『宝塚夜話・第五十夜 < 今年はもう一度初心にかえって見てみたい >について』
今年初の宝塚観劇は花組の「金色の砂漠/雪華抄」でした。
このブログでもご紹介しましたが、和物だったショー「雪華抄」も、ミュージカルの「金色の砂漠」も宝塚オリジナル作品の言わば“書き下ろし”でした。
それがまた両作品とも素晴らしく、きっと初めて見た宝塚がこの公演だった方も大満足されているのではないかと思える出来でした。
こういうその公演だけの作品というものが、私が初めて宝塚を見た頃は今よりもずっと多かったと思います。
そしてその作品が素晴らしく、心に残る作品だった場合は自分の宝物のように感じたものでした。
その“宝物”になる作品を演じてくれた組には特別の思いが残り、トップコンビにも深い思い入れを抱きます。
そういう感覚、大事にしたいものだと、新年初観劇の花組を見たときに思ったのです。
こうなると、そのトップコンビの演目を次から次へと追いかけて行きたくなり、あるひとつの組を中心にして宝塚全体にどんどん興味、楽しみが広がっていきます。
写真の宙組、朝夏まなと(あさか・まなと)さんと、実咲凜音(みさき・りおん)さんのトップコンビも数々の作品を見せてくれ、私の大好きなコンビですが、やはりオリジナルの「シェイクスピア」のミュージカルもよかったよなぁ・・ヽ(=´▽`=)ノ
実咲さんの退団公演となる「王妃の館」も浅田次郎氏の小説を元に、宝塚座付きの作家が作るオリジナル作品のようで、楽しみです。
宝塚を見始めた頃の、あの新鮮な気持ちを思い起こして今年はもう一度自分にとっての宝塚を再確認したいと思いをあらたにしております。
そうすることで、このブログも充実したものにできるかも・・なんて思っています。
確定ではありませんが、私の新しい“宝物”となった「金色の砂漠」は新人公演も観られる可能性がありますので、主役の綺城ひか理(あやき・ひかり)さんの「ミー・アンド・マイ・ガール」での主演以来の成長ぶりをご報告できたら、とも思っています。
それでは私も心をこめて観劇記を書きますが、読んでいただいている皆さんも今年の観劇が想い出深いものになりますようにとお祈りして今夜はここまで!
【Now Playing】 ラジオ深夜便 / 日本列島くらしのたより・佐賀県有田町 今泉正子氏 ( NHK-AM )
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