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2016/08/31

ミュージカル 「AL CAPONE(アル・カポネ)」 ・・DVDで見ました

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宝塚歌劇・雪組シアター・ドラマシティ公演『AL CAPONE アル・カポネ ~スカーフェイスに秘められた真実~』をDVDで見ました。
これは、私の“ヅカ友”女神からお貸し頂いたものです。
東京では赤坂ACTシアターでも公演されたのですが、残念ながらチケットを入手出来ず、見られなかったものです。

主演は雪組の二番手男役スター・望海風斗(のぞみ・ふうと)さん。このブログでは、同じ望海さんの「ドン・ジュアン」の観劇感想をお伝えしたことがありますが、そのときも最高に良かった、そしてこの「アル・カポネ」も素晴らしいミュージカルになっていました。

人数的には少数精鋭で臨んでいる舞台ですが、とてもそうは思えない、スケール感のある立派な作品に仕上がっていました。
雪組は日本物の公演が多いのですが、その中で実にきめ細かい演技・仕草その他が組子達の身についてきたのではないかと思いました。舞台に上がっている全員が実に細部に渡って丁寧な演技をしています。これは他組にないものだと強く感じました。

しかも、少数精鋭であるのに、皆が皆、堂々とした宝塚スターとしての佇まいをもっています。この辺は雪組の層の厚さが相当なものであるとあらためて感じさせてくれました。

望海さんのアル・カポネは、闇の一大帝国を築き上げた男としての大きさと、妻や家族、そして弱い者に対する優しい感情、与えられた使命に果敢に挑む姿、仲間を大切にする様子、敵に対する冷徹・非情な態度、自分が大切にするものに対する消えない情熱、・・などなどが全て高次元で表現されていて、感服いたしました。
並み居るトップスター達でも、これほどの演技・表現力を持つ宝塚スターは少ないと思います。

これは大劇場に掛けても成立する素晴らしいものだと思いました。もちろん望海さん主役でです。この人がトップに立ったらいいトップになるだろうなぁ、と見ている途中で何度も思いました。そして何よりも歌唱力が群を抜いている!

あらためて望海さんの魅力を再確認した作品でした。
女神、ありがとうございました。


【Now Playing】 ニュース / NHK ( AMラジオ )

2016/08/30

砂場食堂のカツ丼

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前回、JR総武線・飯岡駅併設施設「ふれあい館」での『山岸希代子作品展』の様子をご紹介いたしましたが、その見学後、お昼になったので行ったのが、表題にある「砂場食堂」でした。

飯岡駅付近を歩いてみても食堂はその砂場食堂のみ、という感じでした。
中は意外と広く、座敷も有りかなりにぎわっていました。また、そのひなびた感じがとてもいい。
年季の入った品書きには蕎麦、ご飯もの、ラーメンやカレー、定食などなんでもござれのうれしい感じ(*^_^*)
「おすすめ」と書かれた“カツ丼”を迷いなく注文いたしました。600円!

写真のカツ丼、ナルトがのっているのが、なんだかこの店らしくて“いい感じ”(^-^)
水の入ったコップも昔ながらの瓶ビールについてくるコップで、わざとやっているのかと思うくらいベストマッチd(^_^o)
漬け物もよくある二~三枚がだらしなくナヨナヨとへたれこんでいるような様子もなく、たぶん自家製でしょう、切り方も不揃いに遠慮なく計六枚ものっていました。よしっ!!

待ってましたのカツ丼のお味は、“濃いっ”、(o゜▽゜)o!
懐かしい昔の正当派カツ丼です。おすすめというだけあって、量も多く、“熱あつ”で、ワシワシと食べました。うまいっ!!


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よくある卵はとろとろで、カツはさくさく、なんていう都会派カツ丼とは一線を画す、見事な田舎の懐かしカツ丼でありました。素晴らしいっ(゚ー゚*)。oO
もう最近ではこのジャンルのカツ丼にはほとんどお目にかかれない、実にありがたい。


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駅前、日曜のお昼、なのに閑散としているメイン通り・・。
このシ~ンとした様子からは砂場食堂の中の様子は想像も出来ませんでした。お店の中はとても活気があって、おばあちゃんとお孫さんらしき従業員の方もとても元気がいい。
入ってくる人たちも、いつもやって来る方達らしく、楽しそうに入ってきます。まさに“この町の食堂”っていう感じでした。


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道路は閑散としていたのに、食堂の駐車場は満杯っ!!
いい店見つけちゃったなぁ(#^.^#)でも、この店に入るためだけに何時間もかけて来られないし、・・また「ふれあい館」でのイベントを期待して待っていようと思います(*^^*)


【Now Playing】 銀の指輪 / チューリップ ( Pops )

2016/08/29

「山岸希代子展」に行って来ました

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JR総武線・飯岡駅の駅舎に併設されている「ふれあい館」で開かれている『山岸希代子展』に行ってまいりました。
実は私の中学時代の担任の先生の美大時の同窓生の方なんだそうで、案内をいただき、その作品を写真で見て興味を持ち出掛けたというわけです。

作品は多岐に渡り、しかもジャンルも盛りだくさんで驚きました。


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日本にいる外国の方を描いた絵も多くあったのですが、最初のこの作品も人物の中身まで描写されているような印象を持ちました。


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次のこの写真の作品も、日本人ですが、これまた人物描写に独特なものを感じました。
作者が受ける人からの印象が実に深く表現されていると思います。


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この作品は実に力強く、展示室内でも特に異彩を放っていました。
私も気に入りました。


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そして今度は絵画でなく、重量級の大作。
前から見たときよりも、私にはうしろから見た姿がとてもよくて、うしろからの写真を掲載いたしました。
背中から腰にかけての肉感がなんとも良いのです。


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次は驚きの水彩画。
まったくこれまでの作品とは印象が異なるのです。展示室には作者の絵手紙も展示されていましたが、それもまた表情が異なっていて、いくつもの表情を持つ作者にも、とても興味を持ちました。
一度お会いしたい。


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そして、そして、今度は陶板です。こちらは欧風な繪が焼かれていて、またまた異なる世界です。


