DVDで見たヒッチコックの映画「汚名(Notorious)」
映画「汚名(Notorious)/1946年・アメリカ 監督:アルフレッド・ヒッチコック 出演:ケーリー・グラント、イングリッド・バーグマン」をDVDで見てみました。
このブログでも紹介した公開中の映画「ヒッチコック/トリュフォー」で感心したヒッチコックの映画手法を実際に見てみたいと思ったのです。
スパイものと、恋愛ものと、スリラーが絡み合って、しかもテンポが速い。
今どきの映画でこのストーリーを撮ったら2時間半くらいになってしまうかもしれませんが、101分で見事に収め切っています。
「ヒッチコック/トリュフォー」でもピックアップされていた歴史に残る10分間のキスシーンもありました。あのシーンで主演の二人の関係が一気に深まるのですが、その後の二人の関係は非常に緊張感あふれるものになって行き、親密と疎遠が隣り合わせです。見ているこちらはどうしてよいのかわからなくなる・・。その計算されている関係と、二人を捉える映像が絶妙です。
もうひとつ「ヒッチコック/トリュフォー」で取り上げていた手のひらにある盗んだ鍵を偽装結婚した相手から見つけられそうになる行き詰まるシーンには、わかっていたのにドキドキでした。
とにかく、今、この現在においてこの映画を見てもスリリングで、テンポよく、登場する人物の描写は確かで、映像は斬新。
ケイリー・グラント、イングリッド・バーグマンは美男、美女ですが、その“いい男”、“いい女”っぷりが、さらに磨かれているように輝いていて、役者自身が持つ魅力も引き立てているという印象を持ちました。
もうひとつヒッチコックのDVDを用意してあるので、見たらまた報告しますね(゚ー゚*)。oO
本日はここまで。
【Now Playing】 嶌信彦 人生百景「志の人たち」 / 池澤夏樹 ( TBSラジオ )
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