【はっPのアナログ探訪_0109: Let Freedom Ring / Jackie Mclean( LP )】
今回のアナログ探訪も先だって中古盤屋さんで買ってきたジャズのアルバム。ジャッキー・マクリーンです。
もういきなりジャケットがカッコイイです(^-^)
録音は1963年。
50年代に全盛期を迎えた“ファンキー・ジャズ”にマンネリズムを感じだした世の動きに敏感に反応したのでしょうか、このアルバムのジャッキー・マクリーンはA面一曲目からフリーキー・トーンを聞かせてくれます。
とてもアグレッシブ!
アルトの音そのものも、それまでよりは“硬い”音に感じます。
二曲目はとてもドラマチック、ジャッキーのアルトのトーンも従来の特徴を出していて、ちょっとそれまでのファンは安心したかもしれません。
でも、この曲でも途中でものすごい“かすれる”ようなフリーキー・トーンが登場しますが・・(^^;)
こういうレコードを、当時ジャズ喫茶で聞いていた人たちがうらやましい。
時代という背景があって、この音楽をジャズ喫茶というシチュエーションで聞くことができること自体が今では考えられない魂の昂揚があったのではないかと思います。
B面に入ると、けっこう情緒に流されず、思うがままに吹いている感じがします。
ビリー・ヒギンズのドラムもスネアが“跳ねまくり”、スピード感ある演奏です。
おっと、またまたジャッキーのフリーキー・トーン!(*^_^*)「今までとはちょっとちがうけんね」ってところなんでしょうか。私にはそう感じられました。
B面二曲目はジャッキーの従来のアルトのスタイルと新しいスタイルが入れ替わり立ち替わりで登場し、他のメンバーもスリリングにその演奏に追随してくる感じです。
なかなか緊張感ある演奏です。
いつも思うのですが、音楽に古い、新しいはあまり意味のない表現だと思います。
このアルバムの演奏は今聞いても聞き応えがあるし、ワクワクさせてくれるものがあります。
特にジャズにはそういうことを感じさせられることが多いです。
今回もまた、いいアルバムを手に入れ聞くことができましたd(^_^o)
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