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で、こんどは風景なのですが、こちらもまた別の表情を見せています。
目まぐるしく変化する作品群に、驚きを隠せませんでした。


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で、今回一番気に入ったのは作者が描く外国人の絵でした。これもそのひとつですが、なんか表情もいいし、力の入っていない身体の様子もいいんですよね。
まだまだ山岸さんの作品、見たいと思いました。


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最後の写真は駅舎併設の会場入り口です。
看板は、私の担任の先生が描いたことが間違いない独特のものでした。
絵や彫刻、その他、美術作品を見ると、心にエネルギーが充たされるような感覚になります。

来月は私の担任の先生が二箇所で展覧会を開く予定をしているとのことなので、今から楽しみにしています。
そして、その様子はまたこのブログでご紹介いたしますね。


【Now Playing】 What You're Doing / The Beatles ( Rock )

2016/08/28

映画「ストリートオーケストラ」を見ました

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『ストリートオーケストラ(Tudo Que Aprendemos Juntos)/2015年・ブラジル 監督:セルジオ・マシャード 出演:ラザロ・ハーモス、カイケ・ジェズース、サンドラ・コルベローニ』という映画を見ました。

物語は、ブラジルの名門交響楽団のオーディションに落選したヴァイオリニストのラエルチ(役:ラザロ・ハーモス)が、失意のなかスラム街の学校での音楽教師をやむなく生活のために引き受けたことから始まりました。

ギャングに襲われたラエルチが見事な演奏で命を助けられるシーン、音楽に感動したギャングたちが銃を下したということを聞いた子供たちが暴力以外に人を変える力があることを知るシーン、最初はどうしよもうない状態だった子供達の音楽指導をするシーン、どれも作り込みによっては感動が広がるものになると思われたのですが、観客として見た印象ではどれも、もうひとつ描き切れていないように感じました。
だから、感動がわっとやって来ない。

生徒の中には悪の道、組織にスラム街で生活する故に入り込んでいる者もいて、ストーリーとしては、たいへんな事件に巻き込まれることになり、スラム街全体と警察の“戦闘”と言ってもいいシーンも出てくるのですが、その結末の処理も、もうひとつだったように思います。
先生役のラザロから見ても、生徒から見ても、スラム街の住人から見ても、その騒動の顛末があやふやなままになってしまった気がしました。


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主演の先生ラエルチが再度交響楽団のオーディションに合格し、生徒達と別れて、後任に子供達のオーケストラを引き継いだあとの様子も、再度指導に来たりしたのはいいのですが、そうすると自分が合格した楽団での演奏がおろそかになってしまうと言っていたにもかかわらず、結局、子供達の演奏会も、ラエルチ先生のあらたな楽団での演奏もうまくいってしまうという展開に・・??
どうしてそうなったのかという部分については映画の中では表現されておらず、見終わったあとも、なんだか・・・・・・黙り込んでしまう感じでした。

もうひとつ作り込みが足りないように私には感じられました。
モチーフとしてはいいものがいっぱい入っているのに、もったいない、そして感動の嵐がやって来そうな予感が裏切られたようにも感じました。
人それぞれの見方もあるので、強くは言えませんが、そんな映画でした。


【Now Playing】 大人のジャズタイム / 島崎保彦他 ( ラジオ日本 )

2016/08/27

つまらないおとこの話

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テレビを見ない私がラジオで聞いて少し気になったのが、民進党の蓮舫さんが党の代表を降りた岡田さんについて「大好きな人です」と言ったあとに、一緒に仕事をしてきて「ほんとうにつまらない男」と発言したという話題です。

蓮舫さん本人はユーモアのつもり?!で発言したらしいのですが、どうやら批判殺到ということになり、岡田さんに謝罪の電話をしたとのこと。

でもって、それを受けた岡田さんの発言が・・「妻に言われたらショックだが、特に腹を立てたりはしていない。」ということで騒ぎを収めた?形になったと・・。

私のこのブログでの発言もつまらないかもしれませんが、とりあえず聞いて!(^_^;)
「つまらない男だと思ったが、一緒に仕事をしてきてほんとうに大好きな人です。」と、順序を逆にすればよかったのに、と思いました。でも、そんな言い方しないよな、蓮舫さん。

さらに岡田さんの発言にも実は???となっていた私。
普通に考えて、奥さんに「つまらない男」と言われることはどんな立派なえらい人でもありうると思うわけです。
だって毎日一緒にいて、テレビじゃあんなに“ごたいそう”なこと言ってるけど、パンツいっちょでごろんと横になっているこの男は・・と思うのが妻だったりするわけです。
だから、奥さんに「つまらない男」と言われても「しゃあない」というのが普通の亭主なんじゃないでしょうか。

じゃ、蓮舫さんに言われて岡田さん、腹が立たないのはどういうことなのか・・?

それは蓮舫さんが「つまらない女」だからじゃないかと思って(^^;)・・案外正解だと思った、っていう話なんです、今回のブログ。

それじゃまた。


【Now Playing】 土曜朝イチエンタ / 堀尾正明、夏木マリ、平幹二朗 ( TBSラジオ )

2016/08/25

『宝塚夜話・第四十六夜 < 実咲凜音さんも退団・・ >』

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先日、生涯のヅカ友、女神から連絡があり、表題のとおり、宙組の実咲凜音(みさき・りおん)さんが退団されることを知りました。
このあいだの花乃まりあ(かの・まりあ)さんに続いてのトップ娘役の退団発表です。

実咲さんについては、このブログでは娘役の中で一番取り上げた回数が多かったと思います。「みりおんに魅了される」というタイトルで書いたものはかなりのアクセス数でしたし、いまだにあの記事はアクセス数が多いのです。
みりおんさんがトップになった頃書いたものですが、あの頃期待していた以上の素晴らしい娘役になられました。
参照↓
http://techo.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/post-162d.html

誠に残念です。女神もトップスターの朝夏まなと(あさか・まなと)さんに添い遂げることを願っていたとおっしゃっていましたが、それが叶えば一番よかったのですが・・・。
世間的にはエリザベート上演が決まったときに、「ひょっとしてこの大きな演目で退団か?!」なんて噂も出ていました。私も・・「それはあるかも」と危惧していたのですが、そんな発表も無く、ひとまずほっとした矢先に来年の退団発表でした。

