掛けました。

ここは何年か前に私が数十年に一度回ってくる“神社年番”を引き受け、初詣と式典一式を取り仕切った神社です。
あのときは命がけでしたが、その後は数十年、いや百年以上でしょうか、口頭により伝承されていたものを全てマニュアルを作成し、誰が年番になっても出来るようにしたのですが・・・その100頁以上にわたる文書による式典その他あらゆる行事の全貌が白日のもととなり、逆効果を生んで、年番はなくなりました。
それほど過大な負担と精神力の強さが求められるものでした。
今は神社役員のお年寄り達が細々とやっていて、とても静かな、ひなびた様子です。
これで良かったのかも。小さな村の神社だったところに数千人もの初詣客がいたことがおかしかったのです。

で、すっかり静かになったこの神社で滞りなく初詣。

「こうなりたい」とかそんなことはお願いしません。
家族が無事で過ごせるように、それだけお祈りしました。

このブログ的には、今までどおり「宝塚歌劇」と「ビートルズ関連」「ジャズなどの音楽について」「映画観賞の感想」「読書したものの感想」などを中心に書いていこうと思います。
こちらも欲張りません、あまり手を拡げようとも思っていません。
過去にこのブログに対するラジオ番組からのインタビューなども受けましたが、そんな楽しいことがあればなおうれしい!(^-^)/☆

今年もぼちぼちやっていきます。
どうぞよろしくお願いいたします<(_ _)>


【Now Playing】 Come Together / The Beatles ( Rock )

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