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2016/11/28

養老孟司先生の「かけがえのないもの」を読みました。

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『かけがえのないもの/養老孟司著(新潮文庫)』を読みました。
著者、養老先生は数多くのベストセラーを出されていますが、もちろん本職は解剖学者。
心の問題や社会現象を脳科学や解剖学の知識を交えながら解説をされ、私達にはふだん無い視点から色々と気づかせてくれることが多いです。

タイトルにある「かけがえのないもの」について、それは人の手が入っていないもの、と先生は規程しています。つまり、“自然”のことだと・・。
自然、子ども、からだ、それらは予測のつかないもので、それと付き合う方法って、かつて日本人は知っていたはずだとおっしゃいます。

結果を予測して、何事にも評価を追い求める、そんな生き方はつまらない。
先生は手帳に書いてある未来の予定さえも、「現在」だと言います。要するに一ヶ月後の約束があって、手帳に書かれていて、その日にいい話が来ても、それについていくわけにはいかない。予定がすでに決まっているから。
だからこういうのは未来ではなく、「現在」なのだと言うわけです。
つまり手帳に書かれているのは「現在」ですよってことです。

それに対して、「自然」は、まったく予測がつきません。
孔子の説教を読んでも、「詩を読みなさい、詩を読めば動植物の名前を覚えるから」と言っていると先生はおっしゃり、それは「自然」の反対である「都会」にいる人の考え方だと言っていて、ここに至り、私にとっても、わかったような、わからないような事態になってまいりました(^_^;)

でも、中国は紀元前2500年頃から都市文明を作ってきた、中近東もインドも古くから都市を作ってきた。都市は“四角い”ので、門が四つあり、仏の説法では、釈迦が都市を出ようとして四つの門を通ろうとすると、最初の門で「赤ん坊」に会い、次の門で「病人」に会い、その次には「老人」に会い、最後に「死者」会ったんだそうです。

都市の生活から一歩でも出ようとすると、「生」「病」「老」「死」という自分が抱えている自然そのものに出会う・・ということなのだ・・って、わけです。
そこで、「おおっ!!」と膝を打つ私がおりました。

今の日本社会の悩み、高齢化社会、エイズ、安楽死、脳死、末期医療・・それらが問題となっているのはまさに上記の四つが、自然との対峙が問題となっているわけです。
でも、先生はおっしゃいます。
「よく考えてみれば、みんな当たり前のことで、それを問題だというほうが問題なのです。すべて人間の持つ自然の姿です。」・・そうか、そういうことに今まで一度も考えが及ばなかったと思いました。これだけでもこの本を読んだ意味があったと感じました。

そして先生が都市を「四角い」ものだと例えていますが、私はここで思いました。
もはやその「四角い」ものは、スマホに至っているのではないかと。
都市に住み、都市の考え方で生き、それは今や自分そのものがあの小さいスマホに集約されているのではないか・・なんてね(※ここは私のオリジナルな考えです)。
“スマホの住人”となっているあなた、気づいています?!


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