実咲さんの強みは歌唱力がただものでないこと。それは花組時代の若手の頃から群を抜いていました。
さらに演技力についても花組時代の「カナリア」や「近松・恋の道行」で、もうすでに当時のトップ娘役をしのぐほどのものを見せていましたが、さらに宙組に来てその演目ごとに次々と新しい魅力を見せつけてくれるのでした。
ほんとうに同じ人が演じているのか、と思うくらい演目によって、がらりと異なる女性を演じ、ただただ驚いたのです。

さらに、凰稀かなめ(おうき・かなめ)さんの退団公演では、その演技がもうひとつ高いところに昇っていったように感じました。鬼気迫る演技にこちらも手に汗握りました。ほんとうに素晴らしかった。

実咲さんのトップを見られるのは、私もあと数回だと思いますが、今までのことも含めて、思いを込めて舞台を見たいと思います。
みりおんのエリザベート、どんなエリザベートになるのでしょう。


【Now Playing】 DNA / Rondi Charleston ( JazzVocals )

2016/08/24

ピーター・フランクルさん流の生き方のすすめを読んだ

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『ピーター流生き方のすすめ/ピーター・フランクル著(岩浪ジュニア新書)』を読みました。
例によりブックオフにて安価購入(*^_^*)

たぶん中高生向けの本かと思いますが、とてもためになった気がします。

自分を主人公に・・という項では、かつての高度経済成長期に見られた“人生の主人公は会社”というような生き方「会社人間」的な生き方はもう終わっているということが書かれていました。
人任せ、会社任せでは、もう幸せになれない時代になってきていることを認識せねば・・ということで、そのとおりの時代になったと感じました。

テレビなどで常にニュースなどを見たり、スポーツ番組にかぶりつきになっている人は、「臨場感中毒」にかかっていて、そういうものから離れないと、常に他の人が今見聞きしていることを同時に体感していないともうダメみたいなことになっているというようなことも書かれていました。
オリンピックが終わったばかりですが、普段は寝ているような時間まで起きていて、夢中になってテレビ観戦している人はそんな部類の人なのだと思いますが、やはり実に多い。

ピーター・フランクルさんは、日本に来た頃は、日本という国は結果(お金持ちになったり、それなりの地位を得たりという状態)よりも、その“過程”を大事にする国だという印象を持っていたそうですが、今や日本もアメリカ型の結果重視に成り下がってしまった、とも嘆いています。

それが証拠に最近では柔道などの武道でも、勝負の結果が重視されるようになってしまったと言っています。
今や、動作が多少汚くてもいいと考えたり、ずるい手を使ってでも逃げ回って、最後にはポイントで勝つことを目指すような傾向が見られるようになってしまったということです。
たしかに、今回のオリンピックでもそのような場面に遭遇しました。

他人との比較は不要。比較すべきは他人ではなく、きのうの自分、おとといの自分である・・・そうだよなぁ・・。
つまりきのうの自分、おとといの自分には誰にでも努力によっては勝ち目があります。
努力し続ければ、きのうの自分よりは少しだけ前に進むことができる・・と、そして自分より圧倒的に運動能力が高い人とか、生まれつき音楽のセンスがいい人に勝つのは、残念ながら極めて難しい、・・つまり比較すべきは、ライバル視すべきは、過去の自分だってことなんです。

今さらながら、心に響きました。
楽しく生きる秘訣は「自分の人生の主人公になること」、当たり前のようですが、そうでない人が多いこの世の中、私もあらためて肝に銘じました。


【Now Playing】 ラジオ深夜便 / 萩谷由喜子 ( NHK-AM )

2016/08/22

【はっPのアナログ探訪_0105: 悪魔とドライヴ(Devil Gate Drive) / スージー・クアトロ(Suzi Quatro)( Single )】

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なつかしいスージー・クアトロのシングル・レコードです。
日本人女性並みの小さな身体でしたが、そのパワーとガッツある歌いっぷり、プレイぶりは特に日本のファンに“ウケた”んじゃないかと思います。

バンド全体が“かたまり”のようになって演奏していて、出すシングル、出すシングルは次々と日本でヒットしていた印象があります。

この「悪魔とドライヴ」も痛快ヒット・ナンバーでした。


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イントロが始まる前からスージーが煽り、弾むようなドラムで曲に突入、超高音で歌うスージー、そしてサビではシャウトで再度の煽り、文句のつけようのないシングル盤です。

たしか、日本のお酒「大関」のCMもやっていたと記憶しています。
「SAKE ROCKS OZEKI !!」なんて、ロックで日本酒をやっているカッコイイスージー・クアトロのお姿が拝めたと思います。

非常にキックの効いた演奏は今聞いても楽しくて、突っ走るような爽快感もあります。
いいシングルでした。

2016/08/21

かつて日本は成熟した性の大国であった?という本

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『エロティック日本史/下川耿史著(幻冬舎新書)』を読みました。

いろんな人の話や、その他今までに読んできた本などからの情報によると、日本という国は昔からこんなに性に対して閉鎖的で、抑圧的で、秘密主義的だったのだろうか・・などと疑いを持つことがありました。
つまり、今の日本は上記に書いたように閉鎖的、抑圧的、秘密主義的(表向きは)に感じるということです。

この本にも冒頭書かれていますが、「古事記」や「日本書紀」の伝えるところでは、イザナギとイザナミという男女が性的な関係を結ぶことによって、すべての日本は始まったわけで、それがどんな“体位”だったか?なんて話から始まります。しかも、その元ネタは中国の性書にそっくりである、などという「えぇっ」という興味深い話を導入部として、どんどん著者が研究してきた内容が展開されて行きます。

入浴についても、それは禊ぎであり、当たり前のように混浴であり、しかも乱交であった・・という話が出ていて、それは湯女という遊女の発祥に結びついていき、後の世にも形を変え継承されて行きます。

