【はっPのアナログ探訪_0095: ミスター・ムーンライト(Mr.Moonlight) / The Beatles ( Single )】
ビートルズのシングル盤で、私はこのレコードを中学生の時に買い求めました。
どんな曲かも知らずに、町の電気店のレコード・コーナーにあったものをただビートルズのレコードだからという理由で手に入れたのです。
ジャケ写真はモノクロで、ビートルズがツアーに出ている時のもののように見えます。
ジョンが旅行鞄を肩に掛け、ポールは8ミリカメラとたぶのそのキャリング・バッグを肩に掛けています。
当時の私から見ても“古い”感じがしました。「ビートルズの初期の頃の曲なんだろうな」と思いつつターンテーブルに乗せたのでしょう。
曲は「ミスター・ムーンライト」。そうです。ビートルズが来日したときのテレビ放映で空港から首都高をキャデラックで走るビートルズの映像のバックに流れていたらしい曲です。
この曲は衝撃的だったでしょうね、「来たぁ~っ!!ビートルズ。何だこのシャウトするカッコイイ曲は?!」てな感じだったのかも(*^_^*)
歌詞カードにあった曲の紹介では、「ビートルズのニュー・アルバム、ビートルズ'65から強力ナンバー2曲をお届けしましょう」なんて書かれていますが、ビートルズ'65って、アメリカの編集盤じゃないですか(^_^;)。ビートルズ・フォー・セイルからとは紹介しないのですね。当時の発売順などがはっきりわからないので何とも言えませんが、新しさを強調するためだったのかもしれません。
私のこのレコードはモノラルで、なんかスピードを上げてカッティングされているように思います。でもまあ、当時のステレオ装置ではいい音で鳴っていました。今聞くとちょっと貧弱に聞こえるのですが、その時代の装置で聞いた方が合うのかもしれません。
ついでにB面は「ホワット・ユーアー・ドゥイング」。後のシルク・ドゥ・ソレイユ関連で発売されたマッシュアップ・アルバム「LOVE」でも取り上げられた曲で、当時中学生の私にはなんだか“いまいち”出来損ないみたいな曲に聞こえたのですが、今聞き直すとそれなりに楽しめる曲です。
“ドン・タカ・ドンタカタッ”っていうリンゴのドラムが“イモっぽく”聞こえたですが、それも今聞き直すとなかなか面白いって、なっちゃいます(#^.^#)
ミスター・ムーンライトは、ハモンド・オルガンや、ボンゴ、アフリカン・ドラムなども演奏に使われていて、ビートルズが演奏した曲の中では珍しい雰囲気を醸し出していて、それもこの曲の魅力です。
ビートルズの来日当時を空想しつつ二回目の針を落としています。
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