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2016/04/30

「居酒屋ぼったくり・5」を読みました

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『居酒屋ぼったくり・5/秋川滝美著(株式会社アルファポリス)』を読みました。
東京の下町にある「ぼったくり」という居酒屋(名はひどいが実際は良いお店(゚ー゚*)。oO)を舞台に今どきには珍しい義理人情のある人々の関係を描きつつ、旨い酒と美味しい料理が度々登場する、手に取るとすぐに読みたくなるような小説でした。

父母が亡くなり、姉妹で受け継いだ居酒屋“ぼったくり”での常連客とのやり取りは読んでいるだけでほっこりとするのでした。
しかも、出てくる料理は家庭的だったり、安いけれど、ちょっとした工夫でお客さんを「おっ、これは!」と驚かせるようなものばかり。

エピソードとして出てくるちょっとした問題などに気を揉みながら、でも紹介される美味しいお酒と料理の話に生唾を飲みながらの読書となりました。
とても読みやすく、エンターテインメント的要素たっぷりの軽い読物、でも、主人公の前で起こる問題は現代社会に生きる我々にとっての共通課題だったりして、しみじみとしたり、深く頷いたりして、なかなか考えさせられるのです。

それに加えて、店主である「美音(みね)」の恋愛模様もみずみずしく、しかも読んでいるこっちが“やきもき”するような“じれったさ”で書かれ、恋の行方にもドキドキしながら読みました。

あっという間の楽しい本でした。
短編連作小説になっていて、まだまだ続きがあるようです。過去の巻もあるようなので読んでみようかと思っているところです。


【Now Playing】 You've Got A Friend / Carole Kong ( Pops )

2016/04/29

みっちゃんとふうちゃん

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私にとっては“悲報”でした。
宝塚歌劇団・星組トップスターの北翔海莉(ほくしょう・かいり:愛称・みっちゃん)さんが去年の6月だったでしょうか、トップに就任したばかりなのに、退団の発表がありました。
私の“ヅカ友”の女神からの第一報により知りました。

北翔さんは千葉県松戸市出身で、早くから期待されていたスターでしたが、男役三番手的な位置が続き、次々と自分の後輩にあたる人たちがトップ・二番手などになり、実力十分なのにトップの位置には届かず、やがて「専科」という組の所属から解かれた立場に配置転換、・・この時点でいくらなんでももうトップへの道は途絶えたと北翔ファンの皆さんもいったんはあきらめたことでしょう。

ところが、専科に配属となるやいなや、各組を回り、主要な役どころをご本人のファン以外の方も舌を巻く好演を見せ、しかもその存在は歌劇団全生徒のお手本となるような人格者ぶりを発揮し、分け隔てのない人との接し方、舞台に掛ける意気込み、あたたかい心で組をまとめる姿に心打たれた人は多かったのではないでしょうか。

星組トップに決定した、という報は誰もが驚き、そして喜んだ出来事でした。

それなのに・・、わずか一年とちょっとで退団ですか・・。
それならトップにならず、専科に残って北翔さんをずっと見ていたかった。

そして、北翔さんの退団発表からすぐに相手トップ娘役の妃海風(ひなみ・ふう:愛称・ふうちゃん)さんが添い遂げるように退団を発表。
トップになる前から、重鎮、轟悠(とどろき・ゆう)さんと主演コンビを組み、圧倒的な演技と歌唱力でその実力を見せてくれていた妃海さん。

なるべくしてなったトップ娘役。これから実力を遺憾なく発揮してくれるだろうとワクワクしていたのに・・、悲しすぎる(T_T)
最近の娘役トップは在任期間も長く、様々な演目で私達を楽しませてくれていて、妃海さんにもそうしてもらいたかった・・。

でも、きっと北翔さんとの関係は師弟というか、学年も離れていて、北翔さんからあたたかく見守られて二人だけがわかるようなものになっていたのかもしれません。

返す返すも残念です。

北翔さんだって、妃海さんだって、本心はきっとまだまだ宝塚の舞台に立っていたいと思うのです。どんな力がはたらいたのでしょうか。

今度の東京公演「こうもり」、そしてラストの公演のチケットが果たして手に入るのかわかりませんが、お二人の舞台での姿を目に焼き付けるために、何とかして劇場に行きたいと思います。

最後の最後までお二人らしく素敵なトップコンビの姿を見せてください。
大好きです!!


