みうらじゅんと宮藤官九郎の“ゆるじぇじぇ”対談本を読んだ
『どうして人はキスをしたくなるんだろう?/みうらじゅん・宮藤官九郎(集英社文庫)』という本を読みました。
これは、あの、みうらじゅんさんと宮藤官九郎さんの“ゆるくて”“真面目な”対談本です。
タイトルにもある「どうして人はキスをしたくなるのだ」という疑問にも真面目に正直に、しかも緩く、二人が話をします。
二人の初めてのキスのときの詳しい状況も包み隠さず話していて、まるで私も自分の時のことを自分が話しているくらい恥ずかしくなりました。
男ってものは、“カッコつけ”だから、適度に事実に装飾をして話すものだけど、この二人は“ベツモノ”です。
〇セックスにはどれくらい時間をかけたらいいんだろう
〇セックスのあとにはどんな会話をしたらいいんだろう
〇どうしてヤンキーは結婚が早いんだろう
〇友達と親友の境目はどこにあるんだろう
〇どうして40歳を過ぎると鬱になる人が多いんだろう
などなど、男のスケベさ、男のだらしなさ、情けなさ、全てを“もろ”に露出して話をしています。
笑っちゃうところも多いが、でもそれは自分もそうだから、ということで、私自身の恥ずかしい部分をこの本を読むことによって再認識することになったのです。ああ、恥ずかし・・(^_^;)
表面だけ読めば、“ふざけた”ように見えるのですが、でも、本当の自分の姿、男の姿をさらけ出しているからこその、そんな様子なのです。
だから逆に言えば、とても真面目な本なのです。なので、楽しい本となっている!!
私も日々このブログでいろいろなことをさらけ出していますが、決して嘘八百を並べ立てているわけではありません。正直に書くから笑われるのです。それでいいんだね、とお二人の対談で確認できたというわけです。
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