天鈿女命(あまのうずめのみこと)は、ストリップの元祖であり、その爆笑ものの裸踊りがこの世を救ったなんて話も書かれていて、読物としても面白いものでした。

神道辞典に「鳥居は陰陽交感の表われ」と記されていて、鳥居は女性の脚でそれを広げている姿を表わし、神社は子宮である、という考えについても根拠を示しながら紹介されていました。

さらに大黒様は“夜這いの元祖”だとか、「竹取物語」にも登場する夜這い合戦、夜這いを待ち続けた女性歌人の話なども・・・。つまり夜這いっていうのは日本の伝統ある?由緒正しき?!行いである・・ということも書かれていて、そのゆるい感覚がむしろ新鮮に感じられました。

歌垣という和歌の源流と公開の性(乱交パーティー)についても書かれていましたが、今までまったくこういうことを知りませんでした。

そして、天皇や貴族、武士達の好色なふるまい。
女性が使う秘具は奈良時代からあった話。
宗教と性の結び付きも今までに聞いたことのないもので、アイドルに群がるように読経の声のセクシーさに僧の元に集う人々の様子も描かれていました。

春画、遊女、僧侶と美少年、性の奇祭、宮中のスキャンダル、有馬温泉の大湯女、天下人が遊郭を作ろうとする話、などなど・・かつての日本が今の表向きには性に対して厳格な様子とは大きく異なる、“ゆるい”ものであったことがわかりました。

“ゆるい”っていうよりも、もともと日本人の本当の姿は性に対して相当大らかだったんじゃないか、と思いました。
そういう日本人の考え方、生き方のエッセンスは今の時代にもあった方が世の中もっと楽観的になっていいんじゃないか、などとも考えましたよ。
別にフリーセックス万歳って言っているわけじゃないですよ。
何のために生きているか、ってことに妙に厳格過ぎるんじゃないかってことを言っているのです。

というわけで、非常におもしろく最後まで読みました。
ここに書いたことは、この本のほんの一部分です。興味を持たれた方はぜひ読んでみてください。まだまだ日本の性についての歴史上の面白い話が満載です。


【Now Playing】 ラジオ深夜便 / 後藤繁榮 ( NHK-AM )

2016/08/17

気にかかる人

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私は妻からも、その他親戚、さまざまな人から“世捨て人”と呼ばれることが多々あります。
そもそもテレビを見ることは平日はほとんど無いし、土日でも自分が気になったものを録画したモノのみを見る程度な私です。もちろんオリンピックもほとんど何も見ていません。
今やっている高校野球も全く見ていません。
自分でも過去の“テレビっ子”な子供時代からは想像もつかぬ“世捨て人”状態に驚きますが、案外それは心地良い状態です。どうです?試してみませんか(^_^;)

冗談はさておき、そんな私でも気になってしまうのが卓球の福原愛さんです。
小さい頃の画像なども思い起こされますが、あのひたむきな様子、いかにも日本人女性らしい笑顔(泣き顔(*^_^*))、見ているだけで心配になってしまい、応援したくなって、いても立ってもいられなくなる・・不思議な魅力の持ち主です。

テレビを見ない私も、ネットとラジオでオリンピックの銅メダル獲得のニュースを知り、親戚のおじさんのようにうれしくなりました(^^;)、ぎりぎり世捨て人からとどまっている自分を感じました。

卓球女子日本チームの三人のお姿を拝見していると、それぞれに個性がずば抜けているのが、なぜかとても清々しくて、世捨て人を気取っている自分が恥ずかしくなるような思いも感じました。
私も、もう少し世の中のことに感心をもって、福原愛さんには遠く及ばないものの、自分の生き方や、仕事への取り組みについて頑張ってみようか、なんてプチ反省をしているところです。

日本女子卓球チームの三人の方々、なんだかいいもの見せていただき、ジーンと来ました。ありがとうございました。


【Now Playing】 さよなら人類 / たま ( Pops )

2016/08/15

あまり誰も言わないけど・・。

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先週、テレビで天皇陛下がお気持ちを述べられ、その中で「退位の意向」をにじませたご発言をされていました。
その後の新聞等では、国民の80%以上が「天皇のお気持ちはよくわかる」と反応していることが報道されていました。

天皇陛下が「象徴天皇としてのあり方」をずっと模索されていたことはお気持ちを表されたビデオに加え、今までの陛下の活動のフィルムなどからもよくわかりましたし、その“象徴としてのあり方”に国民の多くは理解を深めているのではないかと、私のような者でも推察することが出来ます。

その後、首相のコメントがありましたが、テレビというものは正直なもので、その表情から「面倒なことになった」というのが読み取れました。テレビというものはそういうものです。
言っていなくとも、画面に映された表情で何故か本音が見え隠れするのがわかるのです。不思議なものです。

というわけで、新聞、テレビなどでもあえて書かない、言わないのかもしれませんが、このあいだの選挙で大勝した政党の「憲法改正草案」を見てみると、『第一章 天皇』の第一条では天皇は【日本国の象徴であり】という【 】の部分が削除されています。ご存知でしたか。
象徴天皇の文言を削除しようとしているのです。このあいだ陛下が「象徴としての天皇を模索している」と発言しているのですけど・・。因みに、天皇は《元首であり》と書き換えられています。これもご存知でしたか。

同第三条の【天皇の国事に関するすべての行為には、内閣の助言と承認を必要とし、内閣が、その責任を負ふ。】という部分も【 】内まるまる削除です。
内閣が助言も承認もせず、責任も負わない・・ってこと?!と即座に思いました。

第七条では、天皇は【内閣の助言と承認により、】国民のために、次に掲げる国事に関する行為を行う。となっていて、またもや【 】内は削除されています。
・・第十条4項で、「内閣の進言を必要とし」とエクスキューズをつけていますが、何やら不穏な空気を感じるのです。

安〇首〇を揶揄するような記事をシェアしたり、引用したりするだけでちょっとイヤミな感じを出してまるで自分が書いているような気になっている人をSNSなどでお見受けしますが、それは逆効果だと思います。どちらかというと、〇倍〇相よりも書いている人の方がイヤな人という印象を与えてしまいます。

