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2016/11/30

【はっPのアナログ探訪_0126: SYNCHRONICITY / The Police ( LP )】

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ポリスのこのアルバムは、CDを所有していないので、我が家で聞いたのは数十年ぶりとなりました。
当時これがニューアルバムとして出たときには、まるで“未来”の音楽のように聞こえました。
ものすごいスピード感と、シンプルだが緻密でクールなサウンドに「自分は置いて行かれるんじゃないか」と、少し不安になったものでした。

それに、私の印象ですが、このアルバムからスティングが前面に出て来たように当時感じました。
他のメンバーがいなくてもこの世界は成り立ってしまうんじゃないか、と思ったのです。

今、A面を聞いているところですが、例えば曲毎にメンバーを変えてその曲の世界を創り出すなんてこともスティングは考えていたんじゃないかと。

それぞれの曲に異なる特徴があって、その表現されることの多様さには驚かされたものでした。
レコード盤で聞いているのに、デジタルっぽい点滅感のある曲調は、当時でも他の追随を許さないものがあります。

タイトル曲の1曲目「シンクロニシティ」は、A面の最後にビートルズやポール・マッカートニーのアルバムのように「シンクロニシティⅡ」として再登場します。
それもまたカッコイイんだよな(*゚▽゚)ノ


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そしてB面の1曲目、「Every Breath you Take(見つめていたい)」は大ヒット曲でした。
単純だけど心にぐっとくるこの曲のメロディとリズム。
こんな曲に出会ったのも初めてでした。不思議な心象風景が浮かび上がってくるいい曲です。

保存状態が良かったのか、雑音もほとんどなく、クリアな音で聞くことができました。
聞いた印象もとてもフレッシュでした。
いい時代だったのかもなぁ・・と、少ししみじみとしてしまいました。

2016/11/29

「 World Engine 2016・2017 Databook」が欲しくなってしまいました

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『World Engine 2016・2017 Databook/モーターファン別冊(三栄書房)』を手に入れてしまいました。
ネットで自分のクルマのエンジンの特徴を調べていたら、このムック本が発売されるという広告が出て来て・・気になって気になっていて、本屋さんで見つけてしまい、「ええい、買っちゃえ」と(^_^;)いうことで・・。

現行の世界のクルマのエンジンがスペック、解説付きで写真(一部断面図やカット画像なども有り)が載っている本です。

若い頃はクルマそのものにも興味がありましたが、搭載されているエンジンにも興味がありました。
トヨタの4AGや、スバルの水平対向エンジン、ワンダーシビックの Si に搭載されていた動弁機構の凝ったエンジンなど、けっこうクルマ雑誌をわくわくしながら読んでいた記憶があります。

最近はめっきり・・ということになっていたのですが、この本の広告を見て、かつての気持ちが少し頭をもたげてきたようで(#^.^#)、立ち読みしていた段階で、おおっあのときのあの感じがよみがえってきた、という感じでした。


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新しい技術が盛り込まれたエンジンの解説や、カット画像でのエンジン内部の紹介なども興味深いのですが、何といっても、エンジンの“見た目”の美しさに“ほれぼれ”しちゃいますd(^_^o)

エンジンだから、似たようなデザインになりそうなものですが、やはり各メーカーによって、独自のたたずまいを感じます。
それを楽しむのがまたいいんです!(*^^*)

BMWは力強い美しさを感じるし、ポルシェはメカの塊みたい、メルセデスベンツは端正な感じがします、おもしろいものです。
国産も各社風情が異なりますねぇ(゚ー゚*)。oO

というわけで、しばらくはこの本で楽しめそうです。
おっと、今見ているフィアットのエンジンも独特です(*゚▽゚)ノ


【Now Playing】 虎ノ門ニュース / 川添恵子他 ( YouTube )

2016/11/28

養老孟司先生の「かけがえのないもの」を読みました。

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『かけがえのないもの/養老孟司著(新潮文庫)』を読みました。
著者、養老先生は数多くのベストセラーを出されていますが、もちろん本職は解剖学者。
心の問題や社会現象を脳科学や解剖学の知識を交えながら解説をされ、私達にはふだん無い視点から色々と気づかせてくれることが多いです。

タイトルにある「かけがえのないもの」について、それは人の手が入っていないもの、と先生は規程しています。つまり、“自然”のことだと・・。
自然、子ども、からだ、それらは予測のつかないもので、それと付き合う方法って、かつて日本人は知っていたはずだとおっしゃいます。

結果を予測して、何事にも評価を追い求める、そんな生き方はつまらない。
先生は手帳に書いてある未来の予定さえも、「現在」だと言います。要するに一ヶ月後の約束があって、手帳に書かれていて、その日にいい話が来ても、それについていくわけにはいかない。予定がすでに決まっているから。
だからこういうのは未来ではなく、「現在」なのだと言うわけです。
つまり手帳に書かれているのは「現在」ですよってことです。

それに対して、「自然」は、まったく予測がつきません。
孔子の説教を読んでも、「詩を読みなさい、詩を読めば動植物の名前を覚えるから」と言っていると先生はおっしゃり、それは「自然」の反対である「都会」にいる人の考え方だと言っていて、ここに至り、私にとっても、わかったような、わからないような事態になってまいりました(^_^;)

でも、中国は紀元前2500年頃から都市文明を作ってきた、中近東もインドも古くから都市を作ってきた。都市は“四角い”ので、門が四つあり、仏の説法では、釈迦が都市を出ようとして四つの門を通ろうとすると、最初の門で「赤ん坊」に会い、次の門で「病人」に会い、その次には「老人」に会い、最後に「死者」会ったんだそうです。

都市の生活から一歩でも出ようとすると、「生」「病」「老」「死」という自分が抱えている自然そのものに出会う・・ということなのだ・・って、わけです。
そこで、「おおっ!!」と膝を打つ私がおりました。

今の日本社会の悩み、高齢化社会、エイズ、安楽死、脳死、末期医療・・それらが問題となっているのはまさに上記の四つが、自然との対峙が問題となっているわけです。
でも、先生はおっしゃいます。
「よく考えてみれば、みんな当たり前のことで、それを問題だというほうが問題なのです。すべて人間の持つ自然の姿です。」・・そうか、そういうことに今まで一度も考えが及ばなかったと思いました。これだけでもこの本を読んだ意味があったと感じました。

そして先生が都市を「四角い」ものだと例えていますが、私はここで思いました。
もはやその「四角い」ものは、スマホに至っているのではないかと。
都市に住み、都市の考え方で生き、それは今や自分そのものがあの小さいスマホに集約されているのではないか・・なんてね(※ここは私のオリジナルな考えです)。
“スマホの住人”となっているあなた、気づいています?!


【Now Playing】 ニュース / NHK ( AMラジオ )

2016/11/27

宙組・全ツ「バレンシアの熱い花/ HOT EYES ! !」行ってきましたぁ~(*゚▽゚)ノ

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宝塚歌劇団・宙組全国ツアー・神奈川県民ホール公演「バレンシアの熱い花/ HOT EYES ! !」に行ってきました。チケットのご配慮いただいたマダム、ありがとうございました、感謝感激です'(*゚▽゚*)'

今回の演目、ミュージカルの「バレンシアの熱い花」は過去に同じ宙組が大和悠河(やまと・ゆうが)さんの時代に演っていて、実際に私はそれを観劇しているのですが、当時は宝塚復帰リハビリ中、組子も誰一人知らない状態でしたので、記憶があまり無いのです(^_^;)面目ない。

まずはミュージカルの方ですが、今回は娘役トップの実咲凜音(みさき・りおん)さんが別公演出演中のため、不在です。なので、過去にトップの陽月華(ひづき・はな)さんが演じたイサベラの役は怜美うらら(れいみ・うらら)さんが演じ、主演の朝夏さんの“いいなづけ”とも言える娘の役は星風まどか(ほしかぜ・まどか)さんが演じていました。

両娘役とも素晴らしい演技でした。特に怜美さんは力の入りすぎなんてこともなく、堂々の演技を自然体で見せてくれていました。とても安定感があり、今までのものと比べても出色の出来だったと思います。
それに、ただでさえ宝塚でも一二を争う美貌に、さらに磨きがかかり、ボディもキュッと絞ってきた感じで、あまりの美しさに茫然としてうっとりしたのでした。

朝夏さん演ずるフェルナンドとの成就せぬ恋もお二人で見事に演じました。
さらに可愛くて、花のような星風まどかさんの淡いフェルナンドへの恋心も舞台に花を咲かせていて、もうねぇ、素敵なミュージカルになりました。

真風涼帆(まかぜ・すずほ)さんも人間味あるラモンを魅力的に演じ、主要な役どころロドリーゴの澄輝さやと(すみき・さやと)さんも、いつもながら丁寧で真面目な舞台姿に感心しました。
蒼羽りく(そらはね・りく)さん、星吹彩翔(ほしぶき・あやと)さんも、いい男役になりましたねぇ、「いいぞっ」って心の中で声が出ました。

組長の寿つかさ(ことぶき・つかさ)さんの長尺の演技も久しぶりに見ましたが、これもうなりました。うまいっ!

