『砥部焼』の魅力にあらためて気づかされた
NHKのテレビ番組に「美の壺」というタイトルのものがあります。
このあいだ録画して見ていたら、「砥部焼」について掘り下げていました。
砥部焼というと、器の“肉厚さ”と、持つ手になにか温かみを感じること、それに器に盛った食べものが冷めにくい、などという印象があります。割とどっしりとしていて、でも重過ぎず、手になじむ、そんな感じもありますね。
番組内でやっていたのですが、太い筆で描く絵柄も独特の魅力があります。
それに料理が映えるように思います。
で、写真のように実際に砥部焼に料理を盛っている様子が放送されたのですが、そのレストランを見ていたら、「あれ?ここは八千代市の“貝殻亭”じゃないか」と気づきました。
二十代の若い頃、当時の“大人”な彼女がおしえてくれた仏蘭西料理の素敵なお店です。
そうか貝殻亭は砥部焼を器として採用していたんだ、と今のこの歳になって気づきました。
思い起こすと、当時パンは貝殻亭内で焼いていて、パンの器はきれいな色の透き通るような貝殻に乗っていました。
そして、食後の珈琲の器は、給仕してくれた方が食事するときの様子を見ていて、その人そのものというカップを選んで淹れてくれました。
それが吹き出すくらいにその人そっくりな器を選ぶので何人かで行ったときには皆で大笑いになったものでした。
まだ続いていたんですね、貝殻亭。
また行ってみたくなりました。今度は家族で。
【Now Playing】 嶌信彦 人生百景「志の人たち」 / 瀬木比呂志 ( TBSラジオ )
« キジの雨宿りはこの中で | トップページ | 『blog版・PEN散歩』・・日曜は雨の一日でした。 »
「グルメ・クッキング」カテゴリの記事
- 銚子の「円福寺」お参りのあとは「丼屋 七兵衛」へ(2023.03.14)
- 「飲むぞ今夜も、旅の空/太田和彦」を読みました。(2023.02.18)
- 東海林さだおさんの「ブタの丸かじり」を読んだ。(2023.02.02)
- 「すすれ!麺の甲子園/椎名誠」を読んだ。(2023.01.27)
- 玉村豊男さんの「おいしいものは田舎にある」を読みました。(2022.12.16)
「趣味」カテゴリの記事
- 太田和彦さんの「書を置いて、街へ出よう」を読みました。(2023.03.15)
- アーティスト すずきらな さんの「1年でやりたい100のコト」にならって私も「1年でやりたい77のコト」をどんどん出してみた(#^.^#)(2023.02.11)
- 「趣味は何ですか?/髙橋秀実」を読みました。(2023.02.06)
- 「お茶席の冒険/有吉玉青(たまお)」を読みました。(2023.01.08)
- 「天才アラーキー写真ノ方法」を読みました。(2022.10.17)
「文化・芸術」カテゴリの記事
- おんじゅくまちかど・つるし雛めぐりに行ってきた(2023.03.03)
- 「亜欧堂田善 江戸の洋風画家・創造の軌跡」を見てきました。(2023.02.24)
- 「うさぎ展」に続いて飯岡灯台で行われている「新春飛躍大作展」のご紹介(2023.01.15)
- ブログでもご紹介、『あさひウサギ展』(2023.01.14)
- 「お茶席の冒険/有吉玉青(たまお)」を読みました。(2023.01.08)
コメント