『第二章 戦争の放棄』では、【戦争の放棄】の文言そのものを全削除しているし、【陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は認めない。】という部分も【 】内全削除されていますが、イヤミな記事のシェアよりも、こういう事実を書いた方がいいんじゃないのか、と思いました。

日本の歴史を見てみると、次々と敵を倒し、天下を取っても、結局民衆の心を得るためには何か別の後ろ盾が欲しいと考えるのが権力者です。
現在では戦は選挙戦となり、大勝しても国民の気持ちを得るためには上記のように後ろ盾にしようとしている人の“地位”についてどうしても改変したくなるのはこの現代でも変らないようです。

終戦の日に私のような愚かな者でもこのくらいは考えてみました。
憲法改正を目標にして、議席を増やした人達の改正案には、皆少しでも目を通した方がいいんじゃないのかな、という書き込みでした。

2016/08/13

『宝塚夜話・第四十五夜 < トップにしないともったいない娘役 >』

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今回は、タイトルどおり、「トップにしないともったいない娘役」のお話です。
完全に個人的な意見なので、ご不満な方、お怒りの方、まあ個人の戯れ言なのでお見逃しください、どうぞよろしく(*^_^*)

まずは宙組の怜美うらら(れいみ・うらら)さん。
最近、急に同組の星風まどか(ほしかぜ・まどか)さんが急浮上してきて不穏な空気が流れているように感じます。
今までに本公演以外の主演や、本公演での二番手娘役的な位置での出演で怜美さんは素晴らしい活躍を見せてくれましたし、この美貌と存在感を放っておく手はないと、私は思います。
かつて凰稀かなめ(おうき・かなめ)さんと組んだ日本青年館での「ロバート・キャパ」などでの活躍は素晴らしかった。
歌唱に問題があるのはわかっていますが、トップに必要な、ずば抜けたものは確実に持っている怜美さん。歌唱力という欠点を補って余り有る実力を持った娘役です。
ぜひトップ娘役に抜擢して欲しいです。魂の叫び、届いて欲しい!!(>_<)

月組の海乃美月(うみの・みつき)さん。
珠城りょう(たまき・りょう)さんが月組の次期トップスターに決定し、その相手役が現行娘役トップの愛希れいか(まなき・れいか)さんということで既に判っているわけですが、そうなると実力十分で間違いなくトップ娘役としての技量を持っている海乃さん、月組では出番が遅くなってしまいそうです。
タイミングを逃してトップ娘役になれないなんてことになると、それこそ“もったいない”ことになります。
かつて月組にいて、現在雪組でトップ娘役になり大活躍している咲妃みゆ(さきひ・みゆ)さんに勝るとも劣らない実力の持ち主の海乃さん、早くにトップ娘役にしない手は無いです。宝の持ち腐れにならぬよう、歌劇団には配慮して欲しいです・・ (・_・;

続いて雪組の有沙瞳(ありさ・ひとみ)さん。
こちらも超若手の彩みちる(いろどり・みちる)さんが“日の出の勢い”で迫ってきていて、実力的にかつての宝塚娘役トップスターを凌ぐくらいのものを現在でも間違いなく兼ね備えているこの人の素晴らしい娘役としての存在をぜひ私達ファンに魅せて欲しいのです。
トップにしないのは、“もったいない”!!

以上、娘役としてトップになってほしいなぁと切に願っている三人のスターを挙げてみました。
実は男役でもトップになって欲しいなぁ・・と思うスターさんも、もちろんいるわけですが、それはまた後日、・・・書くと、色々強烈な反応もあるかと思うのでちょっと考えます(^^;)
それではまた。


【Now Playing】 天気予報 / NHK ( AMラジオ )

2016/08/12

壇密日記を読んだ

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『壇密日記/壇密著(文春文庫)』を読みました。
書き下ろしの文庫オリジナルです。

本屋で立ち読みしたときに、数ページをめくってみて驚きました。
素晴らしい文体というか、心模様が文そのものに表われていて、ちょっとめまいがして、よろめいたくらいです。
参考にしたいくらいですが、参考にできるほど容易な文章ではありません。ふわっと書いているようで実は手強い作りになっています。あなどれない・・。

自分の身の回りで起こっている些細なことを聞いたこともない切り口で毎日さばいています。
それがまたテレビなどで見ている壇密さんの妖艶な様子とは異なり、33歳、さまざまな面で女の曲がり角に立っている女性の裏側を見せてくれて、それがまた格好つけてなくて、いいのです。
なぜか、天候、特に雨の様子については気にされていて、それはやはりお肌や、着るもの、買物に出掛けるとき(自転車であちこちドラッグストアなどに出掛けている)に気にかかるのでしょう。
一緒にいる猫のこと、水槽にいる魚のこと、シャンプーやコンディショナー、今までの男性の事など、なんの前触れもなくスッと出てくるので驚いているヒマもなく、あられもないことなとが語られています。
それがまた絶妙のタイミングです。

彼女がふともらした言葉などにも、「おっ!」と感心してしまいます。たとえば・・。

 「給料をあぶく銭と言われる。」

 「芸能界の椅子、ここが空いていると思った?」 私「椅子は自分で作りました。だからすぐ壊れても仕方ないですね」

 与えて、奪う。相反するふたつを同時に行うモノは様々ある。奪われたものだけを記憶して自暴自棄になる時もある。居なくなりたくなる。そんな時、自暴自棄を引き起こさせてそれを食べにくる鬼がいることにする。
 鬼は涙と怒りしか食べられないから、ヒトにこんな辛い思いをさせ、腹をふくらませる・・・という話を勝手に作る。

・・こんな文を書けるでしょうか。見惚れるということがありますが、読み惚れました。
「壇密日記2」も出ているので買いました(*^^*)さらに楽しみです。
読んだらまたこのブログに感想を書きますね。


【Now Playing】 らくだ / 桂ざこば ( 落語 )

2016/08/11

外国人が教えてくれる日本人のための怒りかたの本を読んだ

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『日本人のための怒りかた講座/パオロ・マッツァリーノ著(ちくま文庫)』という本を読みました。
読んだ感じだけでなんですけど、この人、ほんとうにイタリア人?と思いました。というか、著者プロフィールにもイタリア生まれの日本文化史研究家、戯作者。イタリアン大学日本文化研究科卒ともなっていますが、そんな大学あるんでしょうか、実際・・。