【Now Playing】 Moments Like This / Julie London ( Jazz )

2016/04/27

「旅の流儀」を読んだ

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『旅の流儀/玉村豊男著(中公新書)』という本を読みました。
玉村さんは現在は長野でワイナリーを営んでいらっしゃいますが、通訳、翻訳業を経て文筆業もされ、絵画制作もされていて、とても多彩!才能あふれ、しかもテレビなどで拝見していると、とても人生をそよぐ風のように軽快に生きていらっしゃるようにお見受けします。

この本は、学生時代の添乗員のアルバイトをしていた頃からパリなどは“行きつけ”となっている玉村さんの旅についての準備する様子や、どうやって旅先で過すのか、自らの失敗談や、様々な旅の工夫のようなものも書かれています。

玉村さんは自身のワイナリーでは料理も提供し、すっかり観光コースにもなっていて、海外からの客も多いようですが、長野の震災の頃には客足がかなり落ちたようです。
いわゆる風評被害についてもふれていますが、災害などのトラブルがあった場合は観光という商売自体が風評に支えられているため、文句を言ってもはじまらなかった・・と、おっしゃっています。
今回の震災後も影響が無かった観光地もきっと客足が落ちているのだと思いますが、ここはじっと我慢するしかないのかもしれないです・・。

インターネットが普及し始めた頃は、お客さんは、自身の考えで情報を選別する能力が高くなるのではないか、と思っていたとのことですが、事は正反対に向かったと・・。

人々は以前よりも、真偽の定かでない情報のすべてに反応し、情報に接するたびに判断の自信が揺らぎ、言われるがまま右往左往している印象がぬぐえないと思ったとのこと。

なので、ご本人は、どんな時代になっても、世間の風評を畏れず、揺れ動く情報に左右されない、誰もが幸せになれる小さな宇宙(玉村さんの長野のワイナリーのような場所)をつくりたいものだとおっしゃっていて、私もこのことは心に残しておこうと思いました。


【Now Playing】 ラジオ深夜便 / 村上里和 ( NHK-AM )

2016/04/25

『PEN散歩』・・ブログ版

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Facebookでは既に日曜の朝、雨に濡れた庭の花々の様子をアップいたしましたが、ブログのみご覧いただいている方も多いので、こちらも別写真でアップします。


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どんどん花々が咲き始め、庭もにぎやかになってきました。

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・・というわけで、花を植えていない部分については雑草が元気よく伸び始め(^_^;)、これから草刈のシーズン到来ということでもあるわけです。
・・かんばります・・ …σ(^_^;)


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でも、妻が面倒をみているこの写真の庭は心なぐませてくれます。
それを眺めつつ、GWは草刈ウィークになるのでした・・。


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【Now Playing】 今朝の三枚おろし / 武田鉄矢 ( 文化放送 )

2016/04/23

オランダ映画「孤独のススメ」を見た

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『孤独のススメ(MATTERHORN)/監督・脚本:ディーデリク・エビンゲ、主演:トン・カス、ルネ・ファント・ホフ 2013年オランダ』を見ました。

妻を亡くし、子供は家を出て、孤独な初老の男性(トン・カス)が、毎日同じように同じ時間に同じことをして過しているところから物語は始まります。
その男性が住む町は古い教会を中心に厳格な人?達が住む保守的な様子です。

そこに言葉も満足にしゃべれない正体不明でホームレスの同年代くらいの男(ルネ・ファント・ホフ)が現われ、庭の草取りなどをさせ、家で茶をすすめたところから奇妙な展開となり、二人はなぜか一緒に住むことになり、平凡で平穏なトン・カス演じる孤独な男の生活が変って行きます。

