【はっPのアナログ探訪_0104: Some Girls / The Rolling Stones( LP )】
今回アナログ探訪するのは、ローリング・ストーンズの「サム・ガールズ」。
このアルバムに関してはリアルタイムで購入、けっこう聞きまくりました。
アルバムジャケットは色々な“ガールズ”写真の顔の部分が切り抜かれていて、中ジャケットを入れるとそこに顔が入るという楽しいものでした。
中ジャケを裏返して入れると、これまた違う顔が入るという“着せ替え”?的な企画が遊び心を感じさせました。※写真参照。
ストーンズはそれこそビートルズと同時代から現在まで存続している息の長いロックンロールバンドですが、特に70年代以降、ビートルズがいなくなってからは、時代の流れ、時代の音に敏感に反応して、それらにストーンズ流の濃い味付けをして次々と作品を生み出してきました。
このアルバムはディスコの影響も受けているし、アメリカの明るい感じのカントリーな感じの曲もあるし、サウンド的にもくっきりとした印象を受けます。
時代の受取り方がうまいんでしょうね、いいところは取り入れるけど、譲れないところは頑固に守り、かっこいいストーンズはいつも健在!!
ミックのボーカルも多彩なところを見せてくれるし、チャーリー・ワッツのドラムもクリアで歯切れ良く、キース、ロンのギターも泥臭い曲をやってもブライトな音色です。
しかも、このアルバム、“捨て曲”が無いです。
楽曲それぞれに力がはいっているし、アルバム全体の統一感もなかなかです。
私の好きなストーンズのアルバムのひとつですが、久し振りにアナログで聞いてみると、さらにストーンズの良さが引き立っているように感じました。
私が当時気に入って聞いていたのは、「ジャスト・マイ・イマジネーション」「ファーラウェイ・アイズ」」「ビフォア・ゼイ・メイク・ミー・ラン」「ビースト・オブ・バーデン」でした。
今聞いてもいいねぇ(゚ー゚*)。oOミックのちょっと軽めに歌い、共感を呼ぶようなナイスなボーカルにうっとりでした。
あらためて聞いて、古くさく感じたらどうしようと思ったのですが、そんなことありませんでした。
ストーンズの“いいアルバム”、堪能いたしました。
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