【はっPのアナログ探訪_0119: She Works Hard For The Money / Donna Summer ( LP )】
今回のアナログ探訪はドナ・サマーのヒット・アルバムです。
グラミー賞の授賞式でマイケル・ジャクソンや、シーナ・イーストン、ユーリズミックスなどと肩を並べてステージに立ち、ガツンとキメてくれたのを思い出します。
サウンドは80年代特有のエレクトリカルで元気のよいもの、グイン・グインと聞こえる輪郭のはっきりとしたベースの音も当時は流行りだったように思います。
ドラムもスネアはバシッと残響が少ないのに、タムなどは“ドッシ~ん”と長めの残響音、電子ドラムの“おかず”もご愛敬というか、これも流行っていました。
そして、曲中のシンセサイザーの使い方も直接的でわかりやすい!
今聞くと、“懐メロ”っぽくいろいろ思い出してしまいます(#^.^#)
でも、ドナ・サマーの歌唱力はたしかなもの、どんな曲もパワフルに乗りこなしている感じです。
ある意味、アメリカン・ポップシーンの“良い時代”を具現化しているように思います。
じっくりと聞かせる曲になると、あおるようなセリフと共に彼女の唱法の様々な側面を聞かせてくれます。
シャウトもいいし、高音の伸びもいい、抑え気味に深みのある美声も含まれ、ボーカルの妙味を堪能できます。
Unconditional Love というB面最初の曲などは、とてもリラックスしていて、スティール・ドラム風のシンセの音も軽やかに南米リゾートの雰囲気にひたれます。気持ちいいです、とても。そこでも彼女の軽い歌声と共に途中で見せどころのシャウトも入り、こりゃ最高っ!!
Tokyo という曲は、とてもロマンチックで、ボーカルも素敵ですが、東京での魅力的な紳士との出会いを歌っているようです。英語がよくわからないのではっきりしませんが・・(^_^;)
これもいい曲だねぇ。
なんかB面に入ると加速するかのように「どうだ聞いてみろ」というくらいの勢いを感じます。当時はBGM的に聞いていましたが、聞かせどころがたくさんあるアルバムでした。
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