庭と花を楽しみながらお話を聞いた
昨年、このブログに度々登場する私の中学時代の担任の美術の先生の個展で出会った先生のご近所の女性。
70歳前後かと思いますが、ギャラリーの喫茶室でノーベル賞をとった先生の研究について、詳しく、そしてあまりにもわかりやすくお話をしているのを聞いていて、思わず声を掛けてしまいました。
新聞やテレビなどで、ノーベル賞をとった研究について、ニュースの前段で解説をしたりしますが、私にはちっとも理解できません。それは原稿を読んでいるアナウンサーも理解していないからなのだと思います。
でも、この女性は私達にもわかるようにお話をしていて、喫茶室の皆が“耳をダンボ”にして聞いてしまったのでした。
「このお話は、もったいない。どこかで皆で聞ける場所を設けた方がいいですよ。」という私の提案を覚えていた先生がその女性の家の庭が素晴らしいので、庭を見ながら話を聞こうという企画を立ててしまいました。
本来はつつじの花見をしながら、ということで5月1日をその日にしたのですが、その女性の住まう「干潟」は銚子の近くで、予定より早く見頃が終わってしまい、それでもすごい女性が丹精込めた庭をながめつつやろう、ということで行って来ました、旭市干潟まで。
素晴らしい庭の“ほんの一部”なのですが、写真を掲載いたします。
ただ唖然としました。
夫婦二人でこの庭を、花を維持しているのです。
田園の写真がありますが、これもご夫婦の田園・・・。
庭の中に素敵なテラスになっている見晴らし台があって、そこから眺めたものです。
海から吹いてくる涼しい風が吹き渡り、夏でもエアコンはいらないくらい快適だそうです。大きな家で離れもあるのですが、まったく使われていない様子。
「この部屋で茶の湯をやってはいかが。」と思わず進言してしまいました。
女性のお話はカミオカンデから、生活習慣病に対するある研究が進んでいる話、早稲田大の公開セミナーに通い、加藤諦三先生のお話を聞きその講義内容について、果てはベトナムの和平から現在に至るまでの様子、話はまったく止まらず4時間に及びました(^_^;)
固有名詞などもはっきりと記憶していて、舌を巻きました。
現在進められ、空港の警備にも利用され始めている表情から人を判断する研究についても、その専門家のところに通い、講義を受けているとのこと。
干潟は東京から遠い、・・それなのにこのバイタリティ、そして庭づくりにも精を出す、超人でした。
皆で持ち寄った蕗の煮たものなどをつまみつつ、お弁当を食べ、先生の奥さまは着物を着てきて茶を点ててくださいました。気分は最高です。
そこへ、超人のだんな様が近くで取ってきた、と言ってメダカが瓶の中に!'(*゚▽゚*)'
水槽も立派なものがあって、これを飼育するのでしょう。
超人のお友達も含め、7人で楽しい庭鑑賞と食事とお茶と、お話の会、楽しく終了いたしました。
それにしても超スーパーなご夫婦でした。
【Now Playing】 ライザ / 葉加瀬太郎・古澤巌 ( InstrumentalMusic )
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