というわけで、“眉につば”しながら読み始めました。

この本は、よくある電車内でのイヤフォンの音漏れ放題の人や、同じく電車内で子供が窓から外を見ようとして“お靴を脱ぎ脱ぎ”せずに後ろ向きに座席に乗るのを叱らない親に対して、さらに図書館でうるさい人や、レストランで子供をはしゃぎ回らせる人などに対する怒りというか、どうやって注意すればいいのか(著者は注意でなくて、“交渉”と言っている)というのを一冊かけて説いているのです。

しかも、この著者、念が入っていて、大正時代や昭和初期の新聞の投稿記事なども調べ、「昔の日本人はマナーが出来ていた」とか、「叱る大人がいた」という現代の日本人が言っていることが実はそうでもないということを立証しています。
ようするに昔っから、マナーが出来ていない人は今と同じくらいいたんじゃないでしょうか。

著者は、自分がそれらマナー違反の人に対していやな思いをしたら、すぐに注意(交渉)をした方が自分のためにいいと力説しています。
そして、それをしない人が「暴力を振るわれたら」「反論されたら」「無視さたら」などと思っているだろうことも挙げて、それでもなおかつ注意した方がよろしい、と根拠を示して書いています。・・・何度も繰り返されていましたが、私は同意30%くらいな感じになりました。

日本で「怒らない」ということをテーマにした本が売れていることも取り上げていて、実際に怒らないということを実施してみても、何ら自分の心は収まらないであろうことも指摘しています。
宗教家がそういうテーマで書いている本もあるが、実際に過去の事件記事などを調べてみると、僧侶が怒って暴力をふるった事件多発・・などという事例も示されてしまい、ううん・・とうなってしまいます。
私も「怒らない」テーマ本を何冊か読みましたが、そちらについても40%程度の納得(さっきよりはちょっと高い比率だが)だったことを思い出しました。

私も東京勤務時代に電車や駅のホームなどで、いつもイヤな思いをしていました。
マナーの悪い人は自分のしていることについてまるで無感覚で行動し、それを見ているだけでも具合が悪くなりそうでした。さらにスマートフォンの普及が加速していた真っ最中だったので、ほんと通勤が苦痛でした。
そんなことで、この本にも興味を持ったわけですが、でも読んでみて、これは本人が何を自分の中で大事にしているかによって大きく同意できるか、できないかに分かれると思いました。

とりあえず、気になる人は読んでみては?!と、無責任ですが“ややおすすめ”的にご紹介いたします(^_^;)


【Now Playing】ホリデースペシャル 池上彰・増田ユリヤ 解説!アメリカのツボ / 池上彰他 ( ニッポン放送 )

2016/08/10

エッセイ「猫の散歩道」を読んだ

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『猫の散歩道/保坂和志著(中公文庫)』というエッセイ集を読みました。
著者が猫派になった日からの著者の飼い猫を中心とした猫の話、季節の話、子供の頃住んでいた鎌倉での友達との話、などが88編収録されています。

“小説のエッセンスが詰まったエッセイ”とうたわれていましたが、たしかに小説のネタになりそうな話題のエッセンスを感じることはできました。
できましたが、特に心動かされるような話題もなく、えっ?ああそうなの・・・(´・_・`)
という、“落ち”のない話が最後まで続いていて、最初はふんふん、そんなこともあるかな、などと落ち着きつつ読んでいましたが、終盤に入ると「もういいや、また起伏のない話で終わるんでしょ」となってしまい・・、息切れしたというか、疲れました。

著者はカフカが好きで傾倒していて、時間があれば読み返されているようですが、「意味を見いだすな、カフカはただそこに書いてあることをそのまま読め、それでいいのだ」と、妙に力強く書かれていて、そんな読み方出来ないよ、意味なくただ書かれている文字をそのまま読むなんて、今までそういう読み方などしたことがありません。

著者自身も「あとがき」で、「私は小説を書けば事件が何も起きず退屈だと言われ、エッセイを書けばまわりくどくて難しくてわからないと言われる」と書いていましたが、この本は短くて読みやすいものにした・・とされていました、・・いましたが、私には何も起伏のない、味のついていない寒天を食べているような気持ちになりました。ごめんなさい。

もう少し体調が良ければどうにかなったのか、体調なんて関係なくそういうものだったのか、考えるのも面倒なので、それについてはもうふれずにこの感想を終えます。
変な疲れの残った本でした。


【Now Playing】 天気予報 / NHK ( AMラジオ )

2016/08/09

映画「生きうつしのプリマ」を見ました

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『生きうつしのプリマ(DIE ABHANDENE WELT)/2015年・ドイツ 監督:マルガレーテ・フォン・トロッタ 出演:カッチャ・リーマン、バルバラ・スコヴァ、マティアス・ハービッヒ』という映画を見ました。

ドイツの名もないクラブで歌手をクビになった歌手ゾフィ(カッチャ・リーマン)が父親に呼ばれたところから物語が始まりました。

その父はインターネットで見つけた一人の女性(ニューヨーク、メトロポリタン・オペラのプリマドンナ(バルバラ・スコヴァ)が、一年前に亡くなった妻(つまりゾフィの母)に“生きうつし”であることを告げます。

父の夢枕に立つ母、何かあるのではないかとゾフィも父も思うわけですが、生きうつしのプリマドンナにニューヨークで会って、その謎を解こうとします。
急展開で強引な流れですが、見ているこちらは、もうどうして瓜二つなのか興味津々で早く行って謎を解いてほしい・・となるのでした。

母エヴェリンに生きうつしのプリマドンナ・カタリーナ。
カタリーナと母エヴェリンの関係を直接聞きだそうとするも、そこにはカタリーナも知らない過去に深く横たわる謎が存在していて、そこからこの映画の不思議な世界が繰り広げられます。

