一握りの者のために人はそんなに一所懸命にならないよ
最近の新聞などの報道を見ていても、例えば豊洲市場の地下盛土の件でも、誰がどこでどんな指示を出していたのか、なかなか伝えられていません。
指示を出した張本人(達?)は、自分の出した指示がわからぬよう、部下に(部下はまたそのまた部下に)、どこまで開示するか、またうやむやにするための資料づくりを着々と進めるようにまたまた悪の指示を出していることでしょう。
最近の若い人に「上昇志向がない」などと批判めいたことを言っているのを時々聞きます。
でも、上昇志向により上昇できるのは、ほんの一握りの鼻持ちならないエリート志向のいやなヤツです(若い人から見て)。そんなヤツと同じくなるくらいなら、そこそこ働いて自分の幸せを見つけよう・・と思うのは自然なことだと思います。
子の出生率が低下していることを嘆く報道もよく耳にしますが、そこそこ働いて何とか自分だけのささやかな幸せを見つけようとしている人には、「結婚」も大きなハードルです。
その中でも、好きになった人との生活にそこそこ幸せを見つけようとするちょっとばかりやる気のある人もいます。
そこそこ働く同士でそこそこの収入になり、二人で何とか頑張って働いていく自転車操業生活の中で子供を何人ももうけるなんて無理だと思うのも自然です。
いくら「何人目の子からいくらお金が出ます」と言われたって、そういう問題じゃないのだ、ということが政治家にはわからないでしょう。
まじめにコツコツと頑張れば、ささやかながら明るい未来が見えてくるのであれば、上記のようなことになる確率はどんどん減少すると思います。・・が、自分のため、私腹を肥やすため、人をおとしめて自分だけが上昇するのを当然だと思っている人が跋扈(ばっこ)し、一部の人だけがいい思いをして、考えられない裕福な生活をしている今の世の中で、下から支えている人たちに「死ぬ気で働け」と言っても、そりゃ無理です。
配偶者控除についても法改正しようとする動きがありますが、「夫も妻も希望を持って、粉骨砕身、仕事に邁進せよ」という基本的な考え方があるんじゃないかと愚考いたします。あんたは“上から目線”でそう考えているだろうけど、二人とも伏魔殿のようなところで働いてしまうと夫婦の生活自体が仕事中心に動いてしまって、子育てどころじゃなくなるんだよ!と・・思います。
人の豊かな生活っていうのがどういうことか、イメージ出来ていないんじゃないのかね。
きょうは、ちょっとムキになってしまいました。
たまにはこんなのもいいかもしれないと思って・・。
それじゃまた。
【Now Playing】 土曜ワイドラジオ東京 / ナイツ ( TBSラジオ )
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