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2016/07/31

ミー・アンド・マイ・ガール、最後の観劇に

20160730_flower_troupe01

千秋楽の前日、午後の部に今回の「ミー・アンド・マイ・ガール」ラスト観劇に行ってまいりました。
予定では一週間前に見ることとなっていたのですが、日程が“ずれ”てこの日に。
でも、おかげさまで役替わりAパターンをもう一度見ることができたのです。

明日海(明日海りお/あすみ・りお)さんは主役のビルを名残惜しそうな感じで演じていられたような気がします。
私も名残惜しい。

いきなり最初の方、古いワインボトルを投げるシーンでボトルを取り損ない、組長と二人でころがるボトルを「あらら」と見送り、「大丈夫だ、割れてねぇ」ってアドリブ(^^;)、観客もあっけにとられながら大爆笑!

その他でも、マリア公爵夫人とパーティーのおもてなしのお稽古中に、いつも架空のお客様のスカートをめくり上げるところで明日海さん、マリア役の桜咲彩花(おうさき・あやか)さんのスカートをめくり上げ( ̄O ̄;)、桜咲さんびっくりしてとっちらかり、次のお客様のハリーの名をレディ・リンドと呼んでしまい、知っている観客は笑いだし、あわててフォローする明日海さん(*^_^*)、微笑ましいシーンでした。これも千秋楽間近の何だか楽しい時間でした。

さらにサリーを探しに行く明日海・ビルの幻想シーン前の級友の果物売りとの、リンゴを使っての軽快なダンスシーンでは、明日海さんリンゴをこれまたころころころころと遠くまで転がしてしまい、ステージ前の照明のところまで二人で拾いに行き、またまた楽しいハプニングでした。
でも、余裕たっぷり(#^.^#)明日海ビルはほんとうに明日海さんそのもの、楽しかった。
二度目ボトルを投げるシーンでは「今度は大丈夫だった・・」と明日海さん、観客一同ほっとしてまた笑いが(^-^)

明日海さんのビル役、見事に仕上がった感がありました。

そして、相手娘役の花乃まりあ(かの・まりあ)さん。
今回は、前回とは変化を見せ、とてもオーソドックスな台詞回しと、歌唱になっていました。試行錯誤の繰り返しがあり、結局原点に戻ってきたようです。
花乃さんのサリーは歴代のサリーの中でも、初代のこだま愛(こだま・あい)さんにひけをとらない好演だったと思います。
巻き舌のランベスの娘のきっぷのいい様子と、ラストで見事なレディーになったときの対比もとてもよく出ていました。ビルとの仲の良さも微笑ましくて満点だったと思います。

Aパターンのパーチェスター役、鳳真由(おおとり・まゆ)さんも工夫をこらした愉快なキャラクターをつくりあげ、今公演で退団されるのですが、何か思いが伝わってきてぐっときました。宝塚を見るってことのよろこびはこういうこともあると思います。
気になる生徒が懸命に演技し、歌い、ダンスを繰り広げ、今までの彼女の姿もオーバーラップして、うれしいような寂しいような気持ちになるのです。ほかの舞台では味わえないものがあります。

ジョン卿役の芹香斗亜(せりか・とあ)さんは、父親のようにビルを見守るというよりも、なにか“友人”のような感覚でビルと接していて、男と男の友情のようなものまで感じる役づくりでした。これも今までにない、新鮮な印象を受けました。

ジャッキー役は今回は柚香光(ゆずか・れい)さん。
一番最初の歌い出しで声が裏返りましたが、それ以降は問題なく、ツンデレ・ジャッキーをより強化した印象でした。
ご本人自体に“華”がありますから、こういう目立つ役は“もってこい”です。
力いっぱい演じていてたのもしく感じました。

ジェラルド役の水美舞斗(みなみ・まいと)さんは、水を得た魚のようにいきいきとジェラルドを演じていました。
お芝居もうまいし、“愛される”役者だなぁと強く感じました。
ジェラルドを演じることに喜びを感じていることがよくわかりました。

マリア公爵夫人は、今回のパターンでは、桜咲彩花(おうさき・あやか)さん。
重厚感あるマリアになっているにもかかわらず、愉快なシーンでは演技力とアドリブ力をフルに発揮して、“さすが”だと思いました。

きょうは千秋楽だと思いますが、どういう舞台だったのでしょう。
明日海・花組の「ミー・アンド・マイ・ガール」、とても楽しめました。
観客もいつも素敵な気分で劇場をあとにすることができたのではないでしょうか。
明日海さん、花組の皆さん、とても楽しい公演でした。ありがとうございました'(*゚▽゚*)'


【Now Playing】 都民の選択・都政の未来 / 外山恵理他 ( TBSラジオ )

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