協会、町の人たちからは奇異な目で見られますが、しかしこの映画の主役となる二人の風変わりな生活をする男性二人は何か“世のしがらみ”から抜け出た新しい世界を見いだしてしまうのでした。

たまたまルネ・ファント・ホフが羊の真似をしていたところを上品でお金持ちそうな子連れ夫婦に面白がられ、子供の誕生会の余興に呼ばれたことからその面白さにあちこちからパーティーの余興に呼ばれることになる愉快?で不可思議なエピソードも入り、見ているこちらはここいらで何だか今まで経験したことのない可笑しくて哀しいような独特の世界に誘われるのでした。

トン・カスの子供がなぜ家を出て行ったのかが後半わかるのですが、それには感動的なシーンが用意されていて、ただ奇妙で可笑しい映画ではなかったことにちょっと驚きます。

現代の物語なのに、撮られている景色は美しく、昔物語のような雰囲気をたたえ、人にとってほんとうに大切なことってなんだろう・・というようなことも感じさせてくれる映画でした。
調べてみると数々の映画賞を受賞している作品ですが、決して大きな映画館などには掛らないような私好みの良作でした。

上映館は限られていると思いますが、見て損はないものでした。


【Now Playing】 Down On The Corner / C.C.R. ( Rock )

2016/04/19

【はっPのアナログ探訪_0095: ミスター・ムーンライト(Mr.Moonlight) / The Beatles ( Single )】

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ビートルズのシングル盤で、私はこのレコードを中学生の時に買い求めました。
どんな曲かも知らずに、町の電気店のレコード・コーナーにあったものをただビートルズのレコードだからという理由で手に入れたのです。

ジャケ写真はモノクロで、ビートルズがツアーに出ている時のもののように見えます。
ジョンが旅行鞄を肩に掛け、ポールは8ミリカメラとたぶのそのキャリング・バッグを肩に掛けています。
当時の私から見ても“古い”感じがしました。「ビートルズの初期の頃の曲なんだろうな」と思いつつターンテーブルに乗せたのでしょう。

曲は「ミスター・ムーンライト」。そうです。ビートルズが来日したときのテレビ放映で空港から首都高をキャデラックで走るビートルズの映像のバックに流れていたらしい曲です。
この曲は衝撃的だったでしょうね、「来たぁ~っ!!ビートルズ。何だこのシャウトするカッコイイ曲は?!」てな感じだったのかも(*^_^*)


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歌詞カードにあった曲の紹介では、「ビートルズのニュー・アルバム、ビートルズ'65から強力ナンバー2曲をお届けしましょう」なんて書かれていますが、ビートルズ'65って、アメリカの編集盤じゃないですか(^_^;)。ビートルズ・フォー・セイルからとは紹介しないのですね。当時の発売順などがはっきりわからないので何とも言えませんが、新しさを強調するためだったのかもしれません。

私のこのレコードはモノラルで、なんかスピードを上げてカッティングされているように思います。でもまあ、当時のステレオ装置ではいい音で鳴っていました。今聞くとちょっと貧弱に聞こえるのですが、その時代の装置で聞いた方が合うのかもしれません。

ついでにB面は「ホワット・ユーアー・ドゥイング」。後のシルク・ドゥ・ソレイユ関連で発売されたマッシュアップ・アルバム「LOVE」でも取り上げられた曲で、当時中学生の私にはなんだか“いまいち”出来損ないみたいな曲に聞こえたのですが、今聞き直すとそれなりに楽しめる曲です。
“ドン・タカ・ドンタカタッ”っていうリンゴのドラムが“イモっぽく”聞こえたですが、それも今聞き直すとなかなか面白いって、なっちゃいます(#^.^#)