全体にもちょっと昔な感じのテーマ音楽含め、宙組に馴染んでいて、とてもいい舞台でした。もう、満点です!(*^^*)


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ショーのホット・アイズは、これまた娘役トップがいないので、怜美さんと星風さんが実咲さんの部分をうまいこと分担して進行していて、いやもう、甲乙付けがたい・・というのが本心です。
ラスト、フィナーレでもどちらから階段を降りてくるか注目していたのですが、何と二人並んで歌いながら降りてきました。「横一線だよ」と劇団は言っているのでしょうね、早く決めてあげて!

でもって、ショーは全編にわたり、スピード感あふれ、見どころ満載、次から次へと観客を興奮のるつぼへといざなってくれました。会場の残響のせいか、手拍子がものすごく“走って”いて、よくあの状態で舞台上の方達は歌が歌えたな、と思うくらいの会場全体が“突っ走る”ような状態でした。ほんと良かった。

こちらショーでは、朝夏さんが本公演よりも、よりワイルドな印象で、“やんちゃ”な感じがまたたまりません(#^.^#)
真風さんも客席降りでは、お客さんをオーラを出しながら完全に魅了!d(^_^o)すっげぇなあ、このショーは見ないと絶対に損だと思いました。

怜美さんは、ダンスでは割と動きがぶっきらぼうになるようなことが今まであったように感じましたが、今回は非常に“キレ”があり、しかも美しく、ものすごい成長を感じました。
でもって、星風さんも負けず劣らずの可愛さで観客の視線を釘付けです。どっちもいいねぇ(^^;)困った、困った・・。

本公演では朝夏さんが裸足でダンスした演目を、今回は靴を履いてやっていて、でもこれもまた良かった、朝夏さんの長い手脚がより引き立っていました。

圧巻のショーでした。思わず終演後声が出ました。「本公演より、いいじゃねぇかっ!!」'(*゚▽゚*)'・・いや、ほんと。怒濤の勢いを感じるショーでした。宙組の底力を強く感じました。今年見た宝塚の中でもベスト・スリーに入りました。お見事!!

次回は、同じ宙組の別部隊、「双頭の鷲」を、また神奈川で見る予定です。そちらもできれば観劇の感想を書きたいと思っています。


【Now Playing】 ソクラテスの歌 / 野坂昭如 ( 歌謡曲 )

2016/11/26

映画「ブルゴーニュで会いましょう」を見てきました。

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映画『ブルゴーニュで会いましょう(Premiers Crus)/2015年・仏 監督:ジェローム・ル・メール 出演:ジェラール・ランヴァン、ジャリル・レスペール、アリス・タグリオーニ、ローラ・スメット』を見てまいりましたので、その感想を。

二十歳で故郷のブルゴーニュを離れ、パリで著名なワイン評論家となったシャルリが主人公。その男の順風満帆な生活が実家のワイナリーの破産・買収の危機で一変することに。

父とは疎遠になっていたため、互いに意志の疎通も出来ずにもどかしい状態になるのだが、でもワイナリーを手放すわけにはいかないと、バラバラになっていた家族が再び集まる・・そして主人公のシャルリは自身の手でワイナリーを再建しようと決意します。
しかもそれが失敗すれば、自分が今まで築き上げてきたワイン評論家としての信用他全てを失ってしまうことになるのです。

さらに隣のワイナリーの婚約者のいる娘との微妙な恋愛感情と、禁断の行動にいくか行かぬかという狭間にいるというシチュエーションも絡んできて物語りは時にゆっくりと慎重に、時に急展開にと揺れ動きます。

フランスの葡萄畑の背景があまりにも美しい映像でとらえられ、自然の光をうまく使った大人のフィルムでした。


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葡萄の収穫時期の決断や、実際に収穫するときの籠が落花生の殻を二つに割ったような形をしていて興味深かったことなど細かいところまで、さらに古式ゆかしい製造方式でつくるワインの出来具合など、急ぎすぎないストーリーをゆっくりと楽しみました。

劇的な結末や、ならぬ恋愛模様の行方など、エンディングはそれぞれ曖昧な感じにしてありましたが、それもフランス映画らしいんじゃないかと思いました。
一緒に見た妻は、そのふわふわとしたラストに不満気味でしたが・・。

それから、フランス人にとってのワインに対する思い入れみたいなものも風が吹くように感じることができました。
私達にとってのワインと、フランス人にとってのワインって、感覚的にかなり異なるんだろうな、と感じました。

休日の午後のひととき、ゆっくりとフランス映画でも見てみようか、という人にはおすすめしときますd(^_^o)


【Now Playing】 ザ・ボイス そこまで言うか! / 青山繁晴・有本香 ( YouTube )

2016/11/25

『酒』と作家たちの本「私の酒」を読んだ

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『私の酒 ~「酒」と作家たちⅡ~/浦西和彦編(中公文庫)』という文庫オリジナルの本を読みました。

酒にまつわる作家達のエッセイを集めたもので、雑誌「酒」に寄せられた49編もの名エッセイを収録したものです。
顔ぶれも江戸川乱歩、大岡昇平、幸田文、阿川弘之、遠藤周作、星新一、北杜夫、池波正太郎、大宅壮一、小松左京、色川武大、立原正秋、瀬戸内寂聴、河盛好蔵・・まだまだお酒の強者たちが居並んでいます。

その多くが昭和三十年代のエッセイで、いやもう実に酒を飲むというよりも、酒に飲まれる人たちばかりで、それが当たり前の時代だったのだと感じました。
“飲まれ”なければ、人生、酒でつぶさなければ意味がない、(^_^;)そんな人ばっか・・。

奥さんや家族にも多大な迷惑をかけているのですが、この人達、そんなこと知ったこっちゃありません!d(^_^o)中には、一ヶ月の酒代がサラリーマンの一年分の給料分に達し、奥さんから「あとで、ちょっとこれをご覧ください、小説の足しになるかもしれませんよ」と渡されたノートは家計簿で、自分が飲んでいるその酒の量にちょっとばかり驚くのですが、それでも目覚めれば、まずビールでシャンとする・・なんて人もいて、まったく反省なんてしていません。家計は赤字、火の車ですが・・。

戦時中はエチルアルコールらしいものを怪しい店で出されて、「ええい、ままよ」と飲んでしまい、ひと晩中目がつぶれてしまうのではないかと恐怖に怯えていた作家もいました。

十五のときに、母娘は疎開したが、父と自分は都会に留まり、二人で生活をしていて、配給もままならない状況下、父親の酒を盗み飲んで飢えをしのぎ、それで酒を覚えたなんて人もおりました( ̄O ̄;)

酒にまつわる“いい話”は・・ほとんど皆無でした・・ (・_・;が、それぞれの人達が人生に酒を沁ませる昔の男(女もいたが)の生き方、あるいは身の滅ぼし方を書いていて、それはそれで非常に興味深いものでした。

毎日、酒がなければ終わらないあなた・・そう、あなたですよ。あなたのことが書いてありますよ、一回見といてね!!


【Now Playing】 You'd Be So Nice To Come Home To / Dennis Frehse ( Jazz )

2016/11/24

【はっPのアナログ探訪_0125: バスクリン・ビーチ / 河合夕子 ( Single )】

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これは知っている人がいったいいるのだろうか?というシングル・レコード。
河合夕子の「バスクリン・ビーチ」・・クール・バスクリンのイメージソングです。
クール・バスクリンというものが売り出されたときにCMのバックに流れていたものです。

よくこんなマニアックなレコードを買ったものだと思いますが、たぶんこの河合夕子さんはけっこう“売れていた”んじゃないかと思います。
歌詞カードには、デビューアルバムとセカンドアルバムの紹介もされていて、タイトルも面白そうなものばかりです。
「黄昏のジゴロ・デ・マンボ」「蝶々夫人のララバイ」「東京チーク・ガール」「テレビジョン・トリップ」「北京挫折街」「世紀末。神々のチャチャチャ」などなど、タイトルを見ているだけでも楽しそうな曲名が並んでいます。


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で、すっかり忘れていたこの「バスクリン・ビーチ」。
ちょっとお洒落で、サウンドもリゾート気分な海辺の爽やかさが漂っています。
メロディもしっかりとしていて、“泣き”のサビも入り、なかなかなものでした。

その存在も忘れていたレコード盤を見つけ、聞いてみましたが、とても爽やかな気分になりました。

2016/11/23

映画「続・深夜食堂」を見てきました

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久しぶりに千葉劇場以外の映画館に行き、「続・深夜食堂」を見てきました。
結果からいうと、とても良かった。期待以上。

コミックスの原作もいいし、ドラマ化されたシリーズもいいし、この映画もいい。

マスター役の小林薫さんのたたずまいは独特で、特に小林さん演ずるマスターが何かはたらきかけるわけでなく、事件(エピソード)の主役でもないのに、この「めしや(深夜食堂)」に“ふつうの人たち”が集まってくるその中心になっている・・その構図がこの深夜食堂の「肝」ですね。

