「日本人が忘れた季節になじむ旧暦の暮らし」を読んだ
ブックオフで買い求めた『日本人が忘れた季節になじむ旧暦の暮らし/千葉望著(朝日新書)』を読みました。108円!(*^_^*)
身近なところでは、年賀状に「新春」とか「初春」って書くけど、それってどうなんだろう・・って私も小学生の頃から思っていました。実際は冬なのに「初春」を慶んでいるわけです。でも、もともと「旧暦」では寒を抜けてほんとうに「迎春」、春を迎えていたんですよね。
三月三日のまだまだ寒いひな祭りも、旧暦では桃が咲く季節のお祝いである、と書かれています。
そうなんですよね、旧暦で見れば日本の四季の良さをあらためて感じることができるのだ、と著者が丁寧に書いているのがこの本なのです。
テレビで芸能人が俳句をひねり、それを有名な先生が採点するなんて番組がありますが、その中でも“季語”について先生が指摘することがあるのですが、そんなときも、「えっ、これがこの季節の季語なの?!」って驚くことがよくあります。
それもやはり旧暦を意識すれば解決するわけで、この本でも紹介されていますが、今でも売っている“日めくりの暦”に旧暦ではいつに該当するかが書かれていて、私もそれはいいなぁ、今度よく見てみよう、と思いました。
そうすれば、現在の新暦(太陽暦)で行われている行事なども、旧暦で行えば季節にあって、理にかなうものだったのだとわかることでしょう、そんな気づきも新鮮だと思います。
そうそう、スマートフォンのアプリに「旧暦アプリ」というものもあって、旧暦だと今日は何月何日かがわかるとも書かれていました。それもいいねぇd(^_^o)
月を見たりすることも少なくなった昨今、あらためて月の運行に基づいた暦(太陰暦)に目を向けてみるのもよいことだ、と感じたのでした。
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