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2017/07/11

映画「人生フルーツ」を見てきた

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映画『人生フルーツ/2016年・日本 監督:伏原健之 プロデューサー:阿武野勝彦 製作・配給:東海テレビ放送 出演:津端修一さん(90歳)、英子さん(87歳)ご本人 ナレーション:樹木希林』を妻と見てきました。


風が吹けば、枯葉が落ちる。

枯葉が落ちれば、土が肥える。

土が肥えれば、果実が実る。

こつこつ、ゆっくり。

人生、フルーツ。

これが映画冒頭で語られる言葉。
そして、晩年をその言葉どおりに生きたご夫婦のお話です。

『むかし、ある建築家が言いました。家は、暮らしの宝石箱でなくてはいけない。』

・・これも、津端修一さんが大切にしていること。

津端さんは、かつて大きな住宅や団地などの都市計画に携わってきましたが、風の通り道となる雑木林を残し、自然との共生を目指した計画は時代の“経済優先”という流れに抗えず、結局は理想とはほど遠い無機質な大規模団地になってしまいました。

でも、その団地の土地を自ら買い求め、自分の土地、家だけでも理想の形に近づけようとしたのが津端修一さんと奥さんの英子さんご夫婦です。

四季折々、庭でつくられた何十種の野菜、果実が、妻・英子さんの手で美味しいごちそうに変わっていく。
刺繍や編み物から機織りまで、何でもこなす奥さんの英子さん。
たがいを「さん付け」で呼び合う、麗しい夫婦の暮らしは、喜びと尊敬に満ち、その生活は工夫にあふれていました。

映画を見て、こんなに自然な気持ちに、落ち着いた気持ちに、よろこびに充ちた気持ちになった経験はありませんでした。

夫婦として、人として、社会を形成する人の一人として、こんな生き方ができればいいな、と本当に思いました。

今回一緒に見に行った妻も、私も、ある程度人生には失望する部分が多くて、互いに「あまり長生きしたくないね」と、よく話をしていました。
なんでそんなこと言うんだ、とそれが耳に入ったひとからは驚かれたり、呆れられたりしたものですが、でも「人生こんなにつらいんだったら、あるていどのところでさっさとおさらばしたい」というのが・・実は私達夫婦の本音でした。

映画を見終えて、二人で舗道を歩き出したときに、「長生きすることもわるくないって、きょうこの映画を見てはじめて思ったよ」と妻から言われ、私も同感でした。
人のことを考え、人から何かされたときのことばかり考えているから、そんな気持ちになってしまっていたのだな、と、この映画が気づかせくれました。

明日から少しばかり私達夫婦の生き方が変わるかも・・。


【Now Playing】 My Foolish Heart / Bill Evans ( Jazz )

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