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2016/09/30

知らぬ間に自己最長連続記録

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このブログ、2004年の11月から書いてきました。一週間に一度くらいの更新という時もあったし、ひどいときは一ヶ月に2~3日のときも・・。

で、今月の話。実は9月に入ってから毎日更新しているのです。別にやろうと思ってやったわけでもなく、枯渇するネタを無理にひねり出してということもなく、ある意味自然と余裕をもって更新してきました。
それで今日が30日間一日も空くことなくめでたく更新しているところというわけです。
しかも、前月の8月からの連続更新を調べてみたら35日間連続で更新していることがわかりました(^-^)
・・自分で自分をほめたい(*^^*)

ずっと前からよく言われるのが「何時間かけて書いているのだ」とか、「よっぽどヒマなんだろう」という二つのお言葉。
一回分で15分! 別にヒマじゃない、帰宅後はテレビも見ないし、ラジオや USEN 聞きながら読書しているのがほとんどで、その中で一日15分ブログを書くのが別にヒマだからやっているわけじゃないってのはわかるでしょ!と、言いたい。
あんたなんか、一日何時間もテレビを見てるんじゃないの、ヒマなんじゃない?と逆に聞き返したいd(^_^o)

ちょっとプンプンしたところで(^_^;)あらためて自分で今月の連続更新に感心しています。
明日で途切れるかもしれないし、ある日から突然更新が途絶えるかもしれませんが、それも今まであったこと、・・これからも自然体で書いていきます。
今やブログを更新しないとなんだか身体に違和感を感じるくらいです。

ではまた次回の更新まで。
次回はこのブログの“アクセス数・稼ぎ頭”の宝塚の話題・・大きな組替えがあった・・を書こうかなどと思っています。


【Now Playing】 K's TRANSMISSION / 坂崎幸之助 ( NACK5-FM )

2016/09/29

【はっPのアナログ探訪_0109: Let Freedom Ring / Jackie Mclean( LP )】

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今回のアナログ探訪も先だって中古盤屋さんで買ってきたジャズのアルバム。ジャッキー・マクリーンです。
もういきなりジャケットがカッコイイです(^-^)

録音は1963年。
50年代に全盛期を迎えた“ファンキー・ジャズ”にマンネリズムを感じだした世の動きに敏感に反応したのでしょうか、このアルバムのジャッキー・マクリーンはA面一曲目からフリーキー・トーンを聞かせてくれます。
とてもアグレッシブ!
アルトの音そのものも、それまでよりは“硬い”音に感じます。

二曲目はとてもドラマチック、ジャッキーのアルトのトーンも従来の特徴を出していて、ちょっとそれまでのファンは安心したかもしれません。
でも、この曲でも途中でものすごい“かすれる”ようなフリーキー・トーンが登場しますが・・(^^;)
こういうレコードを、当時ジャズ喫茶で聞いていた人たちがうらやましい。
時代という背景があって、この音楽をジャズ喫茶というシチュエーションで聞くことができること自体が今では考えられない魂の昂揚があったのではないかと思います。


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B面に入ると、けっこう情緒に流されず、思うがままに吹いている感じがします。
ビリー・ヒギンズのドラムもスネアが“跳ねまくり”、スピード感ある演奏です。
おっと、またまたジャッキーのフリーキー・トーン!(*^_^*)「今までとはちょっとちがうけんね」ってところなんでしょうか。私にはそう感じられました。

B面二曲目はジャッキーの従来のアルトのスタイルと新しいスタイルが入れ替わり立ち替わりで登場し、他のメンバーもスリリングにその演奏に追随してくる感じです。
なかなか緊張感ある演奏です。
いつも思うのですが、音楽に古い、新しいはあまり意味のない表現だと思います。
このアルバムの演奏は今聞いても聞き応えがあるし、ワクワクさせてくれるものがあります。
特にジャズにはそういうことを感じさせられることが多いです。
今回もまた、いいアルバムを手に入れ聞くことができましたd(^_^o)

2016/09/28

小山薫堂さんの「考えないヒント」を読んだ

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『考えないヒント -アイデアはこうして生まれる-/小山薫堂著(幻冬舎新書)』を読みました。
小山さんは古いところでいうと、「カノッサの屈辱」や「料理の鉄人」などの多くのテレビ番組話題作を企画したことでも有名ですが、とにかく多彩で、コラム、小説、脚本、ラジオパーソナリティー、企業の顧問、アドバイザーなどとしても活躍、いつも何かに興味を持ち、何かを企て、“面白がる”!!そんな人だと感じていました。

この本も「考えないヒント」というタイトルではありますが、アイデアが生まれるのは仕事として突き詰めてしまい、“こうしなければ、こういう結果にならないと”などと思わず、「これによって誰が幸せになるのか」「大成功でなくとも様々な人や今後のつながりが見えてくる」などということを念頭に物事をすすめる様子が書かれていました。

それと、ひょんなきっかけ、偶然の出会い、成り行きに身を任せ、さらに事態の進展が出てくる話なども実例を挙げて紹介されていて、単にラッキーだったから小山さんに新たな展開がやって来るのではないことを感じました。
偶然や、いったん引き下がって諦めるようなことになったときの不思議な先行きがけっこうその後にモノを言ってくる話は、自分にまだまだない考え方だと思いました。

たまたまのきっかけで日光金谷ホテルのアドバイザーになった話は上記の最も面白い例でした。
自分がこんな部屋に泊まりたいという部屋を実現していく様をメディアを使っていろいろな人に見てもらい、予約が増えるということもありますが、その部屋の調度やその他備品に協力してくれるスポンサーが現われたりと、次々と起こる化学反応的な出来事が面白く、さらに小さなことでは、清掃係の人や売店の人にまで名刺を持たせ、その裏にはそのスタッフが最も好きなホテルの場所・部分の写真が付いているというもの・・、さらにその裏側がいくつもの種類が有り、集めると金谷ホテルの写真集が出来上がるという展開を試みています。
そうすると、なかなかスタッフからお客様に声をかけられなかったのが、逆にお客さんから声をかけられて、新たなお客さんとのコミュニケーションが出来るというオマケ付き!!d(^_^o)

こんな話が一冊まるごと満載です。あぁ面白かった!(^o^)
心がわくわくするようないい本でした。


【Now Playing】 涙に染めて / カーラ・ボノフ ( Pops )

2016/09/27

【はっPのアナログ探訪_0108: “DON'T SHOOT ME”I'm Only the Piano Player(ピアニストを撃つな!!) / ELTON JOHN( LP )】

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このアルバムもこのあいだ中古盤屋さんで買ってきたものです。
学生時代の仲の良い音楽友達がエルトン・ジョンのファンで、彼の家でよく聞かせてもらいました。
一曲目の「ダニエル」は名曲中の名曲。
当時よく聞いていたFMラジオの洋楽トップテンではいつも一位でした。ほんとうにいい曲(゚ー゚*)。oO

曲もいいが、サウンドもいいっ!d(^_^o)ピアノもドラムもベースもブラスセクションもなんというか絶妙の配置、ミキシング。
エルトンの世界が完全に表現されていると思います。

エルトンのボーカル、声の魅力もこの頃が最高の状態なんじゃないでしょうか。
かっこいいし、甘く、優しく、あるときは激しく、そして歯切れがよい。
男二人で友達の部屋の高価なシステムで聴くエルトンは最高でした。あの頃のことがまだ昨日のことのように思い出されます。
毎日、音楽(特にロック)に夢中でした。
私はポール・マッカートニーのアルバム「ラム」などを持ち込み、二人で何時間でも聞いていたのでした。

そうこうしているうちに、ジョン・レノンがエルトン・ジョンとレコーディングをした曲が全米チャートを駆け上がり、友も私も互いの大好きな二人のロック・ミュージシャンが見事に結果を出したことに大喜びしました。
しかも、エルトンのコンサートでの飛び入りがきっかけで、ジョンとヨーコは別居生活から“元のサヤ”におさまる・・なんて話題もくっついてきました(^^;)


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この頃のレコードって、“ステレオ”を意識した音作りをしていて、聞いていても左右の音の配分がとても楽しい(*^^*)
しかも、キツく固い音ではなく、はっきりとした音なのに耳にやさしい・・。私にとっては、この頃の音が一番“馴染み”があります。80年代の音よりは好きだなぁ・・趣味の問題ですけど。
当時の家具調ステレオや、コンポなどで聞いてみたいですね、きっとさらに“しっくり”とくるんじゃないでしょうか。・・無い物ねだりになっちゃいますが…σ(^_^;)

B面に入ってもアルバムのクオリティは落ちません。全編“練られた”いい曲ばかりだ。
しかも、B面4曲目にはあの「クロコダイル・ロック」も収録されています。
まさにエルトンの「グッバイ・イエロー・ブリック・ロード」と並び称される名盤でした。
これも買ってよかった、懐かしく楽しめました(^-^)

2016/09/26

太田和彦さんの「北の居酒屋の美人ママ」を読んだ

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居酒屋といえば真っ先に思い浮かぶのがこの太田さん。『ニッポンぶらり旅 北の居酒屋の美人ママ/太田和彦著(集英社文庫)』を読みました。

タイトルが“北の居酒屋”だからと、北の国ばかり行くのかと思いきや、秋田、福岡、八戸、岡山、勝浦(千葉)、長崎、奥多摩・・と、神出鬼没です(*^^*)

前にもこのシリーズの本をこのブログでご紹介したことがあるのですが、太田さんはその土地の良さ、そしてそこに住む人々の様子、さらに肝心な居酒屋の女将や大将、その家族にまで話がおよぶのです。
そうすると読んでいるこちらまで、その土地の風景、人の情け、地酒、美味しい肴が自然と心に浮かび、やがて沁みてくるのです、まさに太田さんの居酒屋紀行の真骨頂っ!!

