特ダネはご馳走じゃない
今年に入ってから3箇月、次から次へと特に「B誌」が“すっぱ抜いた”というか、特ダネとして紙上に載せた記事に、世間が、社会が大きく揺れました。
毎週のようでした。
芸能人、スポーツ選手、コメンテーターから大臣まで・・。
B誌編集部は沸き返っているのでしょうか、沸き返る??それで喜んでいるんでしょうかね、なんだかその場にいたくないというか、見たくないと思います。
日本中が知っている有名な人や、功成り名遂げた人などは、きっとそうなるまでには人に知られたくないこともいくつかあったことでしょう。
やっと夢に見たところにたどり着いたと思ったら急転直下、その人に今まで興味が無かった人まで悪し様に言って喜んでいるようで、どんな気持ちかわかりませんが、私はその話題に加わりたくないのです。
きょうはスマートフォンがブーブー言ったので画面を見ると「S誌」が一矢報いたというか、あの有名な人(参院選に立候補しようとしている人)について“すっぱ抜き”記事をものにしたという・・。
どれもこれも別に知りたくもない話でした。
特に現在のネット社会では、皆で寄ってたかってあることないこと俎上に載せられた人を突っついています。
一気にボロボロにされますね。
それらを聞くたびに、いやな気持ちになり、何日も胃のあたりがどんよりと重いような感じになるのです。
要するにそれら“特ダネ”といわれるものは、私にとっては“ご馳走”じゃありません。
口にしたくもないネタです。
ショーンKという人がFMラジオで長いことやっていた番組「Make It 21」は、何年か前によく聞いていました。
彼の真面目な番組づくりと、ゲストとの会話、学生達を集めてのトークやイベントのようなものはとても興味深く、いい番組だな、と思って何年間か聞いていました。
最近テレビでお顔を知ることになり、こういう感じの人だったのか、などと思ってはいたものの、日常テレビをほとんど見ない私なので、そこでのコメントなどの様子は知りませんでしたので、テレビ出演後のことはよくわからないまま書いています。
どこでどう道が逸れていったのかわかりませんが、ラジオで地道にやっていた活動を続けていれば彼の持ち味が生かされて、本人にも、社会的にも良い状態になっていったのに・・と、残念に思ったのが正直な気持ちです。
※報道されている内容については何ともがっかりするようなひどいものだったのですが。
次から次へと人を引きずりおろすのを毎週のように見るのはもうごちそうさまです。
そしてそれを知って勇んで叩く人達を見るのもごめんです。
いい話題、楽しい話題、心から笑える話題、明るい話題、ないですかねぇ (・_・;
とりあえず、私はいつものようにマイペースでこのブログをなるべく楽しい話題で書き綴ろうと思います。
【Now Playing】 贈る言葉 / リチャード・クレイダーマン ( Instrumental )
« 【はっPのアナログ探訪_0092: TVの国からキラキラ / 松本伊代 ( Single )】 | トップページ | Blog版『PEN散歩』・・きょうの庭 »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- Facebook その他SNSでよく見かける「リンクをただ張っただけ」で本人が嬉しがっているものについて。(2022.03.25)
- 怖いが、365日を振り返る。(2021.12.31)
- キーボードが必要な理由(2021.06.19)
- 『話術/徳川夢声』を読みました。(2020.08.12)
- こういうときにどうすればいいのか(2020.04.05)
「しみじみモード、私の気持ち」カテゴリの記事
- 伊集院静さんの「あなたに似たゴルファーたち」を読みました。・・この文を書き終えたときに伊集院さんの訃報が入ってきました・・。(2023.11.24)
- 「ぼんやりの時間/辰濃和男」を読みました。(2023.10.27)
- 「見事な死/文藝春秋編」を読みました。(2023.10.10)
- 「逆境を乗り越える技術/佐藤優・石川知裕」を読みました。(2023.09.21)
- 永六輔さんの「老い方、六輔の。」という本を読みました。(2023.06.29)
「社会の出来事」カテゴリの記事
- 下重暁子さんの「自分勝手で生きなさい」を読みました。(2023.11.12)
- 椎名誠さんの「下駄でカラコロ朝がえり -ナマコのからえばり 5-」を読みました。(2023.11.09)
- 「泣いたの、バレた?/酒井順子」を読みました。(2023.10.29)
- 映画「ロスト・キング 500年越しの運命」を見てきました。(2023.09.29)
- 「ラジオ深夜便 新 珠玉のことば ~ラジオが教えてくれた名言100~」を読んでみました。(2023.08.21)
コメント
« 【はっPのアナログ探訪_0092: TVの国からキラキラ / 松本伊代 ( Single )】 | トップページ | Blog版『PEN散歩』・・きょうの庭 »
おはようございます
僕は、テレビを観ないというか、テレビは地デジ君になった時に捨てたので、リアルタイムでの情報には疎いのですが、、、
世の中の表が、ワイワイとやっている時こそ
世の中の闇の世界が蠢いているんじゃないか?
(ショックドクトリンと言うんですか?)
と、勝手なことを考えるのが、好きです
この国は何処に向かっているんでしょうね?
ではなく
この国を、何処に向けようとしているんでしょうね?
投稿: 重田英昭 | 2016/03/25 08:40
重田さん、こんばんは!
くだらない不倫騒ぎなどをしているあいだに、着々と次の選挙への準備をしていて、またも騙されて投票してしまう人がいると、増税はされるは、マイナンバーで管理されるは、国として戦いというものが前に出てくるは、で一気に鈍感国民はとんでもない方向に連れて行かれるような気がします。
そんな時、ほんとうに役に立つのがテレビで、画面に映る顔を見ているとその魂胆が見えてくるから不思議なのです。
テレビでいいところはそれだけかもしれませんが、なんとも不思議な力を持っているのがテレビです。
それに気づかないと・・もう大変なことになる・・。
投稿: はっP | 2016/03/25 23:41