ミスター・ムーンライトは、ハモンド・オルガンや、ボンゴ、アフリカン・ドラムなども演奏に使われていて、ビートルズが演奏した曲の中では珍しい雰囲気を醸し出していて、それもこの曲の魅力です。
ビートルズの来日当時を空想しつつ二回目の針を落としています。

2016/04/18

太田和彦さんの「銀座の酒場を歩く」本を読んだ

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『銀座の酒場を歩く/太田和彦著(ちくま文庫)』を読みました。
このブログで何度もご紹介している太田さんの本。さまざまな地方での「酒」と「料理」と、その地方で出会った方達との交流などが綴られているものばかりでしたが、今回は“銀座”に限定で、太田さんが酒場を歩きます。

ご本人も書かれていますが、銀座で登場するのは、やはり「BAR」が多いですね。
いわゆるバーテンダーがいて、シェイカーを振るっていうような酒場です。
気軽に入れるところから、伝説のバーテンダーがいて、カクテルの大会で何度も優勝しているような方が、キリッとした佇まいで相手をしてくれるようなところまで、太田さんはかつて銀座の資生堂に長年勤めていた経験もあり、庭を散歩するようにお店に立ち寄ります。

立ち飲みのバールのようなところや、ワイン専門のお店で料理に合わせて様々なワインを楽しむ様子。そしていつものように、お店の方との交流の様子がどの“居酒屋”や“旅”についての執筆を生業とする方達とも違って優しい太田さん独特の温かみを感じさせてくれるのです。

毎回二店を巡って紹介し、ざっと70店ほどの太田さんお気に入りの極上のお店が紹介されていますが、文庫化にあたって、それぞれの店が今どうなっているかも記されています。
2009年に書かれたこの本が現在の2015年となると、閉店してしまったお店や、特に多いのが同じ銀座内で移転しているお店でした。
銀座は常に“動いて”いるのですね。

私も東京勤務をしている間に少しは行ってみたかったのですが、最初は連れて行ってくれる人がいないと、なかなか敷居が高くて・・、今にして思うと残念です。

読んでいて特に気づいたのが、この本で紹介されている銀座にお店を出した店主・バーテンダーの方々は、渋谷でも新宿でもなく、銀座という“厳しい目”を持つお客さんに挑戦していくような気概を感じました。
帝国ホテルなどに入っている有名バーで腕を鍛え、いよいよ銀座に独り立ちする様子なども描かれていて、こちらも緊張しながら読んでしまいました。

この本を読んでから銀座に繰り出すと、またひとつ違った「酒場」の世界が見えてくるように感じました。
これもいい本でした。


【Now Playing】 オールナイトニッポン MUSIC10 / 森山良子 ( ニッポン放送 )

2016/04/17

昨日に続いて

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前回、野坂さんの絶筆について書いたときに、今回の震災のことにもふれました。
野坂さんも再三に渡って自然の大災害と日本人の付き合い方について書かれていたことは前回ご紹介いたしました。

今回の立て続けに起こる震源の浅い、大きな揺れの地震。その度に「またか、何て自然は私達人間に厳しいのだろう。」と愕然とするのでした。

影響する範囲が拡がる度に、そして被害の様子が建物の倒壊だけでなく土砂災害に及ぶに至って、先の東日本大震災のときに何とかして支援物資を届けようとしたことを思い出しました。今回も何らかの方法で微力ながら支援が出来ればと考えています。

・・いますが、私達はそれだけにとどまらず、何かもっと考えてもいいのではないか、と私自身、愚考いたしました。
もう日本でオリンピックなんてやらなくてもいいんじゃないでしょうか。
やりたい国はいくらでもあるでしょう。東日本大震災の復興、原発の始末もままならず、そこにきて今回の大きな被害です。「もうしわけありません、災害対応と復興に力を注ぎたい、余力はそちらに向けたい。」と言って、「ふざけるな」というような国は無いんじゃないでしょうか。

それに、これを機会にすぐ近くで稼働している原発も停止してはいかがでしょうか。
これ以上の被害に日本は耐えられるのでしょうか。

こんな状態で増税もやめてはいかが?!