太田さんが“美人ママ”と紹介するのは、必ずしも若い女将やママというわけではないのです。読み進めているうちに、女優顔の美人が・・息子さんが上階でバーをやっていて・・などという話になり、じゃ六十くらいだよねぇ(^^;)ということになったり、「山本富士子と同じ歳なのよ」と照れる美人・・てぇことは?!・・というわけで、かつて飛ぶ鳥を落とすほどの美人だった女将、今も風情のあるママ、ということなんだとわかりはじめます。

太田さんが暖簾をくぐり、「こんばんは」と言うと、「おっ、太田さん久しぶり」と大将や女将が迎えてくれます。その出だしの瞬間がまたいいんだな、あっという間に馴染の店に帰ってきたという雰囲気になり、お店から今日入った魚はこれとこれだ、こうして食べるとうまいよ!という話になります。
日本全国にこんな店を開拓している太田さん、さすが日本屈指の居酒屋の達人です。

居酒屋ばかりではありません。
岡山の回では、新幹線で到着してすぐにやはり馴染の定食屋を訪れます。
「あら~、いつ来たの~」
「今だよ!」
「ご飯は大中小、味噌汁は豚汁・ワカメ・そうめん、お茶は熱いの冷たいの~」
と、がらりと扉を開けた瞬間にあうんの呼吸の会話が始まります。
「ご飯小、味噌汁そうめん、お茶熱いの」
これで食事の注文完了!!d(^_^o)

いいですよねぇ、この絶妙な会話と弾むような文章。

というわけでまたまたあっという間に読み終えた太田さんの居酒屋本。まだ買ってあるこのシリーズがあるんですよ(*^_^*)またご紹介しますね。


【Now Playing】 Time On My Hands / Teddy Wilson ( Jazz )

2016/09/25

ビートルズの最新映画「Eight Days a Week - The Touring Years」を見てきました

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『The Beatles: Eight Days a Week - The Touring Years 2016年 英国 監督:ロン・ハワード』を市川市の本八幡にある映画館まで出掛け、見てきました。千葉市内では上映館が無いのです・・。
到着して、いきなり「パンフレットは完売でありません」 (・_・;とのこと。がっかり・・。

この映画はアップル公式の映画ですので、力が入っていました。このあいだのハリウッドボウル・ライブCDですっかり盛り上がっているこちらも気合いが入っています。観客はリアルビートルズファン年代から、あきらかに私よりも若い人たちもいて、少し心強く思いましたが、それでも20%程度の入りでした。

冒頭の方ではビートルズが下積みから次々とヒットを飛ばし、アメリカ進出までの様子がカラーフィルムを含めた多くのライブ画像で綴られていて、そこで印象に残ったのは、ビートルズの四人が、当時はとても結束が固く、四人で決断し、互いをいたわり、チーム力で様々なことを乗り越えている姿でした。
今までにもそういうことが書かれたものなどを目にしたことはありましたが、よりリアルに、それが強く感じられました。
そして、その中で培ったバンドとしての演奏力は、あらためてたいしたものだと思いました。

中盤に入ると、よく聞こえもしない演奏を繰り返し、トラブルや社会的な出来事を含む問題を抱え、ツアーにうんざりし始めた様子が映し出され、四人で頑張ってきたビートルズにも家族が出来、周辺の様子も様変わりし、さらにドラッグの影響も出て来て、知っていることとは言え、ちょっと心がつらくなりました。

そして「ラバー・ソウル」や「リボルバー」、録音技術の極北とも言える「サージェント・ペパーズ・・」の録音時の様子も紹介されていました。そこで聞けたスタジオ内での録音途中の音は生々しくてとてもいい音でした。これも“聞きもの”かも。

1966年の日本武道館公演の様子も出て来ましたが、それまでの様子を見てきたあとにあの画像を見ると、ビートルズの連中が“老成”しているかのように見えました。不思議なものです。

リンゴの「ライブでは、バンドの演奏の音はほとんど聞こえないので、メンバーの動きを見て今どこを演奏しているのか見極め、プレイしていた」というのは本当のことだと思います。
ジョージが「スタジアム用に VOX(※ビートルズが使っていたアンプのメーカー)が新しいアンプを製作してくれたけど、100ワット程度だぜ」とあきれかえっている様子も映し出されました。
それを考えるとPAもモニターもない中で、野球場を含めた大会場でピッタリと決まったあの演奏は“ミラクル”です。ワシントンDCでのライブ(カラーだった)の様子も映りましたが、グラグラな回り舞台みたいなところにセットされたドラムを渾身の力で叩き、ピッチもばっちりのリンゴにはただ驚くばかりです。

エド・サリバン・ショーでの、得意気でうれしそうなジョン、誇らしげなジョージ、ありったけの喜びを緊張感の中で表現するポール、ドラムをムチを打つように叩きまくるリンゴ、もうここで涙が・・。

最後にはあのアップル屋上での「ドント・レット・ミー・ダウン」「アイブ・ガット・ア・フィーリング」もあらためて素晴らしい演奏でした。

さらに、この映画を映画館で見た人には、後にDVDを買っても見られないプレゼントが!!
あのシェイ・スタジアムのライブをビートルズ演奏部分丸ごと画像がクリアになり、音もリミックスされた状態で30分上映されるのです。
見ていると、ジョンがぐんぐんバンドを引っ張っている様子がわかります。
ポールはそれを見てうまく盛り上げ、ジョージは自分とポールがひとつのマイクを使っているときでも、たびたびジョンを振り返り、その様子を見たり、ジョンとポールがひとつのマイクを使い始めるとリンゴの方に下がって行ってリンゴとコンタクトを取っています。アンプやギターのピックアップのセレクトにも気を使っているのがよくわかります。後にサウンドづくり、まとめ方に才を見せるジョージの片鱗を感じました。
リンゴは自分の歌の時には他の三人に負けず劣らずの迫力のボーカルを聞かせてくれました、うれしいっ!

シェイ・スタジアムに集まった女の子達は叫び、泣き、気絶し、たいへんな騒ぎですが、今の私にはよくわかります。私があそこにいた女の子だったら、まったく同じ状態になったことでしょう。そこでまた涙があふれて止まらなくなりました。
よかったねぇ、ビートルズとあの空間を共有できて・・、最高の時間だよ。

最後に映画そのもののことではないんだけど、当時の女の子は英国も米国も皆カッコイイねぇ(゚ー゚*)。oO、60年代のファッションなんだろうけど、すごくカッコイイ!!ヘアスタイルもとてもいい。それを見るのもこの映画の楽しみのひとつかもしれません。

いい映画でした。オマケのライブ映像も含めると長時間だけど、ちっとも長く感じませんでした。ファンなら見ろっ!(*^^*)そして、笑ったり、泣いたり(私…σ(^_^;))してちょうだい!

2016/09/24

映画「白い帽子の女」を見ました

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映画『白い帽子の女/2015年 米国 監督・脚本:アンジェリーナ・ジョリー・ピット 主演:アンジェリーナ・ジョリー・ピット、ブラッド・ピット』を見てきました。
今、離婚問題が話題となってしまった二人が、2014年にかつての自分達のハネムーンの地マルタ島で撮りあげたものです。ちょっと皮肉な結果に・・。

アメリカの小説家という設定のブラッド・ピットは妻のアンジェリーナ・ジョリー・ピットを連れ、南仏にヴァカンスに訪れます。
夫のブラッド・ピット扮するローランドはその地のカフェに入り浸り、妻のアンジェリーナ・ジョリー・ピット扮するヴァネッサはほとんどの時間をホテルの部屋で過し、過去二人に間に起こった不幸な出来事に向き合うことが出来ずにいます。
ヴァネッサは精神的にもろく、壊れる寸前という状態、それを優しく受け容れる小説家の夫ローランド・・妙に優しくて、こんな男いないんじゃないかと思った・・。

心が離れてしまった夫婦の物語、というのがこの映画の中心にあり、それがどう動いていくかがストーリーの肝心かなめなのですが、現実にも夫婦のふたりが心の通わぬ演技をしていると、“実際にもこんな状態なんじゃないの”と思ったり、“なんか、あまり見たくないなぁ”などとも思ったりしました。要するに途中で、あまり乗り気じゃなくなってしまったのです。

映画のロケ地はまるでこの世の楽園のように美しく、静かで素敵な海辺の風景。そして実に素敵なクラッシックホテルが舞台となっていて、それ自体がこの映画の価値を大きく上げていると思うのですが、映画の中身は二時間以上もやるか、これで、という平坦な内容。

隣の部屋に新婚夫婦がやってきて、それをのぞき穴を見つけ、アンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピット夫妻があられもない様子を二人でのぞき、少しストーリーは動きが出ますが、それでもなんだか煮え切らないつまらなさ・・。

いったいぜんたい、この夫婦は何をどうしようというのか、途中で興味がなくなってしまったので、もううんざりです。

アンジェリーナ・ジョリー・ピットの趣味に付き合うのにも限界がありました。
珍しくメジャーな映画が千葉劇場に掛ったと思ったら、あまり観客動員が見込めないから小さな映画館で様子を見た、というのが本音のところかもしれません。

久し振りに辛口な感想になってしまいました。
二人のファンなら最後まで耐えられるかもしれません。


【Now Playing】The Heart of Saturday Night / Tom Waits ( Pops )

2016/09/23

宙組・エリザベート再度!!

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宝塚歌劇・宙組東京公演「エリザベート -愛と死の輪舞- 」、再度見てまいりましたので感想をアップいたします。
今回はごく親しい“ヅカ友”と観劇いたしました。観劇後にすぐ感想も聞きましたので、その感想も尊重しつつ書きますので、私の独断が先行するような内容にはならないと思います。

公演全体的には公演二日目の前回から比べると格段に良くなっていました。特にあの前半の“空回り”がウソのよう・・(#^.^#)
組全体から来る“力感”も増したように強く感じました。
エリザベートの実咲凜音(みさき・りおん)さんも冒頭の少女だった「シシ」の時代からしっかりとした表現に変貌!あの二日目に見たみりおん(※実咲さんの愛称)はなんだったんだ、という感じ。一緒に見たヅカ友も同意見d(^_^o)

みりおんちゃん、前回は体調や精神的に何かあったのか・・。今回は丁寧な歌唱よりも、声が裏返ってしまうようなことになっても感情の表現を先行していたと思います。非常によかった!(^-^)
また、孤独なエリザベートのセリフ、仕草、身体的表現もぐっと良くなっていました。前回が20点だとすると、今回は85点という感じ。

主役トートの朝夏まなと(あさか・まなと)さん。今回は舞台上のスケールの大きさを感じました。
そして、その存在感は異界にいる黄泉の帝王というよりも今の現実の世界に舞い降りてきたようなリアルなキャラクターに感じました。異なる表現の仕方をすると、“生々しい”というのが私の感じた朝夏・トートです。
花組・明日海りお(あすみ・りお)さんのトートは、非常に繊細な指先のひとつひとつまでに気が配られている様子が感じられましたが、朝夏さんのトートはそういう表現よりも、もっと魂そのものが舞台上でうごめいている感覚・・。新しいトート像と言ってもいいかもしれません。

フランツ・ヨーゼフ役の真風涼帆(まかぜ・すずほ)さんは、前回よりもさらに感情の表現が豊かになってきました。
どのシーンもひとりの人間としての悲哀が出ていたと思います。台本に書かれているセリフのうしろにある、“男”フランツ・ヨーゼフの感情がうまく出せていたのだと思います。

ルキーニ役の愛月ひかる(あいづき・ひかる)さんも、これまた前回から比べると急上昇的によくなっていました。
ストーリーも見事に引っ張っていたし、“愛月・ルキーニ”の形が見え始めていたように思います。今回、客席にいたOGの紹介は元宙組の花影アリスさんでした。

そして、前回もベタぼめした病院のシーンでのヴィンディッシュ嬢役の星吹彩翔(ほしぶき・あやと)さん。今回もさらによくなっていて、さすがの演技でした。素晴らしいっ!!

