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2016/03/12

映画「シェル・コレクター」を見ました

20160311_shell_collector01

映画『シェル・コレクター/監督:坪田義史 主演:リリー・フランキー 助演:橋本愛、寺島しのぶ 原作:アンソニー・ドーア』を見ました。
なんとも不思議な映画でした。

主演のリリー・フランキーさん演じる孤独を愛する盲目の貝類学者は、孤島で学者としての生活をしているのですが、そこに流れ着いた寺島しのぶさん。
貝類学者が助けるのですが、謎の奇病を患っていた寺島さんが偶然にもイモガイの猛毒で治ってしまうという事態になり・・。

その後むりやり同じような奇病で苦しむ娘(橋本愛)を治してくれてと暴力的な有力者に脅され、仕方なくイモガイに噛ませ、毒による治療?をすると、またも奇跡的な回復。

奇跡的な治療を求める人々が島に訪れてしまい、噂を聞きつけた疎遠になっていた貝類学者の息子(池松荘亮)までもが島にやって来るのでした。

沖縄県渡嘉敷村をロケ地とした映像は果てしなく美しく、また海中や心のイメージ像なども非常に美しい映像処理がなされていて、まさに大人のファンタジーを感じさせるものでした。


20160311_shell_collector02

リリー・フランキーさんのあまりにも無防備で自然な演技には、ほんとうにこの人は実在の人物じゃないのか、などと思ってしまうほどでした。
また寺島さんの観客をググッとたぐり寄せるような艶麗な演技は他の人ではかわることのできないものだったと思います。

橋本愛さんのあどけないような、妖しいような、不思議な女性の存在感もよかった・・。
学者の息子役、池松さんも現代の人間にいかにもいそうで、ありがちな姿がやはりとてもリアルな感じで演じられていて、なかなかの役者だと思いました。

物語はストーリーそのものを追うよりも、むしろ貝類学者の内面を通して、人の生き方にせまってくるようなものであったと私は感じました。

人はなぜ生き、何のために自らの行動を起こしているのか、何がこの世で大事なものなのか、いろいろと考えてしまいました。
それぞれの登場人物が私達の人生に登場してくるあるパターンを持ちながら学者に近づいてくるので、思わず身構えてしまいました。

美しい映像と不思議なストーリー展開、独特のキャラクターが相まって映像詩的な作品となっていました。これもいい映画でした。


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» シェル・コレクター [象のロケット]
手足が痺れ皮膚に病変が起こり重症化すると死に至る、原因も治療法も不明の奇病が世界中で蔓延していた。 沖縄の小さな島で暮らす盲目の貝類学者は、奇病を患い海辺で気を失っていた女を助け、自分の小屋に連れ帰る。 女はある日、貝類学者が見つけた新種のイモガイに偶然刺され、奇病がすっかり治ってしまった。 話を聞いた多くの患者が、貝類学者のもとへ押し寄せるが…。 ファンタジック・ドラマ。... [続きを読む]

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