こういうことを書くと猛然と反論してくる人がいるかと思いますが、一人の日本人として素直に思ったことを書いただけです。
もし、まったくの反対論がある場合はお手数ですが、ここに反論のコメントは避けていただき、ご自身のSNS等でオリンピックをそれでも頑張って開催しよう、だとか、原発はそれでも必要だ、あるいは増税なくして復興なし、など、ご自身の考えを表わしていただければと思います。
あくまで今回は私個人の今の思いを書いてみただけです。
ものすごく不自然な意見ではないと思うのです。

【Now Playing】 今晩は吉永小百合です / 吉永小百合 ( TBSラジオ )

2016/04/16

野坂昭如さんの絶筆を読みました

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『絶筆/野坂昭如著(新潮社)』を読みました。
読んでいる最中に熊本の大きな地震被害の報があり、胸が締め付けられるような気持ちが続きました。
阪神淡路や新潟、東日本大震災、長野での大地震など私達日本人はこの自然の仕打ちといってもいいくらいの災害と向き合わねばならないことを思い知らされました。

野坂さんもこの死の数時間前まで書かれていたメッセージの中で、震災のことを何度も何度も取り上げていました。
「自然の営みに逆らうことは出来ない。火山列島であることを改めて知らされる。火山も地震も根は似たようなもの。予知など出来ない。ぼくらに出来るのは、細心の準備だけ。」と書かれていましたが、私達日本人は心細い思いをしながらも、この自然と付き合っていかねばならないことをあらためて思いました。

野坂さんは2003年、七十二歳のときに脳梗塞で倒れ、以後も夫人の手を借りて口述筆記の作家活動を続け、戦争童話、時事エッセイ、文明論、回想記、往復書簡、日記を急逝する数時間前まで書かれたわけですが、とにかく小さな出来ごとから社会の動きまで、世間のあらゆることに敏感に反応していることに、この本を読んで驚きました。

特に戦争に関係することについては集団自衛権、行使容認には歴史的暴挙であると強く訴えています。閣議で解釈変えようなど卑怯な手口。国民の皆さん、人殺しに加担することにもなりますが、覚悟はよろしいかと、はっきり聞くべきだと言っています。同感です。

ファーストフード店の異物混入についても、「食い物の安心を言うなら、今の食い物、ほぼすべてコワイ。添加物、遺伝子組み換え。もっともそれらによる被害が現われる頃、オレはもういない。」と書かれています。私もいないかもしれませんが、和食が無形文化遺産になったなどと浮かれている中、その食材はすべて輸入ものだったりします・・・。

今、次々と障害が発生して遅々として進まず、問題になっている、いわゆるマイナンバーについても、「すべての国民の背中には、番号が張り付けられている。このお上による管理は、ろくなことにつながらない。それは過去が示している。」と結んでいます。
そろそろ色々な場面で実感している人もいるかもしれませんが、それさえも感じない人は鈍感と言っていいと思います。何かが着々と進行しているのです。

「この国に戦前がひたひたと迫っていることは確かだろう。」というのが、最後の一文です。この言葉を私はずっと心に残しておきますが、もっと多くの人の心にも残ってほしい。

日本の未来はどうなるのでしょう。「ぼくは少子化は当然と思っている。女性には特有の勘があり、また英知が備わっている。国は農を捨て色良く艶良し腐りにくい食いものを整えた。遺伝子組換え食品、添加物まみれ、胎児の成育、また子供の将来を思えばおのずと産めなくなる。列島に点在する原発の危機だってある。今の世が続く限り、女性たちが無意識に出産から遠ざかって当然・・中略・・女性たちに、力で産ませることは、いかな国家権力でも不可能。」・・、政治がいかに世の中をリード、あるいはミスリードするかを最後まで書いている姿に、この人のすごさをあらためて感じました。