大事件が起こるわけでもなく、大きな悲劇があるわけでもないのに、深夜食堂に集まる人たちが抱えているそれぞれの“何か”が沁みてくるのです。


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「焼き肉定食」での、喪服オンパレードで始まるストーリーは、その中に喪服コスプレで深夜の街を歩き、心を癒やそうとする女性が登場し、人の心の寂しさ、人恋しさがジンと伝わってきました。
ふとしたことからその女性を慰める立場になった佐藤浩市さんが演じる元編集者と名乗る男の深みがあるようで、実は“ぺらぺら”というキャラクターも、役者としての実力を感じました。この最初のエピソードから“やられ”ちゃいました。

「焼うどん」での、親子と恋人の対比も絶妙でした。
完全に感情移入してしまい、私も深夜食堂の常連客になって、その様子を感じたり、何かひと言声を掛けたくなるようなお話でした。
母親役のキムラ緑子さん、いい演技でした。

「豚汁定食」この三つ目、ラストのエピソードはコミックスからではなく、オリジナルのストーリーなのだそうですが、なるほど前の二つとはちょっと異なる雰囲気でした。
このストーリーの中心となった渡辺美佐子さん演じる息子のために福岡から上京した老女の過去がわかりはじめると、実に深くため息をついてしまうのでした。
自分が過去に捨てた子が立派に親になっている姿を遠くのタクシーの窓から、マスターや交番のお巡りさん(オダギリジョー※この人の演技も秀逸だった)の気配りで見ている姿を見ている私が涙にくれてしまいました。

いい映画でした。いつも書くけど破壊、暴力、凶悪、恨み辛みなどがメインの映画は、この歳になるともう“懲り懲り”です。
しみじみと世の中や、そこにいる自分を感じられる、そんな映画が今は私にしっくりきます。


【Now Playing】 飾りじゃないのよ涙は / 中森明菜 ( 歌謡曲 )

2016/11/22

『宝塚夜話・第四十八夜 < 早霧せいなさん、咲妃みゆさんトップコンビ退団(T_T) >について』

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宝塚歌劇団・雪組トップコンビ、早霧せいなさん(さぎり・せいな 愛称:「ちぎ」さん)、咲妃みゆさん(さきひ・みゆ 愛称:「ゆうみ」さん)のお二人が退団とのこと・・第一報は、私の生涯のヅカ友“女神”からでした。
悲しいねぇ・・(T_T)何度経験しても慣れることなんてありません。

来年の7月、東京公演がサヨナラ公演となるので、3年弱のコンビ期間でした。
その間、私がお二人のコンビを見ることができたのは、日生劇場の「伯爵令嬢」、本公演の「ルパン三世・王妃の首飾りを追え※写真」、同じく「星逢一夜/ラ・エスメラルダ(これは宝塚大劇場でも見ることが出来ました)」、同じく本公演「るろうに剣心/バイレ・ロマンティコ」、赤坂ACTシアターの「ローマの休日」でした。

「伯爵令嬢」では、想像をはるかに超えた“息の合った”コンビぶりと、その勢い、情熱に驚きました。すごいコンビになるぞっ・・と劇場で胸がドキドキしたことを思い出します。

「ルパン三世」では、ルパンとタイムスリップして出会ったマリー・アントワネットという設定でしたが、これも我々がよく知っているアニメのルパン三世の良さと共に早霧さんの雪組が全力で取り組み、まるで夢を見ているかのようなステージでした。咲妃さんのアントワネット妃は、酔って早霧・ルパンに「私の未来はどうなるの?」と聞いて、「幸せになる」と早霧さんが答えたシーンに今も涙が出ます。

お二人のコンビとしての“ラブラブ”ぶりが評判になり、相思相愛コンビの「星逢一夜」では、もう泣きっ放しでした(^^;)
この幼い頃の想い出と淡い恋、そしてあまりにも哀しい結末、大劇場や東京の最初の頃は、早霧さんも咲妃さんも割と最初のシーンから涙がポロポロとこぼれていて、彩風さんなども泣き出し、観客席は涙の海になりました。
お二人の“芝居心”が完全燃焼していた感がありました。ほんとうに素晴らしかった。

「るろうに剣心」も、また初の宝塚舞台化に取り組み、もう日本物といったら雪組、ちぎ・みゆコンビということになりましたよね。
ここでは、現実ではあり得ない世界が繰り広げられ、宝塚ファン以外の“るろうにファン”も劇場に足を運ぶことになり、あらたな盛り上がりを見せてくれました。ここでもまた、お二人は着実に新しい二人の世界を作り上げていました。雪組自体も大きく成長し、彩みちる(いろどり・みちる)さんというスターも現われました。

記憶に新しい「ローマの休日」でも、二人の進化はとどまるところを知らず、あのモノクロ映画が美しい色鉛筆で描いたかのように色彩を伴って演じられていたと思います。
ちょっと笑いながらのシーンもあり、うっとりと映画を見るように楽しめました。

早霧さんは、彼女らしくすっきりとした形で決断したのでしょう、きっとまだまだ成長し、素晴らしい男役像を作り上げただろうと思いますが、でも、これも早霧さんらしいと思います。とても爽やかです。

咲妃さんは、二人のコンビ期間で見せてくれたものは、まだまだ彼女のポテンシャルのほんの一部だと思いますが、大好きな相手役に添い遂げるのも彼女らしいし、素敵です。

本場大劇場での全公演稼働率100%という史上初めての記録も作り上げたと聞きました。そんな素晴らしいトップコンビの雪組の時代を見ることができて、私も幸せでした。

残る公演、お二人の姿を目に焼き付けたいと思います。そして、さらに進化するお二人の姿も。


【Now Playing】 いちょう並木のセレナーデ / 原田知世 ( Pops )

2016/11/21

「福井謙二と水谷加奈のコトバのヒロバ」を読んだ

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『コトバのヒロバ -うなって笑える日本語の話-/福井謙二・水谷加奈(講談社)』という本を読みました。
これは文化放送のラジオ番組「福井謙二グッモニ」の人気コーナーを本にしたものだそうです。
残念ながらこの番組は聞いておりませんので、この本での出会いが「コトバのヒロバ」との最初の遭遇となりましたd(^_^o)

で、本屋で立ち読みした瞬間に「これは面白そう」と思い、買ってきました。
その後はあっという間に読了。初めて知ることばかりの楽しい時間を過ごせました。

例えば、「ちんたらやってんじゃねぇ」の“ちんたら”って、江戸時代から鹿児島県で焼酎を蒸留するのに使われていた蒸留器の一種で、「ちんたら」ってのが本当にあったのだそうです。
「ちんちん」と釜が音を立て、「たらりたらり」と蒸留する様子から「ちんたら蒸留器」と呼んでいたということで、それがもとになり、ダラダラするという意味が「ちんたら」として全国に広まったという・・・知らなかったよ、びっくりです!

私がふだんからよく使う「おたんちん」と「おたんこなす」。
これも聞いて驚く意外な事実。昔の遊郭で使われていた言葉で、漢字で書くと「御短珍」。
つまり男性器、短いチンのことで、遊郭の女性がイヤな客のことを陰で「あのおたんちんが!」などと使っていたのだそうです。

では「おたんこなす」は、御+短+小茄子。つまり短くて小さいナスのこと。
「おたんちん」と同じ使い方なのですって(^^;)

要するに男性に対する辱めの言葉なんですね。
男女問わず使っていたなぁ(^_^;)
ほんと、意外だったわぁ・・。

たくさんある中からもう一つくらいいっときますか。
何かに夢中になるとき「めろめろになる」なんて言いますが、この「めろめろ」が鎌倉時代から使われていた古い言葉なんだと聞いてまた驚きました。

「めろめろとはぐる」などというように、薄いものがたやすく剥げるときの擬音として使われていたものなんだそうですよd(^_^o)
時代と共に炎が「めらめら」と燃え上がるの意味から転じて現在使われている「ハートに火がつく意味」や「物事におぼれて腰くだけになる意味」として「めろめろ」が使われるようになったんですって!

