映画「フラワーショウ!」を見てきました
映画『フラワーショウ!(Dare to be wild)/2014年・アイルランド 監督:ヴィヴイアン・デ・コルシィ 主演:エマ・グリーンウェル、トム・ヒューズ』を妻と見てきました。
アイルランドからやって来た娘が英国王立園芸協会が主催する世界最高峰のガーデニング世界大会《チェルシー・フラワーショー》に挑戦するお話です。
しかも、野草とサンザシの木だけで構成するという型破りな設計で!
さらに実話をもとにしている・・という、いきなりおもしろそうな内容を予告で見ていたので、妻も乗り気で一緒に見ることになりました。
まずは主人公メアリー・レイノルズ(エマ・グリーンウェル)の幼少期における美しい自然の中で育つ様子から始まるのですが、それがまた美しすぎるくらいの映像で、自然のままの草木の様子に、その見事なまでの美しさにうっとりしました。
自然が大好きなメアリーはガーデニングの大御所の女性の助手見習いになるのですが、それまでに描きためておいたガーデニングデザインの設計をその大御所に盗られてしまい、しかもその後に解雇されてしまうというひどい事態に。
悲嘆にくれるメアリーでしたが、紆余曲折あって、「チェルシー・フラワーショー」に出ようという決心をするのです。2000件のエントリーがあり、本番のショーに出られるのは8件だけという難関もちょっと楽しいやり方で切り抜け、本番に出ることとなるのですが、先立つものも協力者もなく、途方にくれるメアリー。
フューチャー・フォレストという自然保護団体に協力を求め、その中にはすでに見知っていたクリスティ(トム・ヒューズ)という“イケメン”男性がいました。
砂漠の緑化に力を入れていて、クリスティの知識と技術がなければテーマである「ケルトの聖域」というガーデニング設計の具現が出来ないのですが、なかなかチェルシー・フラワーショーに参加する意義を認めてくれません。
クリスティがエチオピアまで緑化のために旅だってしまうとメアリーも追いかけて行き、そこでの得がたい経験のあと、クリスティの協力も何とか得られ、しかもラジオ出演してうったえてきた後援をしてくれるスポンサーも現われ、いよいよフラワーショーの舞台に!
わずかな期間で「ケルトの聖域」というガーデンを造り上げるのですが、そこでも意地悪されたり、かつて助手見習いをしていた大御所の女性から妨害が入ったり、アクシデントであやうく審査の対象から外れそうになったり、・・・最後まで映画としても面白い展開がなされていて、しかも実在の人物メアリー・レイノルズの自然に対する考えにもふれることが出来、映像もガーデンも美しくて見入っているあいだに、あっという間に終わってしまう感じでした。おもしろい作品ってみなそうですねd(^_^o)
役者さんが演じているのですが、チャールズ皇太子も登場し、英国の大会らしい気品も感じさせてくれ、しかもメアリーの創ったガーデンはとても魅力的なものでした。
ほんとうに良かった(#^.^#)
上映館は限られているのかもしれませんが、ガーデニング、英国庭園、自然の草花木が好きな人にはおすすめな映画です。
【Now Playing】 Our Story Begins On A Mountain / Julian Shore ( Jazz )
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