私もまったく無力な身ではありますが、世の声の大きな人たちの“うろん”な様子に気づける人間でありたいと思ったのでした。


【Now Playing】 ニュース / NHK ( AMラジオ )

2016/04/12

【はっPのアナログ探訪_0094: メアリーの子羊(Mary Had A Little Lamb) / Wings ( Single )】

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今回のアナログ探訪は、ポール・マッカートニーがビートルズ解散後に結成したバンド、ウイングスのシングル盤です。
完全に童謡の世界、牧歌的な曲ですが、ポールが演れば単に子供達をよろこばせるだけの曲にはなりません。
大人も楽しめる素敵な“童謡的”ロックになっています。


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私が所有しているレコードのジャケットとレコード盤の写真を載せますが、メアリーの子羊の世界が可愛く描かれていて、所有する喜びも増そうってものです。


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たしかこの曲は、ポールが英国のBBCで製作された「James Paul McCartney」というテレビ番組でも歌うシーンがあったと思います。
リンダがブランコに乗っていたような記憶があるのですが、何分昔のこと。日本では当時NHKが放映したと思います。


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ポール・マッカートニーという人はビートルズ在籍中もそうですが、色々な側面を見せてくれ、ハードロックから優しい曲調のバラード、テンポの良い軽快なロック、フォークもカントリーも、ミュージカル曲まで・・幅広い感覚を持ち併せた希有な存在だとあらためて思います。

この曲についても、シンプルですが短い曲の中でストーリーも演奏もドラマチックな印象に仕上がっています。

こういう楽曲もあるからまたポールが好きになってしまうのです(*^_^*)

2016/04/10

宝塚版「るろうに剣心」突然譲っていただいたチケットでラッキー観劇

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本日、よくしてくださっている“ミュージカルの達人”「T」様より突然譲っていただくことができたチケットで東京宝塚劇場に、雪組東京公演「~浪漫活劇~ るろうに剣心」を観劇してまいりました。

原作は和月伸宏先生。ジャンプコミックスの漫画から、アニメ、実写映画などでも人気の作品を宝塚がついに取り上げたものです。

そして“和もの”と言えば近年は「雪組」の“お家芸”ともなっていて、和のセット、和装、幕末から明治の時代を舞台にしたストーリーも、しっくりとはまっていました。

そして、また雪組が宝塚歌劇に新しい風を吹かせていると感じました。

主演・早霧せいな(さぎり・せいな)さんは、新たな「緋村剣心」というキャラクターを他組のトップでは描けないであろう領域までもっていって作り上げたという印象を持ちました。こういうトップスターを私は見たことがありません。独自のトップスターとしての立ち位置にいて、早くも堂々としたトップスターになられたと感じました。

早霧さんの相手娘役・咲妃みゆ(さきひ・みゆ)さんは、元気で真っ直ぐで、可愛い役どころを、そのキャラクターどおり、真っ正面から取り組んでいて、やはりさすがだと思いました。

二番手スター・望海風斗(のぞみ・ふうと)さんは、早霧さんの敵役。今回も「星逢一夜」のあのシーンを彷彿とさせるような早霧さんとの剣の勝負がありました。そのエンディングは望海さんらしく派手なものでしたが、こちらも歌唱力、表現力、演技力共に充実していて素晴らしかった。

特筆ものは、咲妃さんの剣の道場に住み込み弟子入りする少年を演じた本来は娘役の彩みちる(いろどり・みちる)さんでした。
ストーリー自体をぐいぐいと引っ張り、弾けまくるその舞台での躍動感に恐れ入りました。素晴らし過ぎるっ!!みちるさんは、新人公演でも主演娘役の咲妃さんの役をもらっているとのことで、またまたすごい人が現われたと衝撃を受けました。

また、斎藤一を演じた彩風咲奈(あやかぜ・さきな)さんの“男っぷり”は、三段跳びで飛躍したくらいに感じました。男っぽい彩風さん、こんなに“濃い”男を演じることができるのかと、こちらも感嘆しました。