もう、こんな話が“い~っぱい”のこの本、福井さんと水谷さんの絶妙の掛け合いも伴って、とても愉快な本となっていました。
これもおすすめ本です。


【Now Playing】 ラジオ深夜便 / 佐藤よし子(英国食卓史研究家) ( NHK-AM )

2016/11/20

映画「ティファニー/ニューヨーク五番街の秘密」を見てきました

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映画『ティファニー ~ニューヨーク五番街の秘密~(CRAZY About TIFFANY'S )/2016年 アメリカ 監督:マシュー・ミーレー 出演:バズ・ラーマン、レイチェル・ゾー、ジェシカ・ビール、フランチェスカ・アムフィテアトロフ他』を、妻、長女と見てきました。

1837年創業、1940年にはニューヨーク五番街に本店をオープン、その場所はのちにオードリー・ヘップバーンの映画『ティファニーで朝食を』の舞台となり世界中に知られ、女性の憧れの場所となりました。

そんなティファニー初のドキュメンタリー・フィルム、ティファニーに魅せられたセレブたちへのインタビューがラッシュを見るように次から次へと登場!誰の話も飽きません、それぞれが思いを寄せるティファニーへの“愛”あるいは“憧憬”のようなものがもの凄いエネルギーを伴って語られるのです。見ているこちらは疲れるよりも、興奮させられました。
特に長女はその美しいジュエリーの数々に興奮しまくっておりました。

有名な「ティファニーで朝食を」のほか、ティファニーが登場する映画の数々の名シーンが流れると、さらにティファニーのエクセレントな魅力が倍増されるようでした。

また、ティファニー・ブルーと呼ばれる独特の青色についても、その色のインク製造過程や、由来、色が持つ戦略的なものなどが語られ、もうずっと息を呑みっ放しでした、ほんと。


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とにかく登場する人達それぞれが自らのティファニーに関するエピソードを語るのですが、皆夢見心地の表情です。ティファニーの“虜”なんですね、男の私には非常に興味深かった。

一度見てみるのをおすすめします。宝石などに興味のない方でも、モンローやケネディ大統領夫人、リンカーン夫人、ルーズベルトの時計などの逸話を聞くだけでもため息が出ます。

きょうは観覧者全員にステッカーが配られましたが、千葉劇場では、来週の来場者にはクリアファイルを全員にプレゼントとのことでした。
来週の休日に行ってみるのもいいかもしれませんよ。


【Now Playing】 Don't Know Why / Pink Turtle ( Swingin' Pops )

2016/11/19

椎名誠「コガネムシはどれほど金持ちか」を読んだ

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『コガネムシはどれほど金持ちか ~ナマコのからえばり~/椎名誠著(集英社文庫)』を読みました。
相変わらずの“椎名節”ですが、何度でも楽しいのが椎名さんの雑多な話題を煮込んだようなエッセイです。

とても頭のよさそうな人からインタビューを受け、「焚き火が好きですよね」と言われるから「本のタイトルにもしたくらいだから好きだ」と応えると、「あなたは地球環境問題にも度々ふれていますよね」と、詰問調に問われた・・。などという話題もありました。
最近、こういうヤツが多いです。それも若いヤツだけじゃなくて、それを真似しているのか、もともとそういういやな“バカじじい”だったのか、誘導するようにして相手に答えさせ、揚げ足を取るように突っ込んでくるヤツ、ああイヤだイヤだ・・。

サイン会についても書かれていました。
椎名さんもふれているのですが、書店でのサイン会の雰囲気って、たいていピンと張り詰めたような空気が漂っていて、書店員・関係者も必死の形相。スマホで写真を撮るな、とか、静かに並べだとか、ただならぬ緊張感があります。ちょっとこわくて近寄れないです。
そんなサイン会が、椎名さんの本に登場する人達が10人も訪ねて来て、「こりゃちょうどいい」と、全員がサインする側に回って寄せ書きする(^^;)なんてことになった話も書かれていました。
一人対大勢ではないので、サインする側もたくさんいて、賑やかに笑いも加わって楽しいサイン会になったという話題(#^.^#)椎名さんらしくて楽しい。

また、珍しくコンビニに行った椎名さん。ほとんど私がコンビニに行ったときのような事態に遭遇します。

高校生くらいの店員がナントカカントカ?と聞く。
若者特有の早口でまったくわからず、聞き返すと、どうやら「ポイントカードありますか」と聞いてるのだとわかった・・(^_^;)私とほぼ同じ。
次に言った言葉も早口でまったくわからず、再び聞き返すと、「ヤキソバあたためますか?」と聞いているのだという(^_^)

前にもここに書いたが、「箸は必要ですか?」と聞かれたのが『おはっすさっさっさっさぁ』としか聞こえないことが私にもあった(#^.^#)
あれ、早口なうえに口を開かずにしゃべるからなんだろうね、せいぜいがんばってください、社会に出ると苦労すると思うよ。

きょうは楽しい椎名さんの本の話題なので、こんな感じでd(^_^o)
それじゃまた。


【Now Playing】 真相深入り!虎ノ門ニュース / 上念司、半井小絵他 ( YouTube )

2016/11/18

【はっPのアナログ探訪_0124: 白い炎 / 斉藤由貴 ( Single )】

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今回のアナログ探訪は、レコードとは関係ないけど、今年のニッポン放送チャリティ・ミュージックソンのパーソナリティーに決定した斉藤由貴さんのシングル盤です。
斉藤由貴さんが41年前からスタートしたラジオ・チャリティ・ミュージックソンのパーソナリティを25年前に経験しているとのことですが、その25年前よりもさらに前、1985年にリリースした彼女の二枚目のシングル・レコードです。

斉藤由貴さんが主役の初代スケバン刑事・麻宮サキを演じた番組の主題歌でした。
なんで私がこのレコードを持っているのでしょう?!(^_^;)謎が残りますが、初代スケバン刑事のインパクトがすごかったのか・・!?


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可愛い顔して「てめえら、ゆるさねぇ!」って言う決めゼリフのギャップが良かったんでしょう(^_^)きっと。

この後もヒット曲を飛ばしていますが、歌唱力もただのアイドルではありませんでした。
曲調は力強いのに、少しあどけなさ、可愛らしさも表現していて、たいしたものです、今聞いてみると。

B面などでは、ふわっとやわらかい歌声も心地良く聞かせてくれます。


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今では立派な女優になられていますが、ぜひチャリティ・ミュージックソンでも独特のちょっと“天然”な感じで頑張っていただきたいです!d(^_^o)

2016/11/17

【はっPのアナログ探訪_0123: Goats Head Soup / The Rolling Stones ( LP )】

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今回のアナログ探訪はストーンズ。邦題は「山羊の頭のスープ」。
中に入っていた衝撃の“山羊の頭のスープ”そのものの写真!!ビックリこきました(^_^;)


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この頃はギターにミック・テイラーがいたんですよね、たしか。
ストーンズも独特の世界を描いていたように思います。

1973年のこのアルバム、全米、全英ともに1位を獲得しましたが、当時の私にはあまりピンと来なかった・・という記憶があります。
むしろ、普段はストーンズのアルバムなど聞いたこともないフォーク・ファンの友人が絶賛していたので、ちょっと“引き気味”でした。
たぶん、名曲「アンジー」が良かったのでしょうね、フォークの友達。

でもね、今聞いてみると意外と落ち着いていて、いいアルバムです。
ギター、ドラム、キーボードなど、全体にサウンドも洗練されていて、荒っぽさは影を潜めています。
キースが歌っている曲についても、優しげで、大人な雰囲気です。
今になると、静かな夕暮れなどに聞いたら合うような気もするし、ジャマイカでレコーディングされたせいか、ちょっとリラックスしているストーンズという印象もあります。

ミック・テイラーのスライド・ギターもいい味出しているように思います。
ストーンズも大人になっていたんだな、なんて今にして思えば感じるのです。


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ジャケットも不思議な写真でしたが、内容もミステリアスで、オーケストラが入る曲などは、その世界に魅了されていく感覚があります。

久しぶりにアナログで聞きましたが、他のストーンズのアルバムとは世界が異なる、魅力的なアルバムでした。

2016/11/16

「安倍晋三[迷言]録」という本を読みました

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『安倍晋三「迷言」録/徳山喜雄著(平凡社新書)』という本を読みました。
これは主に安倍さんが復活して第二次安倍政権を担ってからの国会での発言や、その他の場で目立った発言などを集め、それぞれに著者が考察、コメントしているものです。

本の帯にもありますが、自分への批判に対しては“レッテル貼り”、自らの暴言は“言論の自由”と主張しているような、安倍首相の特徴ある発言が目白押しです。

そうそう、オリンピック会場招致演説での「状況はコントロールされており、東京にダメージは与えない」という“アンダーコントロール”発言もインパクトがありました。おいおい、ほんとかよ!って日本人の誰もが、特に被災地の方達は憤りさえ感じつつ思ったことでしょう。

「早く質問しろよ」などの国会でのヤジも安倍さんらしいキレ気味のものでした。
特に選挙で大勝し、自信をどんどん深めつつある首相の“行き過ぎ”と感じる発言はとどまるところを知りません。
国会で痛烈な質問を受けると「そういうデマゴーグはやめろ」と言っていますが、だんだんとそのパターンも国民にはわかってきたような気がします。

また、報道に対する圧力も、このブログをご覧になっている皆さんも感じていると思いますが、自民党という政党全体も含めてテレビ局に対する事情聴取を行ったり、「マスコミを懲らしめる」という首相を応援する若手の勉強会などでも声が上がっていて、これを不穏と言わずして何というのか、と思います。

安保法制の成立に際しても、“憲法解釈”で強引に乗り切ったかと思うと、次は憲法改正に手をつけるのでしょう・・。

そして、強力な権力を手中にすると、“一強状態”に誰も口出しが出来ず、党総裁の任期まで延長して、“ぷちプーチン”的だと思いませんか?!

