DVD「エリザベート 雪・星・宙 3組名場面集」を見ました。
表題のミュージカル・エリザベート、3組名場面集の DVD をいつもの“ヅカ友”の女神からお借りしたものを見てみました。
雪組は、日本で宝塚が初めてエリザベート公演をした 1996年、主演:一路真輝(いちろ・まき)さん、花總まり(はなふさ・まり)さんのもの。
フランツ・ヨーゼフは高嶺ふぶき(たかね・ふぶき)さん、ルキーニは轟悠(とどろき・ゆう)さん、ルドルフは香寿たつき(こうじゅ・たつき)さん、子ルドルフはなんと安蘭けい(あらん・けい)さんでした。
星組は同じ 1996年、主演は麻路さき(あさじ・さき)さん、白城あやか(しらき・あやか)さん。
フランツ・ヨーゼフは、稔幸(みのる・こう)さん、ルキーニは紫吹淳(しぶき・じゅん)さん、ルドルフは絵麻緒ゆう(えまお・ゆう)さんでした。
そして宙組。1998年の公演で、主演は姿月あさと(しづき・あさと)さんと、再び花總まりさん。
フランツ・ヨーゼフは、和央ようか(わお・ようか)さん、ルキーニは湖月わたる(こづき・わたる)さん、ルドルフは朝海ひかる(あさみ・ひかる)さんという、けっこうイケメンな陣容です。
三公演とも、私の長い宝塚観劇のブランクの時期で、まったく見ていなかったものです。
なにしろ、私がエリザベートを最初に見たのが雪組の水夏希(みず・なつき)さんの公演ですから。そして、その頃もまだ観劇に復帰していたわけでなく、千葉市出身のトップスターを見た方がいいよ、という方から譲っていただいたチケットでした。
初演、雪組の一路さんはほんとうに素晴らしい!今見ても一番、という気がします。
退団公演であったと聞きますが、一路さんの集大成というよりも、むしろまだ“攻め”の姿勢が強く感じられ、気力、迫力とも群を抜いたものでした。
そして、花總まりさん。この DVD では雪組と宙組で登場しますが、初演の時点ですでに完成されている感があります。
歌もいい、演技もいい、エリザベートとしての容姿もこのうえないもので、見とれました。宝塚だけでなく、日本のミュージカル界の宝のように思います。
ものすごく心に残ったのは、香寿・ルドルフの一路・トートとの「闇が広がる」でした。
これも宝塚エリザベート史上に残る胸に迫る名シーンだと感じました。
これで初演ですものね、宝塚おそるべし・・。
星組の麻路さん演じるトートは、この DVD を貸してくれた女神から“酷評”を聞いていましたが(^^;)(たしかに他のトートとは異なる演じ方に見えるし、歌がもうひとつの感があったが・・)、麻路さんが初めて月組から星組に来た頃に大劇場で見た「華麗なるファンタジア/ブギ・ウギ・フォーリーズ(※東京には来なかった)」でのキラキラ感を目の当たりにした経験のある私には、やはり人を引きつける言葉には出来ないものを持った人だという印象が強いのです。
この公演も人気であったと聞いたことがありますが、そういう何か麻路さんご自身の魅力がトートのまた異なる魅力を発揮していたのかもしれません。
姿月さんのトートは“歌い上げる”印象でした。声を張って、アグレッシブな取り組み方をしていました。これも今まで見たことのないトートでした。
そして今や歌劇団の理事となっている轟さんのルキーニは、この役の原形を構築したといえる見事なものでした。もうこの頃から貫禄出ちゃってますd(^_^o)
次から次へと名場面が出て来て、それも収録各組の同場面を比べられたりして、もうねぇ、お腹一杯になりました(#^.^#)
全身、エリザベートで満腹です!(゚ー゚*)。oO
またまた女神からいいもの貸していただいて、とても心地良い時間を過ごせました。
そして宝塚の魅力を“故きを温ねて”再発見いたしました。
宝塚はいつでも最高だ(^-^)
【Now Playing】 星の流れに / 木村充揮 ( 流行歌 )
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