彩凪翔(あやなぎ・しょう)さんは、舞台上でも観客から見ても完全に「敵」となるイヤな役をコミカルな味わいをミックスしつつ、観客をどぉ~んと持って行くくらいの勢いで演じて会場を沸かせていました。

そして我等の鳳翔大(ほうしょう・だい)ちゃんは、相楽左之助を豪快に演じて、いつものキラキラも見せつつ“ぶっとい”男の人生を背中に見せながら、ファンの私も満足の舞台を見せてくれました。

忘れてはならない大湖せしる(だいご・せしる)さんも、阿片を作らせられる御殿医の役を妖しい魅力をたたえつつ演じてまた好演。今回が退団公演となられるとのこと。宝塚はこのような人がいないと舞台が成り立たないといつも思います。
花組で退団された桜一花(さくら・いちか)さんなど、専科に残ってでもその演技を見せていただきたいと思う方はたくさんいます。
まったく惜しいです。

主要メンバーでは月城かなと(つきしろ・かなと)さんも、鈍く輝くいい役を演じていました。この人も“華”があり、期待が高まる人の一人です。


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・・ひとつ気づいたこと・・今回は「るろうに剣心」ファンも宝塚を初めて見ているようで、私の隣のカップルは、開演前にるろうに・・の色々詳細な部分を思い起こして語り合ったり、フィギュアの話をしたり、まったく通常の観客と様相の異なる層も観劇していたのを感じました。プログラムに掲載されている、るろうに・・の絵についても、「これは懐かしいね、初期の絵だ」などとマニアックな会話をしていました。

最後、おまけのショーで早霧さんと咲妃さんがデュエット・ダンスを披露されたときには、もう心の中にこみ上げてくるものがありました。さっきまでのお転婆な元気娘が、セクシーな衣装で大人のダンスを見せてくれて、「ああ・・今日も来てよかった」と、宝塚の良さを再確認させてくれるのでした。
こりゃ、また見に行かねばならないでしょう。


【Now Playing】 今晩は吉永小百合です / 吉永小百合 ( TBSラジオ )

2016/04/09

【はっPのアナログ探訪_0093: The Best Of Nat King Cole / Nat King Cole ( LP )】

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このLPレコードは、ナット・キン・コールの来日を記念してキャピトルが日本のファン向けに作ったものであると記されています。

2曲目の「スターダスト」は、もう誰もが知っているあのバージョンでした。
続く「ペイパー・ムーン」も軽快で素晴らしい仕上がり。
甘く滑るようになめらかなギターも快調!ピアノもトランペットもよき時代を感じさせるフレーズで今聞いても満足しちゃいます(^-^)

「キサス・キサス・キサス」などもお馴染みの曲だけど、語りかけるような歌い方がとても親しみやすく天性のエンターテインメント性を感じさせます。


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レコード盤が入っている中袋には、あの東芝の「エバークリーン・レコード」の謳い文句が綴られています。子供の頃に見た東芝の赤いレコード盤はただ赤い材料で作っただけではなかったのですね。「ちりやほこりが着かない」って、本当かな?!などと思ってしまいますが、たしかに黒い通常のレコード盤のように静電気でほこりが吸い付けられるという印象は薄いです。


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収録されている曲はどの曲も有名曲だし、しかも極上の歌い方、仕上がりです。
「ルート・66」や、あの「モナリザ」も私達の記憶通りのあのバージョン、うれしいかぎりです(*^_^*)

こういうアルバムはレコード盤で聞くにかぎりますね。
いいものはいつまでも“いい”。
とても豊かな気持ちになる素敵なアルバムでした。

2016/04/06

先生のますますの意欲に元気づけられる

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このブログで何度もご紹介している私の中学時代の担任で美術の先生。
このあいだお会いしたときにもおっしゃっていたのですが、千葉県の東金文化会館で開かれるジャズ・ピアニスト板橋文夫と4人のプレーヤーで行われるコンサートに一枚噛んで、今回はコンサートのポスター、チラシを担当されたとのこと。

電話をいただいたあと、そのチラシを送ってくれました。

数年前に大病をされたあとも、様々な場所で展覧会を開いたり、イベントを行ったりと、その意欲には驚くばかりです。
なんだか私の方がよっぽど老人っぽい生活をしているようで(^_^;)面目ないっ!