とにかく、この本を読んでいて、だんだん暗く、苛立たしい気分になってきたことは否めません。支持率も相変わらず高いので、このブログを苦々しく読んでおられる方もいらっしゃると思いますが、「まんまと“のせられ”ている自分」を少し意識した方がいいと思いますよ。10年後くらいに、ああ、あの時何故もう少し冷静になれなかったのか、と後悔すると、・・・・・私は思います。腹が立ったらどうか、別の提灯記事を書いているブログ等に飛んでください、その方が健康に良いでしょう。

トランプが大統領になってしまった、とか、ドゥテルテ大統領はどこに行こうとしているのか、とか、プーチンの動向が心配だ・・などと案じている方、大丈夫ですよ、うちの首相も見た目はとても真面目な日本人的ですが、中身は非常に似ていると思いますよ。
絶対に彼らに引けを取ることはないでしょう、ほとんど同じか、こっちが一枚上です。

すいません、この本を読んで少し調子に乗って書いてしまいましたが、内容については、概ねいつも私が感じていることを書けたと思います。
それじゃ、また(^_^;)


【Now Playing】 ラジオ深夜便 / 群馬県渋川市・松本由起氏他 ( NHK-AM )

2016/11/15

【はっPのアナログ探訪_0122: A Hard Day's Night / The Beatles ( EP )】

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今回のアナログ探訪は、EP盤と呼ばれている(日本ではEPというと、シングル盤という理解でも通用していることが多いが、一般的にはシングル盤サイズの17㎝径レコードで、回転数が33 1/3、そこに両面で大抵は4曲入っているというもの)4曲入りレコードです。
ジャケットにも書かれていますが、日本では「コンパクト盤」と呼ぶことが一般的だったように思います。

この盤にはタイトル曲の「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」と「恋する二人」「ブリーズ・ミスター・ポストマン」「アンド・アイ・ラブ・ハー」の計4曲が収録されています。いい曲ばっかり!(*^^*)
ジャケットには『コーラス:ビートルズ』とクレジットされていて、当時は“コーラス”と言った方がビートルズらしかったのかもしれません。


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針を落としてみると、・・スピードが速い!? ジョンが猛スピードで歌っています。
これはわざとスピードを上げているのかも・・。ジャケットに<ステレオ>と書かれていて、そのとおりステレオではありますが、非常に平面的な音。
昔のポータブル・プレイヤーで聞いたような、ちょっと“玩具チック”な音です。

ためしに、私が所有しているアナログLPレコードで同じ曲を聞いてみましたが、まったく深みが違い、圧倒的にLPレコード盤の音が良いのでした。
ひょっとして、このレコード、オリジナル・マスターテープから作成されたものではなくて、当時やっていたらしい先行してステレオ盤が出ていたアメリカ盤からの“盤起こし”なのか!?
ビートルズを当初日本でプロデュースしていた髙嶋弘之さんも、「そういうことはあった」とおっしゃっていますので、そういうことかもしれません。んでもって、少しスピードを上げてよりポップな感じで聞き易くしたとか・・(^_^;)

アンド・アイ・ラブ・ハーなどは音程が変わっていることに気づくくらいです。

聞き比べて、私が持っているLPレコードの同曲がFM放送の音だとすると、こちらコンパクト盤の音はAMラジオみたいな音、と言えばわかりやすいでしょうか。

逆に言うと、当時はこんな音で皆聞いていたのかも、なんて懐かしい雰囲気も感じてノスタルジックになるのでしたd(^_^o)

結論、どんな風に聞こえてもビートルズはいいっ!!・・でした。

2016/11/14

何度でも起こる暴走車の突入

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テレビ、ラジオ、新聞などで一週間と置かずにアクセルとブレーキの踏み違えなどで起こるクルマの暴走、そして歩道や店舗などへの突入事故が報道されます。

それで大ケガをしたり、命を落としたりした人はたまったものではありません。

私の職場の駐車場から車道へ出るところでも同様の事故がありました。
駐車場から通りに出た途端に急加速した乗用車がそのまま向かい側の歩道に乗り上げ、さらに土手をのぼり桜の木にぶつかり仰向けにバック転!、歩道上に亀がひっくり返ったようになって・・。
ものすごい音にあわてて周囲の人たちが飛び出し、おそるおそる「だいじょうぶですか?」とたずねると、「だいじょうぶです」と老夫婦が這い出してきました。
たぶん、アクセルとブレーキの踏み違えだったのではないでしょうか。車道に出る前にブレーキを掛けたら、それがアクセルだった・・。

「ふんわりアクセルeドライブ」なんて言っている団体があり、それに世間的には同調している団体、人が多くありますが、何年も前に最初に聞いたときに「なんて危ないことを言い出したんだ」と思いました。
要するに動き出す際、アクセルをすぐに踏まずに右足を宙に浮かせる時間を長くしてクリープなどの這いだしで始動し、その後アクセルを踏んで加速せよ、そうすればガソリンをあまり使わずに済む・・という、あまりにも愚かで稚拙な考えです。

宙に浮かせた足が“迷い”を誘発するのです。老人だけではない、若い人だってちょっと周囲に気を取られると一瞬、自分の足がどこを踏もうとしているのか、どこに浮いているのか判断できなくなるのです。・・オレは大丈夫!なんて思っている人、あなたのような人が事故を起こす可能性があるのです。

ガソリンの節約、省エネ運転はクルマにまかせればいいのです。それほど日本のクルマは頭がどんどん良くなっている。人によって差異があるのに、“ふんわりアクセル”なんて小細工を個々にやらせるなんて何を考えているのかと思います。たぶんクルマの運転なんてほとんどしたことのない“頭の良い人”が考えたのでしょう。

ほどよく加速し、すぐに流れに乗れる、しかもガソリン消費量は少ない、そんなことクルマ側でいくらでもできるし、実際そういうプログラムのEPI,EFI,PGMFIになっているんじゃないでしょうか。今や電気も手伝ってくれるのです。

むしろ今後は自動運転と共に、“踏み間違え事故”だと判断し、クルマを停止させることを研究した方が良いのではないかと思います。たぶんとっくに研究しているのではないかと思いますが。
昔、日産車で「あなたは居眠り運転をしています」と警告するシステムがありましたが、そんなふうに“踏み違い事故”特有の人の動き、クルマの動きを判断して自動的に制御するシステム、早く出来れば・・と思います。


【Now Playing】 土曜ワイド・ラジオ東京 / ナイツ、出水麻衣 ( TBSラジオ )

2016/11/13

どんな研修を受けるよりも人のモチベーションが上がる、映画「築地ワンダーランド」を見てきたぞ

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映画『築地ワンダーランド(TSUKIJI WONDERLAND)/2016年 松竹 監督:遠藤尚太郎』を見てきました。

豊洲新市場に移転・・するはずだった築地、その前に1年4ヶ月にわたり長期撮影し、徳川の時代に日本橋で誕生した日本人の魚文化が紆余曲折の後、築地市場に地を移したのが80年前。
江戸時代からの魚河岸文化、そしてこの映画の“肝”となっている仲卸の重要な存在を捉え、壮大にして繊細な映画でした。素晴らしかった!


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もちろん、小池百合子さんが都知事になり、豊洲の問題が噴出することなど想像もされていない状態での撮影、豊洲の“と”の字も出て来ませんでした。
映画の中でも言われていましたが、純粋に築地市場の世界で最高・・ではなく、「世界で唯一の存在」を余すところなく記録したものでした。


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タイトルにも書きましたが、私も職場でモチベーション・アップ研修を受けましたが、そんな座学などよりも、はるかに人として仕事をすることに対する誇りというか、人として仕事をすることの素晴らしさを感じることが出来る映画でした。
登場する“仲卸”の人たち、その使命感というかプロの生き方、そしてその仲卸と商売、取引ではなく、人と人のぶつかり合い、信頼で付き合っていく職人の姿、築地に魅せられる人たちの姿は大きな感動をもたらしていました。

「自分がいいものを売った、そこで終わりではない。最後にお客様の口に入り、お客様が幸せになったところで完結する。」という言葉の重さは映画に撮られているから言っていることではない、と、心に響きました。


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登場する誰もが、毎日が異なる、大きな流れの中で苦しんだりもしながら、生き生きとして築地で仕事をしている・・、一緒に見た妻も「ほんとうによかった、子ども達にも見せたかった」と言っておりました。


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築地の歴史的な側面についても語られ、古い貴重な映像も紹介されていましたし、築地市場が開始されてから現在に至り、そして現在も人々の食の変化に大きく動く市場と、仲卸、職人達の考え方と心意気、息を呑んでいるあいだに、あっという間に終わってしまいました。

何か自分の社会の中での存在や、仕事とどう対峙していくか、など悩みを持っている人にも力強いヒントを与えてくれるような作品でした。
“超おすすめ”映画としてご報告いたします。


【Now Playing】 大人のジャズタイム / 島崎保彦 ( ラジオ日本 )

2016/11/12

【はっPのアナログ探訪_0121: 白い冬 / ふきのとう ( Single )】

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今回のアナログ探訪は、「ふきのとう」というフォーク・デュオグループの『白い冬』です。
中学生、高校生などになって、ギターを弾いてみようなんて思った方は、当時この「白い冬」などを雑誌についていたコード付き歌詞カードなどを見てジャンジャン・ジャカジャカ弾いていたんじゃないでしょうか?!(*^^*)ま、私もそうだったんですけどね・・。
でもって、全然こんなレコードみたいに弾けなくて挫折するわけですよ。

