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2017/07/05

「そばと私」を読んだ

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『そばと私/季刊・新そば編(文春文庫)』を読みました。
各界のそば好きが寄稿した「そばエッセイ」を集めたものですが、登場される方の多くが既に亡くなられていたりして、そばの話もさることながら懐かしい方々のお話が読めてうれしい本でした。

様々な方のお話を読んでいると、小さい頃には蕎麦をあまり食べたことはなく、就職して自分のお金で食べられるようになってから蕎麦を好きになったという人もけっこういました。
また小さい頃は蕎麦の味がよくわからず、あまりうれしくない食べ物であったりする人もいました。

この本の中で美味しい蕎麦の話が出てくると、やはり茹で立てを冷たい水でしめたばかりのものを食べたときのことが語られていて、私も美味しい蕎麦の思い出を掘り起こしてみると同様の経験がありました。
やはり、蕎麦はきりっとしたところを食べるのが一番かもしれません。

さらに、蕎麦は「うまい」と「まずい」がはっきりしていて、「まずい」ものはどうにも食べられなかったという話もありました。
これも同じく、私も「しまった、“まずい”店に入ってしまった」と衝撃を受けるくらいのまずい蕎麦を食べたことがありますが、こればかりは全部食べ切れませんでした。

だから、家族に「蕎麦でも食べようか」といいずらいものがあります。
旅先などでは、妻から「美味しいんだったらいいよ」と言われるけれど、“美味しいかどうかはわからない”のですから、困ってしまうのですよね。
でも、初めて入る店には度胸をきめて入らないと、「いい店」「いい蕎麦」に出会うことが出来ないのです。・・妻はわかってくれないので、結局旅先などで蕎麦屋に入ることはまずありません、残念。

この本のよいところのもう一つは、それぞれの方が思い出を語ってくれることで、その人が生きた時代、育った地域、家族環境、付き合った人達、などがわかってきて、より味わいものになっていることです。

蕎麦の話だけで300頁におよぶ“蕎麦好き”大満足のこの本、これまたおすすめです。


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