コンサートのある5月26日は平日なので、ちょっと段取りしないと聴きに行くことが難しいかもしれませんが、なんとかしようと思っているところです。

電話で聞いた話では、さらに銚子市でもジャズコンサートが予定されていて、それにも一枚加わっているようだし、とある博学の女性(先生とお歳は近い)のお話をその女性宅の美しい庭園でお弁当を食べながら聞こうという会も企画されていて、ただ驚いているのです。

年度初めの繁忙期を何とか毎日やり過ごしている感じの私。帰宅すると疲労困憊ですが、先生の様子を見ていて、「これじゃだめだ」と思っているところです。


【Now Playing】 ラジオ深夜便 / 室井滋 ( NHK-AM )

2016/04/03

『PEN散歩』・・ブログ版のPENでの撮影です。

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午前中の晴れ間に庭に出て咲き始めた花々に話しかけつつ撮ってみました。
FacebookPageには別写真を先行してアップいたしましたが、このブログ版も巡廻アプリがFBページに数時間後に掲載してくれると思います。
だんだんと春らしくなって行きます。

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【Now Playing】 橋幸夫の地球楽団 / ヒャダイン ( TBSラジオ )

2016/04/02

本棚に関する23編のエッセイ本を読んだ

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『私の本棚/新潮社編(新潮文庫)』を読みました。
この本は、作家から文学者、研究者、デザイナー、芸術家、登山家、タレント、とにかく様々な人達の自己の本棚についてのエッセイをまとめたものです。

だから、私のような本好きにとってはこの上もなく面白い本でした(^-^)

それぞれに読んでいる本、収集している本、仕事柄集まってしまう本は異なり、それについてのエピソードも私の知らない世界を知ることになり面白かったのですが、本が増えることについての悩みはどなたも似ていました。

増えてくる本を本棚に収めたい、収めるためのスペースを作りたい、借りたい、・・で場所を得て収まる・・余白のような棚がまだあって安心して買いあさる・・またスペースが足りなくなる・・移転するなどしてまた場所を得るが、金銭的な問題で限界が生じる・・どうもならん(^_^;)・・そんな状態です、皆さんd(^_^o)

やがて床に本が拡がり出すともういけません。
家族から疎まれ、にっちもさっちもいかなくなる、・・永遠の命題に向き合うこととなるのでした。

幾人かは違いましたが、ほとんどの人が多すぎる本を本棚や廊下やあちこちに置き、でもだいたいどこに求める本があるかわかっていて、仮にわからなくてもそれを宝物を探すように捜し当て、そのときの喜びの様子が書かれています。
本と一緒に暮らすのがうれしいのですよね、私にもその気持ち、よくわかります(*^_^*)

来たるべき未来には、木製の本棚に書籍を並べて“悦に入る”なんて行為が限りある森林資源に対する許されない行為となり、逆にご法度のパルプ原料の本物の紙に印刷された非立体処理のされた平面印刷という、その道の人には垂涎の秘密本・・今の我々の時代の本のことですけど・・が超高級希少製品になるのではないか、なんてエッセイもありました。

はたして、デジタル化が異常に進化している世界がそんなことになるのか・・その頃には私もこの世にいないかもしれませんが。

とにかく本好きにはうれしい本の話題ばかりの本。そしてそれぞれの方達の本棚の写真を見ていると、ひとの本棚なのにとてもわくわくするのでした。

あっという間の読了と相成りました。


【Now Playing】 Man We Was Lonely / Paul McCartney ( Rock )

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