【はっPのアナログ探訪_0122: A Hard Day's Night / The Beatles ( EP )】
今回のアナログ探訪は、EP盤と呼ばれている(日本ではEPというと、シングル盤という理解でも通用していることが多いが、一般的にはシングル盤サイズの17㎝径レコードで、回転数が33 1/3、そこに両面で大抵は4曲入っているというもの)4曲入りレコードです。
ジャケットにも書かれていますが、日本では「コンパクト盤」と呼ぶことが一般的だったように思います。
この盤にはタイトル曲の「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」と「恋する二人」「ブリーズ・ミスター・ポストマン」「アンド・アイ・ラブ・ハー」の計4曲が収録されています。いい曲ばっかり!(*^^*)
ジャケットには『コーラス:ビートルズ』とクレジットされていて、当時は“コーラス”と言った方がビートルズらしかったのかもしれません。
針を落としてみると、・・スピードが速い!? ジョンが猛スピードで歌っています。
これはわざとスピードを上げているのかも・・。ジャケットに<ステレオ>と書かれていて、そのとおりステレオではありますが、非常に平面的な音。
昔のポータブル・プレイヤーで聞いたような、ちょっと“玩具チック”な音です。
ためしに、私が所有しているアナログLPレコードで同じ曲を聞いてみましたが、まったく深みが違い、圧倒的にLPレコード盤の音が良いのでした。
ひょっとして、このレコード、オリジナル・マスターテープから作成されたものではなくて、当時やっていたらしい先行してステレオ盤が出ていたアメリカ盤からの“盤起こし”なのか!?
ビートルズを当初日本でプロデュースしていた髙嶋弘之さんも、「そういうことはあった」とおっしゃっていますので、そういうことかもしれません。んでもって、少しスピードを上げてよりポップな感じで聞き易くしたとか・・(^_^;)
アンド・アイ・ラブ・ハーなどは音程が変わっていることに気づくくらいです。
聞き比べて、私が持っているLPレコードの同曲がFM放送の音だとすると、こちらコンパクト盤の音はAMラジオみたいな音、と言えばわかりやすいでしょうか。
逆に言うと、当時はこんな音で皆聞いていたのかも、なんて懐かしい雰囲気も感じてノスタルジックになるのでしたd(^_^o)
結論、どんな風に聞こえてもビートルズはいいっ!!・・でした。
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