ジョンの命日です
facebookなど、あちこちでジョンの命日にふれているものを見て、「ああそうか、そうだよな」とジョンの命日に気づきました。
写真は私が高校の頃読んだ本、『ビートルズ革命/ジョン・レノン(草思社)』です。原題は「Lennon Remembers」。
アメリカのロック紙・ローリング・ストーンがヤーン・ウェナーをインタビュアーにして、1970年12月に行ったジョンとヨーコへのインタビューをまとめたものです。
後に邦題は「ジョン・レノンの回想」になっていたかと思います。
私にとっては、ジョンの“生”の発言を直に感じた最初の本でした。
ビートルズを知り、ファンになり、ジョンもポールもジョージもリンゴも大好きになり、すでに解散していることにがっかりし、でも“後追い”をしていた頃。
だから、ジョンのビートルズであった自分に対する刺激的な発言に驚いたり、がっかりしたり、私の好きな曲をジョンも好きだった喜びもあったり、ドキドキしながら一喜一憂した大切な本でした。
まだソロ・アルバム「ジョンの魂」を出したばかりの頃のジョン、能弁です。
そんなことまで言うのかということまで、勢いにまかせて発言しているし、もうポールとレコーディングする理由はどこにもないなどという発言には胸がキュンと痛くなりました、当時・・。
ドラッグの使用についても赤裸々だし、自らビートルズ曲について「あれはクズ」みたいなことも言っていて、学生だった私にはつらく、刺激もあり過ぎでした。
でも、それがジョンだと思いました。
もし、ジョンが生きていたら、きっと一度はポールとステージに立ったんじゃないかと思います。楽しそうに、そしてポールをからかうように。
「ダブル・アルバム(ホワイト・アルバムのこと)の私が私自身です」という発言にうれしくなったことも思い出します。あのアルバムのジョンが当時の私の一番お気に入りのジョンでした。
もう一度ステージであのアルバムに入っているようなワイルドな曲、ブルージーな曲、シンプルな曲、そしてささやくような曲を聞きたかったな・・。
ということで、ジョンの本をながめつつ、偲んでいます。
ジョンの魂、永遠に。
【Now Playing】 Free As A Bird / The Beatles ( Rock )
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