過労死がニュースになった件について
数日前に電通の女性社員が過労死と認定された件が報じられていました。
そのときに書こうと思ったのですが、うまく書けないような気がして時間が過ぎてしまい、今書き始めました。うまく書けないかもしれないけれど。
ご本人のSNS上の書き込みなどを見ていると、もう限界を超えていて、「一寸先は死」という状況であったことが見えています。
きっと会社内では、残業は“当たり前”、“100時間超えなんて序の口”、みたいな雰囲気がいつもあったのではないかと想像いたします。
上司からの冗談だったのかもしれませんが、必死で夜遅くまで仕事をし、休日も返上して頑張っている本人に対して化粧っ気もないひどい状態で出勤していることについて「女子力がない」などと、「死への一押し」とも言えるようなむごい言葉を掛けているのも報道されていました。
自分も残業し、頑張っているのに孤立無援だったことが過去にありました。
三ヶ月で20キロも体重が落ちているのに、誰も手を差し伸べてくれなかったことを思い出します。
報道を聞き、こんなことがまだ今も続いてるのだと、ほんとうに最悪の気持ちになりました。
そんなことをさせる人間、言う人間は、悩みの淵にある本人のことなど何も心配していません。
死んでもやらねばならない仕事などありません。
本人も、家族など周りの人間も協力して、なんとかしてその地獄から脱出せねばなりません。
最悪の状態にあるときには、「死」が甘美なものに見えてくるのです。
死ねば楽になれる・・、何か明るい光が見えてしまうのです。自分がそうだったから言えるのです。
死ねばいいのだ、楽になる。それを楽しみにとりあえず今日はなんとかやり過ごし、来週死のう、なんて気持ちになっていたのです。
今、つらい状況にある人、絶対にそんなことを思ってはいけませんよ。
「つらくてもやれ」と言っている人間はあなたにとって、あなたの人生にとって、何の役にも立たないろくでもない人間です。
そんなやつのために何ひとつしてやることはありません。
報道を聞き、思うがままに書いてしまいました。
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