ゾフィ役の純矢ちとせ(じゅんや・ちとせ)さんも迫力が増し、怖さも倍増(^^;)
実咲・エリザベートも太刀打ち出来ない強烈さでした。

続いて、今回の観劇では役替わりのルドルフ役は、蒼羽りく(そらはね・りく)さん。
前回の澄輝さやと(すみき・さやと)さんとはまた全く異なるルドルフになっていました。より自分の孤独な立場に恐怖感を持っている感じが出ていたように思いました。
「闇が広がる」のトートとのシーンで、今回のよくなってきた舞台を感じていた私の涙腺が崩壊・・(T_T)・・いいシーンでした。

さらに子ルドルフ役の星風まどか(ほしかぜ・まどか)さん。
この人は“もって”いますねぇ(゚ー゚*)。oO天性の光輝く何かを!
短いシーンではありましたが、芝居はうまい、歌は聴かせる、スター性抜群の存在です。

ルドルフの葬儀のシーンでは、実咲さん、渾身の演技。そして人生の終着点が近づいているのを感じるような時を迎えてもまだ心がひとつにならないフランツ・ヨーゼフとエリザベートの互いに別のベンチに腰掛けて思いを打ち明け、歌うシーンも格別の場面となっていました。
今回は、ここからラストまでたたみかけるようで圧倒的、一気に寄り切られたのでした。

ラストおまけのショーでは、もういけません。ヅカ友も私も涙の海に溺れ、幕が降りても、二人で涙を拭っておりました。「泣いちゃった・・よかった、よかった・・。」と、宝塚ファンとしての喜びを分かち合ったのでした。(*^_^*)

再度見ることができてよかった。もし見なかったら宙組を見損なったままになってしまうところでした。


【Now Playing】 Sweet and Lovely / Blue Mitchell ( Jazz )

2016/09/22

【はっPのアナログ探訪_0107: A Hard Day's Night / The Beatles( LP )】

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先だって中古盤屋で買ってきたビートルズのアルバム『A Hard Day's Night』。
アメリカ盤で、 United Artists Records のものですから、英国や日本で売られていた同名のアルバムがレノン・マッカートニーの(特にジョンの)強力オリジナル・アルバム的な要素が強い印象ですが、それに対してまさにサウンド・トラック・アルバムと言える映画音楽アルバムになっていました。

「恋する二人」「アンド・アイ・ラブ・ハー」「リンゴのテーマ」「映画タイトル曲」のインストゥルメンタルが入っているのは、とても魅力です(^-^)
あのモノクロの映画の様々なシーンが思い浮かべられます。

オーケストラが奏でるインストゥルメンタル曲はステレオになっていますが、ビートルズ自身が演奏している曲はモノラル・バージョンです。


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気づいたのは、ジョージが歌う「すてきなダンス」は、英盤で聞いたものとは別バージョンです。あれほどきちっと演奏されていないというか、ちょっとワイルド。でもけっこういいっ!!

ビートルズ演奏の「恋する二人」もジョンのハモニカが止まらないモノラルバージョンでした。基本的にビートルズ自演の曲はモノラルですね。

今回特に感じたのは、レコードで久し振りに聞いたこのアルバム、ビートルズの当時の勢いが生々しく感じられたことです。
不思議なもので、2009年リマスターのステレオ、モノ、両CDを聞いてもこれほどのわくわく感は出て来ません。
たいして音質も良いわけではありませんが、なぜでしょう?これがレコードの魅力なんでしょうね。


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ポールの歌う「アンド・アイ・ラブ・ハー」は、エコーがかかっていなくて、とても新鮮!
それにポールのダブルトラックになっているボーカル部分のほとんどがシングル・トラックです。これもまたいい、ポールの声、“まんま”で入っています。
アコースティック・ギターの音も乾いていて、フレーズがよくわかり、これまたとても新鮮でした。

「リンゴのテーマ」は、「This Boy」のインストゥルメンタルですが、あのリンゴがカメラを持って一人で歩いていき、ちょっとしたエピソードあるシーンを繰り広げる、あの様子が目に浮かびました。リンゴ・ファンなだけに私にとってこの曲が入っていたことは、このアルバム購入の喜びを増すことになりました。

「A Hard Day's Night」タイトル曲のインストゥルメンタルは、ジャズのテイク・ファイブみたいなイントロからそのまま、まさにジャジーな展開!英国的なおしゃれな曲になっています。

これは買ってよかった一枚でしたd(^_^o)

2016/09/21

【はっPのアナログ探訪_0106: DIG / Miles Davis( LP )】

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中古盤屋さんで買ってきたLP盤です。マイルスが1951年に初のLP盤として吹き込んだものです。
ということで当時としては時間的制約がかなり緩くなった・・LPがCDになったときのように・・ので、かなり思い切ったクラブでの演奏などに近い“ノリ”を感じました。

とにかく“面子”が凄い。マイルスはもちろんですが、アルトがジャッキー・マクリーン、テナーがソニー・ロリンズ、ピアノがウォルター・ビショップ・ジュニア、ドラムはなんとアート・ブレイキーです。
ジャズジャイアンツ・オールスターといった感じd(^_^o)

一曲目の DIG はもの凄い勢いで疾走するような演奏。駆け抜けて行きました。
全員が本気も本気、さすが後年全員がジャズ界を代表するようなプレイヤー達になるわけです。恐れ入りましたという感じ。

イッツ・オンリー・ア・ペイパームーンは、唯一楽しくゆったりとやっているように思えました。

でも、その次の曲からは強力にそれぞれがそれぞれをプッシュしているかのように性急に煽り立てるような印象もあります。
とにかく、そのエネルギッシュな演奏には舌を巻きます。2016年のこの時代に聞いても少しも古くささを感じない見事な演奏なのです。


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このレコード盤から出て来た音は、雑音ひとつなく、聞いているこちらを“燃えさせて”くれるくらいの熱い音です。アナログの良さをあらためて感じました。

B面に入ると BLUING 、抑制され落ち着いたマイルスのトランペットが聞けます。
速いパッセージとピーキーなトーンも登場!、後のマイルスでもすっかりお馴染みの吹き方も聞けて、マイルスやっぱりいいなぁとあらためてしみじみしてしまいました。

最近続けて行ったジャズ喫茶の迫力ある音にはとてもかないませんが、家の装置で聞く、ゆったりと楽しめる適度な音量と解像度のジャズ・サウンドは心癒やされます。

ゆっくりな曲でもメンバーは何か前へ前へ進もうという意欲を感じさせながら演奏しています。ジャズが時代の先端を行っていた頃、時代の音楽を引っ張っていたわけで、その気概のようなものは今聞いても十分感じられるのです。

今まで一回も聞いたことがなかったのですが、いいアルバムを手に入れられて良かったと思いました。

2016/09/20

「嗤(わら)う名医」を読んだ

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『嗤う名医/久坂部羊著(集英社文庫)』を読みました。
著者は医師で作家、サウジアラビアなどの在外公館で医務官として勤務していたこともある変わった経歴も持っているようです。著書も医療関係多数の模様。

今回の本は、六編の短編を収めた、やはりすべて医療関係の小説集です。

寝たきりであるが、意識もはっきり、息子のお嫁さんに世話になっている男性の話では、リハビリを目指して頑張っている老人の視線から語られる小説でしたが、ラストに近づくにつれ、自分が認識している歳も周囲の状況も実際は全く違っていて愕然とするお話、認知症になった人から見た世界が繰り広げられます。不思議な感覚でした。

とことん“ついていない”女性の美容整形の話では、最後の最後までついていない悲惨な話かと思っていると、彼女を馬鹿にしていた医師や看護師が思わぬ運命に。せいせいしたような気になるかと思うと、なぜか虚しいお話。

全てが完璧な“神の手”を持つ名医の話では、その名医が自らを厳しく律し、自らを律するだけでなく、人にもそういうことを求めていたが、思わぬところから自己の人生が崩壊するような事態になり、人として変って行く話。示唆に富んだ物語でした。

医学部の解剖学講座の技術員の主人公は、無類の“頭蓋骨好き”。頭蓋骨の形の良い女性と結婚し、奥さんが亡くなったときにその頭蓋骨そのものを手に入れられると楽しみに・・??!にしている。
良い頭蓋骨を手に入れるために土葬の墓に、同じマニアックな趣味を持つ同僚と出かける、わけのわからない話。

名医の微笑では、ふだんから仏のように人に接し、にこにこと笑顔で常に相対する医師が・・週末にとある秘密倶楽部に出掛け、そこで患者や認知症の父親、出来損ないの息子に対して罵詈雑言を叫びながら倶楽部の女を攻める・・気絶しそうな嗜好の持ち主であったというお話。

人のつく嘘が皆わかってしまう医師の話も・・。

どれもこれも、この著者の心の中にある陰日向の投影ではないかと思われるくらいのリアル度で書かれています。

読んでいて、なんだか“そわそわ”してしまったのは、読んでいる私自身の心の中にあるダークな部分が浮き彫りになってきたような気がして、他人に見透かされやしないかと、不安になってしまったからかもしれません。

誰でも心の中にある闇の部分、ひどい心、そして逆に神かと思われるような優しい心や自らを犠牲にしてでもという献身的な心などが現われては消えるようなストーリーのものばかりでした。
ドキドキしながら、あっという間に読了。
・・明日から人に接するときの心の持ち方が変ってしまったような気がします。


【Now Playing】 荻上チキ・Session-22 / 荻上チキ・南部広美 ( TBSラジオ )

2016/09/19

ジャズ、JBLの「はしご」をした!