まずフォーク・ギターはスチール弦が太くて、指板から弦もちょっと高いところにあって、押さえるだけで大変なんです(T_T)
指が痛くてマメができて、「ばかやろう、もう二度と弾くもんかっ!」って投げだし、また一日二日経つと、弾けるかも・・(^_^;)なんて、また弾いてみるのです。で、また指が痛くて泣きたくなるんですよ、これの繰り返しd(^_^o)


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ふきのとうのやさしい歌声と、よく聞くと泣きのエレキギターも入っているサウンドは、今聞いてもしみじみといいものがあります。。
アコースティック・ギターは、あくまで上品に爪弾かれ、ドラマチックな曲展開、女性にふられた歌だったんですね、それでもって秋から冬になり、「迎えつつあるは悲しい白い冬」って歌ってたんだね、指が痛くてよく聞いてなかったのが今わかりました。

今も時々ラジオなどで掛かることがある、フォークの佳曲をあらためて聞いてみたのでした、私のギターの想い出と共に・・。

2016/11/11

【はっPのアナログ探訪_0120: Game Is Over / 小田裕一郎 ( Single )】

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1980年代半ば、様々なカッコイイ若者向けのスポーツを紹介する「DO ! スポーツ」というテレビ東京の番組がありました。
名前はよく覚えていないのですが、たしかエレナともう一人なんていったかちょっとサーファーっぽい日焼けした女の子二人が様々なスポーツを体験しながら番組が進行していました。

番組中では、ネーナやシンディ・ローパー、ヴァン・ヘイレンなどの曲がよく掛かっていて、当時のテレビ東京とは思えないふんだんなロケもあり、楽しい番組でした。


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このシングル・レコードは、その番組のテーマ曲として使われていたものです。
いかにも80年代っぽいサウンドが懐かしい。

今、レコード盤で聞いてみても、クリアで爽やかなサウンドが今にない独特なものを感じさせてくれます。

覚えている人・・いないだろうなぁ(^_^;)

2016/11/10

「オーディオ小僧のいい音おかわり」を読んだ

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『オーディオ小僧のいい音おかわり/絵と文:牧野良幸((株)音楽出版社)』を読みました。
牧野さんの著書(絵と文)は、過去に牧野さんが少年時代から聞いてきたビートルズのレコードの話をまとめたものを二冊、このブログでご紹介しましたが、今回はオーディオについての牧野さんの様々な経験をまとめたものです。

面白かったエピソードのひとつは、アナログ・プレイヤーの「ガラード301」を手に入れてからの牧野さんの様子です。
ガラードで聞いた音をイラストで表現している部分があるのですが、実にリスナーの眼前に広がる音の世界がわかりやすく描かれていて、「そうか、こんな感じに劇的に変わるのか」と、私もちょっと高価なプレイヤーに心が傾きかけてしまいました。

フォノイコライザーや、カートリッジも取り替えて試しているのですが、それも私は一度も経験していない羨ましい光景でした。そういう楽しみってあるよなぁ・・と、またも憧憬のまなざしでイラストに見入ってしまいました。

それから、今まで読んできた牧野さんの本では登場してこなかったクラッシックの世界についてもふれられていて、牧野さんが息子さんとオペラを聴きに(観に)、ドレスデンやプラハを訪れるシーンもあって、私には未知の世界が繰り広げられ、「今後、そこまで行くかな、自分・・」と思いましたが、そこまでいくと人生のスパンが足りないような気がしてきました。・・今後の課題といたします(^_^)

後半、多くの部分を割いて、私が気になってはいるが、まったくどうしたらいいのかわからない“ハイレゾ”の世界に突入する牧野さんのオーディオ世界が描かれていました。

・・まったく聞いたことが無いのです、ハイレゾ。
牧野さんが紹介している文を読むと、明らかに今まで聞いていた世界とは異なる音が聞こえているようです。しかも、クラッシックや既存のロック、ジャズなどの録音について多くふれられているのですが、かつての歌謡曲についてもハイレゾ音源がたくさんあるという・・。
これも、そこまで足を突っ込んでしまうと、オーディオの底なし沼にはまり込んでしまって、「楽曲そのものを楽しむ」という私の基本姿勢が大きく崩れ、私の音楽人生が楽曲中心から音の世界中心に遷ってしまう懸念を感じました。

もうちょっとハイレゾは待ってみようかな・・というところです(^^;)

というわけで、牧野さんの本はいつも楽しく拝見しています。今回もあっという間に読み終えました。結局、楽曲も楽しむし、オーディオ的にもほんとうは楽しみたい自分を発見しちゃいました。


【Now Playing】 ラジオ深夜便 / 村上里和 ( NHK-AM )

2016/11/09

トイレに日めくり

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今、我が家のトイレには義妹からもらった『ほめくり、修造』という、あの“熱い男”松岡修造さんの日めくりになっている「頑張る心を応援する本気のほめ言葉」というものと、もう一つは妻が買ってきた『こんまりのときめく毎日』という、これも日めくりになっていて、「片付けによる日々のときめき」みたいなことが綴られているものが二つ(^^;)掛けられています。

最初はなんじゃこりゃ、と思ったのですが、長女も言っていたのですが、「修造、いいこと言うじゃん」ということになりました(*^^*)

「お疲れ様?NO,NOお元気さま!」・・朝一番からお疲れ様なんて声を掛け合っていると変な気持ちになる・・元気に見える人には、ありのままに伝えよう、そして元気がなさそうな人には元気になってもらおう。今日からこう言うよ。お元気さま!」
・・・d(^_^o)やるなぁ修造。
毎朝、元気出ちゃいます。


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そして“こんまり”こと、近藤麻理恵さんの日めくり。
こんまりさんはたしか米「TIME」誌で、世界で最も影響力のある100人に選ばれています。アメリカで155万部突破の“片付け本”のベストセラーを出していて、たまたま昨日大河ドラマ作家の田渕久美子さんがラジオに出ていて、この“こんまり”さんの本を読んだばかりだが、大きな衝撃を受けたとお話をしていました。実にタイムリー!

こんまりさんのモノの捨て方は、ときめくか、ときめかないか、・・(^_^)私も少しうなった・・。

日めくりを毎日見ていると、モノに対する感謝の気持ちや、日々家にいるときにリラックスできるような部屋、モノの状態にしておくことで人生が豊かに楽しくなる・・、そんな調子で書かれている言葉が、とても凜として爽やかです。

・・だから(^_^;)最初は“ウザい”と思っていた二つの日めくりが、結局めくるのが楽しみになっているのでした。
意外と小市民的というか、凡人な自分に気づきました(*^^*)


【Now Playing】 ラジオ深夜便 / 堀内孝雄他 ( NHK-AM )

2016/11/08

映画「小さな園の大きな奇跡」を見てきました

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映画『小さな園の大きな奇跡(Little Big Master/五個小孩的校長)/2015年 香港・中国 監督:エイドリアン・クワン 主演:ミリアム・ヨン』という映画を妻と見ました。

都会の有名幼稚園で園長をしていた主人公のルイ・ウェホン(役:ミリアム・ヨン)は、エリート教育に疲れ果て、退職を決意、大きな手術後であったこともあり、やはり仕事にひと区切りつけようとしていた夫と新たな生活を考えていた矢先・・。

元田村幼稚園という地方の幼稚園が園児も資金も足りず、園長・教員が辞職し、残されたのは代理教員1名と園児5名。
経済的理由で転園できない子どもたち・・、幼稚園は月給4500ドル(約6万円ほどの薄給)で園長・兼教員・兼用務員を募集。当然誰も手を挙げる人などいないときにルイ・ウェホン先生は、こんな大変な仕事はないと思いながら気になり、園長になることを決意します。


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園児達は、実際に行ってみると、皆何か心に大きな傷を持っていたり、家庭の事情から大変な苦労をしていたり、この5名の園児に通園を続けてもらうだけでも大変な状況でした。

そこからが驚きの実話映画化のこの作品の怒濤の展開です。

どんな目で見られようとルイ・ウェホン先生は力の限り、そして腫瘍摘出後の診察も出来ずに、それぞれの家族が持つ大変な問題に真っ正面から体当たりし、園児への教育の必要性を説きます。

荒み切っていたそれぞれの家族の状態、それぞれ個々の人たちとも心のつながりが出来て、最初は口もきいてくれなかった家族の人たちも先生に心を開き始めます。
そして、両親を失い叔母に育てられている園児の心の傷も少しずつ癒やし、夫婦仲を心配して両親から離れることが出来ずに通園できない児童にも、両親に全力で体当たり的に少しずつでも良い方向に向かえるように力を尽くします。

もう、どのエピソードも涙なくしては見られず、ハンカチは手放せず、泣きっ放しでした。


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そして5人の園児たちとの園生活は心温まり、今どきこんなストーリーの物語を見ることができるなんて・・と、かつては日本にもあった素敵な物語が今はもう消え果てたことにも気づき、心模様は様々に揺れ動きました。

