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2016/11/13

どんな研修を受けるよりも人のモチベーションが上がる、映画「築地ワンダーランド」を見てきたぞ

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映画『築地ワンダーランド(TSUKIJI WONDERLAND)/2016年 松竹 監督:遠藤尚太郎』を見てきました。

豊洲新市場に移転・・するはずだった築地、その前に1年4ヶ月にわたり長期撮影し、徳川の時代に日本橋で誕生した日本人の魚文化が紆余曲折の後、築地市場に地を移したのが80年前。
江戸時代からの魚河岸文化、そしてこの映画の“肝”となっている仲卸の重要な存在を捉え、壮大にして繊細な映画でした。素晴らしかった!


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もちろん、小池百合子さんが都知事になり、豊洲の問題が噴出することなど想像もされていない状態での撮影、豊洲の“と”の字も出て来ませんでした。
映画の中でも言われていましたが、純粋に築地市場の世界で最高・・ではなく、「世界で唯一の存在」を余すところなく記録したものでした。


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タイトルにも書きましたが、私も職場でモチベーション・アップ研修を受けましたが、そんな座学などよりも、はるかに人として仕事をすることに対する誇りというか、人として仕事をすることの素晴らしさを感じることが出来る映画でした。
登場する“仲卸”の人たち、その使命感というかプロの生き方、そしてその仲卸と商売、取引ではなく、人と人のぶつかり合い、信頼で付き合っていく職人の姿、築地に魅せられる人たちの姿は大きな感動をもたらしていました。

「自分がいいものを売った、そこで終わりではない。最後にお客様の口に入り、お客様が幸せになったところで完結する。」という言葉の重さは映画に撮られているから言っていることではない、と、心に響きました。


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登場する誰もが、毎日が異なる、大きな流れの中で苦しんだりもしながら、生き生きとして築地で仕事をしている・・、一緒に見た妻も「ほんとうによかった、子ども達にも見せたかった」と言っておりました。


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築地の歴史的な側面についても語られ、古い貴重な映像も紹介されていましたし、築地市場が開始されてから現在に至り、そして現在も人々の食の変化に大きく動く市場と、仲卸、職人達の考え方と心意気、息を呑んでいるあいだに、あっという間に終わってしまいました。

何か自分の社会の中での存在や、仕事とどう対峙していくか、など悩みを持っている人にも力強いヒントを与えてくれるような作品でした。
“超おすすめ”映画としてご報告いたします。


【Now Playing】 大人のジャズタイム / 島崎保彦 ( ラジオ日本 )

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