『宝塚夜話・第四十六夜 < 実咲凜音さんも退団・・ >』
先日、生涯のヅカ友、女神から連絡があり、表題のとおり、宙組の実咲凜音(みさき・りおん)さんが退団されることを知りました。
このあいだの花乃まりあ(かの・まりあ)さんに続いてのトップ娘役の退団発表です。
実咲さんについては、このブログでは娘役の中で一番取り上げた回数が多かったと思います。「みりおんに魅了される」というタイトルで書いたものはかなりのアクセス数でしたし、いまだにあの記事はアクセス数が多いのです。
みりおんさんがトップになった頃書いたものですが、あの頃期待していた以上の素晴らしい娘役になられました。
参照↓
http://techo.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/post-162d.html
誠に残念です。女神もトップスターの朝夏まなと(あさか・まなと)さんに添い遂げることを願っていたとおっしゃっていましたが、それが叶えば一番よかったのですが・・・。
世間的にはエリザベート上演が決まったときに、「ひょっとしてこの大きな演目で退団か?!」なんて噂も出ていました。私も・・「それはあるかも」と危惧していたのですが、そんな発表も無く、ひとまずほっとした矢先に来年の退団発表でした。
実咲さんの強みは歌唱力がただものでないこと。それは花組時代の若手の頃から群を抜いていました。
さらに演技力についても花組時代の「カナリア」や「近松・恋の道行」で、もうすでに当時のトップ娘役をしのぐほどのものを見せていましたが、さらに宙組に来てその演目ごとに次々と新しい魅力を見せつけてくれるのでした。
ほんとうに同じ人が演じているのか、と思うくらい演目によって、がらりと異なる女性を演じ、ただただ驚いたのです。
さらに、凰稀かなめ(おうき・かなめ)さんの退団公演では、その演技がもうひとつ高いところに昇っていったように感じました。鬼気迫る演技にこちらも手に汗握りました。ほんとうに素晴らしかった。
実咲さんのトップを見られるのは、私もあと数回だと思いますが、今までのことも含めて、思いを込めて舞台を見たいと思います。
みりおんのエリザベート、どんなエリザベートになるのでしょう。
【Now Playing】 DNA / Rondi Charleston ( JazzVocals )
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