園が廃止されることが決定的になっても諦めず、園児を見つける一般開放日を企画し、そのときには、あれほど先生を突き放していた園児の家族達が皆で協力してくれるという・・また涙・涙のシーンに。
そして、先生は病院へ行かずにいたため病状が悪化し、倒れる・・。

病気から復活した先生の最後の仕事は、ラストシーンの卒園式でした。
もう声を上げて泣き出しそうになるくらいの感動が全身にふりかかって来たようで、私は体をふるわせて泣いてしまいました。
そのときには、冷徹だった村の人々も窓からその卒園式を見て、皆泣いているのでした。

その後の話は・・、先生の最後の仕事は卒園式にならずにすんで・・ということになるのですが、とにかくもう途中から泣きどおしになりました、私・・(T_T)

子ども達の行動を見ているだけでも幸せになりました。
ほんとうにいい映画というものはこういうものだと、つくづく思いました。
大人も学生も、子ども達にも見てほしいと思ったのです。

もう、暴力や破壊、恨み辛み、そんなものばかりの映画には懲り懲りだと思いを新たにしました。


【Now Playing】 橋幸夫の地球楽団 / 恵俊彰他 ( TBSラジオ )

2016/11/07

【はっPのアナログ探訪_0119: She Works Hard For The Money / Donna Summer ( LP )】

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今回のアナログ探訪はドナ・サマーのヒット・アルバムです。
グラミー賞の授賞式でマイケル・ジャクソンや、シーナ・イーストン、ユーリズミックスなどと肩を並べてステージに立ち、ガツンとキメてくれたのを思い出します。

サウンドは80年代特有のエレクトリカルで元気のよいもの、グイン・グインと聞こえる輪郭のはっきりとしたベースの音も当時は流行りだったように思います。
ドラムもスネアはバシッと残響が少ないのに、タムなどは“ドッシ~ん”と長めの残響音、電子ドラムの“おかず”もご愛敬というか、これも流行っていました。
そして、曲中のシンセサイザーの使い方も直接的でわかりやすい!
今聞くと、“懐メロ”っぽくいろいろ思い出してしまいます(#^.^#)


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でも、ドナ・サマーの歌唱力はたしかなもの、どんな曲もパワフルに乗りこなしている感じです。
ある意味、アメリカン・ポップシーンの“良い時代”を具現化しているように思います。

じっくりと聞かせる曲になると、あおるようなセリフと共に彼女の唱法の様々な側面を聞かせてくれます。
シャウトもいいし、高音の伸びもいい、抑え気味に深みのある美声も含まれ、ボーカルの妙味を堪能できます。


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Unconditional Love というB面最初の曲などは、とてもリラックスしていて、スティール・ドラム風のシンセの音も軽やかに南米リゾートの雰囲気にひたれます。気持ちいいです、とても。そこでも彼女の軽い歌声と共に途中で見せどころのシャウトも入り、こりゃ最高っ!!

Tokyo という曲は、とてもロマンチックで、ボーカルも素敵ですが、東京での魅力的な紳士との出会いを歌っているようです。英語がよくわからないのではっきりしませんが・・(^_^;)
これもいい曲だねぇ。

なんかB面に入ると加速するかのように「どうだ聞いてみろ」というくらいの勢いを感じます。当時はBGM的に聞いていましたが、聞かせどころがたくさんあるアルバムでした。

2016/11/06

ラズウェル細木さんの読む“つまみ”の本、読んだ

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『[旨い!絶品、読むつまみ]ラズウェル細木のいざ晩酌!!/ラズウェル細木著(竹書房新書)』という本を読みました。
読むっていうか、味わったというか、実際にそのつまみを食べていないので、ただ腹がへっただけというか・・(^^;)

ラズウェルさんの「酒のほそ道」という漫画をご存知の方も多いかと思いますが、私が一番最初にラズウェルさんを知ったのは、ジャズのコンピレーションCDでした。
ブルーノートの4000番台のアルバム再発を記念して出されたもので、ラズウェルさんがレコード番号4000番台のアルバムの中からとっておきの曲を選んだものでした。
このアルバムは後々、私がジャズのアルバムを聞いていくときのガイド的な役割を果たしてくれました。選曲もプレイヤーも私の好みばかり・・(#^.^#)

・・おっと、話題がそれました。“つまみ”の話ですね。
八戸の鯖寿司やハモ、鯛のカブト煮などを作っていくラズウェルさんのお話も興味深いのですが、私には「ネギマ鍋」や「呑兵衛・湯豆腐」、さらにホワイトアスパラガスをスライスしてレンジでチン、柔らかくなったところをポン酢でいただく・・なんてシンプルなつまみが一番グッときましたd(^_^o)
そろそろ寒くなってきましたので、ネギマ鍋や湯豆腐で燗酒・・いいですねぇ。

おもしろかったのは、とんかつ!
とんかつと言えば麦酒、と思いますが、池波正太郎先生のエッセイによると、先生はとんかつ屋さんでは必ず日本酒を嗜まれたとのこと。
ラズウェルさんも不思議だなと思って試してみたとのことですが、「これが旨い」とのことでした(*^^*)

とんかつソースはウスターソースを日本風にアレンジしたものだから“合うんじゃないか”とおっしゃっています。
私も一度銀座の洋食屋さんに後輩を連れて行ったときに、彼がとんかつと一緒に日本酒を頼んだのをみて驚いたのですが、美味しそうに食べ、呑んでいるのを見て、これはひょっとして相性いいのかも、と感じたことを今思い出しました。

これから鍋がおいしくなりますね(^_^)、日本酒も燗がすすみそうです、さあてきょうは鍋かな・・日本酒を買っておこうか・・。


【Now Playing】 親父パッション / 伊東四郎・吉田照美 ( 文化放送 )

2016/11/05

星組・北翔海莉さん、妃海風さんのサヨナラ公演「桜花に舞え/ロマンス」見てきました

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宝塚歌劇・星組東京公演『桜花に舞え -SAMURAI The FINAL-(グランステージ)/ロマンス!!(ロマンチック・レビュー)』を見てまいりましたので、その報告を。

この公演は星組トップコンビ、北翔海莉(ほくしょう・かいり)さんと、妃海風(ひなみ・ふう)さんの退団公演です。
お二人のトップ期間はとても短く、正直、もう少しやっていてほしかった・・というのが本音ですが、仕方ありません、今回チケットは一回分しか取れていませんので、本当にお二人とのお別れとなってしまいましたが、目に焼き付けようと必死に見てまいりました。


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最初のミュージカル「桜花に舞え」は、明治維新の立役者の一人、桐野利秋を主役の北翔さんが演じ、彼が命を賭けて守り抜こうとしたもの、最後の侍の生き方を描いたものでした。
美城れん(みしろ・れん)さん演じる西郷隆盛はじめ、夏美よう(なつみ・よう)さんの大久保利通など歴史上の人物も登場し、維新の時代の歴史絵巻的な舞台となっていました。


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これがきっと北翔さんのやりたかったものだと思いますが、非常に個人的なことで申し訳ありません、“お門違い”は百も承知で書くのですが、「この国の未来を何とかしたい」とか、そういうこの舞台で物語られる「これが侍!男の生き様見せてやる!」みたいなことにまったく心が動かないのです。
会津の武家娘を演じた妃海さんとの、戊辰戦争で最前線にあった北翔さんが妃海さんの父であり会津藩士の命を奪うこととなりながらも、自ら負傷しつつ妃海さんの命を救うという、数奇な運命と、その後の男と女の情感みたいなもの・・そちらに重きが置かれていれば、もっと心動かされたと思うのです。・・個人的なことで申し訳ない、わかっているんですよ、「何言ってんだ」と思われても仕方ないことも。

あと、気になったのが、全編“薩摩弁”っていうんでしょうか、かなりの部分がリアルに使われていて、実際に4割くらいしか台詞がわかりませんでした。たぶんこういうこと言っているんだろうなという状態で舞台を追っていたので、けっこうたいへんでした。
当時の様子を迫真の演技で進めるには、こうした方がいいという結論に達したのだと思いますが、事前に史実などを調べて行かないと、台詞だけでストーリーを追うのはつらいのでは、と感じました。

北翔さんは力の限り、いつもそうですが、トップとして、一人のタカラジェンヌとして立派な舞台を見せてくれました。
妃海さんも相手娘役らしく、トップスターを支え、もちろん卓越した歌唱力も披露して、さすが実力派トップコンビだというものを見せてくれました。

ラスト近辺では周囲のファンの方々も“くすんくすん”と、涙をぬぐっていました。
私も、いつも全力の北翔さんらしい、真っ直ぐな演技と歌唱に感動していました。最後だとは思いましたが、不思議と涙は出ませんでした。
北翔さんらしい、さわやかな印象がそうさせたのだと思います。


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続いてレビューの方、「ロマンス」は、これも北翔さんがやりたかった、大好きなタイプのショーだと思います。
衣装も最近の宝塚では見ない、やわらかで、色彩も淡い印象のものを娘役が着て、ダンスも優雅でした。
実は私もこういうレビューがほんとうは好きなんです。
だから、北翔さんが宙組に居た頃の「Amourそれは」というふわっとした優雅なショーにも、最近見ないやさしいレビューだとうれしい思いをしていました。
そういう、たおやかなレビュー舞台に北翔さんの美しい歌声は映えます。
そしてもちろん妃海さんの圧倒的な歌唱力も光輝いていました。

