映画「Yesterday」を見てきました。
『Yesterday(原題:Beatles)/2014年 ノルウェー 監督:ペーテル・フリント 原作:ラーシュ・ソービエ・クリステンセン[Beatles] 主演:ルイス・ウィリアムズ、スサン・ブーシェ』という映画を見てきました。
元々の原作「Beatles」は1984年にノルウェーを代表する作家によるベストセラー小説で、それを映画化したものです。
1960年代、ビートルズにあこがれるノルウェーの若者がバンドをやりたい、そして友人との友情を大切に、でもって恋もしたい、という、とてもまっとうなストーリー展開で、60年代の雰囲気を感じさせながら、胸にキュンとくる映画でした。
四人のちょっと“悪い”男友達が集まり、ビートルズの新譜レコードを聞きながら、ジョンにポールに、リンゴにジョージにあこがれる・・そして楽器も満足に揃わないのにバンド練習のまね事をする(#^.^#)、いいシーンでした。私の中高生時代を見ているよう(^_^;)
主演のポール役、ルイス・ウィリアムズは素人からのオーディション抜擢とのことですが、若さゆえの悩み、葛藤、恋の苦しみ、音楽をやるときの喜びの様子、素敵に表現されていました。
恋の相手となるセシリア役のスサン・ブーシェは、目も覚めるような美人でスタイルも抜群!60年代の衣装も似合っていましたが、次から次へと恋愛模様が目まぐるしく変化し、年甲斐もなくドキドキしてしまいました…σ(^_^;)いつになっても、男は男なんだね、と自己認識いたしました。
ビートルズの曲も原曲が掛かり、絶妙の合わせ方でした。映画の中でバンドが演奏した「I Saw Her Standing There」も若々しくていい演奏でした。
それに、セシリアがポータブル・プレイヤーで聞いていたポップスも時代を感じさせ、素敵でした。
恋のゆくえは映画を見てドキドキしてください。いい話でした。
見ていると、映画を彼女と見るシーンやピクニックに行くシーンなどもありました。
自分の中学時代を見ているようで胸が締め付けられるような甘酸っぱいというよりも、超“しょっぱい”想い出がよみがえりました(^^;)
主演のポール役の彼が悩んでいることが手に取るようによくわかりました(T_T)そうなんだよ、女の子の考えていることはまだまだキミにはわからないだろう、俺も当時ちっともわからなかった・・と。
・・そして、今もわかったようで、苦しんでいるのだ・・男は一生女に苦しむのだ(^_^)
ラスト感動のシーンで掛かったビートルズの「Let It Be」は、シングルバージョンでしたが、冒頭、ポールのボーカルがホールで歌っているような残響がかかっているように感じました。これがまたとてもよかった(゚ー゚*)。oO
ビートルズそのものを感じようとして映画館に行っても期待はずれになるかもしれませんが、ビートルズと共に体験した自分の甘酸っぱい恋の復習をしたい方にはとてもいい映画ですよ。私のように“しょっぱい”想い出のある方は泣いちゃうかもね(*^^*)
【Now Playing】 How ? / John Lennon ( Rock )
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