家族の知らない母親エヴェリンのもう一つの顔が明らかになるにつれ、ゾフィの父親のそれまでの人生が裏表ひっくり返るようなことになり、父親も、そして途中から登場する父の兄(伯父)も、カタリーナも、人生をもう一度深く考え直すようなことになるのでした。

今までにもなかなか見たことのない複雑で奥深い展開に心の中がざわざわしましたが、見ている側もその深い人生模様にため息をつくような映画でした。

これもまたいつもどおり千葉劇場での上映です。
興味を持たれた方は、ぜひ見ていただきたい作品です。


【Now Playing】 ニュース / NHK ( AMラジオ )

2016/08/08

「ビートルズを観た」を読みました

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『ビートルズを観た -50年後のビートルズ・レポート- /編集・プロデュース:藤本国彦、企画:野口淳、写真:福岡耕造 (株)音楽出版社』を読みました。
もちろん1966年のビートルズ来日公演50周年に因んで出版されたものです。

そしてこの本の企画は、私も何度かお邪魔した船橋のビートルズ資料館の館長・野口淳さんの発案からなるものだそうで、わくわくしながら読みました。

来日50周年に因んだ企画本は他にも出ています。このブログでもご紹介した「ザ・ビートルズ日本公演1966」などがありますが、今回読んだこの「ビートルズを観た」は、視点が違うところにあると思いました。

あの日、あの時にビートルズを観たファンひとり一人へのインタビューが中心となっていて、それは来日公演を実際に体験できなかった私を含め、いわゆる“後追い世代”にとって、最も知りたくて、聞きたかった内容になっているのです。
来日後50年経って、当時のファンの思い、そして今もそのときに感じたことが残っていて、その後の人生にまで影響を与えている感動がこの本には載っているのです。

会場の様子や、主に当時学生だった武道館公演経験者の学校や友達など周囲の状況、ライブそのものに対する感想、聞こえ方、などなど興味深いことばかりです。

読んでいて一番感じたのは、実は野口さんのビートルズ資料館に何度か伺って、まったく見知らぬ初めてお目にかかる皆さんがそれぞれのビートルズをご自分の中で大事にしていて、それをあの部屋の中でテーブルについてお話していると、力の入っていない素敵な話題が飛び出して、皆が心温まり、紅茶などを飲みながら楽しい時間を過ごせたこと・・まるでそんな雰囲気がこの本から醸し出されているということでした。

つまり、ファンの心が集められ、やさしく語りかけてくれるような印象なのです。
これは、こういう本としては独特なものだと思いました。

掲載されていたファンの女性が、あのビートルズ武道館公演から歳月を経て、今度は娘さんとポールの公演に出掛けたときに、ポールがビートルズの曲を歌い始めると娘さんが泣き出したというお話には、私も目頭が熱くなりました。

私も後追い世代で、実際に初めてポールが来日公演を実現したときにコンサートに出掛けたのですが、ビートルズの曲を歌い始めた瞬間に、小さい頃からあこがれていたビートルズのポール・マッカートニーが同じ屋根の下、同じ空気を吸って、あの歌を歌っていると思った途端、涙が止まらなくなり、呼吸が出来なくなるほど泣いたことを思い出しました。

私が最後にビートルズ資料館を訪れたときにお会いした切り絵作家の「橫倉絹枝」さんもミュージックライフの本に続いてこの本にも登場されていました。
お目にかかったときにも素敵な方だと思いましたが、この本で日本公演後のフィリピンでひどい目に遭ったビートルズを思い、フィリピン大使館に抗議文を出した話も載っていて、筋金入りのファンだということも知りました。それに私と同じリンゴ・ファンだというのもうれしいことでした。

心温まる内容の詰まったこの本。あっという間に読み終えました。
大切にして、また時々ページをめくって、いい気持ちになろうと思います。


【Now Playing】 こんばんは吉永小百合です / 吉永小百合 ( TBSラジオ )

2016/08/07

『PEN散歩』・・ブログ版でもクールに

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facebookでは既に載せましたが、このところ庭は妻の意向により“森”を意識してちょっと涼しげな木陰などを演出する方向に・・(#^.^#)


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割と大きめな木についてもそれほど枝や葉を落とさず、木々の間を風が通り抜けるような感じになってきました。


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緑の草花が涼しげな様子を演出し、庭に出ると風が吹いているときには気持ちよいです。


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青い花もクールな印象を醸し出してくれて庭を見ながらアイスコーヒーを飲んだりしてもいい感じ(゚ー゚*)。oO


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涼しい感じ、届くかなぁ・・(*^^*)


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【Now Playing】 マック・ザ・ナイフ / ケニー・バロン ( Jazz )

2016/08/04

天皇を中心とした井沢さんの日本史本を読んだ

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『学校では教えてくれない日本史の授業[天皇論]/井沢元彦著(PHP文庫)』という本を読みました。

学生時代には日本史の教科書や参考書を読んでいても、「どうして突然歴史の流れがそうなってしまうのか」とか、「源平の興亡はなぜあんなふうになったのか」など、ほとんど理由なくただ事象だけが書かれていて正直“ちんぷんかんぷん”でした。

でも、井沢さんのこの本では、天皇陵の話から日本人の死生観、宗教観をわかりやすく説明してくれ、死、戦、流血などを穢れとして忌み嫌う根本的な日本人の考え方を説き、武力を放棄してしまった天皇家と藤原氏のあり方に端を発し、その後の朝幕併存、二権分立の謎を丁寧に解いてくれていました。

日本の神道、仏教、朱子学の、時代によってのあり方などは、今まで考えもしなかったことばかり。
単に歴史の主な出来事をなぞっているだけではわからないことがあまりにも多いのだな、と思いました。

天皇という存在がなぜどの時代にも必要であったのか、やがて大政奉還ということになることの大きな理由、さらに明治以降の政治に天皇がいたおかげで逆に民主主義が進んだからくりにまで迫っていて、「読物」としても面白いものでした。

何か大きな時代の変化が起こるには、必ず理由があり、それは単純に歴史の教科書に書かれているような通り一遍の事由だけによるものではないということもよくわかりました。

久し振りに、家にいるときもしょっちゅう気になってページをめくってしまう興味深く、中に入り込んでしまう本でした。


【Now Playing】 Lick It Up / Kiss ( Rock )