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前回の中学時代の担任の先生とその同窓生の展覧会の合間。
先生の同級生の自宅が近くにあるということで、そのお宅で珈琲タイムを、ということになり、私もお相伴に・・(*^^*)

ということで、淹れていただいた珈琲の味もさることながら、そのお友達のお宅のオーディオ・ルームから流れてくるソニー・ロリンズの「Way Out West」の音がただ事ではないと、掛った瞬間に反応した私。

「部屋で椅子に掛けてじっくり聞くといい」という先生のお友達のお言葉に甘え、LPレコードとCDが整理されているラックのあるお部屋にお邪魔・・。

そこに鎮座していたのは、JBLの STUDIO MONITOR 4343B でした。左右のスピーカー上には、独特な形状のツイーターが・・。

ロリンズのサックスが浪々と鳴っているのですが、我が家で聞く同じアルバムとは全く異なる骨太なジャズ。
全ての音に“芯”があり、ゴリゴリ、ぐりぐり押してくる感じ。シンバルの音など、そのガシンガシンという金属音が神経に“ビンタ”をくれるようです。「凄いっ、すご過ぎる!」


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システムはこの写真のとおりで、アナログ・プレイヤーも二台ありました。その他はすっげぇ高いんだろうなぁ、というアンプ、CDプレイヤー等・・だと思う、私はそんなにオーディオに詳しくないのでわからない。


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お話を聞いてみると、オーディオ用の電源は家庭用の電源とは別に引いているとのこと( ̄O ̄;)・・音が濁らないためらしい・・。

コンセントへは工事用みたいな“ぶっとい”ケーブルが差し込まれ、さらになにか雑音除去用のものが咬まされているようでした。
スピーカー・ケーブルもきっと高いものなんでしょう、見たこともないもので、それにも何か咬まされていました。もう、私にはわからない異次元の世界です。


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先生も興奮してきたらしく、私に「どうだ、時間を見て八街のブルックリン(ジャズ喫茶)にちょっと行ってみるか?」ということになり、迷った挙げ句、先生と高速に乗ってブルックリンまで行くことに・・(^^;)
お仲間に展覧会のことは頼んで、一路八街、ブルックリンへ。


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ブルックリンのスピーカーは先ほど先生のお友達の家にあったものの親戚とも言える JBL 4344 です。
仲間のスピカーなのに、こちらでマッキントッシュのアンプで鳴らされるジャズは全く異なる音でした。先ほど聞いたばかりなので、その違いは歴然!
こちらは非常に整理された音で、先ほどの“個性むき出し”のゴリゴリな音とはちがって、しっかりとした骨格と芯は持ちつつ、丁寧にジャズの名アルバムを聞かせてくれるプロフェッショナルな仕事が施された音という印象でしたd(^_^o)

特にベースの音が、無理なデフォルメがされておらず、自然な感じでブイブイいわせているのがとてもいい!(^-^)
気分がのって、ノンアルコール・ビールをやりつつ、いい時間を過しました。
午後はジャジーな時間となりました。


【Now Playing】 ビートルズ10 / ゲスト:ホンマちゃん ( ラジオ日本 )

2016/09/18

今週もまた先生の美術展へ

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きょうは時々小雨の降る中、草刈りをしていたのですが、明日の分を残し一段落。昨日行った八日市場市の公民館で行われていた私の中学時代の担任、美術の先生とその仲間(同窓生だそう)の絵画と写真の展覧会の様子をご紹介いたします。・・遠かった・・。


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絵画は私の先生のみで、他の方は写真の展示でした。
先生にしては珍しいタイプの絵が飾られていましたが、いろいろな時代のものがあったようで、逆に新鮮に感じました。


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毎週あちこちでエネルギッシュに展示をして、多くの人が集まり、精力的に動く先生。私にはとても真似が出来ませんが、その一部でも見習いたいと思いました。先週も今週も取材の人が来ていて、そちらにも昨日は熱心に対応していました。すごいなぁ。


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そして同窓生の写真もここには一部しか載せていませんが、いずれも目を奪われる作品ばかり。中には私の通勤途中にいる白鷺の繁殖の様子などの写真もあり、あの巣の中ではこんなことになっていたのか、と感動しちゃいました。


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お昼は先生のお仲間と一緒にさせていただき、仲の良い同窓生の会話は“弾む弾む”(#^.^#)
愉快な会話と共に美味しく天丼と蕎麦セット完食いたしましたd(^_^o)

あまり来たことのない土地にくると、その周辺の散歩も楽しみで、会場に入る前に少し歩いたりもして、その空気を感じて体をリフレッシュさせました。
先生関連のイベント、三週連続制覇して(*^^*)私も少し身体に何かみなぎるような気もしてまいりました。
明日も草刈りがんばりますっ!(^_^;)


【Now Playing】 Just By Myself / Benny Golson ( Jazz )

2016/09/17

一握りの者のために人はそんなに一所懸命にならないよ

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最近の新聞などの報道を見ていても、例えば豊洲市場の地下盛土の件でも、誰がどこでどんな指示を出していたのか、なかなか伝えられていません。
指示を出した張本人(達?)は、自分の出した指示がわからぬよう、部下に(部下はまたそのまた部下に)、どこまで開示するか、またうやむやにするための資料づくりを着々と進めるようにまたまた悪の指示を出していることでしょう。

最近の若い人に「上昇志向がない」などと批判めいたことを言っているのを時々聞きます。
でも、上昇志向により上昇できるのは、ほんの一握りの鼻持ちならないエリート志向のいやなヤツです(若い人から見て)。そんなヤツと同じくなるくらいなら、そこそこ働いて自分の幸せを見つけよう・・と思うのは自然なことだと思います。

子の出生率が低下していることを嘆く報道もよく耳にしますが、そこそこ働いて何とか自分だけのささやかな幸せを見つけようとしている人には、「結婚」も大きなハードルです。
その中でも、好きになった人との生活にそこそこ幸せを見つけようとするちょっとばかりやる気のある人もいます。
そこそこ働く同士でそこそこの収入になり、二人で何とか頑張って働いていく自転車操業生活の中で子供を何人ももうけるなんて無理だと思うのも自然です。

いくら「何人目の子からいくらお金が出ます」と言われたって、そういう問題じゃないのだ、ということが政治家にはわからないでしょう。

まじめにコツコツと頑張れば、ささやかながら明るい未来が見えてくるのであれば、上記のようなことになる確率はどんどん減少すると思います。・・が、自分のため、私腹を肥やすため、人をおとしめて自分だけが上昇するのを当然だと思っている人が跋扈(ばっこ)し、一部の人だけがいい思いをして、考えられない裕福な生活をしている今の世の中で、下から支えている人たちに「死ぬ気で働け」と言っても、そりゃ無理です。

配偶者控除についても法改正しようとする動きがありますが、「夫も妻も希望を持って、粉骨砕身、仕事に邁進せよ」という基本的な考え方があるんじゃないかと愚考いたします。あんたは“上から目線”でそう考えているだろうけど、二人とも伏魔殿のようなところで働いてしまうと夫婦の生活自体が仕事中心に動いてしまって、子育てどころじゃなくなるんだよ!と・・思います。
人の豊かな生活っていうのがどういうことか、イメージ出来ていないんじゃないのかね。

きょうは、ちょっとムキになってしまいました。
たまにはこんなのもいいかもしれないと思って・・。
それじゃまた。


【Now Playing】 土曜ワイドラジオ東京 / ナイツ ( TBSラジオ )

2016/09/16

1960年代、新宿、ジャズ喫茶、キーワードはそろった

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『路上のジャズ/中上健次著(中公文庫)』を読みました。
10代で東京に飛び出してきて、先輩に連れられて行った新宿のジャズ喫茶、中上健次氏がシャワーのように浴びたジャズについて書いたエッセイ、詩、短編小説などを一冊に収めたものです。

私の年代でさえも想像がつかない、「ジャズ」が文学であり、宗教であり、反抗であり、破壊であった時代・・。

薬局で買えるぜんそくの薬を注射器で友と射ち合ったり、あやしい錠剤をかみ砕いて自らの意識を朦朧とさせ、痙攣しながらジャズ喫茶でアイラーやコルトレーンを聞く・・ (・_・;
自ら身体をナイフで傷つけたり、何をすればいいのか、どう表現すればいいのか、それが見つからず、もどかしい状態でジャズ喫茶に行く・・。

その時代が完全に終わってから大学生になった私には理解できる部分と全く想像もつかない部分が書かれていて、戸惑うやら、とても重い気持ちになるやらで、特に短編小説に至っては、充満するエネルギーと退廃的な風景、心象に耐えきれなくなり、気分が悪くなり、うつむいて頁を閉じてしまうことも度々。

でも、ジャズから作者が青春の日々に何を得たのか、自分の人生に何を投影したのか、激しく攻め込まれるような形で大きなインパクトを受けました。

そう、かつては若者は音楽から何か大切なものを受け取っていたのだと思いました。
それが何だったのか、わかるような気になったのがこの本です。

著者は私と同様、フュージョンが大嫌いですが、その気持ちもよくわかる。
当時、社会や、周囲の友達はあのフュージョンの16ビートなどに憧れ、彼女との時間をBGM的に利用して浮かれていました。ギターの音も軽薄だった・・。ドラムも手数だけ多くて聞くに堪えなかった。・・そして、そこには何も無かった・・。

ま、そんな感じでなんとか気分の悪さ、重さを乗り越えて読み切りました。
こんな男がいた。遺物のようで過激な内容、凄い本、著者でした。


【Now Playing】 ラジオ深夜便 / 迎康子 ( NHK-AM )

2016/09/15

LIVE AT THE HOLLYWOOD BOWL 第一印象です

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9月9日発売のビートルズの「ハリウッドボウル・ライブ」CDを手に入れ、聞いてみました。
1977年にアナログ盤で発売されたものにボーナス・トラック4曲を加え、CD化されたものです。CDが発売されると決まったときに、このブログで自分が所有しているアナログ盤をあらためて聞いた感想も掲載いたしました。
そして、いよいよCDを手に入れ、聞いてみたわけです。