ちょっと愉快なロックンロール・ショーみたいな部分もきっと北翔さんがリクエストしたんじゃないでしょうか。ああいう愉しい時間も北翔さんが大事にしていたことですよね。
真っ赤な衣装で、七海ひろき(ななみ・ひろき)さんと、礼真琴(れい・まこと)さんが娘役の衣装で出て来て圧倒的なダンスを見せてくれたシーンも素晴らしいと思いました。心の中になんだかうれしい興奮がこみ上げてきて、宝塚の、そして北翔さんのショーの良さをしみじみと感じました。
余談ですが、礼真琴さんの娘役、めっちゃ美人で可愛い!!この人は花組の明日海さんのように全身が宝塚的なものを身に付けているのだと思いました。

さらにドアのセットが現われ、組全体で迫力のダンスを見せてくれたシーンも星組らしいパワー感あふれるもので、最後にそのドアから北翔さんが出て行くところではちょっと涙腺がまずい状況になりましたが、こらえました(^^;)

星組はすでに次期トップスターとして、紅ゆずる(くれない・ゆずる)さんと、綺咲愛里(きさき・あいり)さんが決定していますが、お二人がダンスするシーンなども盛り込まれていて、明日の星組の様子が垣間見えました。
紅さんの今までに全くいなかったタイプのトップスターと、綺咲さんのこぼれるような美しさを持つ相手娘役、どんな星組になるのか、楽しみにしましょう。

うまく書けなくて申し訳ありませんでしたが、北翔さんと妃海さんの実力派トップコンビのラスト・ステージ見届けてきました。
短い期間でしたが、お二人ともありがとうございました。
堂々としたトップスターでした。劇場で素敵な時間を過ごせました。出来ればお二人とも、また新たなステージでお会いしたいです。


【Now Playing】 ナイツのちゃきちゃき大放送 / おぎやはぎ他 ( TBSラジオ )

2016/11/04

【はっPのアナログ探訪_0118: 美少女・リオ(Lio) / Lio( LP )】

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今回のアナログ探訪は、 Lio というポルトガル生まれのベルギー育ち、当時17歳のフランス語で歌うポップシンガーのアルバムです。
バックのバンドは同じベルギー出身で、ヒット曲も持ち、英米でも知られていたテレックスというエレクトリック・ロック・バンドです。


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邦題が「美少女/リオ」というこのアルバムは、とてもオシャレで可愛い。
歌詞カードの表紙はジャケット裏に切れ目の入った彼女の写真に着せる着せ替えの切り抜き洋服となっています。


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ライナーにも書かれていましたが、マンガとコカコーラ、それにミニスカートとデヴィッド・ボウイとブリジット・バルドー、それに猫・・、ブリュッセルの河畔にたたずむ濃褐色のロングヘアーの美少女・・そんなイメージが次々と頭に浮かんでくるような、そんな感じのレコードなのです。


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エレクトリック・ロックな感じではあるものの、ヨーロッパ的な潤いと愁いを感じさせる曲調は魅力いっぱいでした。そして今現在聞いても非常に完成度の高いものです。

「COMIX DISCOMIX」なんて曲はちょっと大人の妖しさまで感じさせ、とてもいい!

可愛さとフランス・ポップ的な楽しさと、しっかりとしたバックのバンド演奏、ヨーロッパの雰囲気漂う素晴らしい作品だと、あらためて聞いて思いました。

デジタルで聞いても面白いと思いましたが、これはCD化されていないでしょうね。

2016/11/03

【はっPのアナログ探訪_0117: Fleetwood Mac / Fleetwood Mac( LP )】

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今回のアナログ探訪はフリートウッド・マック、あの「噂/Roumours」というアルバムで爆発的大ヒットを飛ばす直前の作品です。
それでも、全英23位、全米では1位になっています。
「噂」に勝るとも劣らない素晴らしい出来です。
邦題は「ファンタスティック・マック」でしたっけ。ボブ・ウェルチの後釜となったリンジー・バッキンガムとスティーヴィー・ニックスの二人の参加が、既にボーカルとして存在していたクリスティン・マクビーの良さをさらに際立たせたように思います。
何よりもバンド全体が硬質なんだけどポップな感じになったのではないでしょうか。


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一曲目の「マンデー・モーニング」を聞いただけで、フリートウッド・マックの世界にどっぷりと突入です。いつ聞いても何年経ってもいいっ!

なんといっても全員が歌えるというのが素晴らしいことです。
そして、それぞれがそれぞれに強烈な個性を放っています。クリスティン・マクビーの「Warm Ways」も素敵な歌声を聞かせてくれます。

ロスアンゼルスで録音され、アメリカンな音なのに、でも、なぜかちょっと深みのある暗い部分も見え隠れする独特のムード、サウンドが当時たまらない魅力でした。
そして、スティーヴィー・ニックスの妖しくも可愛いルックスとボーカルもさらに魅力を倍増させていました。

ミック・フリートウッドのドラムも、叩き方、音の作り方、録り方がドラムを叩いていた私には衝撃的でした。ライブの映像などを見ても、まるで蜘蛛のような長い手脚でディープなドラムサウンドを作り上げていました。今聞いてもとてもいい。

軽快で明るい曲調から、深く思索的な曲、ふんわりとした質感の曲、縦横無尽のフリートウッド・マック、あらためて大好きです。

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アナログ盤では、かなり久しぶりに聞きましたが、やわらかなサウンドが意外と合います!(#^.^#)
軽快でパーカッシブな曲でもアナログ盤は逆に温かみと深みが出ているようにも感じました。
またこの探訪で別のフリートウッド・マックのアルバムを聞いてみたいと思いました。

2016/11/02

千葉市の老舗洋食レストランが閉店しました

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千葉市中央区の洋食レストラン「ほてい家」が10月31日で閉店したと新聞に載りました。
私が生まれて初めて“洋食”を意識したのは、この「ほてい家」でした。
亡くなった父が千葉の中心街の会社に勤めていたので、小さい頃にほてい家に連れて行ってくれたことがあったのです。

昭和4年創業、老舗洋食レストランのハンバーグは“うまかった”・・それまで洋食らしい洋食というものを食べたことのない幼い私には驚きの美味しさでした。
父も自慢して食べさせてくれたのだと思います。
まだファミレスなんてない時代です。

空襲で焼失した「ほてい家」は、昭和47年に現在の建物が再建されましたが、配管、空調の老朽化により閉店を決断、と新聞には書かれていました。
87年の歴史に幕が降りたのです。

今でもランチの時間に行くと、お客さんは楽しそうに時間を過していましたし、私自身も職場の歓送迎会などにも何度か利用いたしました。
家族的な雰囲気がありましたねぇd(^_^o)

詳しくは存知上げないのですが、また建物も再建されるのだと聞きました。
そしたら、またあの味を楽しみに出掛けようと思います。
川沿いに建つ、風情のある千葉の名店でした。


【Now Playing】 ナイトエッセイ・心温まる南国の音色 / スティールパン奏者・珠(たまき) ( NHK-AM )

2016/11/01

【はっPのアナログ探訪_0116: フレンズ / レベッカ( Single )】

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今回のアナログ探訪はレベッカのフレンズ。
懐かしい人にはめっちゃ懐かしいことと思います(#^.^#)
たしか去年の紅白にレベッカが出て来てこの歌を歌いましたよね、あれからウン十年、時が経ったことを実感しました。

レベッカはボーカルのノッコさんの独特な高い歌声と、その切迫感ある演奏が魅力でした。
今、あらためて聞いてみてもあの切羽詰まったような“ギリギリ”感がたまりません。
なんか、窒息しそうです。たしかライブのタイトルが「窒息ライブ」だったような記憶があります。


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そして、私はドラムを叩くので、このレベッカのドラムにはたいへんな魅力を感じていました。
ご本人のドラム雑誌でのインタビューなども当時読んでいたのですが、「とにかく全編強打!」というのが基本的な叩き方だったようです。
このレコードでも全部、全力で叩いていると思います。
ドラマーのあいだでは、二つの説があって、強く叩けば叩いたほど“良く鳴る”というものと、「叩き方の問題で、どんなに弱く叩いても“スターン”と鳴り響かせることは出来るのだ」という正反対の考え方があるのです。

実は私は後者の叩き方をしているのですが、でもこのレベッカのレコードを聞くと、“全力打撃”は、やはり効果絶大という気もするのです。
・・ま、信じて叩けばそれが一番、ってことなんですけどね(*^^*)

去年の紅白で注目したのは、ノッコさんはもちろんですが、ドラムが以前と同じように全力打撃なのかということでした。
目をこらして見てみましたが、全力打撃ではありませんでした。
やはり、年を経て、叩き方も変化してきたのだと思います。

今回は、ドラムの話になりましたが、そんなひとつの楽器にこだわった聴き方も面白いものです。

さて、次回はどんなレコードを聞こうか・・。

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