2016/08/03

『宝塚夜話・第四十四夜 < 花乃まりあさんが退団って、そんなこと・・ >』

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“ヅカ友”の女神から連絡をいただき、宝塚歌劇団・花組の娘役トップスター花乃まりあ(かの・まりあ)さんが退団発表をされたとのこと。
このブログでも何度もご紹介した「ミー・アンド・マイ・ガール」東京公演では元気にヒロイン・サリーを演じ、花乃さんにぴったりの役で、相手トップスターの明日海りお(あすみ・りお)さんとも息の合ったところを見せてくれていた・・その矢先です。

表向きの会見では“やりきった”という満足感のようなものをお話されていたようですが、2015年1月のトップ娘役就任からあまりにも早過ぎです。

これからは私のただの憶測ですので、“つまらんこと言っとる”と聞き流していただければと思います、どうかご容赦を。

ものすごい数であろう明日海さんファンの中の“うるさ型”から圧力があったんじゃないか、などと真っ先に思ってしまいました。
明日海さんは人気も抜群、素晴らしいトップスターですが、あの柔らかい、優しい、時にシャープに、時に迫力のある、類を見ない稀代のスターです。その明日海さんにぴったりと似合う娘役って、なかなかいないんじゃないでしょうか。

花乃さんは彼女にやれることを100パーセント発揮してどんどん成長していたと思います。できればずっと明日海さんと組んで、さらにいいコンビになってもらいたかった・・。
彼女がやめると決心したことで、逆恨み的にバッシングするような輩もきっと出てくると(もう出ているみたい)思いますが、彼女の気持ちはいかばかりか、花乃さんの決断を尊重したいと思います。

もうひとつは、歌劇団側から何らかの話が彼女にあったということも考えられます。
いずれにしても花乃さん自身には不本意な結論であろうことはたぶん間違いないように感じました。

で、来年早々の東京公演で退団されるということで、気になるのは明日海さんの新しい相手役です。
花乃さんのように歌もうまく、演技もなかなかのものを感じさせてくれた相手娘役でも大変だったのだから、どんな人がなってもさらに大変なことに・・と思ってしまいます。

同じ花組の城妃美伶(しろき・みれい)さん。もう何年か経験を積んでからの方が良いような気もします。

今、光り輝きまくっている宙組の星風まどか(ほしかぜ・まどか)さん。・・ありうるような気もする。
もうひとり、宙組には美人の怜美うらら(れいみ・うらら)さんがいるけれど、大人っぽ過ぎて明日海さんに合うかどうか・・。

月組の早乙女わかば(さおとめ・わかば)さん、あるいは海乃美月(うみの・みつき)さん。これも可能性は無きにしも非ず・・。早乙女さんはルックス的にはぴったりとくるように感じるし、海乃さんは実力的に十分な気もします。

雪組の有沙瞳(ありさ・ひとみ)さん。大作もこなせそうで、これもあるかもしれない。

星組は綺咲愛里(きさき・あいり)さんが、すでに紅さんとのトップコンビが決定しているので、もうこの可能性はありません。

“ウルトラC”では、月組の愛希れいか(まなき・れいか)さんの組替え!!
愛希さんとは、月組時代「アリスの恋人」でとても素敵なコンビぶりを見せてくれていました。
また、龍さんがトップになったときの役替わり公演「ロミオとジュリエット」では、明日海ロミオと組んで、実に素晴らしい演技とコンビぶりをここでも見せてくれていました。
この二人が組んだら凄いことになる予感もします。

・・つまらない想像をしてしまいました。
次の明日海さんの相手娘役が誰になろうと、花乃さん同様応援したいと思います。
プレッシャーにつぶされることなく、はつらつとした娘役になっていただきたいです。
・・それにしても驚きのニュースでした。


【Now Playing】 ラジオ深夜便 / 須磨佳津江 ( NHK-AM )

2016/08/01

映画「ロング・トレイル」を見ました

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映画『ロング・トレイル(A Walk in the Woods)/2015年・アメリカ 監督:ケン・クワピス 主演:ロバート・レッドフォード、ニック・ノルティ』を家族で見てきました。

ロバート・レッドフォード演じる人気紀行作家ビル・ブライソンは、セミリタイアに近い生活を送っていたが、平穏な日々に物足りなさを感じていて、家の近くを走る3,500キロの自然歩道“アパラチアン・トレイル”の踏破を思い立ちます。

でも、奥さんから心配と反対を受け、誰か連れ立って行ける友を探しますが、あえて声を掛けなかった悪友カッツ(役:ニック・ノルティ)が無理矢理着いてくることに・・。
いかがわしい感じのカッツに奥さんはさらに反対したのですが、結局は二人でロング・トレイルの旅に出掛けます。ほとんど決死の旅・・(^^;)

そこから二人の運命はたいへんなことに。
山は吹雪くし、熊は出るし、変な“アウトドアおたく”の女子に着いてこれらたり・・。
川には落ちるし、崖からも滑落。
まるでいいことなしのようなのですが、互いに自分の人生に対し、何かが足りないと感じている二人はケンカしつつもこの過酷なトレイルに挑み続けます。

思わず吹き出すようなシーンも多いのですが、二人が真剣にやっているだけに逆にその失敗の数々が可笑しいのです(*^_^*)


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旅が後半に入るとまさに悪友の二人が自らの人生を振り返りつつ何か大切なものを見つけたようでした。
それは主演のロバート・レッドフォード(何と御年80歳とのこと)が家に置いてきた妻の側にも夫に対する想いの再発見もあったようで、最後はヒューマンドラマとしてほろっときたりもしました。

鑑賞したのは例によって千葉劇場でしたが、驚くべき事に“完全満席”でした。
小さな劇場ですが、いい作品を次から次へと上映するこの場所は最近かなりいい賑わいを見せているように思います。
さらに今後も楽しみな映画が予告されていましたので、私も鑑賞したらまたこのブログでご紹介いたしますね。


【Now Playing】 Old Dirt Road / John Lennon ( Rock )


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