ざっと一聴した感想を書きますが、今後一曲ずつあらためて聞いてみて、また詳しい感想を書こうかな、とも思っています。
まずは第一印象的な感想を本日はアップいたします。

私が所有しているアメリカ盤レコードの音から比べると、とても音そのものがクリアになったと感じました。
ギター、ベースの音もはっきりとしたと思います。レコードでは、ボーカルも楽器も、観客の声も“ひとかたまり”になってスピーカーから割とモコモコした音で出てきましたが、今回のCDはそれに比べればとても聞きやすいと感じました。

ドラムについても、バスドラとスネアの音がかなりアタック音がくっきりとして、リンゴのプレイがよりはっきりと聞こえるようになったと思います。

全体的な印象も、レコード盤の“タイムトンネル”をのぞくとビートルズが遠くで演奏しているような感じから、コンサートとして“今”楽しめる感覚になったと思います。
つまり音質などが気になって入り込めないような感覚からは解放されたように感じました。

いろいろな感想の方があるようで、それは人それぞれですが、「結局、元ネタが悪いんだから、CD化の際にいろいろいじってもそんなに音が良くなるはずはなく、たいした違いはないよ。」ということを言っている人もいました。でも、そこまで言えるような感じはありませんでした。
あきらかに、ライブとしてビートルズの演奏が楽しめるレベルに仕上がっていると、私は感じました。

ボーナス・トラックの4曲は、ちょっと余裕をもって、演奏にグルーブ感のようなものも感じさせる内容となっていて、既存の13曲と比べるとちょっと違いがあって、それも楽しめると思いました。

ざっと初めて聞いた感想はこんな感じです。
ファンの皆さん、もう何回も聞いていますかね、私はまだ二回聞いたところです。
さらに新たな発見があるかもしれず、まだまだ楽しみがたくさんありそうです'(*゚▽゚*)'


【Now Playing】 ラジオ深夜便 / 中村幸代 ( NHK-AM )

2016/09/14

映画「奇跡の教室」を見ました

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映画『奇跡の教室 -受け継ぐ者たちへ-/2014年仏 監督:マリー・カスティーユ・マンシオンロシャール 主演:マリアンヌ・アスカリッド、アハメッド・ドゥラメ』を見ました。チケットをいただいた“ともちゃん”さん、ありがとうございました。

この映画はパリ郊外の高校で本当に起こった奇跡のストーリーを映画化したものです。
主演のマリアンヌ・アスカリッド演じるアンヌ・ゲゲン先生は荒れに荒れ、人種も雑多な高校一年のクラスを担任します。

無法地帯と化したクラスは、校長や他の先生からも見放され、落第生も多数出そうな散々な状態・・。
その様子が映像として非常に荒い画像、まるでラッシュを見ているような感じのものなのですが、それがまた効果を発揮し、学校の様子、生徒の様子、先生達の見方などがうまく撮られていて、どうなるんだろうこのあと・・、と心配になりました。

でも、ゲゲン先生は、「私の授業は退屈させない」と淡々と授業を進め、生徒の悪態にも動ぜず、ひどい状況が増していく中で、ある提案をします。

国が創設した「レジスタンスと強制収容」についての全国コンクールにクラスとして参加することでした。
「私達みたいな馬鹿に出来るわけがない」「遊ぶ時間がなくなる」などの大ブーイングの中、コンクールで発表する内容についての研究が始まります。
校長からも「やめた方がいい、もっと優秀なクラスでやるべきだ」と、まるで乗り気ではありませんでした。

ケンカや研究の停滞、グループ間の揉め事など、次から次へと問題が発生するのですが、強制収容所で行われたことが展示されている施設の見学や自ら調べだした過去の事実により生徒の真剣さがやがて出て来ます。

そして、実際に教室にポーランド系ユダヤ人移民の子としてパリに生まれ、1942年・ドイツ警察に連行されてアウシュビッツの強制収容所に収容されるが奇跡的に生き延びたレンオ・ズィケル氏(実在の人物が出演し、実際に経験を語った)を呼び話を聞き、質疑のときには生徒達は涙ながらにそのひどい状況を知り、質問し、氏の真摯な答えに胸をかきむしられるような思いをするのです。ここはこの物語のひとつのピークでした。
私も涙が止まらなくなりました。


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反目し合っていた生徒の間でもやがてひとつの目標に向かう目的が定まり、ラストの発表に向けて胸が熱くなるシーンが続きました。そして先生の毅然として、しかも優しい態度がまた泣かせるのです。

コンクールの結果発表でクライマックスを迎えるのですが、久し振りにとても熱くて、うれしくて、やさしい気持ちになりました。
そして、この映画に生徒として出演しているアハメッド・ドゥラメは、当時のこの高校の実際の生徒で、当時から映画に興味を持ち、この脚本を監督と共に書いていて、さらに出演しているのです。映画の中でセリフの練習などをしている場面も出て来ましたが、夢が実現したわけです。
この落ちこぼれクラスはこのコンクールをきっかけに生徒達は優秀な成績を修めたり、夢を実現させたりしたとエンドロールでも出てくるのですが、ほんとうに素敵な映画でした。
見てよかった(゚ー゚*)。oO

千葉市中央区の千葉劇場でやっています。
見る価値のある映画でした。


【Now Playing】 ラジオ深夜便 / 村上里和 ( NHK-AM )

2016/09/13

エリザベート・宙組公演 まずは東京幕開け二日目に偵察に

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宝塚歌劇・宙組東京公演「エリザベート -愛と死の輪舞-」、9日初日のものをまずは早めの二日目に偵察に行ってまいりました。このブログでも何度か書きましたが、本場宝塚大劇場で一ヶ月ほど公演してきても、東京に来ると大抵“振り出し”に戻って再度構築していくというのが今までの宝塚の演目を見てきての感想でした。

なので、公演半ばのチケットは既に手に入れることが出来たのですが、あえてシェイクダウンしているような状態の「エリザベート」が見たくて券を入手し、見てきました。まさに偵察。

記憶には直近のエリザベート公演として、花組の明日海りお(あすみ・りお)さん主演のものが印象に強いのですが、意外や宙組のエリザベートは黄泉の帝王トート(役:朝夏まなと/あさか・まなと)がいかにも異界からやってきた摩訶不思議な雰囲気を・・出していない・・ほんとか?!と、思いましたが、あの明日海・トートが最初に現われた時の寒気がするほどのゾクゾクするあの妖気のような感じが・・ない・・。

これは・・と、思っているとルイジ・ルキーニ役、私の大好きな、そして今回一番期待している愛月ひかる(あいづき・ひかる)さんが狂言回し的な今回の役で舞台を振り回すように展開・・かと思ったら、けっこう控えめに感じるような印象・・!!!

冒頭のハプスブルク家の亡霊達が現われ、さあこれから始まるぞっ・・ていう盛り上がりに盛り上がる部分も・・なんだか“から滑り”している感じ。組全体が埃ふかいダート上でタイヤを空回りさせているクルマみたいな感じでした。
これはいったいどうなっているんだ、と不安になりつつ舞台進行を見守りました。

実咲凜音(みさき・りおん)さんのエリザベートが少女だった頃のシシのシーンもいまひとつ子供に成り切れていない。歌もセリフも中途半端。
舞台は全体に“さぐり”を入れているような組子達も乗り切れていないような状態で進行・・。

純矢ちとせ(じゅんや・ちとせ)さんのゾフィーが登場してきたあたりで段々正気に戻ってきた感じに。

一幕が終えてロビーに出ると、「もうひとつまとまっていないのかなぁ、雰囲気がわかりにくい」という会話が聞こえてきました。ロビーの皆さんの状態を観察しても“今ひとつ”な印象でした。うつむき加減で、あまり元気がない感じ・・。

二幕に入り、「キッチュ」で愛月さんにエンジンが掛り始める(#^.^#)
客席に来ていた安蘭けい(エリザベート初演にも出演)さん、同じく初演時の歌唱指導の楊淑美さんが愛月さんに紹介され、客席は突然興奮し始めます。

そして「病院」のシーン。
星吹彩翔(ほしぶき・あやと)さんの、自分こそがエリザベートだと思う患者のヴィンディッシュ嬢の素晴らしい演技から、宙組のエンジンに火が入ったようでした。

実咲さんはエリザベートが乗り移ったかのような迫真の演技と歌唱。朝夏さんもぐいぐいと舞台を引っ張り始めます。クルマで言えば、それまで4速80キロくらいで走っていた実咲さん、3速90キロ、2速110キロとガツン・ガツンとシフトダウンし、今までの舞台から得た経験の集大成を見せるかのように魂の演技を見せつけます。

さらに今回役替わりのルドルフ役・澄輝さやと(すみき・さやと)さんが渾身の演技で舞台、銀橋をトートと渡り合い、いよいよエリザベートらしくなってきました。

真風涼帆(まかぜ・すずほ)さんは、そんな組の様子にも動ぜず、安定した演技でフランツヨーゼフを堂々と作り上げ、怜美うらら(れいみ・うらら)さんはマダム・ヴォルフを怜美さんらしいキレのある演技と野太い歌唱でうまく演じていました。

今回の初日からまだあまり日が経っていない舞台を見ていて感じたのは、あえて「ヒューマン・ドラマ」的な形でエリザベートを見せているのではないか、ということでした。
つまりトートという黄泉の帝王がエリザベートを愛し、死の世界にいざなう、摩訶不思議で、ある意味ホラー的な感覚よりも、人間としてのエリザベートや、フランツ、ルドルフの生き方が中心に置かれているのではないかという・・そんな印象なのです。
偶然そうなっているのではなくて、今回は小池修一郎先生の潤色・演出の他、小柳奈穂子先生も演出としてクレジットされています。
小柳先生の何か考えが反映されているのかもしれません。

私が見た雪組・水さん、月組・瀬奈さん、花組・明日海さんのエリザベートとは明らかに異なるエリザベートです。
その意図するところは今後より明確になってくると思いますが、とりあえず今の段階で私が感じたことは上記のようなことです。
また次回、公演半ばの脂が乗りきった状態での宙組の報告をいたします。


