下ネタはオトナでなければ激論できない!(^_^;)
『下ネタの品格/文藝春秋編(文春文庫)』という本を読みました。
林真理子、柴門ふみ、田丸公美子、大石静、小池真理子、森瑤子、大宅映子、石田衣良、村山由佳、北方謙三、高樹のぶ子、出久根達郎、他まだまだいらっしゃるのですが、これらのお歴々が下ネタについて“熱く”(^^;)語るのです。えらいこっちゃ!!
一番びっくりしたのは、石田衣良さんと村山由佳さんの対談部分。
村山さんも石田さんも近年官能的な小説を発表していますが、村山さんは自分の性欲などについて隠すところなくどんどん話していきます。そして、「正直、ものすごく濡れながら書くわけですよ」( ̄O ̄;)と言われて石田さんは驚くのですが、逆に石田さんは勃ちながら書いたことはない、と言い切ります。
男として石田さんのそれは何となくわかります。仕事として集中してしまうのでそんな状態にはならないだろうな、と。
で、村山さんは・・濡れながら・・(*^_^*)書くわけで、それは男にはあまりわからない感覚かもしれません。
いきなり、強烈な話をしてしまいましたが、ここに登場する人達は「恥ずかしがったりしている場合ではないぞ、こちとら真面目に自分のエロについて書いとんじゃ!」っていう感じで、読んでいるこちらも恥ずかしがっている場合ではありません。
もうひとつ面白かったのは、北方謙三さんと高樹のぶ子さんの対談。
いきなりホテルの部屋番号を聞き出す北方さん、それを何気なくかわす高樹さん。
男のハードボイルドで、ストイックな性衝動を強引に説く北方さんと、ふ~ん、そりゃあんたが思っているような女ばかりじゃないし、私は違うから口説いても無駄・・みたいな(^^;)話のやり取りというか、撃ち合いが非常に楽しかった。
ふたりとも大人だから、こんなことについて熱く、しかも激論を大まじめに繰り広げるのです。私もなんとなくその気分はわかるような気がする。
とにかく、林真理子さんが“うぶ”に感じるくらいの“つわもの”達が、遠慮会釈なくエロ話、下ネタについて口角泡を飛ばして語り、自らの、あるいは今までの相手の性癖などについても語りだし、興味は尽きないというか、・・こりゃマジ面白いぞ・・と思ったのでした。
最近、夫婦のそのことについて、男女のエロについて、疑問や何か喉につかえるような事を感じているあなたっ!・・私もそうだが、とにかく一度読んでみた方がいいd(^_^o)
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