【Now Playing】 Straight No Chaser / Miles Davis ( Jazz )

2016/09/12

続いて成田山新勝寺へ

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前回、前々回からの続きです。
私と妻と長女の三人は、成田のアート茶房で個展を見たあとに、鰻の川豊で食事、そして成田山新勝寺にお参りしました。

初詣の様子などが中継されると人でごった返しているところばかりが目に焼き付いていますが、日曜のちょっと遅い午後、境内は割と人も“まばら”でした。
本堂を見上げると赤い傘をさした一行がこちらにやって来ます。


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けっこうな速度で目の前を通り過ぎました。
なんだかありがたいと、思わず手を合わせました。


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日頃あまり見ない境内の建造物。まだまだ歴史ある建物がたくさんあります。
来てみるものです。妻は小学校以来の数十年ぶり。私は研修で成田市役所に来たときに遠巻きに見ただけでした。


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そして驚いたのですが、成田山は庭園も持っているのですね。公園として開放されていて、その大きさは東京ドーム3.5個分なんだそうです。
こんな素晴らしい庭園があるなんて知りませんでした。テレビなどでも紹介されたのを見たことがありませんでした。


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手入れも行き届いていて、とても気持ちがいいのです。
外国の方達が多く自転車でやって来て憩いのひとときを過している様子も多く見かけました。
それに立派な書道美術館もありました。今度来たときには時間をかけて見てみたいものです。


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真夏の暑さなのに、この写真の庭園はひんやりとして心も洗われました。
水琴窟(すいきんくつ)のある場所もありました。
耳をそばだてると、・・聞こえましたよ、あの神秘的なピーンという音'(*゚▽゚*)'


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結局、庭園を6キロほど歩いてしまいました。
流れの速い小川があったり、そこまでは行きませんでしたが、滝もあるようです。
成田山、いい場所でした。
参道に気になるお店もまだいくつかありましたので、また来たいと思いました。


【Now Playing】 ザ・ビートルズ10 / カンケ ( ラジオ日本 )

2016/09/11

美術のあとはウナギに突入!

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前回、成田駅近くのアート茶房で中学時代の担任の先生の展示会を見たお話をいたしましたが、そのあとはお腹が減った(*^^*)ということで、成田山新勝寺に向かう参道沿いの老舗“鰻屋”の「川豊」に家族三人で向かいました。

駅付近で迷っていたら、通りがかりのおじいさんが、「散歩ついでに案内してあげる」と、先頭に立って駅前の改修の様子や、表参道の変化など説明いただきつつ連れて行ってもらいました。成田の人は親切だねぇ'(*゚▽゚*)'

で、写真の鰻重です。
ネットであれこれ書いている人がいましたが、熱々でおいしかったですぅ~!!ヽ(=´▽`=)ノ妻も長女も大満足です。


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店構えはこんなふう。個展を見終えてからだったので、時は1時半頃、通りの行列もほぼ終息し始めたようです。


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お店の入り口左側では、通りに面している場所で生きているウナギをさばいている様子を間近に見られました。手際がよくて、しかも速い。


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一階の椅子席は満席だったので、超急階段を昇り二階の座敷へ。老舗を感じさせる風情でした。
麦茶を飲みながら「あぁ・・“ひとごこち”ついた」と、三人でほっとし、汗もひいてきました。


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あらためて歩いてきた参道を思うと、とてもいい通りだと思いました。
土産物や、食べもの屋、ちょっとかわった趣味の店など、ほどよく並んでいて、成田、けっこういいね!d(^_^o)と思いました。

次回は、成田山新勝寺まで行きましたのでその様子をご紹介しますね。


【Now Playing】 浜美枝のいつかあなたと / 村田沙耶香 ( 文化放送 )

2016/09/10

成田「アート茶房」の造形展へ

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きょうは、妻、長女と共に成田駅近くにある「アート茶房(成田市花咲町828-7 山倉ビル2F)」の造形展に出掛けました。
このブログで度々ご紹介する私の中学時代の担任の先生のボックス・アートと、ミニオブジェ中心の展示です。


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「ゲゲゲの森から原子力発電反対のデモンストレーション」という作品には、先生の現在の気持ちが強く表われていました。
大病されてからの復帰、そして作品に対する意欲は徐々に増してきて、現在に至り、ほんとうによかったと一生徒として思いました。


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掲載している写真以外にもオブジェ作品は多数だったのですが、先生の絵の方も近年明るく、軽快なイメージが増してきて、“重厚”な方向に行かないのも驚きです。
ようするに逆に若さが出て来ているのです。いいです、とても。


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先生の造形展は、今後12日(月)~23日(金)までは午後5時~11時までの夜展示となります。
もし、成田の方にいらっしゃる方はぜひとものぞいてみてください。駅からすぐそこ徒歩2分です。


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【Now Playing】 プロ野球ナイター中継 / 広島優勝 ( ニッポン放送 )

2016/09/09

一週間が終わりました

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最近はガバッと朝起きて、わさわさと支度して職場へ出掛け、早めに仕事の準備を始め、それからは、まる一日ドォーッと過ぎ去っていく感じです。
気づくと一日が終わっている・・。

帰ってきて家族やネコと話をして、寝る・・と、またガバッと朝起きて・・( ̄O ̄;)これの繰り返しです。

そんなこんなしているうちに秋の気配を感じ・・ああ、また草刈をしておかないと、あれだけ苦労して刈った草がまた伸びほうだいです。

何か追われているうちに時が過ぎ去っていくように感じるのは歳を取ったからでしょうか。

今度の土日はちょっとリセットしようと思います。
いろいろなことと共に流れにまかされ過ぎていたように思います。
正気に戻ろうと思います。


【Now Playing】 ニュース / NHK ( AMラジオ )

2016/09/08

「殿様の通信簿」を読みました

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『殿様の通信簿/磯田道史著(新潮文庫)』を読みました。

この本は戦国末期から元禄期の人物を取り上げていて、その時代の人物を探るのに良い史料として【土芥寇讎記(どかいこうしゅうき)】という元禄記に書かれた書物で、世上一般に知られていないものを用いています。

「土芥寇讎記」は書物というよりも幕府隠密の“秘密諜報”で、公儀の隠密が探索してきた諸大名の内情を幕府の高官がまとめたものらしいのです。

あの黄門様、徳川光圀も登場していますが、そこに書かれている女好きで遊郭に通っている姿は、著者の推測ではむしろ、そういう場所に通常では親しく話などできぬ人を呼び、詩文、書画、管絃などの達人と身分を超えた学芸の交流もしていたのではないか、ということでありました。
たぶん光圀にはこれがたまらなかったのではないか・・と。
それが世間の目からは女好き、酒好きで、遊郭に耽っているように見えたのではないかということなのです。
諸国漫遊はしていなかったというのは周知のことでありますが、光圀の上記のような幅広い交流が“そういう話”の元になったのかもしれません。

あの浅野内匠頭と、大石内蔵助についても「土芥寇讎記」には書かれていて、それはあの刃傷沙汰が起こる前に書かれているので、信憑性も感じられます。
もともと内匠頭はいろいろと問題を起こしていたらしいことも書かれているし、しかも無類の女好きであることも書かれ、さらには引きこもりであったことも記されています。
かなり評判が悪いのです。
大石内蔵助についても主君が色に溺れるのを黙ってみているのみで、なぜ諫めることが出来ないのか、「不忠の臣」であると決めつけられています。
この本にはさらに詳しいことが書かれているので、興味のある方はぜひ読んでみることをおすすめします。「はぁ~、へぇ~」と、あらためて知らされる事ばかり・・。

この本を読んでいて特に感じたことは、この日本という国には「私的な暴力体」が存在していただけであったのだな、ということ。
何か国全体が統治されているという感覚が持てませんでした。
おのれの土地を守るという私的利害のために強い者に従うというのが、この暴力体が成り立っている唯一の根拠といっていいという感じ・・。
村単位の地侍はおのれの土地の安堵を求めて、数か村に睨みをきかせる領主に従い、その領主達もさらに強い家康のような大名に臣従の礼をとって、「戦国大名家臣団」という私的暴力体が出来上がっているというようなことです。

そして、それは形こそ変えれども、現在も同じ様なことになっているんじゃないか、というのが私の感じていることです。なんとなくね・・。

ここに書かれていた大名達の行動、末路は単に歴史上の出来事ではありません。
今の私達の姿かもしれません。
逆に言うと、この本に登場する池田綱政、前田利常や内藤家長、本多作左衛門らは、私達が今生きている未来を経験していたと言えるかもしれません。

私としては、過去と現在を行き来しつつ読み進む形となりました。
非常に興味深く面白い本、おすすめです。


【Now Playing】 ラジオ深夜便 / 山口香他 ( NHK-AM )

2016/09/07

花組の古い演目「テンダー・グリーン」のDVDをいただき数十年ぶりに見ました

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宝塚歌劇・花組大劇場公演「テンダー・グリーン」のDVDをヅカ友の女神が録ってくださって数十年ぶりに見ることができました。
実はこの演目は東京には来なかったものです。当時はそういう公演もあったのです。
私は別の花組公演を東京で生まれて初めての宝塚として見たのですが、すっかり気に入り、同じ花組のこの公演を録画で見せてもらいました。1985年に公演されたものですが、そのときにすっかり気に入りました。そして今に至ります。
なので1980年代後半以来にこの画像を見たことになります。

今ではベテラン座付作家となった正塚先生の大劇場デビュー作だったらしいです。

あらためて見ると「よくこれが宝塚で、しかも大劇場で公演されることについて了解が取れたな」と思うくらいに宝塚らしくありません。今でも驚き。
ほとんどセットは固定され、上から緑色のツタがぶらさがった超シンプルな舞台上でほとんどのシーンが進行しています。

SFアニメのような悪者側と、牧歌的でハイジの村のような植物と同化して暮らす人々。
その設定を理解するまでに最初は戸惑いばかりでたいへんだったのじゃないかと推察いたします。
冒頭から、それまで平和で心の中の会話だけで暮らしてきた森の住人達は言葉も満足に覚えておらずカタコトでセリフを話していて、もうふざけているのかと思うくらいの状況。始まってから15分くらいで怒り出す人もいたんじゃないかと想像いたしました。
事実、聞いたところによれば、オールドファンのおばちゃま達にはずいぶんと厳しい評価を下されたようです。

でも、このSFと牧歌的な童話の世界が同居するまったく宝塚らしくない作品は、だんだんと多くの人の心をとらえはじめたらしいです。
あとから見た私の心も・・。
やがて演じている花組の組子にも、ファンにも、宝塚歌劇団にも大切な演目になっていったのだと思います。

そして人間っていうものは何が大切で、何のために生きているのだろう、という普遍的な問題に真っ正面から取り組んでいるこの不思議な魅力を持ったミュージカルは阪神淡路大震災や、多くの市民が困難に立ち向かう場面でタカラジェンヌによって歌い継がれてきました。
この公演に二番手として出演されている大浦みずきさんの追悼の会でも、当時の花組生が集まってこのテーマソングを歌っていました。みんな「なーちゃん、なーちゃん」と泣きながら・・。
今や、宝塚にとって大切なテーマソングを生んだ公演として記憶されているのです。

画面に映る大浦さんの若くて、正義感あふれ、やさしく、力強く、誠実で、何ものにも負けない様子。大浦さんそのものです。涙が止まらなくなりました。
見れば見るほどこのテンダー・グリーンの持つ人間ひとり一人への“いとおしさ”が伝わって来てあの時の感動がそのままよみがえりました。

この演目で森の少年ナーヴを演じた青柳有紀(あおやぎ・ゆき)さんは、娘役ですが少年を演じ、ボーイソプラノで美しい歌を歌い、星の支配者から逃げて来たソーン(主演:高潮巴/たかしお・ともえさん)と、森の人たちとの心の架け橋になりました。
あまりに感動した私は、録画を見た直後にその青柳さんに手紙を送り、いてもたってもいられないその感動を伝えました(今にして思えば、タイトルロールでトップ、二番手のあとに名前が流れています、そんな人にいきなり「あなたは素晴らしい」なんて手紙を送ってしまったわけで・・恥ずかしい)。

青柳さんから一週間もしないうちにお返事をいただき、「今は宝塚大劇場公演ですので、見に来て」とのこと。宝塚まで出掛け、パーティーに呼んでいただき、ご本人とお会いし、お話をさせていただき、一緒に写真を撮っていただくことが出来ました。今じゃ信じられないことです。録画を見てからほんのわずかの時を経てそんな夢のようなことになったのです。
それからが、私の宝塚への恩返しとなり、今に至るのです<(_ _)>

いいものをまた見ることが出来て幸せです。女神ほんとうにありがとうございました。

なぜ 苦しむのだろう
なぜ 悲しむのだろう
生きていることが
つらいなんて
思いたくはない
生命は愛しいと
抱きしめてみればいい
その手のぬくもり
伝わるなら
恐れは消え去る

テンダー・グリーンのテーマソング「心の翼」の一節です。
つらいときに、この歌詞を思い出すことが多いのです。


【Now Playing】 心の翼 / 宝塚歌劇団・花組 ( サウンド・トラック )

2016/09/06

「ひとり飲み飯 肴かな」を読んだ

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『ひとり飲み飯 肴かな/久住昌之著(NICHIBUN文庫)』を読みました。
そう、あのテレビ「孤独のグルメ」で最後に出て来てくるあの久住さんです。

この本はつまり、ひとり家にいて何かを食べ、それにはこれだろうというお酒を選び、なんだかまったりとしたり、嬉々としたり、無上の幸せを感じたり、えらそうにグルメな自慢をするような輩に「なに言ってやんでぇ」的な捨て台詞を浴びせるような、・・そんな一人飲みする者の味方みたいな本なのです。

家で簡単なチャーハンをつくり、それには焼酎ロックだろう・・みたいなお話(#^.^#)

おでんでカップ酒、湯どうふ(簡単でおいしい作り方付き)と純米酒を湯飲み茶碗で、焼きそばをホッピーで、新幹線に乗り込むには崎陽軒のシウマイ弁当と缶ビールの黄金タッグで、・・などなど読んでも読んでも食べたくなる、飲みたくなる、ささやかな貧乏呑兵衛のための最強のガイド本?!となっておりますd(^_^o)

冷やし中華にいたっては、「ゴマだれとか味噌だれとかは俺が食べたい冷やし中華ではない」と一刀両断!!(*^_^*)
「冷やし中華は等身大で僕の前に現われてほしい」とのお言葉に私も深くうなずいたのでした…σ(^_^;)
その“等身大・冷やし中華”には、“発泡酒”を合わせます。もちろん缶のまま行きます。
それがまたチープでむせび泣くほど感動いたしました。単にビールを合わせず、あえて発泡酒缶のままで行くところがただ者じゃありません(^_^)

ゴーヤチャンプルーにはハイボールで行きます。なんか納得だよねぇ・・(^_^)

というわけで、前半はそんなお話ばっかですが、もう今まで読んだお酒と肴のいろいろな本の中でも最高の面白さでした。著者の毎回変る変な口調というか、言い回しがまた可笑しい(^o^)

後半は「シメ」に何を食べるか、飲むか、という話で、またまた珠玉の話題満載です。

一番良かったのは、居酒屋で飲んで帰ろうとしたら店主から「まかないのインスタントを使ってるんだけど味噌ラーメンお椀一杯どう?!」という、これは呑兵衛には一撃必殺のお言葉を頂戴する話が書かれていました。
どうっすか?!ぜったいにいただくでしょう'(*゚▽゚*)'そのときの著者の感動具合はただ事ではありませんでしたが、読んでいるこちらも“お椀一杯”っていうのがたまらない・・と、思わず悶えながら読んでいたのでしたヽ(=´▽`=)ノ

史上最強の貧乏人のんべえの味方本、最高でした。私の心の家宝となりました。
久住さん、素晴らしかったです、ありがとう~*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*


【Now Playing】 ラジオ深夜便 / 後藤繁榮 ( NHK-AM )

2016/09/05

NOBUNAGA 信長 -下天の夢-/ Forever Love !! こんどはショーの方の感想を

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前回はミュージカルの感想でしたが、今回は後半、ショー「Forever Love !!」の感想です。

最初の写真は、8月25日から新しくなった緞帳。
場内アナウンスでその紹介もされていました。入ったときから変ったねぇと思っていました。これから東京宝塚劇場に行かれる方、間近に見てくださいね。

では、ショーの感想です。
いつものことながら、月組のショーは本当にきれいっ!!
初めて宝塚のショーを見るなら絶対のおすすめな感じ(^-^)。つまらない“捨てシーン”のようなものも皆無、ワクワクするショーでした。


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トップスター、龍真咲(りゅう・まさき)さんは全編に渡り、あの“しゅっ”とした立ち姿で縦横無尽にその格好良さを振りまいて、長年トップをやっていただけのことはあると思いました。独特の歌唱も気持ちいいです!(゚ー゚*)。oO

この最後にきて思ったのは、美弥るりか(みや・るりか)さん、凪七瑠海(なぎな・るうみ)さん、そして一時は沙央くらま(さおう・くらま)さん・・今回は専科から出演・・というスターを月組に連れてきて、そうまでする必要があったのか、ということでした。

珠城りょう(たまき・りょう)さん、紫門ゆりや(しもん・ゆりや)さん、宇月颯(うづき・はやて)さん、そして若手の朝美絢(あさみ・じゅん)さん、暁千星(あかつき・ちせい)さんらスター候補生がいくらでもいる中であえてスター勢揃い的なことをしたのは、まるでプロ野球の巨人軍が小笠原選手や村田選手など4番打者を次々と呼び込み、結局その選手にとって果たしてよかったのだろうかという結果になったことと重なるのです。野球に興味のない方、ごめんなさい。

凪七さんも美弥さんも、もちろん大活躍。
凪七さんにいたっては、娘役の格好で龍さんのアドリブに応え、アパショナードを歌い踊ったり(もうひとつだったな、と龍さんに突っ込み入れられてた(^_^;))、さらに「アキレス腱」というリクエストをされて、いきなりアキレス腱を伸ばして観客を笑いの渦に巻き込んだりの楽しい大活躍でした。

銀橋に、ステージに、男役スター達が龍さんを中心に勢揃いするとさすがに圧巻です。
これだけ揃えちゃって豪華にもほどがあるって感じd(^_^o)

そして龍さんの相手娘役、愛希れいか(まなき・れいか)さんは、可愛さと妖艶さとを併せ持つ希有な存在。今回もキュートなシーンからセクシーなダンス、楽しいコーナー、独特な世界観のダンスを自らが中心になって披露、相変わらず個性的な可能性をどんどん拡げているように思いました。世の女性進出を舞台で具現化しているのか、あるいはこの変貌ぶりは龍さんの願いがあってのものなのか・・。

最後まで文句のあるシーンは全くなしっ!良いショーでした、とても楽しめました。
気になったのはひとつ、龍さんと愛希さんのトップコンビのデュエット・ダンスが無かったことです。
最後だもの、それはあってもいいんじゃないのっ!?と思いましたが、珠城さんとのコンビが始まることを考慮してそうなったのでしょうか。

あとは最後の最後、龍さんが一人でスポットライトを浴びて挨拶するシーン。
一回両腕を広げて、大拍手を取ったあとに・・なにかキザっぽい、コテコテな仕草でもう一度挨拶!!・・・あっ、これは文京シビックホールのコンサートで登場した謎の男役・小雨ふぶきさん(実は夏月都/かげつ・みやこさん)の決めポーズではないですか( ̄O ̄;)
ここでまたドッと笑いが(#^.^#)

サヨナラ公演ですが、いつもと変らぬ楽しいショーでした。


【Now Playing】 大沢悠里のゆうゆうワイド 土曜日版 / 大沢悠里他 ( TBSラジオ )

2016/09/04

NOBUNAGA 信長 -下天の夢-/ Forever Love !! を見ました

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宝塚歌劇・月組東京公演『NOBUNAGA 信長 -下天の夢-(ロック・ミュージカル)/ Forever Love !!(シャイニング・ショー)』を東京宝塚劇場で見てまいりました。
これをアップするまでに千秋楽を迎えてしまうかと思いますが、ご容赦ください。私が観劇したのは2日(金)の13時半開演の部です。

今回のブログではまずミュージカルの「信長」から先に取り上げます。
次回はショーについて書こうと思います。

そして、この公演は月組・男役トップスターの龍真咲(りゅう・まさき)さんのサヨナラ公演です。
4年間に渡って月組のトップスターを張ってきた龍さん、今回のミュージカル「信長」は本人も望んでの演目とのこと。

いつもどおり私が見てきたそのままの感想を言うと、信長は龍さんそのものという強烈な印象を受けました。
月組での龍さんの今の姿がこのハードなロックギターサウンドで奏でられるミュージカルの主人公・信長に投影されているかのようでした。
うまい言い方が出来ませんが、我が道を中央突破で突き進む龍さんの良くも悪くもそのルックスからはあまり想像がつかない豪快なスター的な部分が、非常によく表現されていたと思います。ということで、龍さんのサヨナラ公演としてはもってこいの演目だったというわけです。

どんな風になるのだろうと思っていた“信長をロック・ミュージカルで演る”という試みは大成功だったんじゃないかと感じました。
龍さんの堂々と自信に満ちた信長、裏切られようが、思いもしなかった展開がやって来ようが、信長の存在は揺るがない、そんな演じ方はまた龍さん独特のものであったと思いますし、歌も含め、ラストを飾るにふさわしい舞台でした。

相手役、愛希れいか(まなき・れいか)さんは、数奇な運命をたどる信長の正室を演じていました。
ここ数公演、愛希さんは娘役としてはかなり異例で難しい役どころを、その女の強さを感じさせる存在感で唸りたくなるような形で見せてくれていて、その部分にさらに磨きがかかってきたように感じました。
こういう存在感の娘役って、かつていなかったんじゃないでしょうか。独自の道を歩んでいるという気がします。ただ孤高の娘役にならなければいいけど・・(老婆心)。

明智光秀役の凪七瑠海(なぎな・るうみ)さんと、羽柴秀吉役の美弥るりか(みや・るりか)さんはさすがの好演!特に美弥さんは月組に来てその存在も演技、歌唱も大きく飛躍させてきたと思います。素敵な男役になりました。
凪七さんも負けてはおらず、同期二人の月組での活躍は素晴らしいものがあると思いました。

二番手男役の珠城りょう(たまき・りょう)さんは、むしろ羽柴秀吉を演じた方が良かったのに、とも思いましたが、今回はローマ出身の騎士でやがて家臣となるロルテスを演じました。ただ、役どころに謎が多く、見ている側にもどう捉えたらよいのかわかりにくい設定で、ちょっと気の毒に思いました。
なので、二番手としてはもうひとつ活躍できる場面が少なく、もやっとした印象が残ってしまいました。

専科からの沙央くらま(さおう・くらま)さんは、足利義昭を演じ、やはり演技巧者ぶりを見せてくれました。この人の演技にはいつも“きらっ”と光るものがあります。
そして、多くの人に“好かれる”タイプの役者ですね、私も大好き。

今回のミュージカルはそれぞれ名前の付く役どころがたくさんで、組子各々が見せ場をつくることができるようになっていました。朝美絢(あさみ・じゅん)さん、暁千星(あかつき・ちせい)さんら若手も大活躍していましたし、私の押している紫門ゆりや(しもん・ゆりや)さんや、宇月颯(うづき・はやて)さんなども充実した演技を見せてくれました。

今回の公演は、龍さんのサヨナラ公演として、月組が取り組んだロックミュージカル・・“しかも和物”・・として大きな成功を収めたのではないかと思いました。
今までにたくさんの演目を見せてくれた龍さん、ありがとうございました。
そして珠城りょうさんのトップお披露目を楽しみにまた月組を見たいと思います。


【Now Playing】 ハー・ソング / ト・ブランヂリオーニ ( Pops )

2016/09/03

『終わらない原発事故と「日本病』を読んだ

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『終わらない原発事故と「日本病」/柳田邦男著(新潮文庫)』を読みました。
東日本大震災に伴って発生した原発事故の分析(東電福島原発の吉田所長の死闘を含め)から始まり、続発する一流企業の事故、行政の転換を迫る判決の連打など著者が今まで取り上げ、関わってきた事件、事故について冷静にではあるが非常に勢いのある感情のこもった筆致で書き上げられていました。

阪神淡路大震災や、新潟県中越地震、信楽事故、水俣病総括、じん肺患者について、日航機事故にも話は及び、そこには著者の“被害者からの視点”に立った事故、災害についての考え方が出ていて、とても特徴的に感じました。

私が読んでいても、続発する災害、事故は表面的には被害の生じ方や事故の形態は異なっていても、根底に潜む問題は地下水脈で繋がっているかのような共通の問題点や教訓があるように思いました。その特異な状況が著者の言う「日本病」であると思われます。

その日本病にも将来的な不安を感じましたが、さらに現在も原発再稼働に向けて動いている日本の状況にも大きな不安を感じました。
家族を失ったり、仕事を失ったり、故郷を失ったり、人生そのものの根幹となるものについても喪失感を持っている被害者の方達の視線に立った施策が行われているとはとても思えない、と私も現在感じています。

東京オリンピックなんかやっている場合でしょうか。
それに向けたエネルギーや予算を被災地、被災者に注ぐことはできないのでしょうか。
この本の中では、復興予算をわけのわからぬ理由でほとんど関係のない今まで予算のつかなかった事業に使っている例もあげられていましたが、そんなことを聞いているだけでも腹立たしい思いをしました。
この本を読んでいる最中の一昨日、熊本でまた大きな地震が起きています。
自分が今、苦難、困難の只中にある被災者であったらどんな気持ちで、どんなことを為政者に対して望んでいるのだろうか、という視点が足りないと著者は書いていますが、私もまったくそのとおりだと思います。

東日本大震災、あの日を境に私の考え方は根本的に変りました。
国民は国のことを考えるけれど、国は国家のことしか考えていないのではないかと強く懸念を持ちました。それはあの日以降変ることがありません。
だって、その考え方が翻るようなことを国がしたという印象がまるでないからです。

文庫本でわずか270頁の本でしたが、内容はとても重いものでした。


【Now Playing】 ニュース / NHK ( AMラジオ )

2016/09/02

「残るは食欲」を読んだ

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『残るは食欲/阿川佐和子著(新潮文庫)』を読みました。
タイトルは、阿川さんの親友、檀ふみさんが「私達に残っているのは「物欲もなくなり、愛欲もなくなり、あとは食欲だけだね」と言ったことから付けられたのだそうです。
阿川さんは、「まだ愛欲までは・・」と思ったものの、タイトルとしては秀逸だと編集者に言われて決定したとのこと(^^;)

読んでいくと、阿川さんは割と子供の頃や学生時代には好き嫌いが多かったみたいですね。
でも、すっかりいろいろ経験して“大人”となった今では、嫌いだったキノコ類、特にシイタケについては天ぷらやバター炒めなどの美味しさも知り、仲良くなってきた模様ですd(^_^o)

茗荷(みょうが)の食べ方についてもあれこれ書いていますが、それほど茗荷好きでない私にも「鰹節と混ぜてご飯にのせるのもいいが、梅干しの果肉と和えるのも好きだ。冷や奴にはのせるが、湯豆腐にはのせない。茗荷の天ぷらもおいしいが、自分で揚げることは稀である。茗荷を湯通しし、甘酢に浸し、酢飯にのせて握る“茗荷寿司”もなんということのない一品だが、おいしかった。」という一文を読んで茗荷が食べたくなりました…σ(^_^;)

バターの美味しさについて書かれた文では、あの虎が前の虎のしっぽをくわえて木のまわりをぐるぐると走り回るうちにどんどん加速し、ついにはバターになってしまう、あの童話のバターについてのくだりがあり、私も小さな頃にそのバターをたっぷりと使ったホットケーキ、食べたいなぁ・・と思ったものでした。

母親に「ねえ、バターのスープつくって」とねだって「そんなものできないわよ」と言われた話もありました。バターが溶けまくったら美味しいだろうな、と考えた阿川さんの気持ち、よくわかる(#^.^#)

思う存分バターをつけてパンを食べたいと言った和田誠さんの話や、酒のつまみにレーズンバターが流行った頃に父親からレーズンバターを自家製でつくれと言われた話も面白かった。

とにかく、食べものの話しかないこの本、とても美味しそうで面白かった!(^-^)


【Now Playing】 今朝の三枚おろし / 武田鉄矢 ( Podcast )

2016/09/01

久し振りに出掛けたジャズ喫茶「BROOKLYN/ブルックリン」

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このあいだご紹介した飯岡での山岸希代子展のあと、食事を済ませ、思い切って八街市にある表題のジャズ喫茶に向かいました。

開店早々のところに一番で入りました。マスターの様子もお変わりなく、安心しました。
アイスコーヒーを頼んで、早速ジャズのアナログ・サウンドに耳を傾けました。


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JBLの4344(スピーカー)は、相変わらず快調にジャズを奏でています。よかった、ここに来ればこの音を聞くことができるのです。自宅では決して味わうことのない大音量で素晴らしい音!
ジャズ喫茶という形態は、日本特有のいいものです。至福の時間を与えてくれるのです。

ソニー・スティット、マイルス・デイビス、ペッパー・アダムス、ジョン・コルトレーン、ブルー・ミッチェルのアルバムが掛りました。どれも良かったのですが、ペッパー・アダムスの「ザ・マスターズ」というアルバムの音が凄くて、バリトン・サックス、ベース、ドラムなど、どれもJBLがうれしそうに躍動感あふれて鳴っていました(#^.^#)
そうそう、アンプはもちろん Macintosh です。いいなぁ、このコンビ。


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ブルックリンの特徴は、マスターの人柄があらわれるような、端正な音、真面目な音、でも迫力はバッチリ、というものだと私は感じています。
このお店の装置よりも高価で、弩級のシステムを自宅で楽しんでいる方の音を聞いたことがあるのですが、たしかに想像を絶する音でしたが、でもこれを30分以上聞くのは無理だなと感じたのでした。

「ここの風圧を感じて」とか、「この最初のシンバルの音はどうだ」などと紹介していだたきましたが、でも、それは音の限界をマニアックに楽しんでいるのであって、音楽を楽しむというのとは別方向の世界でした。

ジャズを愛し、ジャズに身をゆだね、素敵な音の世界にうっとりするには、やはりブルックリンのようなジャズ喫茶がもってこいです。

また来ます。いいジャズを聞きに。


【Now Playing】 Someday My Prince Will Come / Miles Davis ( Jazz )

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